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浴室読書日記/アーサー・C・クラーク『楽園の泉』

                 真ん中の本です。

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 誰ひとり気にしてはいないだろうけど、以前このシリーズで記事を書き、中断してしまっていた最後の三冊目なのです。  

  

 

『楽園の泉』は宇宙エレベーターを作る話。

楽園の泉 (ハヤカワ文庫SF)

楽園の泉 (ハヤカワ文庫SF)

 

  人類が宇宙へ進出し始めた頃、ロケット打ち上げにかかるコストが問題となっていた。地球建設公社の技術部長ヴァーニー・モーガンはとある強力な素材の実用化を機に、宇宙エレベーターの建設を構想する。地球から宇宙ステーションをつなぐエレベーターを作れば、ロケットよりも安全かつ、コストが飛躍的に解消するのだ。それにはまず赤道に近い標高の高い山からの建設が必要となり、その場所に選ばれたのが長い歴史を誇るタブロバニー(架空の島国で、クラークが当時住んでいたスリランカを想定している)。

 序盤は宗教的、政治的背景の説明が続き、誰が主人公なのかもイマイチわからないまま物語が進み、おぼろげにモーガンがその主軸になっているとわかってくる。モーガンは大陸を横断する巨大な橋を建造した実績があり、宇宙エレベーターの実現に向けプロジェクトを推し進めてゆく。

 

 後半になるとほとんどこのモーガンの話になる。途中、なぜか異星人の「スターグライダー」なる宇宙船が太陽系で発見されるエピソードがあり、時間軸なども多少入り乱れて戸惑う。この異星人の話はなくてもいいんじゃないの・・・というより、こちらのエピソードの方が魅力的で、別の話としてまた展開できそうな気もするけどね。

 とにかく数百キロに渡る宇宙エレベーターの建設が中心となっており、ほとんど完成に近づいたとき、予想だにしない事故が起こる。その事故の解決のため、開発者のモーガンは70近い年齢と健康の不安にもかかわらず、カプセル状の乗り物で数百キロ上空のステーションへと向かう。

 この後様々な形でモーガンを苦難が襲う。このあたりはクラークの小説作法なのか、『渇きの海』でもそうだったのだけれどギリギリのところまでピンチを設定し、読者を引きずり込む手法はさすがだ。まあたいていの場合成功するんですけど。僕はまだまだクラーク初心者、死ぬまでにもっと読みたい。

 

 字数がなんとなく寂しいので、過去読んだSFで何か面白いのあったかなーと考え、まず最初に思い浮かんだこちらを紹介して本日はさよならです。

重力の影 (ハヤカワ文庫SF)

重力の影 (ハヤカワ文庫SF)

 

 

超ひも理論」という僕には理解不能な物理学の理論をワシントン大学で研究しているデイヴィッドは自身の装置が異次元(別の宇宙)と空間を交換する機能があることを偶然に発見する。それを美人の研究助手(もう名前忘れた。確かめるのも面倒)と共にさらに追究しようとするのだが、偶然その装置に目をつけたある企業の幹部が、それを自身のものにしようと人を殺すことも厭わないスパイ(=実行部隊)を送り込む。

 研究室で襲われそうになったデイヴィッドは咄嗟に装置を作動させて友人の子供達と共に別宇宙へと飛ぶ。装置がなくなった(その際、悪人の一人の腕も一緒になくなる)は共同研究者の美人助手を拉致する。このあたり薬を打たれたり、かなりハラハラさせられるのだが、デイヴィッドは異世界と地球の対応する座標を割り出し、なんと悪人の首をちょんぎって窮地を脱する。そうしてうまいこと地球に戻り、技術を世界中に公開して(こんなことしたら悪用する国家や人間が出てくるのではないか、という危惧は置いておいて)、大団円。当然ディヴィッドとヒロインは結ばれる。

 

