音楽と本

僕のカルチャーセレクトショップ

こんな感じの雰囲気の曲を知りませんか?

 転職して一日目(3月1日金曜日)、新職場で研修を受けあまりの情報量の多さと作業、そして環境の劇変でかなりのストレスを受けた僕。土曜日はかなりぐったりきて「このまま僕はやれるのだろうか」という不安やら家庭のゴタゴタやらが重なりものすごく落ち込んだ。

 ここに書いても仕方がないのですが家庭に問題がある上に転職が重なり、家にも職場にも逃げ場のない僕。だからブログを書くとかそういう創造的なことにまったく食指が動かず惰性でYOUTUBEとかだらだらと観ていました。二時間だけでも現実逃避するため没頭できそうなトム・ハンクスの「インフェルノ」をプライムビデオでレンタルして観た。

 こういう謎解き系のやつで時間つぶし

インフェルノ (字幕版)

インフェルノ (字幕版)

 

  観終わった後にようやくフェリシティ・ジョーンズが「ローグ・ワン」のジンだったことに気づくポンコツっぷり。面白かったけれど、ジュラシック・ワールドの目玉ギョロリのおじさんが凄腕の殺し屋でなにそれ。最後はかなり緊迫を楽しめた。

 

 あ、新しい職場の人はいい人たちですし、社長にも初めて会いましたがそれなりに好印象を与えられたようです。後は明日の幹部MTG(30人くらいいるらしい)で挨拶をしなければならないのでちょっとドキドキしてます。

 

 さてそれはそれとしてしばらく更新を怠っていた「音楽と本」として何か書こうと思ったのですよ。そしてふと

「昔からメロディは知っているけれどタイトルを全く知らないので聞きようがない曲」

を思い出してしまいました。

 みなさんもそういう曲の一つや二つはあるでしょう。ネットの力で僕は数曲それを突き止めることが出来たものもある。例えば30年くらい前、NHKFMで放送された「坂本龍一の電気的音楽講座」で昔流れて覚えていた記憶のあるこちらのアスワドの「バック トゥ アフリカ」。フルートの切ない響きが郷愁を誘う名曲。

      この曲がまさかアスワドだとは思わなかった。セカンドは持っていたのだ。

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 まあこの曲なんかは出所がわかっていたので比較的探し易かったのだけれど、こちらのドナルド・フェイゲン「I.G.Y」を探し当てるのにはかなり苦労した。

              実はものすごいヒット曲

   

僕は勝手にこの曲のアーティストをジョー・ジャクソンだと思っていてかなり検索したのに見つからず悔しい思いをしたのだった。

                ほら、なんか雰囲気似ているでしょ

     

 そして見つからないのでひょっとしてらジャクソン・ブラウンの間違いか?!と思ってそちら方面を探しても見つからなかった。そりゃそうだ。まあ雰囲気は近い。

 そうして数年前海外のインターネットラジオかなんかでこの時期のヒットソングをいろいろと聴いていたら、偶然「IGY」がかかったのだ!いやああの時は感動したね。「ドナルド・フェイゲン」なんて全然知らなかったもん。

 

 さてようやく本題ですがそういう曲が50歳を超えた今でも何曲か僕にはあるのです。記憶違いかも知れないけれど、確か映画のサントラで口笛でメロディが奏でられるのんびりとしたインストナンバーなのですよ。雰囲気で言うと、こちらのピンクフロイド「サン・トロペ」が非常に近い。

              この曲はこの曲で大好きなのだ

    

 想像してください。バッキングはこのまま、そうしてメロディが口笛でまったりした感じの曲なんですよ。誰か知りませんかねえ。

 

 そうしてこういう雰囲気の曲が僕は結構好きなのでいくつか集めておきますよ。

   こちら「明日に向かって撃て」からの超有名曲「雨にぬれても」。ご存知の方も多いはず

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 こちらも言わずと知れたギルバート・オサリバンの「アローン・アゲイン」。やっぱり雰囲気は共通した感じでしょ。

