今年も中之条ビエンナーレが始まった。
僕はこのアートイベントに10年以上前から通い続けている。過去6年の記事はこちらです。面倒ですが、2017から順に見ていただくとイベントの変遷と僕の加齢と娘の成長を見ることができます。どうでもいいか。
2017年
2021年
2023年
何回行ってもこのイベントはオモロー!
では始めます。今回は娘中心に撮影しておりますのでよろしくです。
まずは「つむじ」という街の中央に位置する道の駅的な所に車を停めるのがベスト。朝九時に行けばギリ停められます。そうして毎年会うこの彫刻達。
まずは街中へ歩きます。もう使われなくなった店舗を会場にしておりますが、ピンクの小さな看板を目印に入店します。こちらは古い床屋を利用した展示。
インスタレーションというよりは、床屋の記録を一堂に並べたものという感じ。そしてこの路地はもう10年以上定点撮影している場所です。過去記事をご覧になった方はお分かりだと思います。
そうしていよいよビエンナーレの本領発揮!ドアを開けるないいきなりのこれ。
もうどう見ても映画「エイリアン」のノストロモ号じゃん。コールドスリープできるじゃん。さすがに中には入れないけど。
パネルもインタラクティブで、タッチすると何らかの反応があって楽しい。マザー!
何らかのケーブルがそれっぽくてよい
そんでこのコールトスリープポッドをのぞいてみると、若い女性がおりました。作者の方ですか?ちなみにこれは写真です。となりのポッドは紙切れみたいなものが入っており、冷凍睡眠失敗っぽい。
I TRAPPED UNDER THE ICE!
奥には機械っぽいものと女性宇宙飛行士が。ポッドの人ですかね。
次に酒蔵を利用した展示へ。ここは毎回暗闇と利用した興味深いインスタレーションを見ることができます。
二階へ上がるとうってかわってポップな展示。ここもかなり面白いです。
キャラクターの書き込みがものすごい
この酒蔵は何棟かあって、裏手にある展示などは見落としてしまう可能性があるかも。実際ここほとんど人いなかった。
今度はミュゼという地元の博物館へ。ここは毎年ほとんど展示はないのですがそれなりの展示の濃さで見る価値はあるよ。
毎回この展示の前で写真撮る 値打ちモノなんでしょう
つぎにトラヤなる店舗へ移動。
中之条ビエンナーレあるあるなんだけど、町が古いので、閉鎖された店舗なのか展示施設なのか、分らなくなってくるんだよね。だからもはやアートでないものまでアートに見えてくる不思議さ。それも狙いなのか?
トラヤの中はこんな感じです。
次に近くにある「吉田書店」へ。この展示は良かった。
中へ入るなり、得体のしれない祭囃子がこんこんちきちきと鳴り響く!
なんだこの異世界感!?不思議すぎる。
ここで僕は瞬時に万城目学氏の著作、「バベル九朔」を思い出した。
万城目氏の作品の中でもなんか異色な感じがするこの作品、主人公が迷い込む箱庭のような異界のイメージなのだ。読んだ人、分りますかね?ちなみにこの作品、その異世界の部分が文庫ではバッサリカットされており、作品の印象が全然違うのだ。作者本人はその描写が気に入らなかったらしいが、僕この場面でスピーカーから延々と流れる「ハイーッ!サイッ」というかけ声の民謡という演出が気に入っていたのだ。
そんでこの展示がまさにそのイメージで急に思い出したわけ。すいませんね、全然伝わらないと思いますが。民謡と異世界感の取り合わせが僕の読書記憶を呼び覚ましたようです。
私にはわかりませーん
今日はここまで。まだまだ先長いです。
写真200枚以上撮った。ストレージがもうない