久しぶりに音楽のはなし。まああんま新しい分野を開拓はしていないんだけど、直近でよく聞いているのがこちらの
挫・人間「人間やめますか?」
調子のよいガチャガチャしたイントロから入って、ベースがガリガリ鳴る曲そのものが良いのはもちろんなんだけど、異様に曲調にマッチしたPVがまた中毒性があり、気づけば何度も見てしまっている。
走るメンバーのアニメがモノレールや線路を走るのが面白いし、女子高生の女の子の変な踊りのアニメから目が離せない。
そうして最初は意味がよくわからなかった歌詞も、ウィキでバンドの情報を知った結果、なるほどと腑に落ちた。バイオグラフィーを見る限り、かなりメンバーが流動的で、VOの下川君が必死に頑張っているようだ。そしてそのバンドの状態がそのまま歌詞に反映され、曲と現実がシンクロしなんだか切なくなってくるくらいだ。
「まだひとりぼっちだぜ」
「わしゃ怪物か」
のサビの後に短歌や心の叫びともいえる語りが入ってくるのも面白い。
他の曲も、なろう小説的な世界観やゲームといった現代のサブカルに通じる趣味が感じられて、日本独自のインディーズバンドの素晴らしさがいっぱい詰まっている。
決してメジャーにはならないだろうけれども独自の路線を頑張ってください。おじさんは応援します。とはいえこの曲は日テレの番組のエンディングに使われているとのことです。
そんで日本独自のバンドと言えばお気に入りの八十八ヶ所巡礼の新曲。
ニューアルバム出たね。DVD付きの豪華二枚組が売り切れで現在在庫切れ。予約しそびれて僕買えてない。
この新曲「幻魔大祭」は
先行して公開されていた「JOVE JOVE」
それから「狂感できない」
に比べるとなんだか地味な印象を受けたんだけど、何度も聴いているうちにじわじわと染みてきてあのオリエンタルなリフや、ドラムのケンゾー君が頭にビール瓶ぶつけて割るシンバルのタイミングとかが癖になる。
日本のバンドの中でもかなり特異な位置にいる彼ら、日本語ロックの可能性をまだまだ感じさせてくれる。
最近はあまり聞いていないんだけど、二三か月前には毎日聞いてたDr LIVINGDEAD
今時珍しいストレートで景気のいいスラッシュメタルを聴かせてくれる。アメリカのバンドかと思ったら、スェーデンのバンドなのよ。北欧メタルと言えばメロディックデスや様式美系のメタルバンドが多いけどそんな中スーサイダルテンデンシーズ直系のスラッシュをやっているのだ、まあほとんど日本での知名度はないが・・・。元気を出したいときに聴くと少し励まされるぜ。
そうそう、一時期何回も見てしまったサウスパークのデスメタルネタ。
サウスパークは一見かわいいキャラクターがとんでもない話を作っていく、そういうギャップの面白さが魅力のひとつであるけれど、これなんかまさにそれ。まあ面白いから観てくださいよ。
スタンマーシュ&クリムゾン・ドーンという、いかにもな名前のバンドがサウスパークの秋フェスに登場する。観客の大人たちが「まあなんてかわいいの」なんて呑気なことをいっているうちに、彼らは突然とんでもないテクニカルデスメタルを演奏し始める!唖然とする観客。最高。
僕も大学生の時同じようなことやってたのですよ。
学園祭でバンドメンバー全員おしゃれな服を着て「これから骨太のロックンロールを演奏します」とか言って20秒ほどスリーコードの渋い曲を演奏して突如メタリカの「バッテリー」をぶちこんだのだ。みんな笑ってたっけ。
ちなみにこのクリムゾン・ドーンは納屋で練習中、レコード会社の重役のおっさんに見出される!
曲は始まるとカラスがびっくりして飛んでいく
今日本でサウスパークを観るのはなかなか難しく、このエピソード全部観たくても観られない。あぁ、アマゾンプライムでやってくれないかなあ!
なんだかとりとめない記事だな