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ドパドパいうスピードメタルをあなたに

 まずはこちら。SLIPKNOTの新曲でてました。

         公開初日で早くも再生回数140万という人気

  

 これはニューアルバムの布石なのだろうか?日本のサイトは一切告知なし。メタルに冷たいね。スリップノット、日本でも人気あるだろうにさ。

 曲は相変わらずヘヴィーで、途中容赦なくブラストビートをぶち込んでくるブレなさ。どメジャーバンドなのにこれだけのハードな曲をリリースして、それがこれほど聴かれているんだから世の中捨てたもんじゃないよね。ニューアルバム、いつ出るのか知らないけれど大音量で聴きたい。

 

 

 さて先日、ドラムのリズムスタイル別に僕のお気に入りのスピードメタルをご紹介したのですが、今回も似たような内容です。

 前回はドッタンドッタン、ドコタカドコタカ、というリズムを中心にご紹介しましたが、 

別に読まなくても良い記事 

 

 懲りずに今回は「ドパドパドパドパ」というリズムのスピメタを僕の個人的な好みでのご紹介です。このてのリズムになるともういくらでも例はあるのでキリがないのですが、そういう中でもやはり特徴的な曲というものはあります。

 

 僕が初めて聴いたドパドパメタルはドイツの長寿スラッシュメタルバンド、ソドムのこの曲「Blasphemer」だった。

 

狂気の演奏。ドラムのクリス・ウィッチハンター(故人)の無駄に手数が多い安定感のないドラミングがこの頃のソドムの魅力

      

 どうでもいいイントロに続いて0:25あたりから突然「ブラスフィーマ!」とVo兼Baのトム・エンジェルリッパーが絶叫し、間髪いれずにドパドパドパドパ!

 これを聴いたのは僕が20歳頃のことだったから、今からもう30年近く昔の曲!なんてこった、僕がドパドパを初めて聴いた時に生まれた子供たちはもう立派な社会人!そうそう、「ブラスフィーマ」というのは「神聖なものや神に対して不敬なことをいう、いわゆる冒涜」の意味だそうです。

 

 それにしても時の流れとは早いものだ。年は取るものだ。

 まあそんな感慨はどうでもいいいのですよ。この曲はたしか弟が友人の誰かにダビングしてもらったテープに収録されていて、当時スラッシュメタルに飢えていた僕は飛びついたのだ。他にもおそらくクリエイターとかデストラクションなどのいわゆるジャーマンスラッシュ三羽カラス(なんだこの呼び名)なども収録されていたはずなんだけど、この曲のインパクトが凄すぎてほかのバンドを一切覚えていない。正直、曲の輪郭がつかめないし、ある箇所に至っては明らかに演奏がずれている。よくこれを作品として出したな。ドラムのドパドパが前面に出すぎているためにイマイチどんなことやっているのか分からないが、時折聴こえる叙情的なギターリフが心に残る。

 そして結局再びあの衝撃を忘れることができずまた聴いてしまう・・・。あのテープ、どこに行っちゃったんだろうなあ。

 ぜひ手に入れてください 。というか最近4人組になったということに驚愕

In the Sign of Evil

In the Sign of Evil

 

 

 しかしあなた、ちゃんと再生してくれましたか?この曲を聴いて度肝を抜かれて欲しいのですよ、世の中にはこんな音楽が有り、それが商業ベースに乗って未だに流通していて、それを愛好するものがいるという事実を!

 このアルバムは他にも「オブセスト・バイ・クルエルティ」などのカッコいい曲名を持った初期の名曲が収録されているのでぜひぜひ!

