音楽と本

僕のカルチャーセレクトショップ

今月のZOZOお買い上げと、こどもファッションコレクション再び 

 相変わらず物欲に突き動かされて買い物をする僕。大体月1~2回のペースでZOZOで買い物をして、ZOZO社長が高価な絵画を購入したりするのに僅かばかり貢献しているのだけれど、その方法などはこちらでも書いた。たまに読まれているようだ。

 

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                昨日届いたのがこちら。開ける時が一番ワクワクする。 

 

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      こちらが僕の買い物。どちらも例によってAランクの古着。シャツ、よれよれ。

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 左はインハビタントのトリムTシャツ。インハビタントはあんまり知られていないブランドだけれど、アウトドア系の日本のブランド。僕近所のショップにこのブランドが入っているのでたまに帽子とかを買ってた。グリーンのブランドタグがカッコいい。生地はかなり厚手でしっかりしている。マイナーブランドなのでZOZOでもあんまりチェックされておらず、かつサイズがXSということもあって、状態の割には売れ残っていたのを値下がりを待ってゲット!。実際ココのXSってMに近い大きさなんだけどね。僕にはぴったりだった。これ着て年末の友人とのライヴに出ようかしら。

 

 もう一枚はSONTAKUのストライプクレリックシャツ。僕ストライプシャツが大好物。僕の持っているドレスシャツの9割はストライプ。しかもブルー系が多い。多分10枚近くあるはず。そうしてそんなに持っているのにまた買ってしまう。

 

SONTAKUってまさにあの忖度ですよ。タグにKOHINSHITU DES NAGAMOCHI と書いてある。確かに、縫製やボタンなどしっかりしている。サイズは「中」。

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 生地はラルフローレンのオックスフォードよりも厚手でかなりしっかりしている。タグに書いてある文句は伊達じゃない。アイロンかけるのに苦労したよ!

 さて、今回は僕のものよりも娘たちの服の方が多い。中1のロンT二枚と小4のキャップとヒッコリーパンツ。

 

            こちらは全て新品。妻が古着を嫌がるので。

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 送料399円のためにどうしても5000円以上(それ以上なら送料タダ)買わないと!となってついつい乗せられて買っている僕です。ただ、今回買ってものとは別に子供のパーカーを買おうとしたらなぜか取り寄せ商品ですと表示され単品注文できないという事態に。結局それは送料を払って注文。なんなんだ。

 基本的に子供の服をチョイスし買うのは僕。だって楽しいんだもん。やっぱり子供にもおしゃれをしてもらいたいので今まで散々買ってきた訳で、その一部はこちらでも書いた。

 

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 山ほど撮った子供写真フォルダからちょっと紹介します。

 

   こどもファッションコレクション2、スタート。

 

        埼玉の川沿いの公園施設で。なんか寒々しい。

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 上の子はユニクロアンダーカバー(UU)のロングカーディガンを羽織っている。よく見ると猫のモノグラムになっていて素敵。大人用はともかく、子供用のユニクロアンダーカバー、良かったなあ。結構買いましたよ。最後にはやっぱり投げ売りされてて、そこでも買ったっけ。もうやらないのかなあ。妹はあんまり着なかったカバーオールにスカート、ブーツ。タイツはやっぱりUU.。僕こういうコーデが好きで、結構この手の格好をさせてたっけ。最近はブーツが重いと嫌がられてシュン。

 

                 お寺の池前。

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 夏のお出かけ。上の子の帽子は少女画家、中原淳一がモチーフとなっているデザイン。下の子のブラウスは確か古着。結構子供服、古着も買うのだ。ハードオフとかで時間をかけて目利きをすれば、安くていいものたくさんあるよ。

 

           4年くらい前?子供たちがまだ小さい頃。すぐ育っちゃうね。

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 僕が男なのでどうしてもボーイッシュなコーデになりがち。その典型。ボーダーのハンバーガーロンTはBREEZのものかな。

 あと、二人共確か履いている靴はハッシュアッシュのスリッポン。これ、大抵セールで安くなって(1300円くらいになる)しかも履きやすかったのでこの頃よく履かせていた。最近は流石にスリッポンもないと思い、瞬足とかNBとかだけど。それにしても、僕子供服のブランドにもそこそこ詳しい。

 

            牧場のハロウィーンのディスプレイの前で。

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 こちら下の子は女の子ちっくなコーデ。ヒスミニのシャツに古着のスカート、UUのタイツにブーツという派手派手ルック。帽子はパタゴニアのニセモノ。上の子はスカラーのロンT。ヒスミニ、スカラーはいい服多いけど高い。

 

         服を買う人が一緒なのでなんとなく傾向は同じだよね。

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 最後は下の娘と二人でどっかの公園に行ったときのもの。ハンチングお揃いっぽい。娘のGジャン、レースでデコレートされていて「お姫様Gジャン」って呼んで彼女は結構気に入って着ていたっけ。ロングスカートはヒスミニ。

 あと、この時僕ポーターのカバン、これだんだん表面が劣化してきてビニール部分が全部剥げた!

