音楽と本

僕のカルチャーセレクトショップ

さすらいのハードオフ110円CDギャンブラー

 お金をあんまり使いたくない。でもCDは買いたい。だから僕はせこせことハードオフで110円CDコーナーをチェックする。こういう習性が身につくと、例えば全然知らない輸入盤のアーティストのCDを買うかどうか迷ったときに、ある程度自分好みの音楽かそうでないかを見分ける力がつくんですよ。

 

 そういう能力を発揮して買った最近のCD。

               アマゾンで買ったものも含む

      f:id:otominarukami:20210220123708j:plain

 

     こちらはYOUTUBEを見ていたら欲しくなって買ったDIGITALISM

              アマゾンで1円で買えた(送料別)

    f:id:otominarukami:20210220123956j:plain

デビュー当時から聞いているこのテクノユニットも、もはや中堅。

                 何度聴いてもいい曲だなあ

    

 正直、この「POGO」のようなキラーチューンはないが、安定して聴けるテクノ系ポップソングが展開されている。でも緑色のMIXCDのほうが面白かったかな。

 

 こちらはメタル系2枚。

   f:id:otominarukami:20210220130505j:plain

左の牛の頭蓋骨ジャケットは2020年に新譜を出したLAMB OF GODだけれどそちらは買ってない・・・。そんでこれは何故か持っていなかった2ndアルバムですが、多分僕は新譜だといわれて聴かされても区別がつかないでしょう。彼らはある意味そういうバンド。必ずある一定の水準をもった作品を届けてくれる。ちなみにこのころのラムオブゴッドが一番好き。

                     星一徹か!

 

怒涛のように切れ味の鋭いザクザクゴリゴリのリフワークにものすごい手数とトリッキーなドラムが絡み合う独自のサウンドは中毒性がかなり高いです。

 もう一枚の黒いアルバムは、アマゾンで安いCDを探していたら評価欄に「エントゥームドに近い」と書いてあったので購入した「Total devastation」という北欧のデスコア系バンド。

                かなりやかまし

       

ほぼ知名度のないノルウェーのバンドで、買ったはいいが2回くらいしか聴いていない。あと同名のヒップホップユニットがいて、検索するとそちらが表示されて「全然メタルじゃないじゃん!どういうこと?」と変な勘違いを僕はしてしまいました。

 ノルウェーといえば北欧だが、その北欧の国フィンランドではこんな素敵な映画が作られていた。

  www.youtube.com

 未だ観てないんですけどね、予告編だけでもこれ絶対(僕にとって)面白いやつじゃん!登場するバンドがいわゆる様式美メタルをやっているのではなく、本気のデスメタルでありというのも素晴らしい。特に悲しそうな表情のメイクをしたベースのキャラが好感を持てる。

 

 こちらはジミーソマーヴィルのソロとテープスエンテープスというバンド。

   f:id:otominarukami:20210220132215j:plain

 ジミー・ソマーヴィルは80~90年代にかけてよく聴いていたなあ。ブロンスキ・ビートやコミュナーズといったUKエレポップの名ヴォーカリスト

               www.youtube.com

最初に彼を見たのは高校生の頃、マーク・アーモンドとデュエットしていたこの曲のPVであった。

                 この曲もよく貼るねえ

    www.youtube.com

マーク・アーモンドはおしゃれだなあ!この曲でジミーのファルセット(裏声で歌う唱法)を聴いた僕は、「なんでこいつはずっと裏声なんだ?」と思ってました。アルバムは20年以上前のものですが佳作です。僕が110円で見つけられてよかった!

 さてもう一枚の黒にカラフルな木のイラストが描かれたアルバムのアーティストは「テープスエンテープス」と言うそうなのだが、ジャケットからは全く音が想像できない。でも何となくオーラが漂っている。買おうかどうしようかと僕はジャケットをためつすがめつ見ていると、裏に小さく「XL Recordelig」という文字を発見。XLレコーディングと言えば、あのプロディジーを擁していたレーベルではないか!じゃあおそらくはUKテクノのなんとなくいいやつじゃないの!?と購入を決定。そうして実際聴いてみたら、テクノでもなんでもなく、インディーズギターバンドでした。

              でもこの曲はお気に入り

     

 まあまあいいじゃない。ハードオフCDギャンブル成功!

 この勢いに乗って。次のCDも当てにいくぜ!

  f:id:otominarukami:20210220135019j:plain

 右側の四人組が雑木林に向かって歩いていくジャケはダットサンズの2nd。ダットサンズは知っていたの迷わず購入。ド直球なニュージーランド産ロックバンド

で。1stアルバムのプロデュースはなんとツェッペリンのJpジョーンズだった。

             一曲目からこれ!テンション上がる!

      

 このアルバム、どの曲もハズレなしの名盤だった。元気が出るよ!

 こちらは鉄板の馬券だったが、あと一枚、大穴ねらいが左側の管制塔で撮ったかのようなジャケ写のアルバム。僕のCDギャンブラーとしての心の声が言う。

「このオシャレな感じは絶対心地のよいラウンジミュージックに違いない。買い!買い!」

 その心の声に従って買いましたよ。

 僕はCDを店で買って、それを車の中でおもむろに開封し、CDプレーヤーに入れて曲がかかる瞬間が大好きだ。まだ聞いたことのない曲たちとの出会いに心が躍るこの瞬間。さて、どんなオシャレサウンドが飛び出すんだ?そうして僕の耳に届いたサウンドがこちら。

      

 ラウンジじゃないし!Beatsteaksというゴリゴリのメタルパンクでしたあ。聴こえてくるであろう曲調と実際のサウンドとのギャップに、車の中で「全然違うじゃん!」と一人で爆笑。しかし結構カッコイイじゃないか!よくよく裏ジャケを見るとオフスプリングが主催しているエピタフというメロコアレーベル在籍だった。

 ジャケ買いのギャンブル性、醍醐味を低予算で味わえたのでよかった!

 

オアシスはよく知られているので割愛します。あともう一枚「ビーヒアナウ」も110円で買いました。オアシスやケミカルブラザースはよくハードオフジャンクCDで見つけるんだよねー。皆さん、見つけたら即買いですよ。

 

千円の予算でまた買いに行きます

kakuyomu.jp