 

        さて絶対に外せないのはメタリカ「バッテリー」

              飛ぶ鳥を落とす勢いとはこのことか

    www.youtube.com

 この速いくせに重いスーパーチューンはその後の僕の人生に少なからぬ影響を与えてくれた。そもそもこの曲がなければこの小説を書かなかったし、ひいてはこのブログも書いてはいなかったはず。

小説の冒頭を飾る曲なのです

 

 このアルバムに収録されているバージョンは当時の彼らの若さとパワーがギュウギュウに詰まった今にも噴火寸前の、というか噴火しまくっている火山を思わせる。しかし、近年衰えが否めないラーズのドラム、このバッテリーを演奏するときの省エネっぷりが・・・。

 もともとこの曲のドラムパターンは聴けばわかるけれど

 ドタドタドタドタ

 というハイハットをこのスピードでエイトビートで刻み、バスドラとスネアを交互に叩くというのが基本なのです。しかし、ライヴなんかではどうもそのバスドラをはしょって

 ドタッタドタッタ

 という風に演奏してます。まあ、そんなこと気にする人ほとんどいないだろうけど、ドラマーや楽器を少しかじったことのある人なら気づいてます。あまつさえ、ソロあとのキメの部分でのツーバス連打も、なんかタムのフィルインでテキトーにごまかしている時があるんですよ。まあこれもどうでもいいんですけどね、曲がかっこいいから、いいか!メタリカ最高!

 

 次はやはりどうしても僕の年代的に古いものになってしまうのだけれどスレイヤーでしょう。このアルバム「レイン・イン・ブラッド」はどの曲をとってもドパドパ。

 歴史的名盤

レイン・イン・ブラッド

レイン・イン・ブラッド

 

 ただ、どうなんだろう、スレイヤーのこのころのドラムの響きの感じは「ドパドパ」というよりは「ツテツテ」という語感がふさわしい。

       このアルバムの中では最速チューン。当時はこれを世界最速と思っていた

    

 

 

 さて次・・・もうね、結局有名どころばかりになっちゃって、メタル好きの人からすればなんのヒネリもないのですが、今度はエクソダスインパクトイズイミネント」。この曲も過去何度も上げているのですが、良いものは良い。まあ、この曲もドパドパというよりは、「スコスコスコスコ」という感じですかね(個人の感想です)。とにかくギタリストのゲイリー・ホルトの音が分厚い。リフもいかにもエクソダス!というヘンテコリンでいてかっこよさを併せ持つという奇跡の曲。聴くたびに元気が出る!

           曲自体は0:38くらいから轟音で飛び出します

    

 純粋なメタルバンドではないけれど、ほぼメタルであるミニストリーの「No W」。

      これを聴いたとき、うぉ、ミニストリー復活!と歓喜したものだ

   

 厳密に言えばちょっとドパドパ感は薄い。Voのアル・ジュールゼンセンがジェロ・ビアフラと組んでいたLARDの「FOLKBOY」の方があれか、ドカドカですね。

              作曲者が同じなので雰囲気は近い

    

  

 とまあここまで数曲載せましたが実は最初のソドムさえ聴いていただけれは良いのです。ブラスフィーマ!の衝撃を、あなたに味わって頂ければ、僕の追体験をして頂ければ良いのです。できれば、若い人に。

 

           そんで最後に蛇足ですがこれも貼っときますか

    

 

    次回は「すたたたたたたたたたたいうスピードメタルをあなたに」でお会いしましょう。

僕の80S ザ・ポリス 初期とか

 大学に入ってようやく僕はポリスをさかのぼって聴き始めた。

 1STの衝撃はすごかった。

アウトランドス・ダムール

アウトランドス・ダムール

 

 シンクロニシティーから入った僕は、彼らの初期の荒々しいパンクっぽい演奏のカッコよさにやられた。計算されたシンクロニシティーもすごかったけれど、こちらのバンドサウンドがガンガンくるポリスもまた魅力的だ。後年、僕は同級生と久しぶりに会ってバンドをやったとき、トリオでやるので手っ取り早くコピーができて、なおかつカッコいいニルヴァーナ、ポリスを演奏した。そしてこれがそれ。曲は「NEXT TO YOU」で無理矢理ベースとヴォーカル。