          昔なぜかテレビ版の「めぞん一刻」の主題歌になってた

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 さてその探している曲をやっぱり僕は勘違いしていて華麗なるヒコーキ野郎のテーマかと思っていたのですな。そしたらこんなに景気のいい曲で全然違うじゃん。

                 多分口笛のイメージで勘違い

    

 

        そして、今もその曲が見つからないのです。

 

 

 現在10133というPVですが特に何かあるわけではなかった

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街の芸術祭でゴーストライダー。TOOLの新曲。

  こんにちは。トリを肩にとまらせたまま、無聊をかこつ僕です。

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 いよいよ転職を来週に控え、不安いっぱいのアラフィフ。

 まあこれといった話題が特にある訳ではないのですが、いくつかの出来事をここにまとめておこうと書いた次第です。

 

 まず、この間小5の次女の書道作品と絵画作品が街の芸術展なるものに学校より出品されたとのことで見に行きました。

 娘は芸術方面に興味と才能を発揮し、よくこういう催し物に作品が選ばれるのできっと将来はひとかどの人物になって、僕を養ってくれないかなあとひそかに思っているのです。甘いですよね。

       イノシシの絵がそうです。でもまあ他にも上手い子はたくさんいる

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 そちらはさておき、会場はこのようにたくさんの小中学生の作品が飾られている。

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 まあ素人作品展といってしまえばそれまでなのだけれど、この中に、強烈に僕に個性をアピールしてくる作品があった!

                大体見当つくでしょ

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 これを見たとき思わず爆笑。まさかこんなところでニコラス・ケイジ

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            よほどこの映画を気に入っているのだろうか。

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          昔テレ東でやってたのを録画して観たなあ

  

 

 ちなみにこの作品の作者の学年はなんと小学校2年生だった。将来有望!

 

 ちょっと前からちらほらとあげられているTOOLの新曲らしきもの。ライヴ会場で録音されたものですかね?

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 これ本当にライヴ?とでもいうような完成度の演奏。そしてやはり曲が群を抜いてすばらしい。メイナードのヴォーカル入ってないけど、それでもすごい。ああ、早く新譜でないかなあ。

 

 そしてこの小説、本当に後一歩で10000PV行く!ちなみに現時点で9998PV。フォロワーも思い出したように増えてたりする。

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暇つぶしプライム地獄 3 エマ、ドラゴンなど

  またアマゾンプライムビデオを見たという話。

 前回の「特捜部Q」のように、英語圏以外の国の素晴らしいドラマや映画を見られる環境にあるのが嬉しいところだ。そんでオススメに出てきた「EMMA」というフランスのSF?刑事ドラマを見てみる。

こんなシーンはない 

  見た目は若い人間の女性そっくりの見習い刑事エマ、実はフランスの科学の粋を尽くしたロボットだった。通常この手の作品に見られる人工知能の暴走とか、ロボットがアイデンティティに悩むとかいうことは一切起きず、エマはひたすら従順に且つ有能に事件を解決してゆく。

              派手なシーンはありませんよ

   

 物語は三つの事件にそれぞれエマが関わっていくのだけれど、特に意外性は無くなんだかすごい強いちょっと変な女の子が活躍する、いわば現代版バイオニック・ジェミーだった。予算がないからか研究施設とかエマの内部構造だとかが具体的に描写されることはほぼない。これがハリウッドなら大々的な施設とその性能の検証シーンもあるのだろうが、この作品ではエマに銃弾一発打ち込んでおしまい。

 フランスの作品なので、当然全編フランス語なんだけど丁寧に作っているせいかあまり退屈はしません。サイボーグの女の子が無敵だという爽快感はありますよ。あと、エマはそうプログラムされているのか、常にニコニコしているよ。

 

 ロシア制作?のファンタジー大作「ドラゴン」。 

DRAGON ドラゴン(字幕版)

DRAGON ドラゴン(字幕版)

 

 評価がよく、ドラゴン映画もそこそこ好きな僕なので、100円で借りて観てみました。確かに映像は綺麗なんだけどさ。

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 途中で観るの秋田ー!

