ようやく今日6日ぶりの休みです。すぐ明日また仕事。
新職場で2ヶ月目に突入し、ようやく少し慣れてきた僕だけどやはりストレスは大きい。絶対痩せたね。だって以前ちょうど良かったスラックスが結構ゆるゆるになって、ベルトの穴もゆるゆる。多分体重60キロ切ったんじゃない?
そうしてまた後6日連勤ですよ。土曜の休みは月2回で後は29日以降が休みになるという特殊な環境なので休みの恋しいこと!GW10連休とか関係ねえ!ああ、明日仕事いくのが嫌だ・・・。
とはいえ休むわけにもいかぬ。何とか今日一日で精神の回復を図ろうとして一日家にいました。まあ寝てるのもなんとなくもったいないのでこの間ブックオフで100円で買った森見登見彦氏の『聖なる怠け者の冒険』を一気に読みましたよ。
スイスイと読めます
森見氏の作品は『四畳半神話体系』から読んだけど
一時期アニメ版にもはまった
そのペダンティックな言い回しと構成の妙、そして個性的なキャラクターが独特の森見ワールドを構築しており、それは『夜は短し歩けよ乙女』でもいかんなく発揮されていた。
結局映画まだ見てない
まだ有名な『ペンギンハイウェイ』とか『有頂天家族』などを読んでいないので作品をそう語ることは出来ないけれど、この『聖なる怠け者の冒険』はいつもの安定の森見ワールド作品だった。『きつねのはなし』というまじめなホラー話もあるんだけど、僕読むの途中でやめてしまった。やはりどこかユーモラスで浮世離れしたキャラクターに世売るファンタジーが安心して読める。
ストーリーはいつものとおり京都が舞台で、一応主人公である生粋の怠け者、小和田(こわだ)君を中心に進むのだけれど実際彼はその表題どおりほとんど何もしない。いや、要所では活躍しますよ。でもむしろもう一人の主人公として日々京都で善行をかさねる狸のお面をかぶった「ぽんぽこ仮面」なる人物が物語を引っ張っていく。そして困った人を助けずにいられないぽんぽこ仮面はなぜか怠けものの小和田君を二代目に指名し無理やり跡目を継がせようとするのだ。
彼の意思とは関係なく、ぐうたら私立探偵や「五代目」と呼ばれるアルパカそっくりのなぞの男、先輩カップルなどが入り乱れて最後はいつの間にかファンタジックで、迷宮的な展開に突入。なんだこれ。ああ、でもそういえば基本森見作品はファンタジーだったなと思いながら最後まで読み通しました。そうそう、森見作品に欠かせない下賀茂幽水荘も登場するよ。
正直『夜は短し歩けよ乙女』ほどの没入感や面白さはなかったけれど、日曜の午後のつれづれを紛らすにはうってつけの作品でした。
そうそう、京都を舞台とする作品は万城目学氏も色々と書いているので不思議にリンクするんだよね。京大生が主人公だったり、登場する場所が似通ったりしているので。話の引っ張り方は万城目作品のほうが上手いと思います。
これは読んだほうが良いですよ。問答無用に面白い
そんであとTHE 1975をようやく今聴いています。とにかく良いね。
このライヴはすごい。エンタメとして最高峰のレベルじゃないか
この曲で彼らを一気に好きになった。サウンドも80Sを上手く取り込んだ最先端
ああ、明日仕事やだなあ。
読まれても読まれても特になにもなし