       10年位昔ですか。まだ僕自身元気いっぱい。もう今は元気しおしお 

     

    歌がヘタ。まあ素人の晴れ舞台、たまにはいいじゃないですか。

 

 さてその当時、僕の所属していたサークルは結構こだわりの強い人が多く、あるバンドについて思い入れがあったとしたら、ひたすらそのバンドを再現するのに専心していた。たとえば僕が参加していたディープ・パープルのバンドは1STから順にコピーし、更にはチャイルド・イン・タイムなどのやたらと長い曲やアドリブを必要とする曲なんかをやらされた。それはそれで楽しかったなあ。また、他にはThe Who、ピンク・フロイド!など、すげえ、それやるんだ!?という先輩さえいた。

 そんな中、僕はジャパメタをガンガンやったりしていたのだが、そのうちにそれに飽き足らなくなってメタリカのバンドをやるようになり、それはそれでやっぱりマニアックに走り、最初にやった曲は「コール・オブ・クトゥルー」というインストの長い曲だったっけ。

          ポリス関係なし。でもとても素晴らしい曲です

   www.youtube.com

 そして今も付き合いのある同級生が結成したのがポリスのバンドだった(ちなみに上のバンドのギターとドラムがそのまま彼らのラインナップ)。

 当時のヴォーカル兼ベースの男がそれはそれは才能のある男で、僕は彼とその後オリジナルバンドで数年間活動した。結局は芽が出なかったものの、彼自身はその才能と運で現在それなりの有名人となっている!

 

 まあそれはいい思い出として、彼らもまた1stから順繰りにいろんな曲をやっていた。上で僕らがやっているネクスト・トゥ・ユーはもちろん、キャントスタンドルージングユー、ロクサーヌ、ソー・ロンリーなど初期のパワフルでパンキッシュなやつを中心として。

              日本の地下鉄でゲリラ撮影

    

 このソー・ロンリーってむちゃくちゃ声が高いんですよ。スティングの歌唱力には目を見張るものがある

 そして忘れてはいけない、今でもスティングのコンサートでは定番になっている「メッセージ・イン・ア・ボトル」、この曲のギターをコピーすると楽しいよ。

     

 中間部のベースの三連譜、「でんでんでん、でっでっででーん」というフレーズなんかセンス抜群で、スリーピースというスカスカの構成を逆手にとったようなアレンジ。そう、ポリスは初期の頃は基本スカスカなんだけど、そこがたまらないのだ。でも個々のテクニックは凄まじい。特にドラムのスチュワート・コープランドはまさに天才。

 

 彼はそののちいろいろなバンドをやっているけれども、ベースにプライマスのレス・サイプール、ギターにフィッシュのトレイという超豪華メンバーでのオイスターヘッドはすごかった。

            最初こいつらいったい誰だ?と思ったらそうそうたるメンツでびっくり

        

 なんかアヴァンギャルド

ザ・グランド・ペッキング・オーダー

ザ・グランド・ペッキング・オーダー

 

 

 

 アンディ・サマーズのポリスでの功績は大きいけれど、ほかの二人に比べちゃうとなんかやっぱり霞んでしまうよね。

 僕が一番彼の姿で印象に残っているのはライヴツアーで日本を訪問した時になぜかスモウ・レスラーと戦ってあっけなく負け、スティングとスチュワートに慰められているところだ。その後シンクロニシティー・ツアーのビデオが発売されてその中からPVとして「シンクロニシティー」がテレビで放映されたんだけど、スティングは派手なステージ衣装を着ているのになぜかアンディは赤のジャンパーに白のスラックスと休日の英国紳士みたいな格好で登場。スタイリストくらいつけろ、と思ったよね。

            衣装は赤いが演奏のテンションはかなり高い

     