 予想通りの展開で、ハッピーエンドすぎ。映像は凝っているけれど、ストーリーがそれに及ばない。もうこういう人工的な美しさってありふれたものになりすぎた。早送りで無理やり見ました。

 

 やっぱドラゴン映画は「ドラゴンスレイヤー」「ドラゴンハート」ときて「ヒックとドラゴン」にたどり着きますかね。そういえば「エラゴン」なんてのもあったなあ。

     

 

 ベネディクト・カンバーバッチの「イミテーション・ゲーム」。

 天才数学者アラン・チューリングがいかにしてナチスドイツの暗号機「エニグマ」を解読したかという話。カンバーバッチは27歳という設定にちょっと無理を感じるが、天才の孤独感や、一つのことに没頭するとほかを顧みないアランという人物を実に巧みに演じている。チューリングといえば人間か機械かを判別する「チューリング・テスト」というのが有名で、僕は以前瀬名英明氏の「デカルトの密室」という作品でその名を知ったのだった。

かなり面白いですよ。哲学+ロボットSF

デカルトの密室 (新潮文庫)

デカルトの密室 (新潮文庫)

 

 映画にもそのチューリング・テストに言及される場面が出てきた。話は彼だけでなくそのチームが全身全霊で 暗号を解読するために努力し、時に大きな犠牲を払って戦争終結を早めたという内容。

 チューリングは同性愛者だったため、戦後告発され強制的に薬物投与され自殺。その業績とは裏腹に実生活は(一般的な尺度から見ると)決して穏やかなものではなかった。彼の作ったマシンが今日のコンピュータの礎となっている。

 

 この作品をみてこのあたりの歴史的経過に興味を持ったので「アイヒマンを追え!」と「ウィンストン・チャーチル」を連続鑑賞。 

ここにも同性愛者の問題が絡んでいた。数十年前当時は相当異端視されていたことがわかる。

 

 こういう映画を見ると、歴史的に偉大な業績を残した人物も日常生活ではそれなりに一般人と同じように過ごし、悩みをかかえていたのだなあということが解る。それが多少脚色されているにせよ。

 

 特に気合を込めて見ようとも思わず、軽い気持ちで観たものに拾い物がある。そんな作品がこのプリデスティネーションだった。

 いわゆるタイムパラドックスもの

 タイムパラドックスはその始まりがどこなのかという疑問が残るにせよ、伏線を張り巡らせることによって、「ああ!なるほどこれがこうなのだな」というカタルシスが味わえるのが一つの魅力だろう。

          ガジェットが最新鋭でなく、クラシックなのも好感が持てる

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 古くはハインラインの「夏の扉」から「ターミネーター」や「ルーパー」「バックトゥザフューチャー」まで数多くのタイムトラベルものがあるけれど、特にこの作品はそのタイムトラベルに焦点を当てて細かく話を紡いでいく作品だった。最初はかなりスロースタートだけれど徐々に様々なエピソードが絡み合って最後に円が閉じるのを観た瞬間、「へー、よく考えたなあ」と思うこと請け合いです。まあ「鶏が先か卵が先か」という疑問は残るけれど、エンタメ作品としてはかなりよくできていると思いましたよ。

 

また何か観たら書きます。

 

10000PVいったらご褒美とかないかなあ

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暇つぶしプライム地獄 2 「特捜部Q」はおもしろい

 転職が決まって現在僕は毎日半休を取ってます。よく考えたら4月入社にして3月有給とればよかったと後悔することしきり。まあ、いまさらどうしようもないので家でごろごろしながらプライムビデオを見ているわけ。

 

 プライムビデオは無料の映画がたくさんあるけれど、購入も出来る。時に好きな作品が手ごろな値段で買えるので以前からちょいちょい購入していたんですよ。マッドマックス・怒りのデスロードとか1000円で買えた。

 何度でも観られるよね

  プライムで購入すると何がいいかって、メディアを挿入して再生する、という手間が全く無いところだろう。僕のブルーレイプレーヤーは再生するのに5分近くかかるので、それに比べたら雲泥の差だ。アマゾンスティックをちょちょっといじるだけで即再生できる手軽さ。パッケージの置き場にも困らない。もう僕きっとパッケージ商品買わなくなるな。