 

 また機会があったらファッションコレクション開催予定です。

 

 

キャンペーン張って見てくれた人いるみたいです。ありがとうございます。是非読了を!

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ヴォイヴォード!/VOIVOD!

                        Rrroooaaarrr!

             Rrroooaaarrr!

             Rrroooaaarrr!

 

  いや、別に気が狂ったわけじゃなくって、こういう名前のアルバムがあるのです。

 

Rrroooaaarrr

Rrroooaaarrr

 

 

 このアルバムを出したバンドはVOIVOD。カナダのメタル(と言っていいのかな)バンドだ。

 

 初期のアルバムはカセットにダビングして聴いてた。あともう一枚。アリのCGの表紙のアルバムがどこかにあるんだけどな。  

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 彼らの曲を初めて聴いたのは確か高校生か、浪人の頃だった。例によって二十年以上前。僕年取ったなー。感覚はその当時とそんなに変わらないとは思うけど。

 

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  どうです?すごいでしょう。90年代スラッシュメタルの匂いがプンプン!ヴォーカルのスネイクのシャウトが魂に響く。このガリガリいう曲、僕と弟に非常に好評でこのビデオを何度となく家で観たものだ。そうして、この曲ですよ!

 

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 いきなりのヴォイヴォード!のシャウトからのグチャスラッシュ。まだこの頃は彼らも若くて、その若さに任せてとにかくエネルギーを発散しまくっている印象だ。ただ、ギターの音に後の彼らの傾向を嗅ぎ取ることができる。

 この頃の音楽雑誌の通販欄に彼らのアルバムのリストがあって「Rrroooaaarrr」の文字が異様に光っていたのを思い出す。でも買わなかったけどね。まあ、最近上記のように再発されたんだけどそれも買わないだろうな・・・。

 

 それで、大学生になってしばらくはVOIVODのことを忘れて生活していたんだけれど、ある日後輩が「VOIVODの最近のアルバムかっこいいっすよ!」」というので聞かせてもらうと、なるほどカッコいい!というか、全然別のバンドになっていた!

 

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 いいよね。VOのスネイクはきちんと歌っているし、ギターのピギーの特徴的な独特のコード選びと、ブラッキーのバキバキいうベースがうまく絡み合って独特の世界観を形成している。そして、途中で突然全く別の曲になってしまうプログレッシブ的展開!化けたな!ヴォイヴォド!

 ちなみジャケットのヘンな絵は1STから一貫してドラムのアウェイが手がけており、これも彼らの独特な個性を演出している。

 

 これでどうなるんだヴォイヴォドと思っていたら、次のアルバムはさらにすごいことになっていた。

 

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 調子の良いエイトビートにキャッチーなリフ、しかしVOIVOD節は健在!僕は断固このアルバムが彼らの最高傑作だと主張したい。もちろん異論はあるでしょうけど。

 あの狂った初期の破壊衝動に任せたスラッシュナンバーもいいけど、ここまでこなれたロックアルバムってなかなかないよ。 

 

Angel Rat

Angel Rat

 

 

 このアルバム、古い割には流通量が少ないのか、今買おうとしても軒並み高めです。

 さて、このアルバムに大ハマリした僕はやっぱり次のアルバムを期待して待ったのだ。そうしてなぜか3Dメガネがおまけとしてついてきたニューアルバム「THE OUTER LIMITS」が出る。1993年か・・・まだ僕20代だったな。

 

    www.youtube.com

  これがまた傑作なのだ!前作の流れを組みつつ、さらにキャッチーになったVOIVOD流ハードロックを確率。ベースのブラッキーが脱退したのでどうかと思ったけどサポートのベースはバキバキとその存在を主張していた。「ANGE RAT」よりも聴きやすさから言えばこちらのほうが上だね。

 

 ただ、これ以降メンバーが交代したり、アルバムイマイチだったりして、VOIVODはたまにYOUTUBEで聞きかじる程度になってしまった。

 

         TOOLにも匹敵する独特の世界観。TOOLにはなれなかったけどね。

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まあ、スネイクが復活したり、何故かベースに元メタリカのジェイソンが加入したりと色々話題はあったんだけどね。WIKIにはなぜかジェイソンは「ジェイソニック」として加入、と書いてあったがなんだそれ。

 まあ、今だに活動しているようだし、また急に話題になるかもね(ならないか。)。

        Rrroooaaarrr!