 それで笑ったのは、同級生のポリスバンドがこの曲を演奏したとき、きちんと衣装を再現していたことだ。ベースの彼は自作でスティングの衣装を作り、ギターはちゃんと赤のジャケットと白パンツ!演奏もどうやったのかシーケンサーで打ち込んで正確に再現。すごかったなあ。でも客は仲間内だけですけどね。

あの時の写真、どこへいったのだろう。

 

            僕の80S ポリス おしまい

 

ていうか、結局そんなにはポリスのこと書いてない

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僕の80S ザ・ポリス シンクロニシティー

 1990年前後、僕は中学~高校生だったそのころ、地方のテレビ局で放映されている洋楽番組を漏らさずチェックしていた。

 とにかく当時は情報が少なくてその手の番組を見つけると小躍りして録画予約をしたものだ。まだVHSビデオデッキの時代、3倍モード(この意味がわかるのはそれなりにおじさん)の粗い画面でいろいろなバンドのPVを見ていたものですよ。

 

 そのうちの一つにポリスがいた。僕が彼らを初めて見たのはレゲエのエッセンスバリバリの「ウォーキング・オン・ザ・ムーン」のヴィデオでだった。

                 サターンⅤロケットの前で演奏!

     www.youtube.com

 ポリスはその頃にはすでに押しも押されぬスーパースターだったけれど、当時の僕は主にイギリスのニューウェーブを中心に聴いており、ポリスのようなメインストリームのバンドの情報には疎いティーンだったのだ。

 

 なぜかというとできるだけマイナーなバンドを聴くほうがカッコいいのだ、という訳のわからない厨二病的発想でわざとそういうバンドを聴かずに、ソフトセルやキュアーに始まり、果てはスロッピング・グリッスルとかその流れでサイキックTVとかへんてこりんなバンドを漁っていたという事情もあった。

 

 だから「ウォーキング~」を初めて聴いたときはベースラインが変わった曲だなあ(僕はその頃ベースギターを始めたばかりで、ベースラインを中心に聴くというベーシストあるある状態)というい感想程度しか持たなかった。ポリスに関してはその他「高校教師」

                     なんだこの衣装

     www.youtube.com

        とか「ドゥドゥドゥ・ダァダァダァ」

           日本語バージョンは「おれのことばさー」

     www.youtube.com

 などの曲を知っている程度で、レコードを買うほどのアーティストとしては認識していなかったのだ。確かその当時ポリスは「ゴースト・イン・ザ・マシーン」あたりの時代だろう。

エレクトロニクスを駆使し始めた頃 

ゴースト・イン・ザ・マシーン

ゴースト・イン・ザ・マシーン

 

 

 こんな名盤が出されているとは露知らずぼくは日々を過ごしていたのだが、あるとき新曲の「見つめていたい」がこれでもかというくらいほぼ全ての洋楽番組でかかりまくり、僕も「なんかポリスいいな」と思い始めたのだ。

        歌詞の内容がストーカーぽい、などとあらぬ疑いをかけられている

    www.youtube.com

 

 そうしてあまりに新譜の出来が素晴らしいと洋楽メディアで盛り上がっているので僕はついに彼らのアルバム「シンクロニシティー」を購入したのだ。

永遠の名盤

シンクロニシティー

シンクロニシティー

 

 

     A面に針を落とした瞬間、流れ出すあのシーケンサーのフレーズ!

                 何度聴いても飽きない

     

 なんだこのカッコよさは!ポリスってこんなバンドなの?思っていたイメージと全然違うじゃん!怒涛の勢いでシンクロ二シティ1が終わると、途端に原始的なフルートのフレーズから始まる「ウォーキングインユアフットステップス」という牧歌的な雰囲気の曲へと変わる。そしてアルペジオが美しい「ミス・グラデンコ」が続き、まさかのアンディ・サマーズの狂気を孕んだVoがおどろおどろしい三拍子の「マザー」!なんだこれ!

                     なんだこれ!

