音楽と本

僕のカルチャーセレクトショップ

GWに100円CDバカ買いでGOGO!

 連休だからと言って、どこにも行かず、基本的に高齢の両親がひーこらやっているうどん屋を手伝う僕ですが、そのうどん屋の近くにはわりと大き目の中古ショップがあるのだ。そこは古着や漫画やフィギィアやミニ四駆など幅広く取り扱っており、僕はよくそこで思わず服を買ってしまったりしているのだけれど、そこに行くもう一つの目的として100円CDコーナーの充実がある。先月の記事や半年前の記事でも紹介しました。

先月の記事なのに2020年という致命的ミス

 

 


 かようにこのショップの100円コーナーは僕がかなり荒らしまくったので、もう目ぼしい商品はないだろうと思ってたのよ。

 

 ・・・その昔四十数年前、僕が小学四年の夏休み、田舎の親戚の家に一週間ほど泊まりこみ、同年代のいとこと毎日裏山へ行っては大量にカブトムシやらクワガタムシやらを探しにいき、最終的には五十匹近くを捕獲したことがあった。

 その大量の昆虫たちは冬になると皆死に絶えてしまったが、僕は翌年も同じようにその甲虫バブルよもう一度と山へ行った。ところがその年は打って変わって殆どカブトムシは取れなかった。僕がその山の甲虫を乱獲し、生態系を破壊したための当然の帰結であった。

 

 しかし!なんと近所の中古ショップは僕が荒らしたあとに、更に新たな商品を追加していたのであった。僕の少年時代の生態系破壊エピソードとは全く無関係!しかも強烈な布陣で!そうして再びCDを買いまくった結果がこれだ!

              それにしても買ったね

      

 4月29日から5月4日にかけて、22枚の100円CDを購入したぜ!これだけ買っても2200円!日本盤のCD一枚の値段よりやしい!

 

 それにしても今回は大豊作だったぜ。まずはヘヴィ/オルタナ系の充実が甚だしい。

 その中でも特筆すべきがこちらのシステム・オブ・ア・ダウンの二部作。

    

 両方とも日本盤ですよ。システムは当時二枚目まではリアルタイムで買っていたのだけれど、その後はあまり追っかけていなかったので速攻カゴにぶちこんだ次第です。

 

 青い顔の人のジャケットの「ヒプノタイズ」を先に聴いたんだけど、一曲目の「ATTACK」がいきなりの高速チューンでスゲエ勢い!

      

 これ、昔リヴィング・カラーの「Times Up」を聞いたときのインパクトに近かった。あの時も、うわスゲエ!と思ったもんだ。

          ま今となってはそれほどでもないのだけれど

      

 

 システムは政治的な主張はともかくとして、特殊なミクスチャーの手法でオリジナリティを確立している。もうホントにごたまぜといった言葉がふさわしい。え、そんな変なリフやメロディでロックをやるんですか?みたいな。一歩間違えばかなり間抜けな感じもする曲もあるんだけど、ギリギリのところで踏みとどまっている。

 こちらはもう一枚の「メズマライズ」のシングル。冒頭の変な叫びからのツテツテリズムからの変拍子と目まぐるしいリズムチェンジ。でもやっぱシステム、カッコいいな!

  

そうして次はメガデス二枚。

   

 特筆すべきは左側の「ピース・セルズ」アルバム。このアルバムについての思い入れはこちらで。

つい最近、この記事書いた。タイムリー!

