最近入手のCDがタイトルどおりです。
まずは少し前に入手してから結構な頻度で聞いていたブリングミーザホライズンの『AMO』!
全英ナンバーワンも納得
発売前から公開されていたこの二曲からして傑作の予感がしていたが、ブリングミーザホライズンのニューアルバムとして期待を裏切らない出来だった。
ラストシーンはまんま「レイダース/失われたアーク」
車の中で久々に大声で歌った
前作からの流れからして、
個人的には彼らの最高傑作
きっと更なるエレクトロニクスの導入が図られているだろうと予測したけれど、全くそのとおりだった。オープニングは静かなエコーがかったシンセのメロディから始まり徐々にエモーショナルな展開になり、そのままプロモ曲の「MANTRA」へと流れ込む。僕のPCのしょぼいヘッドフォンで聞くのとは違い、車の中での大音量のこの曲はやはりかっこいいぜ!その後ほぼ打ち込みのエレクトロな「ニヒリスト・ブルース」などの曲が挟まれる。
画像がケミカルっぽい
僕はこういう音については何の違和感もないからすんなりと聴けるけれど、もはやデスコアの面影を全くとどめていないこの音を初期のファンはどう受け止めているのだろう。
初めて聴いたらこれを同じバンドだと思う人はいないよね
うろ覚えなんだけど、どこかのウェブ記事でロッキンオン系のライターの人が最早ロックに新しい流れはなく、新しい試みはほとんどヒップホップから生まれていると言っていたが、僕も同感。そしてまたブリングミーザホライズン自身もそう思っていることが分かる。インタビューを読んでも然り。
そして実際のアルバムに収録された曲がそれを物語っている。この曲初めて聴いたとき、何も知らされなかったらヒップホップ系のアーティストの新曲と間違えてしまうと思った。
オフィシャルでリリックビデオ出してるのね
どうです、まさか上記のデスコアバンドがこんなになるなんて。
タイトルそのものが「HEAVY METAL」という皮肉な曲(最後にはそれヘビメタじゃないよ!と叫ぶ)
このタイトルにラゼールというアーティストをわざと起用
があったりと彼らなりにロックの新しい姿を見つけようとさまざまな試みが感じられる。そうして最新PVがこちらの「MEDICINE」
相変わらず悪趣味を前面に押し出している。娘には不評
この曲のサビのバッキングセンスなんかは素晴らしいんだけどね。アルバムの出来とすれば間違いなく革新的で非常にクオリティの高いものなんだけど、どの曲もあまりに輪郭がはっきりしすぎているために飽きるのも早い。一部ではポップすぎという声もあるようです。
正直一時期すごい聴いていたのに今あまり聴く気がしないんですよ・・・。いや、またそのうち間違いなくまた聴くのだけれど、デフトーンズやNIN、スマパン、そしてメタリカといったロックの歴史を作ってきたバンドたちの傑作のように何度聴いても飽きないのかというと、それは微妙なのだな・・・。それはひょっとしたら、僕の感性の衰えかも知れない。常に新しい音楽を聴きたいと思っている僕だけれど、20代の頃にあった「うお、こんな音楽聴いたことない!」という感動をもう久しく味わっていないのです。かといって前述のヒップホップにそれを求めるかというと、やはり僕の感性にはそちら方面は反応しないのです。チャイルディッシュ・ガンビーノなんかはいいと思うし、ケンドリック・ラマーはすごいけど、やっぱりバンド形態か、テクノ・エレクトロ方面が僕の好みなのです。
つうことで、今頃知ったダーティ・ヴェガスを良く聴いているのです。
これ、ケミカルのプロモ見ていたらこれが芋づる式に出てきて、観たら僕好みのサウンドじゃないか。プロモも素晴らしい。
すぐにアマゾンで調べたら結構昔のアルバムで1円じゃないか!すぐに購入。あっ、そうそう、今も流しながらこの記事を書いているのですがなぜか唐突にピンクフロイドの「アナザー・ブリック・イン・ザ・ウォール」になっておや、と思った。
「THE WALL」の曲
こっちがモトネタ
そして不思議なものでこういうのは縁なのかねえ、近所のブックオフでセカンドアルバムを280円で発見。
CCCDって。安いし。
あと、良質のスラッシュメタルが聴きたくて、ちょうど安くなっていたオーヴァーキルの「IRONBOUND」もアマゾン買い。
安定のオーヴァーキル
愚直にスラッシュメタル一直線!ベテランの中でも傑作を常に生んでいる彼らは頼もしい。特にこのアルバム、捨て曲一切なしの名盤!
ワーオ!かっこいいぜ!ドコドコザクザク!
結局BMTHよりもこっちのオーヴァーキルを聴いてしまうのはやはり僕の加齢による結果なのでしょうか。
これこそヘヴィーメタルだぜぇ!