音楽と本

僕のカルチャーセレクトショップ

紙ーラカンス、3億5千万年を経て僕が作る

            今よく聴いている曲

          さよならーバズーカー、うるさすぎて、静か

   

 そんでもってこのタイトルで最近僕のブログをご覧いただいている方は察しがつくでしょ。相変わらずペーパークラフトがマイブームの僕です。

 魚とかR2D2とか作っては飾ってます

 

そうしてここ数日、大作に挑戦しておりました。

                   あ、何かいるよ!

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 会社でペーパークラフトにハマっているという話をしていたら、「なるかみさん、シーラカンス作ってよ」という流れになり、そんなのタダであるんかいな、と思って検索したら、当たり前のようにありました。なぜ急にシーラカンスという単語が出てきたのだろう。どうやら「あつ森」とかで釣れるかららしいね。

 暇つぶしには事欠かないサイトです

creativepark.canon

ページ数にして8枚!パーツも細けえ!一日で完成させる気力が起きないので、しばらくダウンロードして印刷したはいいが、そのまま放置しておりました。

 そんでいよいよやるか、という気になりましてとうとう完成。では近くでご覧ください。

                    おらー

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過程を載せても面白くないかな、と考え完成品のみの披露ですが飽きないでね!

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 完成に要した時間は大体7~8時間だろうか。カッターでちまちま切り出し、速乾性木工用ボンドを楊枝の先につけて、塗り塗り、という作業を地道に繰り返し僕の目の前にその立体的な姿を現した紙製の古代魚はまあまあのデカさ。

              30センチくらいあんのよ

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 僕は小学生のころ神奈川県川崎市に住んでおり、父の友人がよみうりランドに勤めていた関係でよく入場券がタダで手に入りしょっちゅう遊びに連れて行ってもらっていた。そうして今はもうないのだけれど、当時はそこにある水族館が大きな楽しみの一つだった。

 銀色のドーム型の建物に入るとまずは磯部の生き物が展示されていて、水槽にはきらびやかなイソギンチャクやタツノオトシゴたちがのんびりしていた。通路反対側の、下をのぞく形の大きな水槽には、所狭しとアオウミガメがひしめいていた。

 そうしてらせん型の順路を上がっていくと水槽に様々な海の生き物が展示されており、暗幕を垂らした通路の向こうは深海の生き物たちの展示。じっと動くことのないタカアシガニが、低温にキープされた水槽の中に数匹いたのを覚えている。あれは幻想的だったなあ。

 そして最上階に当たる場所にシーラカンスのはく製が飾ってあったのだ。

                      生きた姿

www.youtube.com

 はく製はこの動画のように色が鮮やかでなく、生気を失っていたけれど、少年の常識を超えた大きさの異形の魚は、毎回見るたびに興奮させられたものだった。確かその場所では様々な土産が売っていたと思うけれど何か買った記憶はない。何が売っていたのだろう。

 そうして今度は順路を下ってゆくのだけれど今度は熱帯魚ゾーンとなり、小さな水槽が連続し、様々なきらびやかな魚たちが優雅に泳いでいたっけ。そうして徐々に展示はアマゾン方面へとシフトし、熱帯魚とは対極にある泥臭く、いかつい暗黒色の魚たちが現れる。南米の川魚たちは総じて大型で、どう猛な顔つきのものが多い。ピラニアの展示の前では「もしこの水槽に落ちたら、僕はあっという間に食われて骨になってしまうのだ」という想像を止めることができなかったっけ。

 そしてクライマックスには二メートル以上の大きさのピラルクが当時としては大きめの水槽に5~6匹、ワニと一緒に飼育されていた。今見てもあの魚は畏怖を僕に覚えさせるのだ。ああいう経験を少年時代に何度もしたおかげで博物学的な興味を今も僕は持ち続けているのだろう。

 

      さて再び紙製のシーラカンスを見てもらうよ!

            継ぎ目は致し方ありません。紙なので

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             この写真が一番よく撮れた

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 作製上の注意としてはですね、胴体よりも頭部やヒレのほうが手間がかかるということですかね。あと、台座が実は一番面倒だった。

   逆さに泳ぐスタイルを何かで見た          それでは、帰ります

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次に何を作るか見失ってる

kakuyomu.jp