2021年の中之条ビエンナーレに行った話のさいご。
さて、映画の撮影にもよく使われる、こちらも廃校を再利用した伊参スタジオがルートのラスト。ここも当然、四年前に訪れております。四年間に遊んだこちらの作品はいまだ健在。
ちなみに四年間の経年変化と人間の成長を見るとこう。
10歳 14歳
下の部分の白いコンクリがはがれております。そうして、四年たっても、やることは基本的に同じです。
50歳 54歳
こちらは、すわ遺跡がここで発見されたのか?と思いきや、大がかりなインスタレーションだった。
フェイクの遺跡を作るという発想と行動力がすごい
建物の中へ入り、階段を上ったところで現れるこの作品、一体なんだろう?
この人専用の板だった。
こんなん笑うでしょ。しかも、隣の部屋にはこれでもか、とでもいうように型を取った板が展示されていた。おもしろ!
あとはいくつかの部屋で展示されていたものをダイジェストでご紹介。
それにしても正直、何か所もこういうイベントや展示を見てきたので、僕はだんだん作品の形に慣れてきて、やや食傷気味であるというのも事実。しかしだ。最後の最後で、とてつもない展示に遭遇。
この建物には旧体育館があるのだが、その入り口から聞こえてくる「ドーンドーンドーンドーン!」という四つ打ちビートの爆音!なんだなんだ、凄そうだと思いながら中へ入ると
ドーンドーンドーンドーン!
このようにスクリーンが並べられ、インダストリアルテクノともつかない、重低音とビートが爆音で鳴らされている!群馬の山奥に突如クラブが出現!なんかすげえ!
作品は20分前後のものがループされているようで、僕ら親子は残り数分の所で入場したため、いきなりクライマックスを体験したのだ。あんまりすごかったので、もう一度最初から体験しなおしました。
あまりのおもしろさに、感に耐へざるにや妙な踊りを踊る父親
映像の内容は「潜水士」が海底で作業する様子の映像コラージュなのだけれど、音響と相まってトランス感がすげえ。娘そっちのけでスピーカーの真ん前で映像に没入する54歳。
この後、画面にとりこまれていきます。ビデオドロームじゃないんだから!
娘はもう飽きたのか、しゃがんでた。でも最後まで父親の酔狂に付き合ってくれました。よし、帰りは回転寿司だ!
少しは役に立つ中之条ビエンナーレガイド2021
終わり