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 そしてA面の最後は不穏な雰囲気を持ったシンクロニシティーⅡ」で幕を閉じる。

           もう何度も見たこのビデオ。スティングのアヒル口

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 なんかすごいアルバムを手に入れたぞ!と思いながらB面にレコードを裏返すとあの「見つめていたい」が静かに優しく流れ出す。

このアルバムの何がすごいかって、A面とB面の雰囲気が全く違うのです。こういう意図的な演出はCDの時代になってからは無効になったけれど、当時としてはかなりリスナーに対して有効だった。アルバムの持つオーラみたいなものをそういう部分から感じ取ることもできたのです。

 そのB面の2曲目は「アラウンド・フィンガー」。曲自体は地味なのに、名曲。

          歌詞の最後で「I」と「you」が入れ替わるのがトリッキー

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 当時スティングのかけていたサングラスがむちゃくちゃ欲しかった。今は買わなくてよかったと思ってます。

 このアルバムのB面の曲って基本的に地味な印象なのです。だからこそ逆にいつまでも飽きがこないのですね。聴けば聴くほど味が出てくる、いわゆる「スルメ盤」と呼ばれるタイプのアルバム。

そうして3曲目にトドメとばかりに「キング・オブ・ペイン」

              ビデオの本人たちは写真のみ

    

 地味なのにだんだんと盛り上がり、いつの間にか心の奥底に入り込んでくる曲。僕はポリスの全レパートリーの中で、この曲が一番好きだ。今でもこの曲をそらで歌うことができる。

 デーザリルブラックスポットオンザサーンツゥデー・・・

 イッツザセイムオールドシングアズイエストゥデー・・

 きっと僕が今あなたの目の前にいたとしたら、この曲を終わりまでアカペラで披露し、非常にうざったい奴だという印象をあなたに一生残すことでしょう。

 

 そして最後を飾るのがティー・イン・ザ・サハラ」。アンディサマーズのディレイワークが究極の形を示したこの曲、目を閉じれば本当にサハラ砂漠でお茶を飲んでいる気分になったから不思議だ。

               みんな同じように感じるのだろうね

    

 僕が言うまでもななくこのアルバムは全世界で大ヒットし、ポリスの人気は絶頂だった。しかし同時にスティングはポリスでできることは全てやりつくしたのか、これ以降ポリスのアルバムを作らずにソロへと転向してします。

 

 その後のソロ活動は「セット・ゼム・フリー」に始まり、「イングリッシュマン・イン・ニューヨーク」でさらにブレイク。「イングリッシュマン~」なんか、僕の妻さえ知っていたから(もちろん彼女はポリスは知らない)よほどヒットしたのだろう。確かにいい曲ですもんね。

 

            途中でジャズ調になるところとかはっとさせられる

     

 さて僕は大学へ入り、バンドサークルへ参加したのだがその中で様々な人と音楽に出会った。そして同級生のあいだでポリスは一定の人気を誇っており、そのつてで過去の作品も一気に聴くようになったのだった。

 

時々無性に聴きたくなるのです

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bloody woodがすごい!インディアン・ストリート・メタル! アリ!アリ!アリ!

 世の中には様々な文化が存在し、今僕らはインターネットを駆使することにより、以前よりはるかにたやすくその文化を享受することができるようになった。

 そしてその恩恵を僕はまた今日受けた。その名は「BLOODY WOOD」。

 なんだこいつらは!カッコいいぞ!

   絶対聴いたほうがいいですよ!曲名は「INDIAN STREET METAL」(そのまんま) 

              アリ!アリ!アリ!