 このアルバムは僕の中で彼らの最高傑作なのだけれど、既に持っているから最初は特段気にしなかったのだ。

 が、しかし。なんとなく雰囲気が違うことに気付き、裏を見るとなんとリマスター盤で、しかも四曲オマケでアルバム収録曲の別トラックが入っていた!こんなの買いでしょ!ただ、僕はこれを買った後、早速車で試聴したのだけれど、なんだかリマスターは音の分離が良くなって逆にショボイ感じがしたという印象・・・。しかもオマケの曲はヴォーカルラインが多少違う程度のもので、まあコレクターズアイテムですかね。100円だからお得だけどさ。  

 ちなみに他にもメタリカのキルエムオールとかレッチリのステディアムアーケイディアムなんかも100円で売っており、当然それは僕持っているのだが、あぶなく買いそうになったよ。

 CDコレクターの人なら分かると思うんだけど、こういう店で安く売られている自分のお気に入りアルバムとか、名盤とかを買いそうになる心理ってあるのよ。そうして買ってしまったのはスリップノットの1STやアルカトラスの2Nd。

  

 確かスリップノットはコピーでしか持っていなかったので、この機会に買いですよ。なお、他にも「アイオワ」「オールホープイズゴーン」等、当時発売と同時に日本盤を定価買いしたのが売っていた・・・。

       

 いやあ、当時ものすごいインパクトだったな。このPVもシャイニング風でいい。そしてこのアルバムで実は一番凶悪なのはこの「Get this」だ。

    

 間奏のカンニバルコープス風のプリングオフがムチャクチャカッコいい。隠しトラックとして「イーヨー」という曲も中々ヘヴィなんだけど僕はこちらのほうが好き。

 

 アルカトラス、インギーよりもスティーヴ・ヴァイの方が好き。それにしてもギタリストで全然アルバムが違うってのもどうよ。グラハムに音楽的主導権ないのか。

       

 北欧的様式美を追求したインギーの「Jet To Jet」よりも、スティーヴの乾いた、そして変態気味のこちらのスピードメタルのほうが僕にはしっくり来るのよ。

 

 あとメタル系ではAC/DCとKornも100円。

   

 AC/DC、30年位前に深夜のロック番組でホールロッタロジーのライヴを見たときのアンガスがすごすぎて度肝を抜かれたっけ。

      

 だって半ズボンの大人が縦横無尽にステージを駆け回り、延々ヘドバンしながらギターを弾きまくってるんだぜ。今見てもすげえ。この頃のアンガス、もう狂ってる。

 そんでヘルズベルズとかバックインブラックとか聴きまくっていたのだけれど、ヒートシーカーあたりでなんとなく聴かなくなったかな・・・。AC/DCって海外では絶大な人気があるから、そのレベルに見合ったコンサートができないので日本に来ないらしい、という話を昔聞いたことがある。

                  多分、観客が億くらいいるよね

  

 元ガンズのアクセルが知らない間に歌っててびっくりしたこともあるけれど、アクセルが巨大化しているのをみて更にびっくりしたっけ。

   

 シャナナナナナナナニー!とか歌ってた頃と全く別人!   

    

 あとはUKギターロック系をまとめて。

    

 フランツフェルディナンドとかトラヴィスとかのビッグネームから、活動歴が長いホワイトアウトまでも100円。フランツは実はちゃんと聴いたことが無かったのですが、年齢の割にかなり落ち着いたロックをやっている、という印象です。デビュー盤はストレートなロックだがもう一枚はデジタル化してましたな。

 

 次は鉄板の三枚。

  

  BeeGeesといえばやっぱりこれなんですよね。

 

 いやー、いいね!ステインアライヴ!そしていわずと知れたマイコーの「This is it」は二枚組みですよ。急性マイコー中毒になりそう。それから黒人のおばさんのジャケットはFreeSoulシリーズの一枚。このシリーズほぼハズレが無い。奇しくもどれもディスコ/ソウル系。

 あとは得体の知れないジャケットから内容を想像して買う系。

     

 緑のターボスタジオセッションズVol2は曲名とか「~Mix」というフレーズからテクノ/エレクトロニカと判断し購入し、正解でした。あと白ジャケの「ゴーゴンシティ」なるアルバムは一度家に帰って調べてから買いました。

           二人組のハウス系でカナリイイ!

  

 またしばらくしたらきっと補充されていることを期待します。

 

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