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トーマス・ドルビーいつ聴いても良い

 アラフィフのみんな~!トーマス・ドルビーを覚えてますか?
 僕が高校生の時、「彼女はサイエンス」で唐突に表れたこの天才に今なぜかハマっております。

               時折YOUTUBEで80Sの洋楽を観たりしているので、おのずとトーマスのこの曲も表示されるんだな。そして今聴いても素晴らしい。
 緻密に計算された音の配列がまさに「サイエンス」っぽくていいんですよ。PV中に出てくる精神分析医ふうのおじいさんが「サイエンス!」と叫ぶその声も、よくこの声質
をチョイスしたよなあ、と感心することしきり。この「サイエンス!」の声も様々なバリーエションがあって、強めのイントネーションや、語尾を下げるように叫ぶ言い方
などが工夫されてるんだよね。

 そんで極め付きが「She blinded me with science!」というタイトルコール。このおじいさんの所作と相まって、非常に良い味を出しております。ただ、僕は当時トーマスのアルバムを買うまでには手が回らず、この曲とその後に発表された「HyperActive!」を交互にビデオで観ていました。

                     世間的には「彼女はサイエンス」が一番有名な彼だけれども、この「ハイパーアクティヴ!」もすこぶる名曲だと思うのですよ。冒頭の、おそらくフェアライトシンセサイザーによってサンプリングされたスラップベースに、どん!どん!という重めのバスドラとアップテンポのビート、そしてトロンボーンやフルートで繰り返し奏でられる「パッパラッパッパッパー」というメインメロディの調和よ。


 ちなみにこのビデオの中で腕人形に扮したトーマスがトロンボーンを鼻で吹くシーンがあるのだが、メロディの最後にプワーみたいな感じで音が下がっていくんですよ。
そんで当時高校生の僕は吹奏楽部でトロンボーンを吹いており、その常識から音を下げるにはスライドバーを前方に伸ばす必要があると知っていたのだ。

 しかるにこのPVのトーマスは本来音が下がるはずの部分でスライドを上げており、「これじゃ音が下がるわけないだろ!」とどうでもよい突っ込みをしていました。


 あとは何かのラジオか何かで録音したからだろうか、「One of our submaline」などの素晴らしい楽曲も聴いていたのです。

                   そうそう、トーマス・ドルビーでアマゾンをCD検索すると「ザ・一発屋」みたいなCDに「彼女はサイエンス」が収録されており、彼は大変不名誉な扱いをされている訳で
すよ。ロマンティクスとかと同じ文脈で扱われてて少し悲しい。いや、ロマンティクスも好きですけど。

            今もこの曲をライヴでやり続けているようです

       そうして最近ベストアルバムと4Thアルバムを買ったわけ。「彼女はサイエンス」がシングルなのでベスト盤を買った方が手軽なのですが、改めて今彼のアルバムを聴い
てみると、さすがに1Stなんかは音質も悪く、80Sバリバリのシンセポップでいまいち聴けない。だが、「彼女はサイエンス」以降の楽曲はどれもが洗練されており、特に
3rdの楽曲に素晴らしい物が多かったね。買うかな。

    コーネリアスのリミックスアルバム「地球危うし!」はこのジャケットをパクったと思う

エイリアンズ・エイト・マイ・ビュイック

 一時期引退してIT関係の仕事で成功していたらしい彼は今も音楽活動をやっている。もともと薄めだった頭髪をスキンヘッドにしてました。ライヴでの「彼女はサイエ
ンス」の円熟を確かめてください。

       あと芋づる式にアダム・アントが表示され、今も頑張っていることを知った。僕にとっての彼のベストチューンは「アント・ラップ」です。この曲は今でもよく聴く。

                      そうやって80Sのバンドを見ていると、次から次へと思い出すあのころのバンド。例えばマッドネス。彼らはホンダ・シティという車のCMで「ホンダホンダホンダ
ホンダ!」と連呼し日本でも人気を博したが僕としてはこちらの「Our house」の方が好きです。