 

 ものすごい新鮮なサウンド!ラッパーをフューチャーしたAメロからのエイトビートへの展開、インドちっくなパーカッション、そしてヒンドゥー語?のアーリーアーリーアーというスクリームなど次々とぶち込んでくる。まだまだメタルは可能性を秘めている。何回も聴いちゃうよ!最後まで聴くとおまけでNGが入っているんだけど、それも笑うし。こいつらと友達になりたい。

 MP3です

Ari Ari (Indian Street Metal)

Ari Ari (Indian Street Metal)

 

 

 もう一曲。こちらはうって変わって叙情的なサウンド。でもしっかりとモダンなメタルに落とし込んでいる。

                      笛って

    

 どうやらアルバムは出ていないようなんだけど、カヴァー曲を色々アップしていて、そのカヴァーセンスがぶっ飛んでいる。

                ドラムはどうやら打ち込み

    

              ニルヴァーナのアノ曲もこの通り

    

 最初はヘロヘロのカッティングなのに突然キーが下がってデスコア調になるセンスが素晴らしい。途中なんてもう別の曲です。

 そんで他にも色々やってるんだけどそちらはあなた自身が確認してください。笑ったのはこちらのリック・アストリーの往年のユーロビートナンバー。ムリヤリ!

 後ろで写っているリックの姿がもはや道化。しかも途中「ブイー」とか言って豚の鳴き真似とかする

   

 

再びオリジナルソングに戻ってこちら。インド感がすごい。バーフバリとかで見たようなシーン。

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 元々は王道のデスメタルサウンドをやっていたようだ。でもPVはまさにボリウッド!という感じでインド感満載。でも曲は欧米のメタルバンドと比べてもなんら遜色が無い。というか、純粋にカッコいい。

      本当にボリウッド映画を見ているようだ、でも曲はデスメタル

  

 

 かと思えばこんなキャッチーなメタルサウンドも作っている。引き出し多い!

      どうやらブラジルのバンドとコラボしているらしいが詳細はわかりません

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 いやすごいな。いつかブレイクしますかね?というか、きっとインドでは人気があるのだろうな。

 こういうトライバルなサウンドをメタルにミックスさせたのはセパルトゥラが嚆矢だろうが、彼らだってずうっとそればっかやってるわけじゃないしね。大体、途中からそのアイディアを現実化したマックスはソウルフライとかやってるし。

    ルーツ・ブラッディ・ルーツもいいけど、これが行き着くところまでいった形だろう

    www.youtube.com

 

 いやあ、BLOODY WOOD、アルバム出るなら買ってもいいなと思えるバンドでしたよ。今のところはアマゾンのMP3だけのようです。

 

 あと、早くもブリングミーザホライズンの新曲PVがアップされていた。クレイドルオブフィフスの人が大胆にフューチャーされてます。いいじゃん!

                こっちの曲の方が好き!

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 YOUTUBE貼っただけの記事ですいませんねえ

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え!プロディジー新譜出るの!?「NO TOURISTS」

 情報収集のために音楽サイト定点観測をしていたら、なんとプロディジーの新譜が11月2日に発売なんだって!寝耳に水!

 情弱

あわてていろいろ調べてみるとすでに何曲かが公開されていた。まずこちらはリード・トラックらしい。そんでもって相変わらずのカッコ良さ!

              ベースの低音がビシビシ来るぜ!

   

 そうしてこちらの曲も。往年の早回しヴォイスも健在だし、シンセの音も相変わらずなのに、カッコいいんだよなあ!

   

 

        「fight fire with fire」ってメタリカじゃないんだから!

     

 なんかスゲエ曲だ!大御所の域に達している彼らなのに、衰えぬ創造力!

 この曲のヴォーカルはHo99o9(ホラーと読むそうです)というラップユニットの人をフューチャーしているそうだ。なぜかステージ衣装はウェデイングドレス。そんでもってライヴのドラムは老舗パンクのブラックフラッグの人とのこと。

 そんで当然気になったのでチェックしてみるとすごい音を出しているじゃないか!きっとこれがロックにおける最新の音だろう。あんまりすごいんで、ノリで注文してしまった!

                  低音がスゴ!

   

         途中からハードコアパンクになる!

   

               ぶわあぶっわぶわわ

   

輸入盤しかないので手元に届くのには二週間待たなくては

 

 ・・・と勢いで注文したは良いが、肝心のプロディジーは?