 異世界での生物の描写やサバイバルの様子が面白く、ヒロインが助かるのかどうかなど、前半ののっぺりした展開に比べ後半は、結構手に汗握る展開になる。SFは作品によるけれど、どある程度前半を我慢してその世界の設定なりを理解すれば、後半は至高のエンターティメントを味わうことができる作品が多い。この作品はまさにそんな作品の典型だと思いますよ。

 

ヘビーメタルエンターテインメント、のつもりです


YOUTUBEがあれこれ僕にすすめてくる 東京ゲゲゲイ/ポルカドットスティングレイ/スキッツォイドマン

 まあ、僕は毎晩YOUTUBEを観るわけですよ、何の生産性もなく。お金もかからないので庶民の娯楽として僕もそれを享受し、今日一日を終わらせる。

 

 よく小さい子供にYOUTUBEを見せるといつまでも見ている、みたいな話を聞く。ある種の動画が別の似たような動画を呼び、それが芋づる式に連鎖するのでキリがないからだ。それは子供に限ったことではなく僕のような中年男にも当てはまる。まあ、そうやって色々な音楽を知ることができるわけだけどね。

 

 それでですね、その中で最近引っかかったものをおせっかいにもご紹介します。まずはこちらの東京ゲゲゲイ。

            再生回数が600万回ってすごい。見てる人は見てるんだねえ。

      

 サムネイルを見る限り、色物系バンドかと思っていたらダンスユニットだった。しかもゲゲゲイのゲイは「GAY」のゲイであるので、歌っている人たちはドラァアグクイーンのような人たちばかりだ。本物のゲイかどうかはまあいいとして、僕は即座にこれ、「DEAD OR ALIVE」だな、と思った。

 

 懐かしのユーロビート。基本的にユーロビートは好きじゃなかったけど、この人たちは好きだった。ヴォーカルの故ピート・バーンズ、晩年はいろいろ大変だったようだ。RIP

    

 ゲゲゲイの話に戻ると、なんだろう、マリリン・マンソンが「SWEET DREAMS」をかヴァーしたようなもんなのかね?違うか。音楽を聴くよりも、パフォーマンスを見る集団だという印象。メンバーはそれなりの経歴を持つ人で、エンターティメントとして非常にクオリティが高い。きっとブレイクするでしょう。何か見てしまう。

 

         次はポルカドットスティングレイ。

 

           出た!例の裏打ちすちゃすちゃエイトビート

     

    こちらもやたらとサムネイルで出てくるので(おそらくBANDMAIDをさんざん見ていたからだろう)とりあえず見てみると、可愛い女の子が激しいカッティングのギターロックをバックに椎名林檎チックに歌っている。

 それにしても何故だろう。曲はカッコいい、女の子はかわいい、ビデオも面白い。でも、何か僕の琴線には触れない・・・あっ、偉そうですいません。

 

       一聴してカッコいい曲だ!と思えるイントロ。他のメンバーの普通感がすごい。

      

 

 まずはそのヴォーカルスタイルがあまりに椎名林檎を彷彿とさせるので「もっとオリジナリティのある歌い方ができるんじゃないか?・・・」と思ってしまい、さめてしまう。それから今度は「シンバルス」を連想してしまうのだ。

 

  ああ、懐かしいなあ。スペースシャワーでよく流れていたっけ。ハイウェイスターといっても、ディープ・パープルではありませんよ。  

    www.youtube.com

    

 

 今も活躍している土岐麻子を擁したこのバンド、センスのいいメロディ、予測のつかないコード展開とオシャレ感が好きだったんだっけど、いかんせん一本調子で飽きてしまう・・・。とか言いながらアルバムは大体持ってるんだけど。

 

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 いいバンドですよ!でも、ああ、いい曲をやっているなあ、上手いなあと思うんだけど、スタイリッシュすぎてさらさら、さらさらとカッコよく通り過ぎていってしまう感じ?だからもう少しアクの強さが欲しいと思ってしまうのだ。

 