 

 

PVの伸びが鈍化。さみしい。

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小説『ヘビーメタルと文芸少女』でのメタリカ引用

 昨日に引き続き、ごく一部で好評を頂いている(?)、僕の執筆した素人小説『ヘビーメタルと文芸少女』のカクヨムにおいて5000PVを突破した、独りよがり記念記事です。

 

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 昨日は『バッテリー』と『マスターオブパペッツ』についての場面を引用したけれど、今日はクライマックスの講堂でのライヴシーンのハイライト、『ONE』。

こちらのアルバムに収録。

 

And Justice for All

And Justice for All

 

 

 この曲でメタリカは初めてPVを作ったわけだけれど、その当時僕はまだ大学生。隔世の感アリ。当時深夜で放送されていた「PURE ROCK」というメタル系の番組中に、日本での初公開!と大々的に放送された。

 

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 ジェームス、痩せてるなあ。ファンならば誰でも知っているだろうけれど、元ネタは『ジョニーは戦場へ行った』という映画だ。地雷で両手両足を失い、口も聞けなくなったジョニーは、父親とかつて遊んだ頭を動かすモールス信号を使い、「KILL ME」とひたすら訴える。かなりヘヴィーな映画だ。

 まあ、どうしてもメタル系の歌詞って、音楽性と相まってこういう戦争系のものが多いよね。ちょっと思い浮かべただけでも、メタリカなら3RDの『ディスポーザブル・ヒーローズ』とか、アイアン・メイデンの『エイシズ・ハイ』とか、ソドムの『エージェント・オレンジ』とか。まあ、メタルバンドが「あなたに会いたい・・・だけど会えなくてー」みたいなことを歌うのも驚くけれど。でも逆にそれって新鮮じゃない?音はゴリゴリハードなのに、歌詞は日常を頑張る女性の応援歌みたいな。あれ、BAND―MAIDはそれに近いものがあるか。

 

 話がそれた。『ONE』の話。

 僕この曲が発表されるやいなや、その当時やっていたメタリカコピーバンドでやったよ。我ながらよくやったよね。ドラムが上手かったからキチンと完奏できた。だからこの曲のチョイスはその思い出に基づいている。まあ、そうでなくても彼らの代表曲ではあるけれど。

 クリーンなトーンから一気にディストーション、というのは何もニルヴァーナが先駆じゃなくって既にメタリカが『FADE TO BLACK』で確立していた訳だけれど、ここぞとばかりにかぶさってくるエッジの効いた激しいギターはいつ聴いても心地よい。まあ、『JUSTICE』アルバムは音質に関しては非常に評判が悪いけれど、今はYOUTUBEでファンが勝手にミックスした『ベースの音デカ、スネアの音改良バージョン』がいくらでも聴けるいい時代だ。

 

 では、小説の演奏場面です。面倒なら飛ばしてくださいな。

 

ヘビーメタルと文芸少女  第100話

   ――世界は無くなり、俺はただ一人・・・神よ!

 そして曲はそれまでの悲哀に満ちた表情を変え、いよいよ怒りのエネルギーを込めた重厚なメタルサウンドへと移っていく。エフェクターで濁った、それでいて伸びやかな暗い和音がエモーショナルな響きを生み出し、聴く者すべての魂を揺さぶった。それにつれてキイチのドラムは次第に激しさを増していった。

 ダン!ダン!ダン!ダン!という頭打ちの強烈なスネアの連打と、クラッシュシンバルの響きで“ワン”は曲前半のピークを迎え、そのボルテージが最高潮に達した時、ざーん・・・とEの開放弦の音が講堂に鳴り響いた。

 ほんのわずかの間、いつの間にか通底して流れていたどどどどどどっというバスドラの6連譜のみが聴こえた。しかしすかさず次の瞬間には、その6連譜に合わせたユリカとマヤの

 ザザザザザザン!ザザザザザザン!

 という機関銃の連射を思わせるリフが乾いた音で鳴り響いた。

 それに合わせてフロントの3人はうつむき、腰から折れてしまうのではないかというほどのヘッドバンギングをひたすら繰り返す。デスピノから放出されるオーラは鬼気迫るものがあった。

 ――地雷が俺を地獄に取り残した!

 マヤが繰り返される6連譜のリフに載せて最後のフレーズを歌い終わると曲はズンタン、ズンタンと8ビートで疾走し始めた。そして、そのビートのつなぎ目ではスネアと共にリフの機銃掃射が

 ダダダダダダダ!ダダダダダダダ!ダダダダン!

 ダダダダダダダ!ダダダダダダダ!ダダダダン!

 と容赦なく観客に襲いかかる。

 客はそれを受けて頭を振り、飛び跳ね、モッシュした。さらには高揚した客の間から次々と人が湧き出るように飛び出して、人波の上を泳いでいく。無数の観客の腕が彼らを運ぶ。そして彼らはステージまで泳ぎ切ったところで、そこから再び観客の間へとダイヴしていく。

 ユリカは正確に音符を刻みながら、泳いでは飛んでいく人の動きを眺めていた。

 ――スゴイ!スゴイ!わたしたちの演奏でみんなダイヴし始めている。もっと飛べ!みんなもっと飛べ!

 何人も飛んでいる人間の中に、ユリカはあのバナナフィッシュの少年の姿も認めた。

 ――ああ、約束通りダイヴしてる!わたしも負けないぞ!

