Rrroooaaarrr!
Rrroooaaarrr!
Rrroooaaarrr!
いや、別に気が狂ったわけじゃなくって、こういう名前のアルバムがあるのです。
このアルバムを出したバンドはVOIVOD。カナダのメタル(と言っていいのかな)バンドだ。
初期のアルバムはカセットにダビングして聴いてた。あともう一枚。アリのCGの表紙のアルバムがどこかにあるんだけどな。
彼らの曲を初めて聴いたのは確か高校生か、浪人の頃だった。例によって二十年以上前。僕年取ったなー。感覚はその当時とそんなに変わらないとは思うけど。
どうです?すごいでしょう。90年代スラッシュメタルの匂いがプンプン!ヴォーカルのスネイクのシャウトが魂に響く。このガリガリいう曲、僕と弟に非常に好評でこのビデオを何度となく家で観たものだ。そうして、この曲ですよ!
いきなりのヴォイヴォード!のシャウトからのグチャスラッシュ。まだこの頃は彼らも若くて、その若さに任せてとにかくエネルギーを発散しまくっている印象だ。ただ、ギターの音に後の彼らの傾向を嗅ぎ取ることができる。
この頃の音楽雑誌の通販欄に彼らのアルバムのリストがあって「Rrroooaaarrr」の文字が異様に光っていたのを思い出す。でも買わなかったけどね。まあ、最近上記のように再発されたんだけどそれも買わないだろうな・・・。
それで、大学生になってしばらくはVOIVODのことを忘れて生活していたんだけれど、ある日後輩が「VOIVODの最近のアルバムかっこいいっすよ!」」というので聞かせてもらうと、なるほどカッコいい!というか、全然別のバンドになっていた!
いいよね。VOのスネイクはきちんと歌っているし、ギターのピギーの特徴的な独特のコード選びと、ブラッキーのバキバキいうベースがうまく絡み合って独特の世界観を形成している。そして、途中で突然全く別の曲になってしまうプログレッシブ的展開!化けたな!ヴォイヴォド!
ちなみジャケットのヘンな絵は1STから一貫してドラムのアウェイが手がけており、これも彼らの独特な個性を演出している。
これでどうなるんだヴォイヴォドと思っていたら、次のアルバムはさらにすごいことになっていた。
調子の良いエイトビートにキャッチーなリフ、しかしVOIVOD節は健在!僕は断固このアルバムが彼らの最高傑作だと主張したい。もちろん異論はあるでしょうけど。
あの狂った初期の破壊衝動に任せたスラッシュナンバーもいいけど、ここまでこなれたロックアルバムってなかなかないよ。
このアルバム、古い割には流通量が少ないのか、今買おうとしても軒並み高めです。
さて、このアルバムに大ハマリした僕はやっぱり次のアルバムを期待して待ったのだ。そうしてなぜか3Dメガネがおまけとしてついてきたニューアルバム「THE OUTER LIMITS」が出る。1993年か・・・まだ僕20代だったな。
これがまた傑作なのだ!前作の流れを組みつつ、さらにキャッチーになったVOIVOD流ハードロックを確率。ベースのブラッキーが脱退したのでどうかと思ったけどサポートのベースはバキバキとその存在を主張していた。「ANGE RAT」よりも聴きやすさから言えばこちらのほうが上だね。
ただ、これ以降メンバーが交代したり、アルバムイマイチだったりして、VOIVODはたまにYOUTUBEで聞きかじる程度になってしまった。
TOOLにも匹敵する独特の世界観。TOOLにはなれなかったけどね。
まあ、スネイクが復活したり、何故かベースに元メタリカのジェイソンが加入したりと色々話題はあったんだけどね。WIKIにはなぜかジェイソンは「ジェイソニック」として加入、と書いてあったがなんだそれ。
まあ、今だに活動しているようだし、また急に話題になるかもね(ならないか。)。
Rrroooaaarrr!
PVの伸びが鈍化。さみしい。