ちょっと時間が経ちましたが、かなり話題になったチャイルディッシュ・ガンビーノの「THIS IS AMERICA」。
見るのには多少の覚悟がいるかも
- アーティスト: チャイルディッシュ・ガンビーノ
- 出版社/メーカー: mcDJ Recording/RCA Records
- 発売日: 2018/05/06
- メディア: MP3 ダウンロード
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僕がこれをどうこう言うよりはこちらに詳しい解説が載っています。このビデオについての詳細を知りたい方はどうぞ。
最新のチャートをチェックしていた時に、このビデオのサムネイルがたまたまYOUTUBEで表示されて、ガンビーノの新曲か、と思いつつ何も考えずに再生したわけですよ。ガンビーノといえば俳優のドナルド・グローヴァーの音楽活動時名義。昔ちょっと見たこのビデオがやっぱりすごくて印象には残ってたんですね。
今のPVってほぼ短編映画みたいのが多い
THIS IS~の最初の数秒は甘ったるいメロディで、何やらよくあるブラックコンテポラリーソングだろうとすぐに止めようと思った・・・しかし片目を大きく見開くガンビーノの表情が少し変だ。そうしていきなりバン!ときてビックリ。もうこのPVから目が離せない。
中盤に至ってはマシンガンの乱射。暴動。アフリカンダンス。そして逃走。
なんだかんだ言って平和である日本において、日本人である僕にこのメッセージは重みが感じられないが、「コレガアメリカダ」と連呼するガンビーノの声は突き刺さる。
そして先日のこの事件。
もちろんアメリカ人全員がこのように感じているわけではないだろうけれど、この曲が再生1億回を超えているという事実は揺るぎない。
PVの内容のすごさばかりが語られがちだけれども、僕はこの楽曲/トラックがあってこその評価と思う。最初のコーラスから一転してブンブンブンブンという低音の迫り来る不気味な雰囲気は、今最も先端をゆく音楽の醸し出すパワーに溢れている。素晴らしい曲だ。だから何度でも見て、聴いてしまう。
ガンビーノ自身はスターであり、なんの不自由もなく暮らしているだろうが、こういう主張は結局力のある人間が声を上げないと誰にも届かない。毀誉褒貶がそういう点で相当あるに違いないが、彼はこの曲を発表する勇気を持った人間であることは確かだ。
それはそうと、彼はなんと「ハン・ソロ」のランド・カルリシアン役なんだよね!キャラ違いすぎ!
才能ありすぎでしょ
大層なメッセージはありません