 そうしてユリカはライトハンド奏法で“ワン”のギターソロをスタートさせた。観客の反応が一段と大きくなる。皆が彼女に注目していた。それに応え、ユリカは目にも止まらないほどの指の動きで、このメタル史上に輝くソロをステージ最前列で披露した。ギターソロそのものと化したユリカの両側では、次から次へと若者たちが彼女を崇めるようにダイヴしていく。彼女はキイチの叩くリズムと、マヤとソメノのバッキングに合わせて寸分の狂いもなくメロディーを弾きながら、ギターを上下させて激しいアクションを決める。

 ソロを終えると、すかさず今度は終盤のマヤとのツインリードに突入する。

 マヤ、ユリカ、ソメノの3人はステージ中央でそれぞれ向き合い、三つどもえの戦いのように火花を散らしてノイジーで美しい旋律を一心不乱に演奏する。

 そしてツインリードを弾き終えたマヤはマイクに向かう。スネアとシンバルのタン!タン!というリズムに合わせて彼女は

 ――ヘイ!ヘイ!

 と右の拳を振り上げながら叫び、観客を挑発する。全員がそれを受けて

 ――ヘイ!ヘイ!

 と同時に叫び返す。数回それを繰り返し、クラッシュシンバルの乱れ打ちに続く

 ダダダダダダダ!ダダダダダダダン!

 というトドメの6連譜で“ワン”は終わりを迎えた。

 完璧で凄まじい迫力の演奏であった。曲は終わったのに、まだその余韻は会場に残っている。

 

 お疲れ様でした。さて、もう一曲最後は『DAMAGE INC.』。メタリカの中でも特に僕が好きな曲デス。これもやっぱり昔バンドでやったっけ。

 

      最初の一分くらいは全部ベースのソロです。その後のスピードアップ!

    www.youtube.com 

 とにかく小説の構想中からこの曲でのシメというのが頭にあって、そこで主人公ユリカがダイヴするという絵も完璧に思い浮かんでいた。だからこれを書いている最中は自動的に手が動いて、とても実した時間が過ごせた。では、その場面をどうぞ。

 

 

    ヘビーメタルと文芸少女 第101話

 

 ガッガッガッ!ガーガガガ

 ガッガッガッ!ガーガガガ

 ガッガッガッガッガッガッガッガッ

 ガッガッガッガッガッガッガッガッ

 

 デスピノは最重量級のEのコードで「ダメージ・インク」のイントロのコードを叩き出し、キイチのスネアのロールで導かれた曲は一気に狂ったようなスピードで暴走し始めた。

 メタリカのレパートリーの中でも最も速さと破壊力があるこの曲で、観客たちのテンションはすぐさま沸点に達した。間髪入れずにサークルピットが発生し、再び群集の中から何人もの人間が沸き出るように現れ、人の波に運ばれてステージに到達するやいなやダイヴを繰り返す。講堂はカオス状態となり、デスピノの演奏がさらにそれを加速する。観客はみんな我を忘れて叫び、暴れ、飛び跳ねた。

 ――ディリンアウジエゴニーウィズイン!

 猛スピードでリフを刻みながらマヤは絶叫に近い声で歌いだす。ユリカもソメノもユニゾンでリフを繰り出し、その速さに遅れることなくひたすら演奏に没頭している。

 ――ブラッドウィル、フォーロー、ブラッアーッ!

 ――ダーイン、ターイムイズ、ヒー!

 マヤが叫ぶと、そこで一瞬曲が止まった。そしてその静寂の間を、

 ――ダメージインコーポーレリッ・・・

 というマヤのつぶやきだけが埋め、すぐさま

 ガッガッガッ!ガーガガガ

 ガッガッガッ!ガーガガガ

 という岩を砕くようなギターが炸裂した。

 曲は再び強烈な速さで爆走し、ステージからダイヴの雨をふらせた。

 ――もうなんだかよくわからないけど、とにかく今わたしはすごい場所にいる。わたしの目の前をたくさんの男の子が這い上がってはダイヴしていく。おっと、ぶつかるよ!でもみんな一応私を避けてくれるみたい。本当に壮観だ。みんなケガしないでね・・・。

 これぞスラッシュメタル!といえるザクザクとした「ダメージ・インク」のクランチ・リフを、あたかも機械仕掛けのような左腕の動きと、これまたその細い腕からは想像もつかないようなハードなオルタネイト・ピッキングで繰り出しながら、ユリカは目の前で繰り広げられている壮絶な光景を眺めていた。

 そして曲は2度目の

 ――ダメージインコーポーレリッ・・・

 で一旦ブレイクし、テンポチェンジをする。マヤとユリカは6弦の開放を含んだトリッキーでクールなリフをまるでナイフで切り裂くような鋭さで同時に奏でた。

 ――ウィチューアンスピニュアウツ!

 ――ウィラフエンユスクリームアンシャウツ!

 マヤが6弦Eの開放をエクスプローラーを叩くようにはじいて叫ぶ。

 先程までダイヴを繰り返していた若者たちは、一旦落とされたテンポに合わせてゆったりとした動きをみせる。しかしそれは、まるで噴火直前の火山のマグマがふつふつと煮えたぎるような、今にも暴発しそうなエネルギーをたたえていた。彼らは次の噴火の瞬間を待っていた。マヤのヴォーカルがそのカウントダウンだ。

 ――オーフリーウィズフィアユラン!