   それにしてもトーマスにしろ、マッドネスにしろ、数十年前のファッションであるにもかかわらず、とにかくカッコいい!トーマスがバイクに乗っている時のコートや、マッドネスのグレンチェックのジャケット、ホントにイカシテルヨネ。

 

  ただ、今の若い人たちから見ると古臭いのかなとも思うの。というのも、この間大学生になった甥っ子と久しぶりに会ったんだけど、彼の着ている服は今はやりのゆったりした感じの上着とズボンであった。GUとかがこういうのを中心に売っているのかね?その時僕はダルチザンのレプリカジーンズにジャストサイズのTシャツを着ていたのだが「あれ俺20代から服のテイスト代わってないけど、今となっては時代遅れか?アメカジおやじじゃね?」とか思ったもんね。背が高く、ほっそい体形の彼がリーバイスを履いてTシャツを着ている姿を想像できなかった。だから彼に会う前にはいらない服をあげようかななんて思っていたのだがきっと着ないだろうなあ、なんて思ったわけ。
 

 年を取るというのはこういうことなのでしょうか。まあいいや、あと最近非常にお気に入りであるこちらのシルヴィア・ドナティの楽曲でお別れです。いわゆるブラジリアンジャズの系譜ですが、聴いて数十秒で「これは名曲だ!」と久しぶりに思った曲です。みなさんも良かったらどうぞ。

                 

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カンニバルコープスノCDヲ注文シタラ予想外ノ展開ニナリタリシ事 

  先日ようやくデスメタルバンドの帝王カンニバルコープスの新譜

「Violence unimagined」を買ったよ。さんざ騒いでいたくせに、出たらすぐ買えって話ですが、経済的問題から優先順位を下げてしまっていたのです。

「いまだ嘗て想像されざりし暴力」って意味ですかね

一年前にこんな記事書いた癖にようやく購入ですよ

  この前アマゾンでふとチェックしてみたところ、新品で送料込みで1400円で売っているではないか。楽天でお買い物マラソン時に2400円くらいのやつをポイント
使って少しでも安く買うかな・・・とか考えていた貧乏性の僕としては渡りに船!早速注文したのだ。
 そんでアマゾンから注文確認メールや配送状況のメールが来るじゃないですか。それを見ると何故か「置き配」扱いになってたんだよね。基本CDってポスト投函なのに
置き配なのか・・・とあまり気にせずにいたら翌々日には置き配完了メールが来ており、玄関を確認したら、届いてたYO!

        どーん。縦80センチ、横40センチくらいの大きさ

     


 それにしてもたかがCDにこの大きさ!アマゾンさん、過剰梱包すぎるよと思いながら開けてみると・・・

 

 

 

 

 

              ええええ!?

  

 レコードかよ!
 どういうこと?俺注文間違えた?と思い注文履歴を見て見るときちんとCDのページで注文しているではないか。つったってこの大きさでCDってことないよなー。
ということはアマゾンの間違いか。うーんレコードかー!どうすっかな!
いやね、数十年ぶりにレコードを買ったんだけど、やっぱりCDに比べてマテリアルとしての満足度が違うんですよ。この大きさと重さ!

   ジャケットのことに関しては目をつむってください。カンニバルコープスですから

          

 見ているうちに「もうこれはこのまま手元において、またCD注文し直すか・・・」と思い始めたわけです。
 一応我が家にはかなり昔押入れの天袋にしまったままのレコードプレーヤーがあり、それをCDコンポに繋げば聴けるはず。九月も中旬、しかし蒸し暑さの残る中、
じわじわと汗を垂らしてプレーヤーを引っ張り出したよ。

      僕が小学生の頃に買ったコンポのプレーヤーだから、もう数十年前の代物

           


 まず適当なレコードを選んで試し聴きしようと思い、ジャーニーのフロンティアーズをこれも収納の奥から引っ張り出す。プレーヤーの電源を入れ、動作を確認すると
ターンテーブルが回っている!おお、40年以上昔のプレーヤーがまだ動くよ!さて、もう一つの関門がCDコンポ。