 輸入盤はアマゾンで売っているんだけど

NO TOURISTS

NO TOURISTS

 

  何故か日本盤の予定はなし。日本のビクターエンタテインメントのHPを見ても古い情報しかないんだけど、どういうこと?プロディジーが新譜を出すというのにこの扱いなのか?

日本じゃ売れないってこと?

www.jvcmusic.co.jp

 すぐにでも注文しようと思った僕はハタと思った。もしかしたら日本盤は何かしらの特典が付くかもしれない・・・。焦って注文するよりかは少し待ってから注文しよう。そうしよう。

 ということで先にHo99o9を注文してしまった。いやね、結構音源聞くとすごそうなんですよ。昔始めてデジタルハードコアを聴いた時の感じにも似ている。まずはそっちを聴いてからかな。もちろんプロディジーは絶対買うが、様子見です。

 

 もともとはシックオブイットオールの新譜を調べてたら同時期の発売だったのでプロディジーに気づいた次第。

                これはこれで素晴らしい

    www.youtube.com

こちらも邦盤の予定なし 

 今時シックとか聴いてる人いないのですかね・・・いつ聴いてもパワフルなニューヨークハードコア、僕大好きなんだ。まあ、彼らも50過ぎてすごいよね。もはやおっさんしか聴かないのでしょうか。これもいずれ買わねば。

 なんだか久しぶりに色々と調べると僕の知らないところでキチンと世界は動いている。メタリカの「メタル・ジャスティス」のリマスターも欲しい・・・。

もちろんお金に余裕がないので買えません

 

 

 理想はですね、誰かがこの本を出版してくれて、沢山の人が読んでくれて、印税が入るという形なのですが

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古代蓮の里紀行 下

               私、つぼみ、よろしくネ!

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 テキトー感がすごいのに、妙に存在感のあるつぼみちゃんに挨拶されたあと、なんだかんだで疲れがたまったので休憩所で休む。人ゼロ!

             このあとどうする?公園いくの?

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  せっかく来たんだからひと周りしてみようよ。

 でも今の時期は蓮がほぼ枯れていてまるで僕の枯れかけた人生と響きあっているかのような黄昏を感じてしまう。

                蓮の花も茶色が目立つ

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          下界から見ると展望台は結構高いところにあるのだなあ

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 さて公園方面へと向かうと、いきなりつぼみちゃんをあしらった自販機があってビビる。なんだか監視されている気分。

    蓮とつぼみちゃんのスカートが同化して葉っぱから生えているように見えて不気味

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 秋の午後の日差しが人気のない公園を照らし、僕たち父娘の足音だけが響く。ああ、すぐに冬がやってくる。

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 8月から9月にかけてが季節であろうこの池も、現在はごらんのとおり。殺風景であることこの上なし。

                ホントに人がいない

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 サウスパークというアメリカのアニメがあるのだけれど

サウス・パーク オリジナル・サウンドトラック

サウス・パーク オリジナル・サウンドトラック

 

 この街にある池の名前が「さっぷう池」だったなあ、と思い出しながら、傾いた日差しの中を散策します。

           花が咲いてりゃ全然違うんだろうね     

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 しかし、歩いている時点でふと気づいたことがある。なにかしらのはぜるような音が、ぱちぱち、ぱちぱちとそこらじゅうから聞こえてくるのだ・・・。

                  鳥はもちろん無関心

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 なんかこわいよ!蓮のことはよく知らないけれど、種があたり一面にはぜて飛んでいるのでしょうか?ずうっとそのぱちぱちという音があたりを包み込んでいるのだ。

                   ここを歩いても

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                 ここを歩いてもぱちぱち

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 結局あのぱちぱちが何だかわからないうちに公園の散策は終了。というより、日々のいろいろな疲れと運転の疲れ、そして普段運動不足のくせに張り切って公園を歩いたという三重苦により、例によって即身仏と化した中年男。明日は果たしていいことがあるのだろうか。

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変な終わり方! 

