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2023 中之条ビエンナーレ紀行 続々

 中之条ビエンナーレ2023に行ってきた話、三回目。

nakanojo-biennale.com

 このイベントは広いエリアに展開されているので、決して一日では回り切れない。ある程度場所に制限をかけなければならないのだけれど、山間部にあるような展示場所は駐車場が限られている。そこで今年は混雑する「やませ」という場所までは「イサマムラ」という昔の学校の校舎を利用した会場からシャトルバスが出ている。丁度イサマムラでそのバスに遭遇したので乗ってみた。

 

 車窓からはこれぞ里山という風景を見ることができた。10分ほどのち、やませの下にあるバス停に降ろされる。今回初めてやませを訪れた僕、まさかここからえっちら上り坂とは知らなんだ。ひいこら!

                19歳女子はすいすい

          

     ようやく上り切り、お父さんはくたくた!こんな景色。

        

 このやませも昔の建物を利用した展示が展開されておりました。野外には電動式の作品が、ぐるぐる、ぐるぐる。

       

 古い民家での展示なんだけど、その中で異彩を放っていたのはこちらの展示。

   

異形の者たちが食卓を囲んでいる。そうして、一人分の席が空いている。ここに座って一緒に食え、ということなのだ。ちなみに作者によると、これらのキャラクターは「トリックスター」と言うそうです。さあ、娘、一緒にごはんを食べなさい!

              固形なので食べられませーん

    

            ねえねえ、今日学校で何あった?

    

              ほら、落ち込んでないで食べなよー

    

        ここには他にこのような不思議な部屋とかもある。異世界

       

 さらには足場が組んであり、屋根裏へと昇れる。少しこのハシゴがぎしぎしなっていて、怖かった。

           

 

           最初は難解な展示があるのだが

        

              

              さらに奥へ進むと!

   

 鹿登場!ああ、と思わず声を漏らしてしまった。

 この彫刻、毎年ビエンナーレで見てるよ!作者は西島雄志という方で、このように金属のパーツを使って動物モチーフの彫刻を制作していらっしゃる。

   

            興味を持たれた方はこちらもご覧ください    

幻想的な展示の後は階下の展示を再び鑑賞。灰を使った非常にもろい彫刻が面白い。そして更にはメッセージ性もある。

      石鹸が「におう」。鏡を通してみるのがポイント

       

            随所にこのようなことばが

 

      この瓦屋根群、小動物のための宿泊施設だそうです

       

 やませを堪能したあと、来た道を下ってゆく。下りの方がだいぶ楽。ちょうどタイミングよくバスがやってきてうまいことイサマムラへと戻る。

       

 

 イサマムラは先に書いた通り、近代的校舎を使った場所です。いきなり外にこのようなものが。これ最初、休憩場所なのか、展示なのかわからなくてプレートを確認して展示と理解しました。

        中には「BALI」と刻印された椅子がありました

 

 

 次にプールへ移動。小さな網が一面に貼られており、更衣室の中では映像作品(スズメバチがプールでおぼれている映像)が延々流れておりました。

 

 

外にあったこちら、展示かと思ったら、小学生が作った石転がしマシーンでした。しかしこれもある意味展示か。

       

 

次回でようやくおしまい

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