 そうして逆にアクが強すぎるのがこちらのスキッツォイドマン。

          こういうの好き。躊躇なくやってほしい。

   

    今の時代、割と簡単にPVって作れるんだろうね。

   www.youtube.com

 今時キング・クリムゾンの曲を冠するバンドって珍しいよね。なんか意味あるのかないのかわからない日本語のバンド名が多い昨今、おじさんはシンパシーを持てる。まだどこか垢抜けない、アマチュアな感じがするけれど、ひょっとしたら八十八ヶ所巡礼くらいの世界観を確立してくれるかもしれない。

 

 よろしかったらこちらもどうぞ

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僕の80S スペシャルズ スカでGOGO!

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 80Sのバンドだけれど、実際にリアルタイムでスペシャルズを僕は聴いていなかった。大学生になり、所属していたバンドサークルで、友人のバンドが「やっぱスカンジナビアの音楽だろ!」と盛り上がっていたのでそりゃなんだ?と思って話を聴くと「スカ」というジャンルの音楽があるのだそうだ。

 

 スカの発祥は定かではないのだけれど、音楽的特徴から言えばエイトビートに四分音符でベースがラインを刻み、すちゃすちゃすちゃすちゃという裏打ちのギター、もしくは管楽器の音が乗るというスタイルの音楽だ。まあ、スカパラなんかで結構日本でも認知度はあるのではないかな。

 

 そうしてスカンジナビアと盛り上がっていた彼らはレピッシュのコピーをしていたのだ。最近は主だった活動はしていないようだけれど、当時のレピッシュの勢いは凄かった。ステージを所狭しと走り回り、飛び跳ねる。しかも、曲のセンスが非常に良く日本にもこんなかっこいいバンドがいるのだ!とびっくりしたものだ。

 

 

 このつながりでフィッシュボーンが僕らの周囲では盛り上がり

 

      実際に生で見たが、こちらも凄かった。前座が奇しくもレピッシュだったし。

    

 

 スカってかっこいいじゃん!となり皆で色々とスカを聴き始め、スペシャルズへとたどり着いた。

 

 

 実はヴォーカルのテリー・ホールを僕は知っていた。スペシャルズが解散したあとに彼が結成したFUN BOY THREEを高校生の時にそれとは知らずに聴いていたのだ。

 

         確か「人生は楽じゃない」とかいう邦題がついていた。

    www.youtube.com

 カリフラワー頭で泣きそうに歌うテリーがスペシャルズのヴォーカルだったと知り、音楽は意外なつながりがあるものだと思った。

 

  さて実際友人から借りたスペシャルズの曲はレピッシュやフィッシュボーンに比べると何とものんびりしたもので僕は拍子抜けした。

 

     いや、名曲ですけどね。そりゃ、フォッシュボーンとは時代も志向も異なるし。

     

 

 トロンボーンの優しい音色、ピアノの旋律。スカとパンクを融合したサウンド、とよく形容されているけれど、パンクの破れかぶれさはほとんどない。ライヴは結構盛り上がっている。

 

     

 

 しかし、この牧歌的とも言える音楽には不思議な中毒性があり、気がつくとテープを聴いていたりするのだ。結果的にスペシャルズは僕のお気に入りのバンドの一つになった。当然、次のアルバムも聴きたくなるわけでそれは買いましたよ。

 

 

 2NDアルバムの「モア・スペシャルズ」、一気に音楽性が広がっていた。リズムボックスとエレクトーンの音がフューチャーされ、独特の世界観を展開していた。前作に比べるとより哀愁が増し、様々なジャンルを取り入れた結果、スカ色が後退したような印象だ。だが、それはそれで僕はこのアルバムが好きで、特に「I CANT STAND IT」のテリーと女性ヴォーカリスト、ローダ・ダカールのデュエットが素晴らしい。

 

             我慢できない!というタイトル。

     

 