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古代蓮の里紀行 中

                                        もう疲れたよー

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 埼玉県行田市にある古代蓮の里」の展望タワーに上ったあと、降りる降りないで揉めた我々父娘。娘の再三の要求に、仕方なく降りることに。

 

 エレベーターの横にはこんな告知が。

          どういう層が買うのだろうか。身内?

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 一階のエレベーター乗り場の横では、延々誰も見ていないプロジェクターが稼働していて、ギネスに載った年(2015年?)の様子が垂れ流しされている。当時、台風か何かでアートが台無しになってしまったらしい。ちょうどその時の映像。

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 しかし行田の人たちの努力で無事困難を乗り越えたとのことです。人の力は素晴らしい。さてそのエレベーターまで続く廊下には、「古代の蓮」にちなんで極楽浄土を表現した人形が所狭しと飾られていた。

                    知られざる世界

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 こういうアートって、いつ、どこで、どんな人たちが作っているのでしょうか。僕の知っている世界など狭いものだと感じる瞬間。

 

 展望台だけで400円かあ、などと思っていたらなんと併設の地方系博物館を発見!なんだ、あるじゃないか!

              ジオラマ多し。いかにも僕好みの展示

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     早速体験型の展示を発見。なんだろう、ワクワク。

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           だいぶ年季のはいった「あけてみてね」が

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  木のウロでしょ・・・なんだか嫌な予感がしつつ開けてみたそこには・・・

 

 

 

 

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         うわ、気色悪!なにこれ!なにこれ!

 模型とは言えびっくりするじゃん。食事しながらこれを見ていた方はごめんなさい。

 

 この向かい側の展示には、わざわざ顔を地面から出して生き埋め気分を味わえるシュールなセットがある。僕はこれと同じものを国立科学博物館で見たことがあるが、こちらの方が趣味が悪い。だって、右を見ると即ヘビ!

               BGMは「クリーピング・デス」

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             「まあまあ、どうせ作り物ですから」

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 これヤマカガシですかね?明らかに毒蛇系の色なんですけど。

 一方こちらは蓮の池を再現したジオラマ

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 ジオラマよりも、水に浮いている状態を再現しようとして、なんだかドロドロのセメダインの海にでも浸かってしまったようにしか見えないトリが切ない。

                  どうやて作ったのこれ

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 隣の人工の木が生えているその下にはまたしても「あけてみてね」がある。なんだなんだ、今度はカブトムシの幼虫でもいるのか。ビビリながらゆっくりあけると・・・

         なんのことはない、葉っぱの大元の木の写真があるだけ 

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     ワー騙されたー!              ワー騙されたー!

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 生命を持たないくせに話す動物たちにはやされて、その場をすごすごと立ち去る僕。ふと別の展示を見ると、またしてもセメダインの池にハマる鳥を発見。

 

              なんだろう、見ていて苦しくなるんですよ

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 そもそも「古代蓮の里」という名称は1000~3000年くらい昔の蓮の種から見事に花を咲かせた蓮にちなんで作られてらしい。まったくもってその興味を持たずにざっと見学を終わらせる我々父娘。甲斐がない。

              いろいろな種類の蓮があるのですね

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 展示の奥には用途不明のスペースがあり、そこで自己啓発セミナーを唐突に開催してみました。

                本当の自分を取り返すのです!

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            本当の自分って何?嘘の自分なんているの?

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 しばらくは己の人生や今までの所業を反省してみましたが何の心の変化も無かったので諦めました。ありのままに生きるしかない。

 さて不思議なエリアから出るとその先には休憩所があるのだけれど、ここで初めて「古代蓮の里」のマスコットキャラに遭遇。幼稚園児の落書きかと思った。

 

    「つぼみ」ちゃんだそうです。パソコンでテキトーに打ち出した感がすごい

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まだ明日に引っ張りますか

kakuyomu.jp