さてグラハム先輩、じゃなくてスティーヴ・ヴァイの話。
グラハム先輩のやっているアルカトラスバンドの何がすごかったって、ギターの人がほぼプロ級の腕前だったということだ。特注のギターでスティーヴ・ヴァイの音色まで完コピし、ゴッド・ブレス・ザ・ビデオやストリッパーを演奏していたのだ。その先輩は今でも年に一度会うけれども(プロにはなっていない)相変わらずむちゃくちゃ演奏はうまかった。
この曲を大学の学園祭とかでやってた
特にゴッド・ブレス・ザ・ビデオの奏法には度肝を抜かれた。ディレイ(音を遅れて響かせるギターのエフェクター)を使ってトリッキーなフレーズを作り出し、ライトハンドで万華鏡のようにきらびやかな世界を展開していたのだ。
ピロリロリロリロ
ヴァイはバークレー音楽学院出身という音楽エリートなので、その音楽的素養から作られる音楽は唯一無二のものだ。一聴して、あれ、これスティーヴだな、とわかる曲ばかり。まあ、そういう説明はウィキを見ればいいので書きませんが僕は彼の独特のコード進行とか音使い、音色が好きだった。そうして実は彼がアルカトラス以前にソロアルバムを出していたのを知って買いましたよ。
何このジャケット
こちらはメタルではなく、フランク・ザッパの弟子という部分が強く出ているアルバムだけれど独特の世界観に包まれた不思議な音楽だ。かといって前衛的で聴けないということはなく、むしろ中毒性の高い内容となっている。驚いたのは彼自身がヴォーカルをとっている曲があったことだ。まあお世辞にも上手いとは言えないが柔らかい歌声です。
さて彼は音楽活動の他に、映画にも出てます。セリフは無し。きっと大根だったのだろう。この映画の最後の場面でギタリストの少年とギターバトルを繰り広げ、結果負けるんだけど実は両方共本人が弾いているという。
チョーキング勝負
さてデイヴリーロスバンドをやめた彼はその後ソロアルバムを出すのだが、これはすごかった。
ソロ全盛期
- アーティスト: スティーヴ・ヴァイ
- 出版社/メーカー: Sony Music Direct
- 発売日: 2005/02/23
- メディア: CD
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ギターで会話
この曲はヒットして話題にもなった。正に弾きまくりって感じの曲だけれども、コマーシャル性もきちんと持っている。PVも非常に面白かったしね。僕このアルバムをテープでしか持っていなかったので後にヤフオクで落札して手に入れたんだけど、その中身だけが送られてきたジャケットが無く、むき身でびっくりしたっけ。たしかこのアルバムのどの曲かは忘れたんだけど、前述の「フレクサブル」で使われていたメロディが飛び出したので妙に嬉しかった。ソロを聴いてくれていたファンへのサービスですかね。
その後今度は「VAI」というバンドを組んで活動していたけれど、ヴォーカルにイマイチ華がなく(モヒカンでイケメンだったが)いつの間にかそのバンド終わってました。1Stは買ったんだけどね、一曲くらいしか覚えてないなあ。
その後も当然様々な活動はしているようだけれど、よく知りません。YOUTUBEを見るとビリー・シーンとライヴをやったりもしている。またフレクサブル聴きます。
今日はこれといった思い出もなし。昨日で出し切った