 そしてこの間は「ブレードランナー2049」も1000円で売ってたので買ってしまった。 

 今見直すとあれそこどうなの?っていう場面もあるんだけれど(たとえばレプリカントのラヴが簡単に警察に侵入してレイチェルの骨を盗み出し、挙句所長を殺すという場面など。手薄すぎるだろ)、1000円なら手元でいつでも見られるという安心感で買っちゃうよね。時折聞こえる低音のブォーンという、ヴァンゲリスを髣髴とさせるBGMがこの作品に不気味な彩を与えていることに気づかされたりして、やはりこれも何度も見返す映画なのだなと思いました。 

 こちらが当時の感想


 さて他に最近ハマっているのが北欧系ミステリードラマ。最初はノオミ・ラパス版のドラゴン・タトゥーの女を観たのだけれど

 フィンチャー版とほとんど一緒だった。リメイクする意味あったの

 その製作スタッフが作ったという「特捜部Q・檻の中の女」を観たところ、すこぶる面白いじゃないか!

 先入観なしにみるとびっくり

特捜部Q 檻の中の女(字幕版)
 

 デンマークを舞台にした猟奇系ミステリー。なじみのない北欧の言葉がエキゾチズムを感じさせ、独特のひんやりとした画面がミステリーに一層興を添える。暴走気味の刑事カールはその独善的な捜査から同僚を二人失い、閑職に回される。その名は特捜部Q。未解決事件の資料整理が目的の部署だ。そこに配属されたムスリムのアサド。二人は丹念に未解決事件を調べていくと不可解な点に気づき、捜査を進めてゆく・・・。

 

 いわゆる「セヴン」とか「羊たちの沈黙」などの系譜のイカれた犯人たちを相手にするのだが、たった二人で支援もなく猟奇的事件を解決してゆくストーリー運びと演出に釘付け。この「檻の中の女」は非常に良く出来てました。で、続編の「キジ殺し」も見たわけですよ。

特捜部Q キジ殺し(字幕版)
 

 一作目でその名を上げ一目置かれた特捜部Qに秘書も配属される。相変わらず猟奇性のある事件に巻き込まれるのだが、犯人がちょっと杜撰ではないか。いや、話は面白いんですけどちょっと荒唐無稽すぎるところがあって一作目よりはいまいちだなあと思いましたね。でも面白い。

 そんで3作目のこちらはレンタルなんだけど100円セールだったので鑑賞。 

  冒頭から主人公のカール、PTSDらしき症状に襲われており手の震えがとまらなかったり、ちょっとした会話にもとんちんかんな答えを返したり。カールという主人公は事件解決にその命をかけるが、決してヒーローではない。仕事に没頭するが、彼には「これしかできない」のだ。

 この回は特捜部Q史上最多の死者が出てるんじゃないか?加えて「エホバの証人」やその他の宗教を絡めた内容が作品に深みを与えている。そうそう、犯人のヨハネス役のハンサムなポール・スヴェーレ・ハーゲンって俳優どっかで見たなと思ったら「ファイティング・ダディ」のマフィアの役の人だった。

 巨漢親父がマフィアに怒りの鉄柱

 

 とにかくこれまではカールとアサド2人が中心に細々と行ってきた捜査も、この映画ではかなり大々的な(誘拐事件なので)スケールになっている。病院内での犯行は無理があるようにも思えたが良質ミステリとしてのレベルは着実に保っている。プライムビデオで何か面白そうな作品を探している方、お勧めします。

 

 そして最近、最新作「カルテ番号64」がひっそりと公開されていた。デンマーク製作映画No1ヒットだというのに東京だけの「未体験ゾーンの映画たち」での上映って、もう少し何とかならなかったのですか。

                アサドの上着が新しい革ジャン

    