         


 このコンポ(というほどの物ではないが)、ケンウッド製で結構いい値段がしたのだけれど、買って一年を過ぎたころCDを読み込まなくなってしまった。なんだよ!
 保証期間過ぎて壊れるな!しかし数万したマシンをおいそれと捨てるには忍びない。
そこで僕が思いついたのは外部入力機器としての機能だった。

 例えばタブレットをAUX端子に繋ぐとそれなりにいい音を鳴らしてくれるのだ。僕はそこにこのコンポの存在意義を見出し、最近では電子ドラムを叩くときの練習用音源として結構使ってました。ちなみにUSBポートもついているのでデジタル音源も再生できるのだけれど、いかんせんこのコンポ、シンプルを極めようという無駄な意志がデザインに働いて選曲ボタンがついてないんですよ。

             このように縦一列に必要最小限のボタン

            

つまりリモコン操作でしか選曲できないんだけど、リモコンどっかいった!だからUSBからの再生は選曲不可能なため断念せざるを得ない・・・。
 
 まあそれは置いておいて、いよいよプレーヤーの試運転。レコードを載せ、針を落とす。するとまずボリュームが小せえ。そこで音量を上げようと思い、音量ボタンを押すと何故か音量が下がる!なにこの機械!クソぼれえ!

 

  かてて加えて聴こえてくる曲が妙にテンポが遅い。どうやらさすがに数十年の歳月を経たこのプレーヤー、ゴムが伸びたか、不具合だかわからないが正常に機能せず!どっちの機械もまともじゃない。
 ボリュームを大きくしようと躍起になって押せば押すほどボリュームが下がる!もしやと思い、下げるボタンを押すとさらに下がる!なにこれ!

 音量レベルが7くらいになってしまったので直接レコードプレーヤーから聴こえてくるテンポの遅いセパレイトウェイズの方が音大きいし。最終的にはボリュームレベルが0になってしまい、ゲームオーバー。
 諦めた!

 

 次の手を考えよう。
 そういえば最近はレコードプレーヤーとCDラジカセがワンセットになっている商品があったなと思い、探してみるとありました。

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感想(123件)

 一万円ちょい。うーん仕方ない買うか!?
 レコードやカセットをMP3化できるし、この機会に過去のレコードやカセットをデジタル化するかな・・・。じゃ明日が楽天ポイントが倍になるからそこで注文しようと
決意。そうと決まればカンニバルコープスのレコード、開封の儀だ!

               どうです、うらやましいでしょう


 まあ悪趣味なジャケットですがこれこそがカンニバルコープス。そうして中には豪華なブックレットが封入されている。かなりえぐいイラストが載せられていますが、比較的柔らかめのものを載せますね。

            イスに縛り付けられた人が燃えちゃってる

      

           怖そうな人たちが向こうから歩ていて来るよ

        

 ブックレットの表紙はあまりに残虐な絵画でしたので自主規制で裏面を載せていますよ。見たい人はすぐにレコードを注文しよう!
 それにしてもやっぱりこのサイズのマテリアルはいいよね。あれ!レコードもカラーレコードじゃん!

              よくこんなの思いつくな

     

 なにこの色合い。レア盤になる可能性十分!ちなみにレコード盤は3190円から売っていたのでお買い得と言えばお買い得だった。よし!レコードプレーヤー注文すっか!・・・と決意したのですが、あれ。ジャケットの奥になんかCDサイズの紙が入っている。裏を見て見ると「BANDCAMP」と記載されてその下にはコード番号が書かれている。あれ、ということはこれBANDCAMPから音源ダウンロード出来るのでは?

様々なアーティストの音源を場合によってはフリーダウンロードもできます

  早速トライしてみるとあっさりダウンロードが開始され、MP3データとして音源を入手できました。ラッキー!つうか本末転倒?