「たらたらたらたった」としか形容しようのない、何とも言えない変なシーケンサー、というよりエレクトーンに付属する伴奏機能を駆使したようなサウンドが流れていてそれがまた唯一無二の浮遊感を与え、この曲を特別なものにしている。最後の「GOOD NIGHT TERRY」、「GOOD NIGHT RHODA」のセリフも心に沁み入る。

 

 結局スペシャルズはこの2枚で解散してしまったが、シングル集がリリースされている。この中の「RAT RACE」が特に好きでよく口ずさんだっけ。

 

 だいぶ昔の曲なのに、ファッションが少しも古びていない。イギリスの人たちは本当におしゃれだ。

       

 

 ヴォーカルのテリーと何人かのメンバーは前述のようにファンボーイスリーを結成したが、それもどうなったのだろうか。残りのメンバーは「スペシャルAKA」というバンドでアルバムを発表していて、ネルソンマンデラを自由に!などと歌っていたらマンデラ氏自由になっていた。

 

     

 こういう人気があったバンドの常で、再結成したりもしている。あと、いきさつやメンバーがよくわからないけれど、だいぶ前に「TODAYS SPECIALS」というバンドでCDをリリースし、それも買ったがほとんど聴いてないよ。

 

 この記事を書くためにウィキを見てみたら、ほとんど参考になる記述がなかった。あんまり日本じゃ人気ないのかな。2009年にサマソニに来てたんだね。でもそれも大分前だ。再結成のとき、エイミーワインハウスがゲストで歌ってる。RIP

 

             テリー、太っている・・・

    

 

スカはジャンルの細分化の先に「スカコア」という行き着くところまで行ったものすごくクールなものもあって、それはそれでまた別の機会に。

 

スカもいいけどメタルもね!読んでみて!

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STAR WARS EPSODE Ⅷ 公開前のおもちゃ投げ売り

 今年はかなり映画館に行った。つっても本当に足繁く通う人からすれば大したことはないし、ボンクラ映画系ばかりなのだけれど。

 以下観た映画の話。全部リンク貼ると結構な量になるので、かいつまんで貼っときます。それでも多少ウザったくてすいません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

         そうして今年最後に超大物、SWエピソードⅧ!

    

 

 僕はなるべく事前情報を排除したいタイプなので出来るだけ見ないようにしている。でもやっぱり大量のATATが出てくる絵はすごい。

 

 僕のSWへの思い入れも過去に書いています。 

 

 

かように無駄金をSWに費やした僕、以前ほどではないけれど唐突にストームトルーパーのヘルメットとか欲しくなって、なんとか我慢する。

 

 楽天やアマゾンのほしい物リストに入れては「やっぱ買わねえ」と思い直し削除したりして。

 そんな生活を普段から送っている僕、先日近所のショッピングモールへ娘2人を連れて休日の暇つぶしをしていたら、「玩具在庫処分」的な店が開店しているのを発見した。結構な広さで何の気なしに覗いてみたらなんとSWグッズが7~8割引で売られているではないか!

     店のポップには撮影大歓迎!フェイスブックに載せてください!と書いてあった。

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 突然血相を変えて店内をくまなくチェックし始めるボンクラお父さんたる僕。それにしてもいきなりこんな店が近所にできるなんて!

 

トイザらスもこういうふうに投げ売りをする時期があるけれども、ここは商品が豊富でしかも安い。メタコレというダイキャスト製のフィギュアも一個500円。

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 2~3年前に発売された当初、ネットで即注文した「スターウォーズ学習帳」も99円という安さ!