 プライムビデオのなにがいいかって、手軽にこのような名作に会えることだろう。デンマークミステリなんて普通見る機会ないもんね。アメリカ/ハリウッド映画のノリとは別の味わいのある作品がたくさん観られるんですよ。それについてはまた後で。

 

ということでこういうのも読んでね

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暇つぶしプライム地獄 1 ウェスアンダーソン作品、リメンバー・ミー

 休みの日、皆さんは何をして過ごしますか。

 最近になって僕は何もすることがないことに自分でも驚いているのです。50を迎え、色々なものに対する興味が色あせてきて、何をするにもおっくう。

 なんだか何か得体の知れない外からの力が働いて自分を動かしているような錯覚に陥ることしばしば。人として末期ですかね?これが加齢というものか。肉体だけでなく、精神も徐々に衰えていく。

 たまに娘に

「お父さんが戻れるとすれば何歳くらいがいい?」

なんて聞かれるんだけどそうだなあ、25歳くらいかな。別に根拠はないけどね。自分に25歳の時があったなんて思えないのです。あったんだけどさ。

 

 そうして暇な時間にすることといえばひたすらアマゾンプライムビデオの鑑賞。こうやって、まともに生きられるならあと3~40年くらいはまだあるだろう余生を僕は過ごしている。そのすり減らした時間の中身をブログで書いて少しでもその記録を留めたい。

 

 まず購入した作品について。

 ついに500円になっていたファンタスティックMr.Foxを購入。

  ウェス・アンダーソンストップモーションアニメ第一作。例によって緻密に計算された画面構成と、独特のユーモアが散りばめられた傑作。原作は「チョコレート工場」のロアルド・ダール。興味を惹かれたので買って読んでみようかなとも思ったけれど多分図書館にあるのでやめた。

 それにしても動物たちの衣装のスタイリッシュなこと。ミスターフォックスコーデュロイのダブルのスーツをラフに着こなして颯爽としている。妻のワンピースもカッコいい。唐突に巻き起こるアクションシーンや、ギャグがいかにもウェスの映画らしい。それからアコギを中心に作られた牧歌的な音楽も。もう3回くらい観ました。

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  ウェスの映画、もう一作グランド・ブダペスト・ホテルも500円で購入。

  まあ雰囲気の良いこと。そして彼の映画全体に言える、控えめだけれど場にしっくりと馴染んでいる音楽の趣味も素晴らしい。そして詩的でテンポの良い会話。クライマックスのスキーとソリのチェイスシーンはもうギャグだけれど、よくこんな追いかけっこ考えたな。ビル・マーレイエドワード・ノートンウィレム・デフォーなどの彼の映画ではおなじみの豪華俳優陣も見ていて楽しい。

    

 プライムビデオは毎週週末100円レンタルセールをやっているんだけど、先週リメンバー・ミーを娘と二人で観ようと思い立ち借りる。 

 ディズニー/ピクサーでハズれなんかあるの?っていうくらい信頼のブランドだから絶対面白いだろうと二人して視聴を開始。小5の娘はピクサー作品では必ず泣くので(この間はインサイドヘッドで泣いていた)これも泣くのだろうな、と思っていたら、クライマックスであまりの感動に僕が泣いてしまった。

    

 いやあ、映画で泣いたの久しぶりだった!これまでも泣きそうになったのは多々あるけれども、我慢できずに泣いたのは30年くらい前に見たクローネンバーグのデッドゾーン以来じゃないのか?

 クリストファー・ウォーケンが若い。誰にも理解されない悲しさ。最後の「グッバイ」で号泣

  

 年をとってやはり涙もろくなったのでしょうか。テーマが「家族」ということもあるからだろう。それにしても最後のシーンのギターを手にミゲル少年が「リメンバー・ミー」を歌いだしてから、最後のママココが死者の国に登場するくだりまで感動の波状攻撃でノックアウト。これ絶対泣くでしょ。最後は娘と二人で泣きながら「よかったねえ」としみじみ。今思い出してもじんわりと目が潤む。

 娘はかなりこの映画が気に入ってレンタル期間いっぱいまで何度も見て、何度も泣いてました。

 

他にも数多く見ましたので、これからその所感を少しずつ書いていきます。

 

おーあと15PVでなんと10000PV達成する!