 しかしコンポはボリュームがゼロ状態だ。どうにかしてUSBから再生できないものかとあれこれ試すが、どんなに音量ボタンやほかのボタンを押してもゼロのまま。あーもう!
 ところがだ。ダメ元でCDを挿入してみたところ、CDを受け入れてはくれないのだが、何故かボリュームがぐんぐん上がるではないか!なにこのミラクル。やった!


 とはいえUSBは選曲ができないので、パソコンにコンポを繋げたところ、凶悪なデスメタルサウンドがでかい音で飛び出した!環境整ったぜ!
 とうことで吝嗇家の僕は楽天でレコードプレーヤーを買うのをやめました。


 今の時代、デジタルサービスがすごいな。レコードを買ってそれを聴くのではなく、MP3でダウンロードして聴くという回りくどさ。でもそのおかげで家でも車でも
手軽に爆音カンニバルコープスだぜ。内容はいつものカンニバルコープスで最高だぜ。特に10曲目「overtorture」が気に入ったぜ。

            意味としては「拷問しすぎ」って感じ?

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久し振りに記事を書いて3000字

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SELF DECONSTRUCTIONをずっと観ちゃう

 ここ一か月くらい、「SELF DECONSTRUCTION」というこのバンドのビデオ、というかライヴ映像を一日に一回は観ているのです。初めて見たのはこの映像。

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 どうです、なんかスゲエでしょ。ギターとドラムのみの轟音爆速グラインドコア

僕、YOUTUBEでいろんなバンドの映像をザッピングして、未知の音楽を探し、大抵は10秒くらい見たら失望してすぐに他のバンドを探したりしてるんだけど、このバンド、曲がぐしゃぐしゃでよくわからないのにずうっと観ちゃうんですよ!

 まず誰もが思うギタリストのコのインパクト。なんだこのコは!

 延々ヘッドバンギングしながら、ものすごい勢いでゴリゴリのグラインドリフを、ボディをピンク色に塗り、ネックに数字を埋め込んだBCリッチのカスタムワーロックギターで延々弾き続け、それでいて時折垣間見える表情が常にニコニコ!ものすごく楽しそうだ!心から演奏を楽しんでいる。そんでもってなぜか着ている服はロリータファッション。いいセンスしてるぜ!初期の頃は私立女子高の制服みたいの(それもまあ異質だけど)を着てたけど、色々あってここにたどり着いたみたいだね。お名前は「葛葉」さんというそうです。

こちらがバンドのオフィシャルサイト


 さてその葛葉嬢のアクションがとにかくカッコいいのだ。

 複雑に構成され、次から次へと目まぐるしく変わる曲展開の中のキメの部分で見せるジャンプ!それがこの上なく決まってるのだ。そして他にも前傾姿勢で後ろに足を振り上げたり、ピックを持った手でイエー!したりするみたいなのが織り込まれるのよ。彼女こそは本物のアーティストだ!つうか、僕が今まで見てきたどのギタリストよりもカッコいいぜ!

                   このアンダーグラウンド

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 まあ、グラインドコアというエクストリームなスタイル故、万人受けは正直難しいでしょうが、こういうバンドがもう少し知られるといいな。そんなこと言ってる僕も彼女の曲ほとんど区別がつかないんだけどね。大体、ほぼ毎日見ているのに未だに一曲も識別できません!なぜかというと、彼女の曲ってほとんど繰り返しのリフがないのですよ。大体メタル系の曲っていくつかのリフを組み合わせて曲にするのに、このバンドはいくつものリフをこれでもかと詰め込んでノンストップで走り切るのだ。逆を言えば繰り返しがないから、フレーズを覚えられないのですな。そうしてライブではほぼ曲間がないため、どこでどう曲が区切られているかもわかりづらい・・・。あ、でもたまにイントロを間違えてすぐに仕切りなおしているときとかもあったな。