結構これ色々なシリーズがあってベイダーが表紙のものは「しれい」、トルーパーが表紙のものは「ろうどう」というように絶妙なタイトルがつけられている。

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 これ当時定価300円プラス送料で買ったのに!そして子供がそれを使っているのを見て満悦していた僕だった。そうしてこのコーナーを発見して思わず「うお」と声を上げるこどもお父さん。

 

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 これ欲しかったやつだよ!ボイスチェンジャーヘルメット!全体をすっぽりかぶるのではなく、お面タイプなのだけれど完成度は高い。他にもデストルーパーのものがあった。1999円は買いでしょ!他にもファーストオーダートルーパーの18インチ人形とか欲しいモノが沢山あったよ。

 子供そっちのけで物色しているといい加減小4の娘が「おとうさん、もう行こうよ」などといい始めたので「じゃこれ買ってやるからもうちょっと待って」といい、ベイダーのライトセーバーを渡す。「え!いいの!」と喜ぶ娘は僕の娘として成長した。

 こういう店の宿命なのかカード支払いができないシステムだった。手持ちの現金は少なく、今月それなりに散財しているので多少我慢してこれだけ買いました。でも全部で3000円。

           特にベイダーのボイスチェンジャーは大収穫!

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 さて、こんなの買ったらかぶりたくなるでしょ。かぶったよ。

    一応黒の服でそれらしい雰囲気を出してみるが、ケープがないとやっぱりダメだね。

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 このヘルメット、何が優れているかといえばやはりそのボイスチェンジ機能だ。こめかみの部分両側にスイッチがついていて、左を押すと例の「しー、こー」という呼吸音やら、「JOIN ME!」とか「YOU DONT KNOW THE POWER OF THE DARKSIDE」などの有名なセリフを発するのだ!

 さらに右のボタンは声を機械的に変化させてベイダーっぽい声になるのだ!すげえ!

 そこで僕は下の娘にもう一本家にあるルークのライトセーバーを持たせ対決。ぶーん、ぶーんと二人で効果音を口で言いながら。

 

    ダイソーで買ったグッズを工夫してそれらしく作ったルークのセイバーだ!

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  そうして頃合を見計らって僕は拳を握りしめてあの有名なセリフを叫ぶ!

 

     私がお前の父親だ!

 

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 「そりゃそうだよー」と娘に軽くいなされ、楽しい休日の午後はおしまい。

 

SWはでませんけれど。

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ZOZOTOWN  服 売る

  どうです、この検索流入を意識したタイトル。

 これで一日1000PVだ!

 

 ・・・なわけねえ!

 

 でもこれでここに来た人、看板に偽りはないデス。僕のお金の使い道、本、服、CD。基本的にこれ+SWとかのフィギュアなど。

 服は特段高いものを買うわけではなく、というか買えないので知恵と経験で最近は買っているのだ。僕のその生き様はこちらで。

 

ということで最近はほぼZOZOでしか服を買っていない僕。最近の購入品はこちら。

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 NIKEのスニーカー、3000円!新品同様。そしてスラックスもコンディションはA(数回使用した程度のきれいなアイテム)なのに、未使用品だった!

 

    こちらもコンディションAだったけど、使用した形跡なし。ものすごく得した気分。

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スラックスはZARA。黒のウィンドウペーン(格子柄)がイカス。1500円は安い。裾上げ、自分でやった。

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 しかし、服ばかり買っているといい加減置き場に困るし、着ないものも増えてくる。そこで僕は今回初めてZOZOで服を売ることにした。

 

 さて!ここから実際にどうやってZOZOで売ったかのドキュメントをお伝えします。まず、上記の服を購入するときに、購入画面で「買取キットを同梱しますか」という表示が出たので「はい」にすると、この梱包バッグが一緒に箱に入ってきた。

            わかりにくくてすいません。黒いやつがそう。

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 同封されていた紙に、洋服を詰めたらメールをくださいという旨が書いてあったので、もはや着ない服を手当たり次第に詰めることにする。それがこちら。

         全部で20点ほど。こんなに着ない服があるのだ。

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 写真左側、人気ブランド、アンダーカバーのTシャツや黒の総柄シャツ、サスクワッチファブリックスのアロハ、リップヴァンウィンクルのナイロンライダースなど。