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カルビーコーン(チーズ)、今最もカールに近い、あとカプすけ

 このブログでたまに言及するのですが僕、明治カール(チーズ味)がスナック菓子の中で最も好きだった。けれども悲しいことに僕の住んでいる関東ではもう買えなくなってしまった。だから仕方なく数多くの代替商品を買って試した結果、数ヶ月ほど前の時点でキャラメルコーンのチーズが一番近い商品だと勝手に認証していました。

しかしやはり少し違うんだよね

 

あとこちらでも色々探してました
 

    そして最近、ふとこちらのスナックをスーパーで発見。

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 またカールの類似商品か・・・でもカルビーという大手から出ているのならひょっとしていいかも。パッケージの色目も似せているし。

 様々なカールに対する思いを抱えながら家に帰り、おもむろに口を開け、コーンを食す僕。

 うわなにこれ、カールじゃん!

 なんとこの「コーン」、ほとんどカールだった!美味しい。さすが大手!

 カールの凄さは、一度袋を開けたが最後、歯にくっつこうが手が汚れようが、最後まで食べられちゃうところだ。それほど僕はあのスナックが好きなのだ。他のニセカールだとそうはいかなかったんだけど、この「コーン」は最後まで食べちゃった。やった、これでアマゾンで取り寄せしなくても済みそうだぞ。僕はよほどお金に余裕ができたら1800円くらい払ってアマゾンでカール10袋を購入しよ、と思っていたのだ。

どうやっても一個あたり180円くらいしてしまう。昔は88円くらいで買えたのに 

関東以北のカール好きの皆さん、「コーン」で代わりがききますよ!

 

 ついでなんでお菓子の話。

 昨日はバレンタインデーだったが、僕もらえず。いや、会社の掃除のおばちゃんがみんなにって、きのこの山たけのこの里のアソートパックをくれたっけ。

 まあ別にそれを気にする年でもないのだけれど、家に帰ると僕の机にこれが置いてあった。

                   娘の手紙付きのチョコだよ

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       こんなんあったら下手すると泣いちゃうよね。泣かなかったけど

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 仕事が3月から変わるので不安な僕ですが、彼女のためにも頑張らないといけないなあ。それと、何故か我が家で少しカプリコがブームになってみんなで食べてたんですよ。

                   たまに食べるとおいしい

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 このカプリコを食べていた娘が突然「うわーやった!」と喜んでいるのでなんだろうと思って見に行くと、こんなのが出てました。

                      カプすけ

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娘にラッキーなことがあるといいな。

 

 そうそう、ナンバーガールが再結成するんだって。とりあえずライヴやるのかな。もう解散して17年も経ってたのか。

 僕にとってのナンバーガールのアルバムといえば、「スクールガールディストーショナルアディクト」と、「SAPPUUKEI」ですかね。

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 どっちもリマスターバージョンがあるんだね。

 

  

 

 

さていよいよ10000PVが目前

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「ファースト・マン」観ました

 僕は月面を写した写真集「FULL MOON」を観て、一時期アポロ計画や月に関して熱に浮かされたように関連資料や映画を見まくった時期があった。

珠玉の写真集です

  

そのことに関しては二年ほど前にやたらと書いてます

僕のアポロ&サターンロケットへの偏愛を綴ってます 

www.otominarukami.tokyo

 

    さてそんな僕がこの映画を観ないわけには行かないじゃないか。

   www.youtube.com

 

 ストーリーは人類初の月に降り立った男、ニール・アームストロングがいかにアポロ11号の船長となり、ミッションをこなしたかを追っていく。

 ただ、エンターテインメントに傾きがちなこういう題材を、「ラ・ラ・ランド」の監督であるデミアン・チャゼルはひとりの人間としてのニールを描き、かえって全体的に静かで落ち着いた印象の映画となっている。

 