 僕はこのバンドを最初に見たとき、フリージャズのように全てフリースタイル/アドリブでやってんのかと思ったら、恐ろしいくらいの正確さでドラムとシンクロしているのに気づき、驚愕。よくやるよ!作った本人はともかく、ドラムの彼もすごい。

 

 2018年には海外のグラインドコアフェスティバルにも出演している。

            エクストリームミュージックの檜舞台。ここでもニコニコ

  

なんだこのグラインドコア祭りは。狂った大人たちが大はしゃぎしている。特にぬいぐるみのリュックを背負った奴と、メイド服を着たあんちゃん!僕も仲間に入れてくれ。ちなみにこの年のトリはナパーム・デスでした。あっ、そうそう、ヴォーカルのクビネさんが着ているレザーフェイスのTシャツ、僕もお揃いのを持ってる!

            これを着る日は気分がひきしまるぜ

          

 彼女は他のライブでもたまにこれ着てますな。あと、別のライブの時にはモービッドエンジェルというデスメタルバンドのTシャツを着てた。そんなこと気にするの僕だけだろうけど。

 

 かようにカッコイイバンドなんだけど、ツイッターなどによると現在はメンバーを全てクビにして、新たに募集しているらしい。ブログもあるんだけど、何やら病んでいる様子もあって大変そう。本物のアーティストは大変だ。このバンド、初期は男女二人のツインボーカルだったんだけど、男の人がいつの間にかいなくなって、そうして残ったクビネさんもぬけて新たに小柄な女の子が加入しました。

              現在はギター以外はいません

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 そうそう、見ていて気付いたんだけど、サウンド的なことでいうと、ギター×ドラムという編成に厚みを持たせるためか、彼女アンプをギターアンプだけでなくベースアンプにもつないでいるようです。色々工夫してるな。

       僕も昔出演したことがある高円寺二万ボルトでもやってる

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直近の作品はBANDCUMPで500円でダウンロードできます。ちなみに一番長い曲で一分半くらい。11曲入ってますが、全部で10分くらいで終わりです。

selfdeconstruction.bandcamp.com

現在は葛葉さんひとり・・・早くメンバー見つかるといいよね。新たに活動を始めたら、きっと観にいくぜ!

 

天才的なギター少女の空想小説

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Gnome、久しぶりのイイバンド

みんなー!ヘンだけどカッコイイバンドを見つけたよ!その名はGnome

            曲のタイトルの意味を知ると更に面白いよ!

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 もうサムネイルからして期待できるでしょ。

 そんで実際聴いてみると、重厚なメタル調のイントロに合わせてこの赤い帽子のおじさんが妙に中毒性の高い踊りを展開するのです。そうしてイントロが終わって、さあ、どんな展開なのか?とワクワクしているとこちらの予想を見事にズラしてヘンに明るい曲調でありながらもカッコいいリフワーク。そしてそれに合わせて相変わらず奇妙なダンスが延々続くのよ。

 このおじさんの動き、どっかで見たことあるな?と思ったらそうだ!電気グルーヴピエール瀧のライヴの時のパフォーマンスにすげえ似てる!      

      

 特に横を向いて片手をひらひらと振りながら動く様はそのまんま。まあこの人はそんなの意識はしていないだろうけれども、とにかくいつまでも観ちゃう。それはやっぱり曲がいいからなんだろうな。曲の感じが何だろう、EL&PのFanfare for the common manに似ていると思ったのですが。

            リズムが同じだけというはなし

            EL&Pはそもそも「展覧会の絵」アルバムでその名も「GNOME」という曲を演奏しているし、なんか不思議なつながり。

 

 さてこのバンドのジャンルはいわゆる「ストーナーロック」で、乾いた重いギターサウンドを中心としている。僕はこの曲が一発で気に入ったのでこのビデオを見終わってすぐにこちらの曲も視聴。こちらも素晴らしい。

        アンブローシアス!ユーキャンスリープオンザグラウンド!

