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100円CDジャケ買い6番勝負 前編

 働いて、家に帰り、風呂に入ってネット見て音楽聴いて会社に行って、休日は主にハードオフで100円ジャンクCDを発掘するという日常を過ごしている僕です。

 

 さて今日も今日とてハードオフを訪れ、めぼしいCDがないかとらんらんと目を光らせ、獲物を見つけては買いこんだわけ。

                今回は6枚で660円です

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これがやめられないのは、未知のアーティストを少ない情報とジャケットだけで購入を決定し、それを車の中で再生するときに、独特のワクワク感が味わえるからなのだ。

 与えられた情報だけの範囲でしか音楽を選択するのではなく、自分の直感と経験で知る由もなかった音楽が聴ける、また楽しからずや。

 しかしそうは言っても、その直感が全て当たるわけではないのです。中には「うわあやられた、これ聴かねえなあ」というアルバムも当然出てくる。まあ百円だから、という諦めもつくのでダメージはそんなにでかくはないが、とにかくそんなことをして僕は無聊を慰めているのだ。

 

 さて、では今回はどうだったか。久しぶりに訪れたとあるハードオフで購入したCDたちよ。以下、僕の主観で、買い得と思えば「勝利」、買わなくてもよかった、聴かねえと思えば「敗北」という僕本位の判断をしていきたいと思います。ではまず一番勝負!

 「THE K.B.C.」のアルバム。

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 パッと見はロック系である。そんで僕の見立てでは最初はメロコア的アプローチと予想。メロコアは積極的に聴きたいほど好みではないので微妙なところだ。どうするよ。    そうそう、今回のハードオフは珍しく中身が開封できる状態であった(通常はセロテープでガッチリ留められている)のです。事前に情報を確認できたのは大きかった。 しかも日本盤で帯付き! 

           よし、帯の解説をヒントに内容を想像するぞ

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 ただですねえ、この帯の文字の小ちゃいことアリのごとし!老眼初期の僕にとって解読困難なQ数なのよ。かろうじてUKロックであることと、「70年代ファンク/ソウル」という文字が読み取れたのでゴーサインが僕の脳内で発令!

   CDを車のプレイヤーに挿入しどんな曲が出てくるのかとあれこれ想像するのは楽しい。これは僕の日常の中の小さなイベントなのだ。そうして飛びだしたサウンドはシャープなギターのカッティングとノリの良いファンク的ロックミュージック。

           こちらは二曲目の「Noto anymore」     

              

  いわゆる「ディスコパンク」サウンド。「ラプチャー」とか、「!!!」(チックチックチックと読む)といったバンドが盛り上がっていた二十年くらい前のムーヴメントの中で出てきた奴ららしい。ディスコパンクってもうそんな昔になっちゃたの!?
 とにかくよいアルバムでした。

                第一番勝利!

 

 さて第2番はこちら。

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 使徒ラミエルみたいなのが浮かんでいるこのアーティストは「Clean bandit」だそうな。「清潔な盗賊」とグーグル先生が訳してくれたがまさにこれはジャケ買い。イギリスでは結構名の知れたユニットらしい。僕の中ではハウス系のサウンドと予測。さて実際はどうだったか。

               こちらは二曲目のエクストラオーディナリィ

  www.youtube.com

 ほぼ予想に違わず、その名のとおり、クリーンなサンドでハウスチックなサウンドも合っていた。ストリングスがフューチャーされており、洗練された内容。

 ただ!僕にとっては少し甘すぎるメロディと媚びるようなサウンド。クリーンではあるが、盗賊の要素なし!過剰な歌い上げ方や、ヴォーカルラインに重きを置いた、大衆向けハウスポップスという印象なのだ。つうか、ググったらこのバンド、全英チャート1位とかになってるじゃん。だから聴けないことはないのだけれど、どこかで「何か違う」という違和感をぬぐえない。こういうのって何なのでしょうな。フォーマットはハウスだし、ストリングスも入っており僕の好きなタイプの要素はあるのにどこかとっつきにくいのだ。とにかくもう一度聴きたいかと言えば、もう聴かないなというのが正直なところだ。負け!

               第二番、敗北!

 

 さて第三番。鳥人がジャケットになったこちらのアルバム。

                 笑い飯じゃないんだから

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 このジャケットからは、中身が皆目見当もつかない。僕のイメージとしてはジョン・クーガーメレンキャンプのような男性ヴォーカルのソロか、もしくは落ち着いた大人のシティポップスか・・・。中身もそれなりに凝っていて、結構メジャーなんじゃないのかと思える作りなのです。

    四面の観音開きになっており、さらにはなんだかおしゃれなポートレイトが満載

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 早速聴いてみた。この曲がかかりました。

       

 スネアの手数の多い、タイトなドラムから始まり、ワウがかかったギターが中心の不思議なノリのインストが一曲目。うん、嫌いじゃないぞ。結構いいかも・・・と最初のうちは思っていたのだが中には退屈な曲もあるのよ。「Tim Wood」で調べるてみたがほぼ知名度のないミュージシャンで情報もなし。タワレコのジャンルはジャズになってたが、そうか?インストバンドですな。うーん、難しいところだが・・・

         この勝負、引き分け!

 勝敗、オレの匙加減!

 あと2~3回は聴くだろうけれど、あとは怪しいんだよねー。やっぱりインスト系なら例えばこの「Battles」くらいのぶっ飛んだ感じが欲しいのだ。

                  曲もPVもかなり狂ってる

   www.youtube.com

 はい、というわけでとりあえずここまで書いて力尽きましたので後半に行きます。なるべく早く書きます。誰も待ってないか。

 

      前半までの経過 一勝一敗一分け

 

別に忙しいわけではないのだけれど

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