暇つぶしにもってこいのアマゾンプライムビデオ。知らぬ間にどんどんコンテンツが投入され、それを消費する間もない。このところ、とんと映画館にも行くことができず、ほとんど新作映画をスクリーンで見ていない。
そんでいくつかプライムビデオで映画を見ました。僕なりの視点で所感を書きたいと思いますがどうでしょう。まず、タイトルとその評価数で思わず見てしまったこちら。
なんというか、邦題が秀逸
ネタバレありますよ、ご注意。
主演は数々の映画で名バイプレイヤーぶりを発揮してきたステラン・スカツルガルド。最初このオヤジを見たときあれ、どの映画で見たっけ?と思ったら結構な数出てますね。サメ映画「ディープ・ブルー」で腕食いちぎられていたあの人か!とか、「ドラゴン・タトゥーの女」のあいつか!という印象。
筋書きは極めてシンプル。ノルウェーで除雪車の運転手をしているステランの息子が間違ってギャングに殺されて復讐に燃えるという話。下っ端から始まり最終的にボスを目指すのだが、とにかく容赦がない。最初のターゲットをとにかくボコボコに殴って殺す。そうして死体を金網に包んで轟々と流れる滝へと捨てる。すげえ!そして直後に死んだ人間の宗教と名前が表示される。
ここまではハードボイルド調なのだけれど、二人目を殺したあと、全く同じシチュエーションで死体を滝に放り込むところはまるっきりギャグ!声を上げて笑ってしまった。絶対わざとやってるでしょ、これ。
とにかくステランの巨体が圧倒的で、ギャングをバカスカ殴り、痛快。「怒りの除雪車」とあるが、これで車を潰しまくるかというとそうでもない。一応一台は潰しますが。最後は除雪車ではなく重機を使って人殺すしね。まあところどころ早送りで見たけれど暇つぶしにはなります。不思議な雰囲気の作品だった。
あと、ギャングの部屋のインテリアが、北欧ならではのオシャレ。
次にレンタル100円だったので見たダークタワー。
マシューが悪役って珍しいね
この映画の予告編を見たとき、劇場で観ようかなとも思ったんだけれど行かなくて正解。思ったのとは全然違う映画だった。原作がスティーヴン・キングだそうです。この世はパラレルワールドが存在しその中心にあるのがダーク・タワーでそのバランスを司っているそうな。そんで魔法使いのマシューはそのタワーを、「輝き」という能力を持つ子供をマシンにつないでビームを射出させぶっ壊そうとしている。そうすると世界は闇に包まれるんだと。そのタワーを先祖代々守ってきたのだガンスリンガーという拳銃使いのローランド。
少年ジェイクはその輝きを持っており夢で異世界=中間世界を垣間見る。そうして「ポータル」という出入口を使って中間世界に踏み込み、ガンスリンガーと共に魔法使いに立ち向かう。
しかし壮大な世界観を説明しきれず(おそらく小説はもっとスケールがでかいのだろう)、消化不良。「王」の存在(本当の黒幕?)がほのめかされるが結局出てこないし、異世界が未来の世界っぽいのだけれど「大変動」あとの世界だ、という以外は何も情報がない。パラレルじゃないの?
僕の勝手な想像ではタワーの中でカッコいいアクションが展開されると思っていたのだけれど、派手な戦いはクライマックスだけ。わずか数秒リボルバーにたまを込める描写はカッコいいのだけれどそれ以外はなあ・・・。拳銃の材料がなぜかアーサー王の
「エクスカリバー」だというのもよくわかりません。じゃ結局やっぱり未来の世界なのか?少年の母親の死を知った時の表情は真に迫ってた。あと、異世界の毛むくじゃらの生き物が人間の革をかぶっているという設定だけれど、イチイチ変な顔の俳優を揃えていて好感が持てた。特に現実世界でジェイクを迎えに来た児童相談所の男の顔が異様に個性的でしたね。
他にも観ましたが、思いのほか字数がいったのでまた続きは後で