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 廃屋と化したビニールハウスと思しき場所で演奏。きっとメンバーの誰かの実家なんだろう(と勝手に憶測)。細かいところをみると、ドラムに消音パッドを乗せてパフォーマンスしてるのよ。あれかね、母親とかに「うるさい!早く定職に就け!」とか文句言われるからですかね。

 

 なぜ皆赤いとんがり帽子をかぶっているのか?それはこのバンド名に由来するのだと思います。というのはGnomeとはハリポタなんかにも出てきた「ノーム」で、妖精の一種であり、ルックス的にこのとんがり帽子をかぶっているのが常なのですね。

 それにしてもこのバンドは日本での知名度はほぼゼロのようで、検索しても日本語での言及ナシ!ということは、もしこのバンドがムチャクチャ人気出ていずれ僕のブログが検索上位に来る可能性あり!インドのメタル集団のブラッディウッドのこともあるからね!そうそう、彼らはどうやらベルギーの人たちとのことらしいですよ。

初来日で瞬間的に検索数アップ

 

 このバンド、最近アルバムを出したからか、あともう一曲PVがあります。上記のPVもそうなんだけど、こちらもほぼ製作費ゼロと思われます。

   撮影機材(スマホ)の進化からか、妙に画質がいい。4Kとかもう当たり前か

   

 お金はかけなくても面白いビデオは作れる!

 ストーナーロック系のバンドって僕が好きな「RED FANG」とかもそうなんだけど、どこかユーモラスなテイストを持っていて、変にカッコつけないところがいいんですよ。それが逆にカッコイイ。

          大体がアホみたいなやつばっかり。でも曲はサイコー

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 もちろん日本でのCDの発売は無し。アマゾンでの取り扱いはMP3のダウンロードのみ。あとBANDCAMPとかでも買えるみたい。

Kraken Wanker

Kraken Wanker

  • Polderrecords
Amazon

 

gnome.bandcamp.com

 

 世界は広い

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ブラッディウッド/Bloodywood フジロック来日記念祭り

 インディアンストリートメタルの王者、ブラッディウッドがついにフジロックにて来日し、その雄姿を披露してくれた。僕は現地には行けなかったけど、YOUTUBEのライブ中継で堪能することができました。カッコよかった!

 

 そんで昨日突然ブログのアクセスがいつもの十倍くらいに跳ね上がってなんだなんだ?!と思ったら、その9割がブラッディウッドの記事だった。三年前に書いた記事のおかげで検索が上位に来るんだね。そんでもってあんまり情報がないしね。つっても僕のショボい記事にだってそんなに情報はないよ。

 

 ということで来日記念として過去記事をまとめたものをアップします。大した内容はありませんが・・・。

 

 

 世の中には様々な文化が存在し、今僕らはインターネットを駆使することにより、以前よりはるかにたやすくその文化を享受することができるようになった。

 そしてその恩恵を僕はまた今日受けた。その名は「BLOODYWOOD」。

 なんだこいつらは!カッコいいぞ!

   絶対聴いたほうがいいですよ!曲名は「INDIAN STREET METAL」(そのまんま) 

              アリ!アリ!アリ!

 

 ものすごい新鮮なサウンド!ラッパーをフューチャーしたAメロからのエイトビートへの展開、インドちっくなパーカッション、そしてヒンドゥー語?のアーリーアーリーアーというスクリームなど次々とぶち込んでくる。まだまだメタルは可能性を秘めている。何回も聴いちゃうよ!最後まで聴くとおまけでNGが入っているんだけど、それも笑うし。こいつらと友達になりたい。

 MP3です

Ari Ari (Indian Street Metal)

Ari Ari (Indian Street Metal)

 

 

 もう一曲。こちらはうって変わって叙情的なサウンド。でもしっかりとモダンなメタルに落とし込んでいる。

                      笛って

    

 どうやらアルバムは出ていないようなんだけど、カヴァー曲を色々アップしていて、そのカヴァーセンスがぶっ飛んでいる。

                ドラムはどうやら打ち込み

    

              ニルヴァーナのアノ曲もこの通り

    

 最初はヘロヘロのカッティングなのに突然キーが下がってデスコア調になるセンスが素晴らしい。途中なんてもう別の曲です。

 そんで他にも色々やってるんだけどそちらはあなた自身が確認してください。笑ったのはこちらのリック・アストリーの往年のユーロビートナンバー。ムリヤリ!

