BECK、新譜でるね。PVが何曲か公開されてる。
一瞬イントロを聴いたとき、ケミカルブラザースかと思ったよ。まあ、ベックはケミカルの「WIDW OPEN」(名曲!)で歌っているしね。
でもこの曲って全然ベックの声っぽくなくて僕最初彼が歌っているのに気がつかなかった。歌唱法変えてる?今聴いても本当にベック?って思うんだけど・・・。
こちらは8月に公開された「DEAR LIFE」
まあ、外さないよね、ベック。でも僕は少し前に出たこちらの方が好きかな。
どこへ曲が向かっていくのかよくわからない、アバンギャルドなベックの側面がよく出ている曲だ。ピィーポォーっていう音!
とか言って評価の高い前作のモーニング・フェイズとか買ってないんだけどね。YOUTUBEで見る程度・・・こんどレンタルですかね。
でも僕は彼がLOSERで一気にスターダムにのし上がった時にはすごい好きで、当時手に入るアルバムやマキシはほとんど手に入れてたよ。
名盤「ODERAY!」がなぜかずうっと前からどこかに行ってしまって行方不明。安いから買ってもいいんだけど、今聴かないかなあ。図書館でタダで貸出してたからダビングかね。
確か当時「ローファイ」って言葉がやたらと流行ってて、その筆頭みたいな扱いをベックはされていた。機械を駆使して緻密に作られたハイファイ・サウンドに対する反動としてジュリアナ・ハットフォールドとか、ダイナソーJRのベーシストのルー・バーロウが結成したセバドーなどが活躍していた。
究極の情けないオルタナサウンド、セバドー。いいねえ。
ルーは今でこそダイナソーに出戻っているけど、脱退したあとは精力的に活動していた。このセバドーだけでなく、フォーク・インプロージョンといったプロジェクトも並行して行っており、僕はそれらをできるだけ追いかけていた。それについてはまたいつか。
ローファイ時代のベックのインディーズのアルバム、結構とんでもない曲とか入っていた。例えばどう考えても思いつきで作ったようなNO MONEY NO HONEYとかが入ってんだもん。まあ、聴いてたけどさ。コピーもしたし。コードが二つしかないんだよね。だから誰でも弾けて歌えるよ!
ノマニノーハーニー!
もちろん、これがイイんじゃないか!という人もいるでしょうけど、現在のきらびやかなサウンドからすると考えられない。みんな「ODELAY」でビックリしてたもんな。
言わずと知れた名盤。ローファイから打って変わっての計算され尽くしたキャッチーな曲たち。
もちろん、クオリティの高さからアルバムは大ヒット。その後のミッドナイトヴァルチャーズ(ジャケットデザインはなんとボアダムスの山塚EYE)やミューテーションも買ったんだけど、「グエロ」「シーチェンジズ」あたりは買わずにレンタル・・・。でも「MODERN GUILT」は買ったよ。このアルバムは地味だけれど良かった。
- アーティスト: Beck
- 出版社/メーカー: Iliad / Hostess
- 発売日: 2008/07/08
- メディア: CD
- 購入: 9人 クリック: 61回
- この商品を含むブログ (134件) を見る
まあ、結局のところ一番好きなのは何かといえば、「LOOSER」になってしまうんだけど。このリズムはいつ聴いても最高だね!
どっどどこたっつたすたたーつ
いかにもお金のかかっていないこのビデオ、まさにローファイ。野原で撮影。動く棺桶。棺桶から出てくるきたないおじさん。墓場で女の子がダンス。屋根の上でギターを弾く知らない男。そしてライブで燃えるアコギを弾くベック。ロンTの上にTシャツという着こなし、よく真似したなー。
そんでこの曲、最後の方に少しだけハードなディストーションがかかったメタルギターの音がかぶさってくるところも好き。
ニューアルバム、買おうかしらん。
読み終わったからなのか、フォロワーさん減って悲しい。