 ――ユーノウジャスウェアウィカムフロム、ダメージインコーポーレリッ・・・

 そしていよいよその瞬間は来た。

 ――ゴー!

 マヤの掛け声と同時に曲は凶暴に走り出し、観客は大爆発を起こした。

 それと同時にユリカも獰猛な勢いで、ドリルで金属を突き刺すようなソロを開始した。

 ユリカの前にいる観客たちは両手を伸ばしてユリカの奏でるメロディを受け止め、さらに求めようとしていた。切っ先の長い剣をぶんぶんと振り回すような彼女のギターソロが容赦なく周囲のものをなぎ倒していく。マヤとソメノはユリカを援護するE音の16分音符のマシンガンの乱れ撃ちを続ける。キイチのドラムはハイスピードを保ったまま一分もずれることなく、ギターの3人を支えていた。

 

 曲を聴きながら読んでいただくとよりわかりやすいかと。

 さて、長々とした記事になってますが、皆さんついてきてくれましたかね・・・。これを読んで少しでも興味を持って頂ければ嬉しいです。誰か出版して!

小説「ヘビーメタルと文芸少女」がそこそこ(5000PV超えた)読まれてる。そしてメタリカ!

 このブログを続けて読んでくださっている方はもう嫌というほどわかっていらしゃるでしょうが、僕は角川の「カクヨム」という小説投稿サイトで『ヘビーメタルと文芸少女』という素人小説を公開している。


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 二年以上前に、ぼんやりと形になってきた物語に言葉で形を与え、とある文学賞に投稿したが軽く落選。それで去年の11月末にウェブに投稿し始め、同時に宣伝を兼ねてこのブログを開設。カクヨムコンテストの最終選考に残ったものの、やっぱり落選。そんな物事うまくはいかないよね!

 でも、おそらくこのブログ経由でコンスタントにPVは増えています。そうしてこの間なんと5000PVを超えた!まあ、123話もあるんだからそれに比例してのPVなんだろうけど、それでも最後まで読んでくださった方が30人近くいらっしゃるということに感謝したい。発表しなきゃゼロだもんね!

 一旦終了した小説がカクヨムで読まれるには相当の人気がないとダメだろうに、まだ読まれてるんだから、このブログを続ける意義はあった。というか、今メインの活動、このブログだけど。

 

ということで勝手に5000PV突破記念として、この小説をもっと読んでもらおうというキャンペーンを今日明日自己満足的に張ります。

 

 このお話のあらすじ

 文学好きでヘビーメタルを愛し、プロ並みのギターの腕前を持つ高校一年生の大石ユリカ。内向的な性格ゆえにその才能を発揮する機会がなかった彼女は中3の時に渋谷霊徳学園の学祭を訪れた際に、偶然メタリカコピーバンド「デスピノ」のライヴを体験し衝撃を受ける。ヴォーカル・ギターのマヤ、ベースのソメノに憧れ、学園に入学した彼女だったがデスピノの所属する軽音楽部が活動停止になっている事実を知り、途方に暮れる。成り行きで文芸部に入部した彼女であったが・・・。青春ヘビーメタル文芸エンターティメント!

 

 まあ、ヘビーメタルという言葉がある時点で読者を選んでますが、その後の「文芸少女」でそれを中和する狙いアリ。戦車と美少女を取り合わせて人気が出るなら、ヘビーメタルと女の子を絡めてもいいじゃないか!

 

 あとネックとなるのはこの小説ではメタリカがもうひとつの主役なのだ。

 

Master of Puppets

Master of Puppets

 

 

 結局そのメタリカの曲を知らないとイメージが湧きにくい。ということで、僕がこのお話で紹介しているメタリカの曲と共に場面を紹介するよ!

 

              まずはバッテリー。

 

     www.youtube.com

 

さて、この曲を聴いてから、「ヘビーメタルと文芸少女」の冒頭の部分をお読みください。面倒くさければ飛ばしてください。

 

       

      ヘビーメタルと文芸少女(冒頭)

 

 

 

          メタリカMETALLICA

 

 アメリカのヘビーメタルバンド。メンバーはDr・ラーズ・ウルリッヒ/G・Vo・ジェームズ・ヘットフィールド/G・カーク・ハメット/B・ロバート・トゥルージロ。ヘビーメタルバンドの王者として数え切れないほどのバンドに影響を与え続けている。アルバムのトータル売上枚数は1億を超え、現在も精力的に活動中である。



   ロロン・・・ロン・・ロン・・ロンロン・・・

   ロロン・・・ロン・・ロン・・ロンロン・・・

 

 先週、高校の入学祝いに買ってもらったアイフォンを差したスピーカーから流れる「バッテリー」のガットギターの静謐せいひつな調べがユリカを浅い眠りの底から引き上げようとする。

 