 後ろで写っているリックの姿がもはや道化。しかも途中「ブイー」とか言って豚の鳴き真似とかする

   

 

再びオリジナルソングに戻ってこちら。インド感がすごい。バーフバリとかで見たようなシーン。

    www.youtube.com

 

 元々は王道のデスメタルサウンドをやっていたようだ。でもPVはまさにボリウッド!という感じでインド感満載。でも曲は欧米のメタルバンドと比べてもなんら遜色が無い。というか、純粋にカッコいい。

      本当にボリウッド映画を見ているようだ、でも曲はデスメタル

  

 

 かと思えばこんなキャッチーなメタルサウンドも作っている。引き出し多い!

      どうやらブラジルのバンドとコラボしているらしいが詳細はわかりません

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 いやすごいな。いつかブレイクしますかね?というか、きっとインドでは人気があるのだろうな。

 

 そうして三年後・・・

 

 最近メタル系のヒーローが不在とお嘆きの方に朗報!

 あのブルータルインドメタル集団がものすごい勢いで帰ってきた!まず爆音でこれを聴け!絶対に聴け!

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 もう単純に「すげえ!」としか言いようのない迫力!

 特にブレイクダウンの早口ダーダダダダダダ!ダーダダダダ!ダイダイダイ!のあまりの凄まじさに大爆笑!なんだこれ!絶対聴いたほうがいいよ!僕はもう30回くらい聴きました!

 バースのパートは英語でラップ的なグロウルをかまして来るんだけれど、コーラス部分での長髪のおっさんがインドの未知の言語でこれでもかと云うくらい言葉のマシンガン状態フル回転よ!ダーダダダダダダ!ダーダダダダ!ダイダイダイ!

こちらがそのアルバム。アマゾンで存分に買ってください。

ジャケットがまたすごい

 

上記のダーダダダダ!もいいんだけど、他の曲もオリジナリティ溢れるインドカレー系パワーメタルのオンパレード!

 

 ワー!ワー!ガッダーロ!この絵もすごいwww.youtube.com

 サウンドの構築はギタリストのKaran Katiyarという人が担っていると思われるが、いちいちセンスがいいんだよね。現代的なメタルサウンドにインドの土着的音楽のエッセンスと変な太鼓(dohlというらしい)とか笛とかを上手く絡めて恐ろしいほどのオリジナリティを確立している。もうメタルの新しい地平線はアメリカやイギリスではなく、インドだ!10億人もいればそりゃこんな奴らもいるだろ。

 

 しかし現在日本ではほぼ知名度ゼロの彼ら。だってググってもほぼ情報がなく、2ページ目には僕のブログの記事が出てくるんだぜ。クイックジャパンはこいつらを特集しろ!プロモーターは日本の音楽番組でこいつら呼べ!そして紅白に無理やり出場をねじこめ!みんな度肝をぬかれるだろうぜ!

 

 まあ現在の状況じゃ日本にも来ないだろうけれど、ヨーロッパ方面にはツアーに出るようなのでいつか来てくれないかなあ!

         ワッケンオープンエアではかなりの盛り上がりだぜ!

    www.youtube.com

 

 ダーダダダダダーダダダダダイダイダイ!ダーダダダダダーダダダダダイダイダイ!

 ダーダダダダダーダダダダダイダイダイ!ダーダダダダダーダダダダダイダイダイ!