 右側、バーバリーの半袖シャツ、ヒステリックグラマー(THEEE HYSTERIC XXX)のスゥエットシャツRICOやR(リップ)のデニム、ICHIMIRIのカーゴパンツなどそれなりの金額で揃えた服たち。でももう着ないので売ることにしました。

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 そうしてこれらの服をムリヤリ先ほどのバッグに詰め込む。

        意外と入ってしまうもんだ。パンパンだけど。

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 所要時間、30分くらい。あらかじめ売るものを決めておけばあっという間。本当に簡単だ。これが終わったら、梱包終了のメールを送り、集荷を待つ。日時を指定できるので確実に送ることができる。さて、いくらで買い取ってもらえるのか。

 

 古着の買取というのはあまり期待しないほうがいい。例えば数万円で買った服が場合によっては数百円、ということもある。オークションで売りさばけばそれなりに成果はあるだろうけど、僕はその手間が面倒で古着屋で一括買取でいいや、と思う。

 買取というのは相場との兼ね合いもあって、需要のある服ならばそれなりだろうし、いくら高く買ったものでも買い手がつかなければ二束三文だ。それは古本やCDでも言えることで、たまにブックオフなんかで買取をしてもらうのが初めてのような人が、あまりの査定金額の低さに絶句しているところに遭遇したこともある。

 

 だから今回もあまり期待せずに一着あたり300円程度の買取と予想。そうすれば6000円の稼ぎにはなる。ただ、ネットの評判も色々で服によっては50円とか10円もありうるそうだから、期待値はもう少し下げて大体3000円で御の字だと思っていた。さて、査定には10日ほどかかるのでそれまで待とう。

 

 待っている間、ヒマなので最近ようやく届いたナイン・インチ・ネイルズのミニアルバム「ADD VIOLENCE」をご紹介。

      楽天で9月の発売予定が大幅に遅れて10月半ばに届いた。もう忘れてたよ。

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ADD VIOLENCE [CD]

ADD VIOLENCE [CD]

 

  

ダウンロード販売はとっくにされていたんだけれど、僕はCD世代なので入荷待ち。やっぱりジャケットで持っていたいじゃない。

       一曲目はバリバリのNIN節。キャッチー。音が80年代風なのはわざとか。

    www.youtube.com

 相変わらず我が道をゆくトレントはNINとしての期待を裏切らない。最後の曲なんか11:44あるのだが、最後の5分近く同じメロディのリフレインで、しかもそれが徐々にノイズ化していくという、リスナーの忠誠心を試すような曲構成。最終的にぶわぶわぶわーという雑音の嵐となり、終了。聞き通しましたよ、ファンとして。

 

     8:00あたりから聴くともはや何なのかがほとんどわからない。でも聴いた。

    www.youtube.com

 

 こうやってCDを聴いたり、ブレードランナー2049を見たりしていたら、10日ほど経って、おお、メールが来ているではないか。

 

 「いくらかなー。3000円いってればいいなー。」と思いながらメールチェック。すると、こんな画面が。

 

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一瞬目を疑う。19,481円(実際はゾゾポイント換算の画面なので10%UP表示)だった!

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 うわ、やった!思いのほか高く買い取ってくれた!(まあ、それ以上の金額で購入しているのだけれど)20年くらい前に近所のCDショップで100枚CD売ったら5万円だったケースに次ぐ高額買取。

 現金でもらっても良かったんだけど、どうせまたZOZOで服を買うので10%UP買取のゾゾポイントを選択。内訳はアンダーカバーのシャツが高く、他の物もそれなりの値段がついていた。50円程度のものは4点だけだった。

 残念だったのは数万円したリップヴァンウィンクルのナイロンライダース、タグが無かったのでブランド不明として取り扱われて(RIRIジップジャケットとかいう意味不明の呼称で記載されていた)なんと10円という査定金額だったこと。こちらは他のシャツとともに返却を依頼。

 

 この買取がすごいのは送料が全てタダだということ。査定額が気に入らなければそのまま送り返してくれるのだ。大企業のサービス、すごいね。

 こうして本日送り返されてきた服も丁寧にたたまれ、最後まで気持ちの良い取引が出来た。さて、さっそくポイントを使って買うかなー・・・と思うんだけど逆になんかもったいなくって未だ何も買っていない。けち。買ったらいらない報告をすることでしょう。

 

服もいいけど、メタルもね!