   ロロン・・・ロン・・ロン・・ロンロン・・・

   ロロン・・・ロン・・ロン・・ロンロン・・・

 

 ユリカがこの曲を初めて聴いたのは、パパのロードスターに乗って、相模湖へ2人でドライブに行った小学校2年生の時だった。

 まどろみの中で、あの時の記憶が鮮明に蘇る。

 日差しは新緑を萌えたたせている木々にさえぎられた湖畔の道路へ、ルノワールの絵画ふうに木漏れ日を落とし、屋根をたたんだ車から時折見える空はどこまでも青く澄みきっていた。

 「ユリカ、ちょっとこのケースからCD出して。」

 おもむろにパパがダッシュボードから取り出したそのアルバムのジャケットには、草原に無数の十字架が並んでいる情景が描かれていた。オレンジ色がかった空には巨大な手が現れ、その指先からは墓標の数だけの糸が垂れ下がっており、正面には「METALLICA」とあの有名なロゴが掲げられていた。もっとも、彼女にはそれが何を表しているかはさっぱり見当がつかなかったが。

 それまで聴いていたレッドホットチリペッパーズをイジェクトし、言われたままユリカはCDをセットした。

 

   ロロン・・・ロン・・ロン・・ロンロン・・・

   ロロン・・・ロン・・ロン・・ロンロン・・・

 

 今聴こえているメロディーと全く一緒だ・・・彼女は枕に顔を埋めながら思い出す。パパとドライブする時は、パパの好きな曲がかかるから、ちいさなユリカはいつもと同じように何も考えず、手にしたジャケットを眺めながらそのメロディーに聴き入っていた。E/Fコードに乗って頬をなでるような、心地よいメインの旋律が入ってくると、初夏の清々しい陽に光る相模湖を左手に見下ろす風景と相まってユリカは最高の気分だった。いつまでもこのまま静かに時が流れていくと思われたその瞬間・・・。

 

 ドーン!ドドドーン!

 

 突然大音量の荘厳なディストーションギターサウンドと、シンバルとタムの重い響きが彼女の度肝を抜いた。

「わ!びっくりしたー」

 思いもよらぬ超重量級の轟音ギターの響きにユリカは目をぱちくりとさせた。パパはその反応を見て大笑いしている。そのまま曲はヴォーカル/ギターのジェームスヘットフィールドが奏でるズッズクズッズクという鋭角的なリフに突入し、BPM190というハイスピードでドカドカと疾走し始める。ユリカは良くはわからないが、とにかく純粋にカッコイイ!と思えたので素直に

「パパ、この曲かっこいいね!」

 と大音量の中、声を張り上げてパパに話しかけた。パパは

 「おおっ、ユリカにもわかるかい?この曲はね、メタリカっていうバンドがやってるんだ。」

 といかにも満足そうで、ジェームスと一緒に歌い始め、「バッテリ――ィヤ!」と叫んだ。

 「へえ、メタリカか・・・」

 

 長くてすいませんねえ。読みながら曲が勝手に流れる機能とかないのかね。

 

 次に最も重要な曲としてのマスター・オブ・パペッツ。僕はこの曲を、というかこのアルバムを(なんかリマスター盤が出るという)生きているうちにあと100回以上は聴くでしょう。

 

                         もはやヘビーメタルの古典。

                 www.youtube.com

 

 この曲を都合3回この小説の中でライヴ曲として描きました。こんな感じで。ちなみにこの場面は高校生のバンドが野音に出演しメタリカを演奏するという夢のようなシチュエーションです。

 

 ダン!ダッダッダー!

 それは今まで彼らが出した中で、最も大きい音だった。

 初秋のすきとおる青空の下、電気の力で歪み、巨大なPAアンプで増幅されたギターの轟音が東京のど真ん中で響き渡った。突然湧き起こった地響きのような音に、音楽堂の裏手にいた鳩たちは一斉にばさばさと飛び立った。

 ズンタン、ズンタンというキイチのリズムに載せてマヤとソメノとユリカは正確に一六分音符を刻みながら、日比谷野外音楽堂の広いステージで歌舞伎の連獅子のごとく頭を振る。

 観客のほとんどはヘビーメタルを初めて見たり聴いたりする人たちばかりであったが、目の当たりにした異端の音楽の迫力に戦慄すら覚えていた。そしてそれを演奏しているのがハイティーンの女子高生であるということもあって、ただただ、呆気にとられてステージで繰り広げられている爆音の饗宴を注視するばかりだ。

 

“エンドオブパッションプレイ!クランブリングアウェイ!”

