お台場は「日本科学未来館」に小学5年生の娘とはるばる行ってまいりました。
僕ら父娘は博物館が大好物で(もともと僕の趣味だけど)様々な場所に行ってます。
こちらや
こちらなど
科学館って、厳密には博物館と違って「科学」を身近に学べるという点で実践的だ。様々な仕組みの展示を見て、触って学習できる。博物館は鑑賞がメインだけれど、そういう点からすると、ウチの娘は科学館のほうが好きらしい。
はじめてのゆりかもめ
「日本科学未来館」、夏休みだけあっていきなりチケット売り場が混雑!人気!そして妙に外国人が多い(特に中国人観光客)。朝十時半に着いたのに結構な人出。この日は特別展として「デザインあ展」をやっていたのだけれど、そちらはパス。
以前僕は一人で来たことがあって、常設展だけで結構お腹いっぱいだということを経験上学んでいるのだ。そんなに「デザインあ」に興味があるわけでもないしね。
さて、早速巨大なエントランスを上って展示を見に行こう!
ボーイッシュな格好ですが、娘です。彼女の服の見立ては全て僕がしているので、どうしても僕の趣味になっちゃう。でも彼女はそれがお気に入り
3階フロアに着くとちょうどASIMOショーが開幕するところだった。見てみるか。
みんなでASIMO!って呼びましょう!とか促される
すると、そろそろ~っともったいぶってドアが開き、ASIMO登場。と同時に、全力疾走し観客の度肝を抜く。アシモ、すっげー!
ただ、トーク力はイマイチなのでちょっと見たら移動しました
それよりも!ここにいるロボットはアシモだけじゃない!もっとすごいのがいるぜ!カモン!
でーん
どうです、不気味でしょう。デウス・エクス・マキナか!こいつが延々微妙な動きを
繰り返しているのです。
不敵な笑みを浮かべながら、毒電波を密かに出し続けるロボダッチ。その電波を拒否することができず、命令に従ってしまう中年男。
わかりました、トリのまねをします!
くるっくー、くるっくー。
似てもいないドバトの真似に没頭する僕。
「おとうさん、しっかりしてよ!明日から仕事でしょ!」
一番聞きたくないフレーズを娘に告げられ、ようやく我に返る僕。しかし、実はこのロボット支配はその始まりに過ぎなかった・・・
「いやー大変な目にあったよ。もうあんなのは懲り懲りだよ、ハトの真似って結構難しくってさあ」
などと娘に話しかけるお父さん。しかし次の瞬間またしてもフリーズ!
わたしの手、ヘンな形してませんか
なんでもこの女性は「オトナロイド」というそうです。制作プロセスがモニターで流されてはいたけれど、やはりどうしても人形にしか見えない。人間と人形の間にある、いわゆる「不気味の谷」を超えるのはなかなか大変なのだなあと実感させられる。
どこかで見たような顔
まず、髪の毛が不自然なのです。わかりますかね、髪が変にほつれていて、そのあたりに人間性が感じられないというのが第一。そして、少しずつ顔の表情が動いて口をパクパクさせたりしているんだけれど、やはり機械の動き。製作者はなんとか人間に近づけたいと思っているのだろうが・・・。
おそらく大変な努力を要してここまでたどり着いたのだろうけど、もう、ひと目で人形って解ってしまう。映画の特殊メイクとかのほうがよっぽどリアルに作られているのではないか?ロブ・ボッティンとかに頼んでみれば?
ちなみにこのオトナロイドと話せる時間が設けてあったんだけど、一体何を話せばいいのだろうか。昔、九段下にある科学館でやはり同じようなロボットに向かって
「信長はなんで負けたんですか?」
と大声で質問し、
「ごめんなさい、何を言っているのかわかりません」
とロボットに一蹴されている小学生を見たのを思い出した。
明日に続きます