今回は貧乏性の話です。
僕の会社への通勤途中に、JAファーマーズマーケットがあるのです。
リンクを埋めるほどのことではないのだけれど
そんで、たまたま何かのきっかけでこの店に寄ったとき、前日売れ残ったパン屋が五品まとめて袋詰めにして300円で投売りしているコーナーを発見。一品が大体150円~200円のパンが五品で300円!こんなの買うでしょ!
僕はこの袋詰めパンを「貧者のパン」と名づけ、朝食や会社でのおやつとして愛食していたのです。元がそこそこの値段のパンなので結構うまいし。
そうしてその貧者のパンの話を会社でしていたときに、それを聴いていた僕よりも20も若い同僚が「なるかみさん、僕の家近いんで俺もよくそれ食べるよ!それおいしいよね」(年齢は離れているが、彼とは妙に気が合って、現在タメ口聞くくらいの仲のよさ)と笑っていた。
その後も僕は貧者のパンを購入するためにたびたびそのJAに寄っていたのだけれど、みさなん、ほら、スーパーってある種の音楽をテープで永遠に流している場所があるじゃない。当然僕が物色する貧者パンコーナーにもその種の曲が流れているわけ。
その曲をなんとか伝えたくて、JAのホームページをはじめ血眼になって探してみたけどありませんでした。そりゃそうか。
ちなみにその曲を文字化すると
ポポポポポー、ポポポポポー、ぽぽーぽ、ぽーぽー、ポーポーポーポー
て感じ。伝わるわけねえか!
ああ、このメロディを皆さんにお伝えしたい!しかしそれは叶わぬこと。とにかくこの単調なメロディをオカリナらしき楽器が牧歌的に奏でているわけですよ。
そんで僕あんまりこの店に入り浸るようになったので、ふと何かの機会にこのメロディが頭をかすめるわけ。ポポポポポーってね。
それを何の気なしに例の若い同僚に伝えると爆笑!
「あ!その曲確かにかかってる!よくそんなの気付いたねー」
そして数日後、彼が言ってきた。
「なるかみさん、オレあの曲全然気にしてなかったのに、なるかみさんがあんなこと言うからずっと頭の中でポポポポーって曲が鳴ってるんだよ!いやだよ!」
だって。もちろん二人でげらげら笑いながら話していたのだけれど、その後たまに仕事が早く終ったときに彼が
「なるかみさん、今日ポポポポチャンスじゃない?寄らなくていいの?」
とか言うようになって笑う。なんだポポポポチャンスって。
ちなみにこの間、その貧者のパンがどうしても売れずに残っており、300円の袋がさらに安くなり、ついには150円で売っていた!貧者パンどころが最早極貧パン!当然僕は発見ただちにそれを購入し、彼に
「見て見て!今日オレ、極貧パン入手!」
と誇らしげに見せた。当然彼は爆笑。
さてこのところ会社がオンラインを使った業務内容に切り替えたため、出勤時間が変わり10:30~7:30という時間帯になった。この時間帯だとJAは丁度惣菜が安くなるんだよね。タイミングが合うと、本来一枚360円するとんかつが、四枚500円で買えたりするのだ!こういう時に沢山買いだめをして、冷凍しておくのだ!
貧者としてこのチャンスを逃す手はない。
そしてこのところ同僚と帰り際
「今日ポポポポチャンスだからオレ寄っていくかなー」
「なるかみさんも行くの?俺もカミさんに頼まれて買い物に行かされるんだ。じゃあとでね」
などと他愛もない会話を交わしていた。
ただ、この半額惣菜もタイミングが難しく、8時をまわると根こそぎ売れてしまい、売り物が一切ないということも多々あって、そんなときは心の中で「ポポポポチャンスロスト」とか呟いて、すごすごと帰るわけ。
そんなさなか、今日は久しぶりにちょっと早めに仕事が終ったので僕はすかさずポポポポチャンスをつかみにJAへと車を飛ばした。すると、案の定大量の半額惣菜がまだ残っているではないか!
「大ポポポポチャンスとうらーい!」
と心の中で叫んで次から次へと狂ったように半額惣菜をカゴに突っ込む僕は、貧困サラリーマンの王だ!とにかくやたらめったらに買ったのに会計はなんと1600円!やしい!それがこちらです。
いったい僕は何に突き動かされているのだろう
注目すべきは左端下の本マグロ寿司セット!980円が200円に!
そしていなり寿司セットに至っては50円!二個買ってしまった。
これを冷凍していつか食べるのです
これで当分食料には困らないのだ。でもまた明日早く仕事が終ったらポポポポジャンキーとして寄ってしまうかもしれない・・・・
なんだこの記事、くだらねー