 

 長いイントロのあとに、宴の司祭たるマヤがそのエレガントな姿からは想像もできない力強く、芯のある歌声を披露すると観客はまた別の驚きに襲われた。野外音楽堂という大きな会場ではあっても、マヤのヴォーカルはバンドがマシンガンのように放つザクザクという重金属音に埋もれることはなく、むしろそれを鎧と剣として一層パワフルさを増し、聴く者の耳を無差別に震撼させた。しかしその声色は決して攻撃的に響くことはなく、まるで中世の騎士が白馬に乗り、自らの命を顧みず敵に向かってゆくような豪放な勇壮さを連想させた。

 そしていまや完全にデスピノの一部となったユリカは、バンドのサウンドの要としてその役割を十二分に発揮していた。あれほど悩んだダウンピッキングを信じられない速度で刻み、マヤと寸分たがわぬリズムで曲を先導してゆく。2千人を前にしても、最早ユリカはひるむことなくギターを弾くことができた。他の3人のメンバーとの一体感と、それまでの練習の積み重ねによる自信がそれを可能としていた。

 

 ・・・てな感じですね。

 メタリカ好きなら、メタルが好きならそれなりに楽しめるんじゃないでしょうか。

 ということであまりに長くなってしまったので続きは明日。読んでくれます?あと、誰か出版して!

アマゾン1円CDハンターがゆく  イエス/STRAY CATS/ビースティ・ボーイズ/デリンジャーエスケイププラン

 ちょっとストレスが溜まるとすぐ買い物で紛らわせようとする僕。でもそんなに自由に使えるお金があるわけじゃない。だから安くていいものを買うのが得意になりました。

 

でも、この1円CDも実質送料込で351円なので調子に乗って買ったりするとすぐ4~5千円いってしまう。そうして月末のカードの請求を見てビビるのだ。

 

とはいえ、音楽は心の糧なのでこの生活を死ぬまで続けるよ!さて、今回は四枚です。普段は聴いたことのないバンドを中心に買うんだけれど、以下の四枚はどれも馴染みのあるバンドの持っていないCDが1円だったので購入。

 

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 まずはイエスの「危機」。

危機

危機

 

 

 え、お前イエスなんか聴くの?と思われそうですが、大学生の頃、一通りの70~ROCKは聴いてました。周りの先輩方が結構渋い趣味でTHE WHOやRUSHもその頃知った。ただ、二十数年前の時点で古典だったこのアルバム、久しぶりに聴いたけど、やっぱり一曲目の「クロース・トゥ・ジ・エッジ」長い。途中で止めてしまった(失礼)!。確か当時もこのアルバム聴き通せなかったんだよな・・・。

 

 僕がリアルタイムでイエスを聴いたのはこれだし。カフカの小説みたいだよね。

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  大学生のとき、イエスの曲というより、トレヴァーラビンのこの名曲のイメージで初期のイエスを聴いたら、「全然違うじゃん!」と思ったものだが、逆に全盛期のイエスのカッコヨサにしびれたのだ。その曲とはこちら。

 

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 ああ、いい曲だなあ!

 この曲、ヴィンセント・ギャロの永遠の名作、「バッファロー66」のクライマックスに、これ以上はないだろうというくらい効果的に使われていた。

 

               注意!R15指定映像ですよ!

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 バッファロー66ではこの他、クリムゾンのムーンチャイルドも使われてたっけ。

 僕はこの曲が好きすぎて、3年くらい前に友人たちとのライヴで最初の5分位を演奏。ただ、キーボードを省略してムリヤリ3ピースで演奏したため、途中の盛り上がりに欠け、イマイチ不完全燃焼だった。

 そうしてやっぱりこの曲だよね。とにかくクリス・スクワイアのリッケンバッカーベースのゴリゴリの音がクセになる。それにしてもどの曲も長いな。

 

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 誰か僕にリッケンバッカーおくれ!一度でいいから弾いてみたいよ。

 この頃のプログレバンドとしては言わずもがなのキング・クリムゾンやEL&Pをよーく聴いてました。そういやELPはコンサートまで行ったっけ。ELPはまた別の機会に。

 

 さて、次にストレイ・キャッツ。懐かしい。これも僕が高校生くらいの時ものすごく人気があったなー。

 

涙のランナウェイ・ボーイ

涙のランナウェイ・ボーイ

 

 

 僕、ギタリストのブライアン・セッツァーはてっきり死んだ人だと思っていたら生きてた。非常に失礼。ギター旨いよね。ディストーションなしでキチンと勝負してる。まあ、ロカビリーというジャンルの性質上そうなんだろうけど。

 

                すごい人気。

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 しばし80Sの感慨に浸る僕でした。当時はなんか不良っぽいルックスが嫌であんまり好きじゃなかったんだけど。

 

 次はビースティ・ボーイズのインストだけを集めた珍しいアルバム。基本的には似たようなファンク的な曲調のものばかり。言われなきゃビースティって誰も気がつかない。まあ、コレクターズアイテム?