 

今回最も「!」を多用した記事となっております

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Rakshak

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メタリカ(ラーズ)の息子たちのバンド結構いい

メタリカのドラマー、ラーズ・ウルリッヒの息子二人がバンドを組んだそうな。どんなんかな、と思ったら、これが結構いけてるのだ。

自分たちの音楽で勝負しようという潔さは感じる

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各所で言われているようだけど、デスフロムアバブ1979と比較もされているみたい。でも、ベース×ドラムの形態になると、どうしてもこんな感じになるよね。

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ベースになんらかのエフェクトをかけてサウンドに変化を持たせる必要はあるよね。あとはセンスの問題だけど、ラーズの息子たちは、サラブレッドとしての才能はあるようだ。どういう環境で育ってきたのだろう。

 

 そんでメタリカなんだけど、最近になってマスターオブパペッツのリリックビデオが唐突にリリースされたんだよね。

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そんでもって、これリリックビデオなのだけれど、言ってしまおう、すこぶる作りがダサい!僕はわざとだと思いたい。ダサいのを一周回ってカッコイイと思いたい。でもやっぱりここが変だよ、このビデオ。

 色々なイメージがリズムに合わせて目まぐるしく変わるんだけど、何故か何度も挿入される剣道着の男が全くもって意味不明。

             丘の上に、竹刀と道着で立ってます

      

                稲妻の中、佇む道着男

       

               そして、竹刀を中央に構える道着男!

      

                燃える竹刀を振る道着男

       

 制作者の意図が全く分からない。それを許可したメタリカ側の意図もわからないが、何となく外人から見たら剣道着の男が不気味な感じがしたのだろう。ただ、日本人である僕から見ると、マスターオブパペッツのイメージと全く合わないことは言えると思うよ。でも、この曲は何度聴いても素晴らしい。多分僕が人生で最も聴いた1曲だろうな。今でもギター弾けるし、歌詞も全覚えしてるし。そんでメタリカをモチーフにした小説も何年か前に書いたし。

 

それがこのおはなし

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レミーが壁からドーン!墓からドーン!

 今日の仕事での昼休み、いつものようにヘッドフォンでYOUTUBEを観ていたらモーターヘッドの「KILLED BY DEATH」を発見した。

                       

 この曲は12インチシングルが出ていて、僕が初めて買ったモーターヘッドのレコードなのだ。エイスオブスペードでも、オーバーキルでもなく、キルドバイデス。

 大学生の時、生協で輸入・中古レコードフェアがやっており、その時に500円位で買ったと思う。今さっき、家に着いて汗だくで屋根裏を探したのだけれど結局見つからず、代わりにこれが見つかった。いつ買ったのかも覚えていない・・・。

               ほとんど聴いてない

         

 まあそれはそれとして、「KILLED BY DEATH」のはなし。

 そもそもこの曲のプロモがあるのを今日初めて知ったんだけど、見たら結構ぶっ飛んでて思わず他の同僚のいるところで笑いそうになり、こらえました。

 なんつっても、レミーのパワー系の登場の仕方が振り切っているのだ。曲が始まってしばらくすると、お姉ちゃんが家族とケンカし始める。するとどこからともなく聞こえてくるバイクの轟音。そして壁からレミーがドーン!

      なんか、もうむちゃくちゃ。多分実際乗っているのはレミーじゃない誰かでしょう

 このシーン、よほどうまくいったと思ったのか、何回か繰り返されます。そんで、そのままお姉ちゃんはレミーの後ろに乗って夜の街をぶっとばす。

 しかし、何故かレミーは警官隊に射殺されてしまう。しかも、そのまま担ぎ込まれて撃たれて死んでいるだろうに、さらに電気イスの刑!

 

 哀れ非業の死を遂げたロックスターの葬式が執り行われる。何故かお姉ちゃんとその両親も参列。しかも普段着のまんま。

 しかし、こんなことで死ぬレミーじゃないよ!なんと墓場からバイクでドーン!

お姉ちゃんはその場でなんの疑問もなしにレミーの後ろに飛び乗り去っていく。モーターヘッド最高!

 

短めのメタル記事

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