 冒頭、超音速飛行機のパイロットとして登場するニールだが、実生活においては愛娘のカレンが腫瘍に犯され、やがて亡くなってしまうという悲劇に見舞われる。

 この娘の死が後々様々なシーンでフラッシュバックされる。

 

 僕はアメリカの宇宙開発の歴史についてはかなりそこそこ詳しいので、エピソードは全部知っている。ジェミニ8号のパイロットになり、ドッキング衛星のアジェナとドッキング後回転が止まらず彼の機転で危険を回避したり、アポロ1号のガスやエド・ホワイトが火災で亡くなったり、月着陸船のシュミレーションで事故があったり・・・。

 

 このあたりの出来事は全部「フロム・ジ・アース・トゥ・ザ・ムーン」というトム・ハンクスが関わったテレビドラマシリーズで何度も観たので新鮮味なしもいたし方ないね。

ビデオを全巻買って、何度も観ました 

FROM THE EARTH TO THE MOON DVD【MOON BOX】

FROM THE EARTH TO THE MOON DVD【MOON BOX】

 

 

 ニールを演じるライアン・ゴズリングは顔かたちがそもそもニールと似ても似つかないので鑑賞前は「どうなの?」と思っていたけれど、実際映画が始まると徐々にこれもありかな、と思えるようになる。でも僕にとってはやはり多少の違和感アリ。まあ、「アポロ13」でトム・ハンクスが船長のジム・ラヴェルを演じたのもどうかと思ったけど、無理やり顔を似せる必要は無いか。「チャーチル」なんかだと似せに行ってたけどね。

 

 映画としては非常によくできていると思うんだけれど、どうしてもジェミニ計画からニールの動きを追っているので、僕からすると個々のエピソードが散漫に見えてしまった。本当はもっとアポロミッションの部分に時間を割いて欲しかったけれど、それはこの映画の意図するところではなないのだろう。

 

 とはいえ、いろいろな場面で引っかかるところもありました。

 例えばデュークス・スレイトン(宇宙飛行士であり、アポロ計画の人事決定権を持つ人)がニールにアポロ11号の船長だと告げるのがトイレ!あと、ジェミニ計画を伝える時もそうなんだけど、そんな日常的な場所でさらりと重要事項を伝えちゃうの?部屋に呼んで任務を伝えないのか?

 

 アポロ11号のもうひとりの月着陸クルーのバズ・オルドリンがちょっとヤな奴として描かれていた。オルドリン、確かに変人だったらしいけれど(しかもどうしても自分がファースト・マンになりたくて結構ゴネたらしい)この扱いは、かあいそうだ。

 

 CG全盛の昨今、例えばジェミニ宇宙船が危機的状況に陥ったとき、あえて客観ショットをそれほど用いず、ニールの主観ショットを多用し観客があたかもその場にいるような演出が多かった。

 他にも月着陸の瞬間、はしごを降りるニールの主観ショットには結構感動したよ。

 月の描写は非常にリアルでぜひ大スクリーンで観たい。僕の見たスクリーンは小さめで迫力が半減。あーあー、近くにIMAXできないかなあ。

 

 ニールがアポロ計画に参加して以降は、ニールのはめる腕時計がきちんとオメガのスピードマスターになっていた。当たり前か。

 やっぱりこの時計でしょ


 なんだかまとまらない内容でしたが、宇宙開発に興味を持った方のためにおすすめの宇宙開発映画をご紹介しておきます。まずは黎明期の事情がよくわかる、「ライト・スタッフ」。

ライトスタッフ 製作30周年記念版 [Blu-ray]

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このあとにファースト・マンを見ると流れがよくわかります。

そして次に見るべきはやはり傑作「アポロ13」でしょ。

 映画のエンタメ度で言えばこちらのほうが上でしょうね

アポロ13 [Blu-ray]

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 緊迫感がすごい。そしてカタルシスも。最後いつも泣きそうになるよ

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この他YOUTUBEで探せばサターンエンジン開発者のフォン・ブラウンのドラマとか、ソ連の宇宙開発主任のドラマとかもありますが、よほど好きじゃないと見ないか。

 

それはそうと、もう少しで10000PV行きそう!

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