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ステレオラブに入れ込んでたわけじゃない

 先週日曜日、娘と二人で『犬ケ島』を観た。思えば僕が彼女くらいの時、僕は『スターウォーズ』を観たのだ。今こういう映画体験をすることによって、その後の人生に少なからず影響を与えることだろう。それが素晴らしい作品なら、なおさらだ。

 そうしてカルト化の予感がするこの映画、来年の1月にはメイキング本が発売されるそうです。買うしかない。DVDはいつだ!

 

 

 

 さて、ステレオラブをどうして聴き始めたのか全くもって覚えていなんですよ。多分ベック関係を漁っていたらたどり着いたのだろう。始めて買ったのは、寺山修司のシュールな映画作品『トマトケチャップ皇帝』の名を冠したこのアルバムだ。 

エンペラー・トマト・ケチャップ

エンペラー・トマト・ケチャップ

 

 

 どうでもいいけど、映画『トマトケチャップ皇帝』見るのはキツいね。延々ヘンなコスプレした大人が廃工場みたいなところでジャンケンをして争ったり、子供たちが大人の首を吊るして延々引きずり回したりという映像が続く。こういうの好きな人いるのでしょうが、ハリウッド映画の派手な絵とストーリーテリングに飼い慣らされた僕にはとうてい最後まで見ることは不可能だ。

           いわゆる実験映画。実験ってなに?

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 ステレオラブのサウンドの特徴はあのオルガンの音につきる。独特の音色を持ったあの安っぽい音が浮遊感あふれるバッキングに溶け込む。モンドっていうのか、レトロフューチャーというのか、的確な言葉はない。ただただ独特のステレオラブサウンドがあるだけ。全てのアルバムを持っているから偉そうに語れるわけではないですが、どのアルバムをとっても「あ、ステレオラブだ」とすぐにわかるくらいの個性的な音を鳴らしているのだ。

 

 このアルバムの一曲目はなんとなく実験的な感じがしますが、(ミニマルなフレーズの繰り返し)二曲目に入ったとたんキャッチーでポップな「キベレーの幻想」ではっとさせられる。

                    これは名曲!

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 ヴォーカルのレティシアのあの唯一無二のけだるいヴォーカルが「ヤーケーター」と意味不明の言葉を紡ぎ出す(実際はフランス語なのであまり耳に馴染まないだけ)。

 うーん、なんだろ、これ以上ステレオラブについてあまり書く事がないんですよ。スゲー好きなのか?と言われればそれほどでもないんだけれど、いつの間にか何枚もアルバムを持っていたという感じ。

               でもほとんど曲名を知らない!

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しかも全然ステレオラブ関係だとは知らないで買ったCDが(一番右下のEUROPAというプロジェクト)、実はメンバーが関わっていたという発見を後からしたり。

 

 だから久しぶりに聴いてみるかなー、と数枚立て続けに聴いてみると、かなり新鮮だった。

          ハードディスクレコーディングバリバリだそうです

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きっと僕のようにCDを買い込むタイプの音楽好きの人って、こういう風になんでか知らないけれどいつの間にか持っているバンドがいくつもあるはず。今ちょっと思い出せるのは例えばフランスのAIRとか?

 

               いいバンドなんだけど聴き込んではいない

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 エールと読むこのバンドもかなりなおしゃれサウンドを奏でているんだけどそんなにハマるわけじゃない。でも何枚かCD持ってる。そうだ、あと「ライナセロス」とかもそうかな・・・。

 

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 どっちもフランスのバンドだ!ステレオラブのボーカルもフランス人だし、何かあるんですかね僕にとってのフランスって。

 

ステレオラブとメタルに相関性なし

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