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僕はハードオフジャンクCDディガー

  財産がそれほど無いので知恵で生活を潤わせようと僕は色々なことを試していますが、最近はその活動の一環としてハードオフの活用を自己に奨励しているのです。先月あたりはネクタイを中心とした服飾関係に血道をあげていたのだけれど、今月はジャンクCDにターゲットをシフト!ハードオフのジャンクCDコーナー、なんと一律100円!

             下の三枚はジャンクではないですが

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 音楽がダウンロード販売主流となった今、僕は前時代的CD人間としてかたくなに、ディスクという物理的形態にこだわっているのだ、レコード世代の人がそこにこだわるように。ブックオフも安いものは280円からあるけれど、ハードオフなら100円!タマ数は多くはないけれど、意外な鉱脈が埋もれていることがあるのです。そういうお宝を探すとき、あたかもヘッセの「少年の日の思い出」の少年が感じた如く、あのなんともいえない、むさぼるようなうっとりとした感じに襲われるのです。安上がりだね、こんなことでアドレナリン分泌させてるんだからさ。
 さて少々しみったれた話になってしまいましたが、年を重ねてやや色あせた僕の熱情のほとばしりの結果をいつものように世界に向けて発信!

 

左からは大槻ケンヂが一時期やっていた「特撮」の「ヌイグルマー」。          

               値札をはがすの面倒

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「特撮」は筋肉少女帯に垣間見えたスラッシュメタル成分をさらにぐつぐつと煮詰めた挙句、三柴江戸蔵のピアノをスパイスとして加えたハードコアなサウンドを展開していた。歌詞は、相変わらずの大槻ワールドです。

            数年前にしょこたん主演で映画化!

    「ヌイグルマー」という架空のヒーローのコンセプトアルバムで、一曲目からエンジン全開のメタルサウンドで素晴らしいのだが、なんとこのCD途中から音飛びがひどい!盤面を見るとえらい傷ついているではないか!ジャンクCDつったってこんな状態のものは初めて。いや、盤面チェックは必要ですね。「特撮」バージョンの「マタンゴ」が最後に収録されていてそれすごく楽しみだったのに聴けず!しかたない、こういうこともあるよね。
              いやすごいね、かっこいいね

    

 

  左側はデュランデュランのライヴCD。僕を本格的に洋楽に目覚めさせたこのバンド、中学生の頃は毎日聴いて、歌詞を覚えたっけ。そして中坊の僕はいったい何を勘違いしたのだか、風呂で彼らの曲を大声で歌い(自然にリバーブがかかるので)、あまつさえそれを録音して自分で聴いて「俺歌結構うまいじゃん」などとうそぶいていた。結局そのテープはどこかへ行ってしまったのだが、逆に今、それものすごく聴きたい。

          結構年いってるけれどまだやってて往年の人気保ってる

    CDの内容自体はさほどの演奏技術をもたない(ジョン・テイラーのベースは別格)彼らのライヴが堪能できます。ただ僕は昔あんまり聴きすぎたのでさほどの感動もなく、しまいには飽きて途中でやめた。
 

        次はこちら、UKギターロック系。オアシスにトラヴィス

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 なんとオアシス発見。僕初期はよく聴いていたのだけれど、4枚目以降はほとんど知らない。そんで久しぶりに彼らのアルバムを聴いたら一曲目からのインストが強烈にクール!オアシス、つうかリアムこんな曲作るんだ!そうしてあとは怒涛の名曲の連続。やっぱりスーパーバンドは違うよね。いまさらこのアルバムを聴いてこんなこと言っているのもなんだけど、ジャンクCD一期一会!100円で買わなきゃ絶対このアルバムを知らずに一生を終えていたな。 トラヴィスのアルバムは抒情的なアコースティックサウンドが主体のバンドだった。もっと普通のUKギターロックを想像していたのだけれど思いのほか透明感のある曲群が日々ささくれている心に染みわたったよ。

 

             次は3枚まとめていきます。

                どんなとりあわせだ

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 左上「ニューイディアソサエティ」つうバンド。よくわからないけれど、「激情ハードコアのDNA云々」と帯に書かれていたのでその筋のサウンドを期待して買い。サウンドはDNAは多少感じられたものの、なんというかスカスカでキュアーのポルノグラフィーの頃の雰囲気を現代に持ち込んだという印象。ベースが8分音符でブンブン引っ張りピアノやら申し訳程度のディストーションギターが時折鳴り響く。悪くもないがよくもなく、このバンド人気でないだろうなという印象。

          この曲はメランコリックなギターフレーズがいいね

     

 右上、ジョニー大蔵大臣率いる「水中、それは苦しい」の昔のアルバム「顔にやさしく」。ジョニー大蔵大臣のアコースティックギターのカッティングテクニックはおそらく世界一!

