それがいまだ機能を有しているにもかかわらず、結局のところその能力を発揮する機会がないために家の片隅で眠り続けている機械がある。この間実家で色々とそういうものが出てきたのだ。まずは、これ。ポラロイドカメラ。
新品未使用品です
今軽くググったところ、楽天だとビンテージ扱いで結構な値で売っているではないか。
ビンテージポラロイドカメラ ポラロイド636 Close up 【新品・未使用】 価格:9,982円 |
なるほどそれなりに価値があるとみた。とはいえ、僕にはメルカリやヤフオクで売ったりするフットワークはなく、ただ手元に置いておくだけだ。欲しい人いますか。あげないけどさ。そもそもこれ、フィルムとか売ってるんですかね?
それはそうと、このカメラで撮った独特の味わいがあるのだろう、スマホでとる写真もいいけれど、レトロな味わいとアナログ的な魅力を見出した人が使うんだろうね。または、コミュニケーションツールとしてもいいのでは?あえてポラロイドを使うことでモノとしての写真の魅力を再確認することもできるだろう。
箱ごと保管してあったけど、説明書がどこかに行ってしまった
もう使い方忘れちゃったよ
二十五年くらいも前、僕は独自に作曲活動をしていてアイディアが次から次へとあふれてくる時期があった。
恥ずかしながらの若さの産物。サンプラー使ってねえけど
まあ、その曲がどうなったとかは別にないんだけれど、とにかくMTRに色々な曲を録音しては友人に聴かせたりしてささやかな自己満足に浸っていたのだった。基本はギター・ベース・ドラムで構成していた曲がメインだったのだけれど、アンダーワールドとかプロディジーとかを聴くにつけ、テクノっぽい曲やサンプラーを駆使した曲が作りたくなったわけ。そんでまだ独身で可処分所得もあったので二万ちょっとしたかな、このサンプラーを買ったのですよ。
最初の内は面白がって色々なバンドのフレーズとか、サンプルCDとかを使って曲に効果音などを入れて悦に入っていたのだけれど、そのうちに結婚したり子供が生まれたりと形而下の出来事に翻弄されているうちにその情熱も失われてしまった。この他にも10万円くらいしたMDを使ったMTRとかドラムマシンとか、キーボード等今全く使っていない音楽関係の機械がたくさんある。
ちなみに天井裏にはこのようにエレキドラムがひっそり眠っています。
また引っ張り出してみるかな
年齢を重ねてしまい、色々なことに情熱を持てなくなった僕はこれらのマシンを再び使う機会はおそらくないのではないか。そもそも今なんか作曲ソフトを使った方が楽だろうし、どうにもおっくうなのですよ。ああ、若さは失われた。
こちらのカセットデッキ、以前勤めていた会社で発掘されたものなのだが、誰も使途が思いつかず、そのまま捨てられそうになっていたものを僕がもらい受けたのだ。
曲作ってみたり、小説書いてみたり