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廃墟まっしぐら さよなら赤城クローネンベルク(群馬ドイツ村)

 2017年の11月30日に閉園が決定している赤城クローネンベルク(群馬ドイツ村)。その最期を見届けようと、僕と13歳の娘は群馬のドイツで休日を過ごす。

             

            天気があまりに良くて、写真が白く写るのです。

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 こちらもどうぞ

 

 

 ドイツとほとんど関係のない動物やらゲーセンやらをさんざん見てこの目にドイツ村の風景を焼き付けたあと、再び僕ら親子は入口のドイツ村広場へと戻ってきた。

          昼過ぎになり、結構人が出ていた。食堂など、長蛇の列!

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 この村は基本的に物価が高いので別の場所で食べようと思って僕はおにぎりを持ってきて食べた。けち。それでも軽食を売る売店は混んでいる。ソフトクリームが400円という強気の設定。しかし娘がそれを所望したので仕方なく並んでいると彼女はポテトフライの方が気になったらしく、変更。ポテトフライは300円。ふにゃふにゃでした。

         列に並ぶのが嫌いな僕だが、娘のために並ぶ。意外とすんなり買えた。

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 さて、もう二度と来られないのでもう少しこの村を詳細に調べることにする。すると、誰も気にしていない壁画が気になりだした。

 

    この店ではソーセージとかドイツビールをそれなりの値段で売っている。

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  おう、おっさん、イッヒこのギターでスレイヤーのエンジェルオブデスを弾いてるんだぜ!

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 さらにその店の横にはハロウィーンで使ったのか木製のかぼちゃのオブジェがたくさん並んでいた。

    

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      しかしよおく観ると、慇懃かつ強い言葉で警告を発していた。こわい。

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 気を取り直して壁画観察。大体において牧歌的なんだけれど・・・

 

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    なぜだか、これだけ不穏。このあと、どうなっちゃうの?

 

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 女の子の運命に思いを馳せながらお土産屋へと寄る。観光地でしか買えない剣のキーホルダーがたくさんあった。買わなかったけど。

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 まあ、定番のお菓子とか、ぐんまちゃんグッズとかそんなに食指が動くようなお土産は無いのでそろそろ帰ろうか、と思った矢先これを発見!     

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 手前の赤いくまちゃんが光っているのがお分かりでしょうか?「きらきらくまちゃん」の名前のとおり、このくまちゃん、一定の衝撃を加えると千変万化に光るのだ!しかも、値段が20%オフの90円!安い!

 

            買い!買い!買い!

 

 元値の110円も安いけど。みなさん、あと在庫は5個しかないよ!

 さて、もちろん躊躇なくクマちゃんを購入し出口へと向かうと・・・

 

     閉園特需でにぎわう群馬ドイツ村。こんなに人来てたのか!

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 平日はガラガラだろうけれど、これから閉園まで休日のたびにきっと混むのだろう。念のためもう一度言っておきます。きらきらくまちゃんの在庫はあと5個だよ!

 

 さて帰宅して家にいた小4の娘にお土産を渡す。

「おとうさーん、何買ってきてんのー!」と笑われる。よし!

 

   よく見ると、お腹にハートマークに「GOOD」とか書いてある。どういうこと?

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    ムギュー! いたいいたいいたいいたい!

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 こいつは伸縮自在のゴム製でできたくまちゃんなので、如何様にも形が変わるのだ。遊び方は頭の上についているゴムひもを指に通してヨーヨーのように振り回す。そうしてその衝撃で中の精巧なメカニズムが作動する、七色に光り輝くクマちゃんなのだ。

 明るいところではわかりにくいので、暗闇でくまちゃんを動作させてみた。

 

           めっちゃ光ってる!めっちゃ光ってる!