      医者の卵の殻ことアナーキー吉田(dr)がずっとこっちを見てる!

     安めぐみのテーマ」などの代表曲が収録されているが、音がイマイチでいかにもインディーズの録音という感じ。スネアの音がやたらとカンカン言ってるんだよね。このアルバムレンタルで借りて一時期よく聞いていたっけ。小学生の娘が「鹿の大群VS鹿」という曲をやたらと気に入っていたなあ。この曲の「そばから作ったおいしいうどん!」というフレーズは今聴いても吹き出してしまう。そうそう、僕のいとこがライブハウスでイベントをやったりしているのだけれど、そこによくこのバンドがブッキングされていてものすごく見たいのだけれど決まってそれは土曜日で、仕事的に休めない僕は結局行けずじまいで残念な思いを何度もした。

 下のなんともいえないさわやかなジャケットはコンピレーションなんです。J・CREW(服飾ブランドの名です)と書いてあるので多分そこに関連した企画ものなんでしょう。アンレノックスとかPOEとかすこし捻ったよい感じのチョイスでした。

 

 さてここまでが100円ジャンクCDですが、以下は普通にアマゾンで買ったCD。最近YOUTUBEアンダーワールドのこの曲を聴いたら「うおアンダーワールドがクラブジャズみたいなことやってる!」感動したのです。

              ここ最近聴いた曲の中ではベスト

   イマイチ全容がつかめないのだけれど、なんでも「DRIFT」という名前のコンセプト?の元、コンスタントに曲を発表していたようでその一環らしいです。

現在予約受付中

 ところが肝心のこの曲、ダウンロードのみでCDに収録されてないじゃん!じゃ買わない!安くなったら買う!
 つうことで安くなっていたこちらの二枚を購入。

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バーブラバーブラ
 

 彼らのアルバムの中ではあまり評判のよろしくないこの作品、確かに一曲目は「僕の」アンダーワールド史上最高につまらない曲で幕を開けます。よくこの曲をオープニングに持ってきたな。僕の感覚がだめになったのかね?まあその後の数曲は一定のクオリティを保っていましたが、以前彼らから受けたあの体が勝手に動いてしまうようなレベルのパッションは得られませんでした。とはいえ、こちらのイギーとの共作は素晴らしかった。

                やっぱこのリズムだよな!

    こちらもYOUTUBEで何度も見てはいたのだけれどようやく入手。こういうレベルの作品を作り続けるのって難しいんだろうな。

 

 さて最後はデスメタルバンドABORTEDの新譜。

     分かりますかね、ジャケットがデストロイ加工されてるんですよ

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 これはボックスセット。何が入っているのだろう

なぜか800円と安かったので買いましたよ。ベルギーのベテランデスメタルバンドなんだけれど、毎回安定のブルータルデスサウンドを聴かせてくれる。今回もハズレなし!

                 このPV観てすぐに買った

    一聴したときは、あまりに展開がぶちこまれすぎていてこちらの耳がついていかないくらいのめまぐるしさと熱量で少々疲れたのだけれど、二周目からはだんだんと慣れて心地よさに変わる。最近聴いた(つってもあんまり聴いてない)のデスメタルアルバムの中ではかなりのハイレベル!ぜひどうぞ。

 あとこのアルバムのタイトルが「テラービジョン」なんだけど、どうやら謎の電波をテレビとか映画館で見ると人が狂ってしまうというコンセプトなんだな。そんで中ジャケがえらいことになってる。

         まあ大体どのアルバムもこんな感じなんだけどね

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  スクリーンに「OBEY!」とか「CONSUME]とか出ているのは映画「ゼイリヴ」じゃん!

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こちらが「ゼイリヴ」ジョンカーペンターの傑作。主演はプロレスラーのランディパイパーで、道端で戦ってスープレックスとかやってて笑う。

       サングラスをかけると宇宙人に支配された本当の世界が見える

    

 

 カクヨムがアファリエイト入れるらしいけれど僕にはほとんど恩恵無いだろうな

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