さて福井県までわざわざ車(ミニ・クロスオーバー)を取りに行き、上越市に一泊したもの好きな僕。
あまり大っぴらに観光するわけにもいかず、でもせっかく遠いところに来たのだからととりあえず上越市にある水族館「うみがたり」に午前中寄ってから帰宅することにする。
海沿いにある、新たにリニューアルされたという水族館
入口手前には、それなりの労力がかかったと思われるサンドアートあり。だが様々な海洋生物を盛り込んだ結果、まるで物体Xのようだ。
制作者に対してかなり失礼な感想
この施設を事前に調べたところ、あまり評判はよろしくなかった。入場料1800円の割にはコンテンツ不足だとか、過去にイルカが大量死したとか。もう一つの選択肢として町中にある科学館という手もあったのだが、やはり夏は水族館でしょう。
ここの一番の売りは、イルカショー。人数制限されており、なおかつ入口でちいちゃなオレンジ色のコーンを渡され、自分の席の隣に置いてソーシャルディスタンスをとる。9割9分家族連れという客層の中、おじさん一人で一番目立たない右上の端っこの席でイルカショーを鑑賞する。
開演前にはすでにイルカがスタンバイしており、時折跳ねては観客に歓声を上げさせていた。
インフィニティプールでイルカがうろつく
比較するのもなんだけれども、エプソン品川水族館のイルカショーの方が規模が大きく、迫力があった。イルカの体力を考慮してか、ショーの時間も10分ほど。でもそれなりに楽しかったです。
クルクルとジャンプしてた
あとは、もうなおざりだよね。ぱぱーっと水槽を眺め、混んでいるエリアは回避。何のために来たのかわからないが、つまるところ一人で来ても面白みナシ。
そういえば僕30年くらい前に一人で岐阜~富山方面を旅したことがあったのだが、やっぱり面白くなくて、富山の水族館で展示されている大量のホタルイカを見ながら「オレはこのホタルイカと一緒だ!」と訳の分からない鑑賞に浸っていたっけ。
そしてその状況にぴったりの「ホタルイカの光」。哀しく優しいいい曲
これは、アオリイカ。こういうのは見ていて飽きない
最初から期待していなかったせいか、鑑賞するこちらにもありがたがる意識が少なく、僕はあまり良い客ではなかった。トンネル式の水槽もあったが、やはりエプソン水族館を知っているので感動は薄い・・・。いや、これはこれでいいんですよ!
ただ、やっぱり地味という印象
ちなみに数年前訪れたエプソン水族館の通路型水槽がこれ。ノコギリザメが水槽にでんと乗っかっているのを下から見られるという迫力。
魚種も豊富。比べちゃ悪いが
深海生物の展示もあったんだでけど、なんだか暗くてイマイチよく判らなかった。タカアシガニが展示されていたのだけれど、青一色であの白に赤のラインが入ったカッコイイ姿は拝めず。
タカアシガニの展示でいえば、今は無き「よみうりランド」の水族館が忘れられない。もう30年以上前になるだろうけれども、暗い水槽の中、薄明りに照らされて微動だにしない数匹のタカアシガニの姿がなんだかエイリアンのようでドキドキしたのだ。
雑に展示を見た後には屋外エリアがあって、ペンギンが猛暑の中元気に暮らしていた。暑さでペンペンはだれ気味。
ちょっと嫌な感じで描かれている看板が好き
ペンギンってこんな感じで排泄するの?ちょっと怖え。いい感じの人工小道を進むとペンギンの屋外展示が展開している。
まあすぐ飽きたんだけど(甲斐がない)、この水槽は下からも見ることができます。
ちょっとわかりにくい、こんな入口があって・・・
そこへ入ってみると、円形の小さなドームがあって
優雅に泳ぐペンギンズが観られます。
そして出口の土産屋でそれなりに金を遣わされ、外へ出ると海洋生物ではない鯉の池がある。またこの鯉たちが貪欲で、ちょっとでも音を鳴らそうものなら偉い勢いでえさを求めて跳ねまくっている。
この状況でもすでに多いのだけれど
調子にのって手を鳴らした子供たちにより、さらに増殖。貪欲すぎる
滞在時間、約一時間ほどでした。さあ、家に帰るか。
ミニの旅とか言って、ミニ登場せず