数年前、モヤさまのエンディングにこの曲が流れ始めた。
ギヴツミギヴツミナウ!
モヤさまって一定の期間でエンディングの曲が変わるんだけど(なにかしらのタイアップでしょう)それまでは別段気にもせず聴いていたエンディング曲がこの曲に限って妙に個性的に響いた。僕はすぐにネットで「在日ファンク」を検索し、何度もこの曲のプロモを観たものだ。
とりあえずすぐにツタヤへ走り、ツタヤ限定のCDを借りた。その中には初期の名曲「きず」や「京都」などが収録されていた。
コイツラはすごい!と僕は「爆弾こわい」のマキシシングルを買い、おまけのDVDを家で見ていたところ、
まだ幼稚園児であった下の子が妙にハマり、延々このDVDを見るという日がしばらく続いた。この時期に行った家族旅行のBGMはほぼこのCDだった。行き帰り3時間くらいほとんど「ばくだん!こわーい!」とか「きょうときょうと!」だった。
このバンドは中心人物の浜野謙太氏ありきのバンドだ。彼はそれ以前のキャリアとしては星野源氏とやっていたSAKEROCKがある。
ただ、このバンドは基本的にインストバンドで、彼はそこではトロンボーン担当だった。独特のゆるい感じとユーモラスなサウンド、シニカルな笑いが散りばめられているプロモなど知る人ぞ知るといった玄人好みのバンドだったと思うけれど、現在の二人の活躍は衆人の知るところとなっている。
在日ファンクの魅力は曲と共にその歌詞やバンド全体の雰囲気が一体となってにじみ出ている。「ダンボール肉まん」
このアルバム、ミックスが粗いんだよね。わざとJBの昔のレコードの雰囲気とかを出しているのか、それともお金がかけられなかったのか。
とか「根に持ってます」
なんだこのビデオ。
などのタイトルはそれを見るだけで笑みがこぼれるし、実際聴いてみるとそのタイトルに負けないパワーを持っている。いかにも仲の良さそうな仲間たちが、それぞれのプロフェッショナルを発揮してサウンドを作り上げているのだ。
ダサさギリギリの歌詞を絶妙な言い回しとダジャレでまとめあげ、「カモンナ!」とか「ギィーミ!」とかいう独特の掛け声で彼らの曲はさらに魅力を増す。そうしてステージではあの小さな体ながらキレの良いダンスを披露し観客を沸かせるのだ。
プリンスばりの動き。
また後に「爆弾こわい」はなんと岡村ちゃんによってREMIXされる。
これYOUTUBE埋め込み不可のようなのでリンクしませんが、テンポアップした
上に、バキバキというスラップベースのサンプリングが乗っかってさらにファンキー!
ただ、実を言うと最新アルバムは聴いてません・・・。
きっといいに違いないことはわかっているんだけど新譜買うかっていうと・・・そのうち何かしらの形で聴きます。
そうして久しぶりに聴いた「きず」にパッションを感じる。
相変わらず圏外です。押すと改善されるらしいです。
この話、もっと読まれたいなあ。