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          群馬ドイツ村訪問記 おしまい

 

 ここ数日PVがグンと伸びた。ブレードランナーとクローネンベルクの記事のおかげだと思います。初めてこのブログを見る人、僕小説も書いてますので読んで!

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廃村前のメモリアル/赤城クローネンベルク(群馬ドイツ村)にて

otominarukami.hatenablog.com

 

 昨日の続き。どうでもいいけど予約投稿の時間を間違えて早朝4時とかに記事が更新されていた。誰が観るのか。

 

 廃墟確定のフラグが立ちまくりの群馬ドイツ村、その前にこの風景を目に焼き付けるよ。地方遊園地の匂いが色濃く立ち込めるゲーセン長屋で発見した射的コーナー。

 

 射的の商品のショボさに驚愕。ちいさいあひるちゃんとか、何かしらのアニメのグッズとか。完全に商売する気を失っている。

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  ただ!、これが景品だったら欲しいよ!絶対撃ち落とせないだろうけどさ。

                下から持ってキーン!とかやるんだ。  

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 そのすぐそばに、あんまり見たことのないロバのライドを発見。

 ほかの家族連れもこのライドを中心にして写真を撮っていた。横の意味不明のオブジェに貼り付けてある王様らしき人の顔がこわいよ。

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 既に廃墟化している部分もある。用途不明の木造建築物が放置されていた。

             水を入れて流しそうめんでもしたのかな?

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 その先にはなんと公衆電話が。今のご時世、見つけようとしても無いものがここにはある。

 ここが廃墟になってからも、ここにあり続けるのだろうか。廃墟探索者がこの近くを通った時に「リーン!」と鳴ったらかなりビビるよね。

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 真実の口もひっそりと存在する。これ、各地にあるよね。お台場とか、熱海とか。

                ローマの休日

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       お前も蝋人形にしてやろうか!

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 蝋人形にはされたくないので、近くの閉まっている建物に避難。しかし、そこもノスタルジーの甘い毒がじわじわと効いてくるような場所で・・・。

 

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 どこをどう探しても、プリクラは発見できなかった。

 しかし群馬ドイツ村は寂れパワーの手を緩めてはくれない。わびさびの波状攻撃が!

 

  誰ひとり興味を示すことのない電動遊具たち。かつて何人の子供を乗せたのだろうか。

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     僕たちには、もう誰も乗ってくれないんだよ・・・(哀)

 

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              乗ってやる!

 

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 このあと、パンダはマッドマックス並みにクローネンベルク内を暴走!最後には先ほどのゲーセンの戦闘機を略奪し、公衆電話を破壊し、流しそうめんを食って逃げました。

 

 高い料金設定のスワンボート。その横ではあひるたちがエサをめぐって熾烈な争奪戦を繰り広げていた。そして池の辺の道沿いにある腐りかけた顔出し看板が悲しい。

 

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              ボクのことも忘れないで・・・

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 変なアコーディオンを弾いている擦り切れたクマのことなど、きっとすぐ忘れる。セピア色の気分に浸りながらもう少し山を登った所にある動物と触れ合うエリアへと到着する。

         かものえさやり体験『ぐいぐい』と書いてある。

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 その名のとおり、カモやアヒルがぐいぐい来る。エサをねだることに夢中で人間の恐ろしさなどは思いもよらないようで。

               近い近い近い近い!

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           鳥だけでなく、ヤギもグイグイくる。

             ヤギの目って、怖い。バフォメット!

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ここにはそれなりに動物がおり、なぜかエミュもいる。牛もいる。

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娘は動物が苦手なので、グイグイくる動物たちに別れを告げ、移動。

 

              まだ続くよ!また明日!

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こちらに力を入れてPRしたい。古事記をもとにした音楽小説(のつもり)。読んで!

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それといつもの。

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