今僕の履いているデニムの中で、育成中の一本がある。
ダルチザンSD301。お尻に豚と鯉と笹という意味不明の取り合わせの図柄
育成というのは、つまりはできるだけ履きこんで、自分なりに色落ちをさせていい味を出すという主にデニム好きの男性が嗜む趣味です。
このデニムは古着で購入したけれど、結構色が濃い状態でまだヒゲなどのアタリがそんなには出ていなかったのです。それで僕は家での起居を中心に、時にはこれを履いて寝るという結構な頻度でこのパンツを育てていたのです。
その甲斐あってか、最近多少イイ感じにシワがより、アタリも出始めて「お、これイイ感じになってきたな」と先行きを楽しみにしていたのだ。
そんで先日古着系のYOUTUBEを見ていたら、糊付けをするとゴワゴワになって、アタリが出やすいという情報を得たのですよ。糊付けは非常に簡単そうだったので早速買ってチャレンジしてみました。
今回揃えたグッズはこちら。
100円ショップで売っている洗濯糊と、風呂洗い用ブラシです。税込み220円。特に糊の種類にはこだわりなし。
まずはデニムを一回洗い、裏がえす。
デニム洗わない問題というのがありまして、徹底的にこだわる人は毎日履きこみ、一切洗わないというストイックな生活をしているようです。僕はそこまではハマっていないので適度に洗うことにしています。まあ、洗わないとやっぱり膝が出てきてちょっとシルエットも崩れたりするので。
さて、裏返したら、躊躇なくドバドバと糊をこぼすよ!ドボォ!
このとき糊を広げるのに手でやるのが常道らしいけれど、色々なサイトで調べてみたら別にその必要はないとのことで、僕は手がべたべたになるのを嫌ってブラシでやりました。
そうそう、作業は屋外です。それぞれに住宅事情があるでしょうけれど、風呂場とかでやってベタベタになるのもな・・・と考え、天気も良かったのでちゃちなピクニックシートの上にジーパンを広げてやってます。
矢印の内股縫い代部分には糊をつけません。つけると乾いた時にちくちくするということなので。それから、裾のロールアップ部分にも塗らない。その部分に糊を付けると、擦れて破れることがあるというのですね。
さて、両面に塗ったところで、干していきますよ。
楽しみだな。早く乾かないかな。
干すときの向きは、裾からにしたよ。股の部分の方が重いから、その重量で筒部分が伸びて、パンツがスン!となるんだって。これ、確か昔雑誌『bigin』(ビギン)に載っていた、デニムの干し方はこうだ!みたいな記事から得た知識。
干す際にもぺったんこに干すのではなく、このように筒状にして干します。何故かというと、これが乾いた時に、自立できるほどゴワゴワになるというから。デニムの自立見たいよ!早く乾け!
・・・さて数時間後。今日は陽気も良く、風もあったので数時間で乾いたよ。さあ、自立ごわごわデニム、カモン!
じゃーん
わははは、なんだこれ。おもしろ。
立ったよ!デニムが立ったよ!
ごわごわ!ゴワゴワ!ゴワ・ゴワガールス!
元ネタが解る方はそれなりのホラーマニアです。ぜひ友達になりたい。
ただ、これ裏返したらもう自立できなかった。残念。
ゴワゴワガールスのままではシワが寄っているのでアイロンをかけます。僕はピシっとしてなるべく膝が出ていない状態が好きなのだ。
なんということでしょう。よれよれだったあのデニムが、糊付けパリパリに復活しました。じゃあ早速履いてみるよ。
部屋で土足
・・・まあ、こんなもんです。いい色になったかな。
またガンガン履きこんでいい感じに育てるぜ!
バンドしりとり記事動画貼りすぎで重い