僕の大好きなバンド、スキッツォイドマンが、なんと2ピースバンドになった。
ほぼ一般的に知られているないバンドだろうけれど、非常にいいバンドだ。僕は以前からこのバンドをことあるごとに推してきた。
ただ、もう以前のトリオでのPVは封印したらしい。残念。
もともとこのバンドはあらゆるジャンルを飲み込んだいわゆるミクスチャー的なアプローチで曲作りをしていた。それを担っていたのはギタリストの、地獄貴族であり、かなりのテクニシャンであるワンダー久道氏だ。 下はトリオ編成でのライヴ。ずっと観ていられるテンションの高さ。このライブを見て改めていいバンドだなあ、と思った。
15分くらいしてやっと始まります。ぜひ見てねえ
メタルちっくなリフから曲が入り、サビですこーんと爽快感のある抜けの良い歌メロをぶち込んでくるのが彼ら(ワンダー氏)の曲の定型なのだ。そして中間部にはジャズのソロが入り、再び爆走ロックに戻るという力業を見せてくれる。
名盤ですよ!
そのサウンドの要であるワンダーが辞めちゃう!それぞれの事情があるのだろう。彼は去年こんな曲をソロで出している。
曲はシティポップス調だが歌詞はスキッツォイドマン的
さて、残された二人、BのキャプテンKTとDrの紅さそり嬢は二人でこのバンドの看板を背負った。しかしもう以前のサウンドでバンドは続けられない。そうした中出た新曲が冒頭の「夢幻の霊柩車」であるわけ。
それまでのミクスチャーサウンドから、ロック方面へと舵を切った(切らざるを得ないか)彼らの新曲はブラックサバスみたいな、今でいえばストーナーロック?
こちらはライヴ
もっと多くの人に支持されてもいいと思うんだけどなー。再生回数が少なくて、なんだか悲しい。ゲームをやるだけで何十万回と再生されている人がいる一方で、一生懸命魂を削って演奏している彼らはもっと報われてもいい。みなさん、ぜひ観てください。
そんで男女二人のツーピースバンドといえば、やっぱりこの人たちだよね、THE WHITE STRIPES。
この曲が一番好き。ナナナナナナナナ
ツェッペリンみたいなグニグニしたリフがたまらない。
あとはこのライブもかっこよすぎ。ジャックの衣装がクール!ハットから無造作に飛び出た長髪が男前をさらに上げている。僕は彼が世界で一番イイ男だと思います。
ケミカルブラザースやビョークのプロモ監督でもおなじみのミシェル・ゴンドリーがディレクションしたこのビデオは曲と見事に調和している。
撮影にどれだけ手間をかけたのだろう
そしてやはり極めつけはこの曲のPVだろう。短いけれど内容は非常に濃いです。
こういう作品を作れるセンスが欲しい
2ピースってイレギュラーだが、そこにバンドの工夫もあって、面白い。無理に音を厚くしようとはしないでそのスカスカな感じを逆手に取っているバンドもあれば、以前書いたベースとドラムのコンビであるデスフロムアバブ1979とかロイヤルハントみたいなゴリゴリのベースの音圧で攻めるバンドもいる。
先日公開されたばかりの新曲。相変わらずのブリブリベースが心地よい
こちらのバンドに関しては以前熱く語りました。
そうそう、ツーピースではないけれど、二十年位前にジョンスペンサーブルースエクスプロージョンを初めて知って「バンドってベースがいなくても成り立つんだ!」と目から鱗が落ちたことがあった。
ベボーロム!ベボーロム!
そしてこの曲が映画「ベイビードライバー」でかかった時の興奮!
開始2分程でクールに鳴り響くぜ
つうことでツーピースで思いつくまま書きました。
夜中の2時に何となく書きました。さあ寝よう