先月行くつもりだったのだが雨で先延ばしになっていた中之条ビエンナーレにやっと行ってきたよ。ビエンナーレとは簡単に言うと、街や建物の中に現代美術作品が展示され、それをあちこち見て回るアートイベントのことです。
最終日二日前に滑り込みセーフ。関越自動車道伊香保インターを降りて、さらに里山が身近に感じられるカントリーロードを通り抜け、たどり着いた群馬県は中之条町。まずは最近できたらしい道の駅で一服。早起きで既に疲れてますが、娘はアイスでご機嫌。
結構な歴史を感じさせるこの田舎の商店街は5年くらい前に一度訪れていてその時初めてのビエンナーレだった。
街の路地とかに突如アートが出現するおもしろさ。
その時、結構楽しかったので再び来たというわけ。現代美術好きの我々親子、さて何を見たか。まずは中田木材という場所へ行き色々と観る。
外観からして既に雰囲気。これ前来た時にもあった気がする。
この倉庫の横にいきなりアート空間出現。というか、最初作品かどうかの判断がつきかねたが、かろうじてプレートの紹介により作品と認識。
だって、紐がゆらゆら揺れているだけなので・・・
紐の奥にはオブジェらしき切り株。これ作品なのか?
ビエンナーレの良さは、作品を近くで鑑賞し、場合によっては体験できるところだ。あと、現代美術のアバンギャルドさに意表を突かれることもある。
材木倉庫を利用したアート。
この後、階段を登らされる。僕、これしきで息切れ。
娘はスイスイ上る。元気を分けてくれ!
さて、そうしてその先にあったものは。
何やら得体の知れない音を立てるオブジェ群と緑のレーザー光線。どうすりゃいいのさ。娘と???となりながら、階段を降りると、小さく入口と書いてあるのを発見。
これ、結構見落としている人いるよ。
中は映像作品で、森の様子が映し出されるビデオ。そのうちに木が突然倒れてハッとする。
こういう状況でこの奥が作品展示。何人もスルーしてた。
次に矢印に従って路地をゆくと・・・
突如現れたタイルアート!
・・・でもなんだかテイストが違わないか?どこにもプレートないし、ふなっしーとかどういうことだ?てか、これ作品じゃない!ただのタイル屋の手慰みだった!紛らわしいよ。面白いけどさ。
作品はこの先にある小屋そのものだった。
部屋全体にドローイング。わかりますかね?
中に入るとこのようにシュールな空間が広がっている。誰かの悪夢か?いいぞ!ビエンナーレ!
やはり、こういう作品がビエンナーレの醍醐味。異空間を味わえるよ!
予算が無いバンドがPVを取るのによさそう。
「落書きハウス」と勝手に命名。さて、この家を出ると横は駐車場になっているんだけど、突然こんなエリアが。
どうやら、前述のタイル屋関連のものらしいのだが
ご自由にお持ちくださいとのことなのだが
いったい誰がこれを持っていくのだろう、と思っていると
「おとうさん、持って帰っていい?」
ってウチの娘かーい!
そういえばこの子は幼稚園くらいの頃タイルを欲しがってホームセンターに行って一緒にタイルを買ったことがあった。まだその嗜好を持ち合わせていたとは・・・
荷物になるから、小さいの一つにして、というと、ムチャクチャ真剣に吟味し始める小4。
とりあえず1センチ大のものを2つ選んで移動。
「お母さんに見せるんだー」
となぜか上機嫌。まあ、いいか。
次に少し歩いて倉庫らしき所に入ると、なかなか壮観である。
光線がすごいでしょ。右の竹箒みたいなオブジェから水が、その下のお香みたいなものに滴って、このようにスモーク状態になり、ハッキリと光線が認識できるのだ。「レイダース/失われたアーク」のラーの杖で、インディが太陽の光を受ける場面みたい。
かなり幻想的な雰囲気で、訪れる人、皆感心。
これ、晴れの日じゃないとなかなか味わえないよね。運が良かった。
さてお腹が空いたのでどうしよかと思案。以前来た時もそうだったんだけど、食べ物屋事情はあまりよくないこの町。いきなり知らない町中華屋に入るのもなんだしな・・・。結局道の駅のパン屋とカフェのカレーで済ます。
カツサンド、食パンマンのフレンチトーストなどを買う。かわいい。著作権はいいのか。
食ってやる!
カレーは思いの他量があった。コメが五穀米だかでこだわりの味らしい。650円はまあまあ安いよね。同じものを頼んだインスタ女子が僕らの隣の席で、懸命にスマホで撮影していた。
続きは明日。写真178枚も撮ってた。整理が大変デス。
いつかハネる、と思ってハネナイ