 

ジ・イン・サウンド・フロム・ウェイ・アウト

ジ・イン・サウンド・フロム・ウェイ・アウト

 

 

 初めてビースティを聴いたのは確か2NDの「ポールズ・ブティック」で、当時騒がれていた割にはあんまりピンと来なかったんだよね。でも 「イル・コミニュケーション」「サムオールドブルシット」で ブッ飛んで、しばらくビースティ聴いてたっけ。ハードコアパンク曲だけ集めたアルバムも買った。ビースティについてもまたいつか。とりあえずはやっぱこれでしょ。

 

                MCA、RIP

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 数年前、これをでんぱ組INCがやっているのを見てなんか悲しくなった。

 

      プロデューサーがやりたいだけじゃないの?客ビースティ知らないでしょ。

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 まあ、いいんですが、やっぱ本物はカッコイイよね。もういっちょサボタージュ

   

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 さて最後の一枚は曲者ですよ。ザ・デリンジャーエスエイプ・プラン。

ミス・マシーン(初回)(DVD付)

ミス・マシーン(初回)(DVD付)

 

 

 かなり昔に1STアルバムを持っていたんだけど、変拍子の嵐とあまりの混沌っぷりに(カオティックハードコアとか言われてた)最後まで聴き通すことは稀だった。でもこのアルバム、大分聴きやすくなっている。

 

           これでも聴きやすくなったんですよ。カッコいい。

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 最近はさらにこれよりもキャッチーになっているのでそのうち集めようかなと思ってます。こういうバンドはクセになるよね。それにしてもどうやって曲を作って、それを覚えてるんだろうね。すごいよね。

 

 あとそのほかに1円じゃないCDとしてキングスオブレオンまとめ買い&久々のAT THE DRIVE IN.自分で記事を書いていたら聴きたくなって購入。

 

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 それにしてもキングスオブレオン、あんなに人気があるのに知らなかった僕はまだまだだなあと思ったよ。

 

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ついにPVが5000超えた!あしたその話書きます。

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早く観たい!ブレードランナー!ブラックアウト公開

 すでにいろいろなメディアで話題沸騰!ブレードランナーブラックアウト。

 音楽はなんとフライング・ロータス!凝ってる!

 

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 いやーいよいよ盛り上がってきたねえ!「ブレードランナー2049」。エイリアン・コヴェナントがアレだったんで(でもキットもう一回観る)こちらの期待がめちゃめちゃ膨らむ。それに試写の評判がかなり良いようなので今からものすごい楽しみだぜ!ブレードランナーについての僕の思い入れはこちら。

 

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   極力情報を排除して観たいけどこのショートフィルムの出来もはのすごい。

 

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 最近の超大作はエイリアンもそうだけど、本編を補完するこういうフィルムが作られるんだね。まあ、作品世界を味わうにはものすごく助けになるし、プロモーションにもなるし、いいことづくめなのだろう。それにしても、前作の世界観が見事にそのまま受け継がれている。照明といいセットといい、そのままあの世界が続いているとしか思えない。あとは、ジャレッド・レトの静かなる前日譚。

 

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          早く観たいよ!

 

WEEZER/ウィーザーがいるじゃない

          WEEZER、もう新譜が出るって!?

 

Pacific Daydream

Pacific Daydream

 

  

     最近は発売前に二曲くらいPV作るのが当たり前なんだね。

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 ブレないねえ。相変わらずのウィーザー節。最後まで見るとしっかりオチがついているという。思わず笑っちゃったよ。

 ただ、最初の歌メロ彼らの「HEART SONG」に似てないっすか・・・?まあどうしても作曲者が同じなら似たようなメロディ出てきちゃうけどね。数枚抜けてるけど(去年のホワイトアルバムも買っていない)、結構持ってるよ!

 

     グリーンアルバムなんて、間違えて買っちゃって、二枚持ってるし。

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     さて遡ること20数年前、WEEZERとの出会いはこの曲だった。

 

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 正直最初はあんまりこの曲が好きじゃなくて、MTVでこの曲が流れるたびにチャンネル回してたんだけれど、次のシングルの「GOOD LIFE」があまりに良くてすぐにCD揃えたっけ。この曲のサビのメロディ、リバース天才!

 

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 初めて買ったウィンドウズ95のバソコンには、なんとバディホリーの動画が入っていたっけ。

 

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  でもやっぱり1stアルバムはなんといってもこれで異論はないでしょう。

 

   ガンガン!ってギター入る所は、レディオヘッドの「クリープ」に負けないカッコよさ!

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 その後もコンスタントにアルバムを出していた彼らなんだけど、僕、一時期そんなに聴かなくなって、グリーン・アルバム以降買わなくなってたんだよね。そうして数年前に何かのきっかけで久々に観たこの曲!久々にウィーザースゲエ!となった。ビデオもよく練られています。ほぼ全編パロディで、色々元ネタがあって、それを調べるのも楽しかった。

 

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今回はPV貼ってばかりで恐縮ですが、最後にこの曲について、個人的に非常に驚いた思い出を。

 

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 僕は一時期MTRで遊ぶことに夢中になって、ヒマさえあれば曲を作って周囲の人間に聴かせて褒められたり、引かれたりしていた。下は数日前にYOUTUBEにアップした20年くらい前に作ったお気に入りの曲。

 

          おかげさまで、10人くらい聴いてくれました。やったあ。      

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 そんで、話を戻すと、要はさっきのウィーザーの「アイランドインザサン」のクリーンギターのコード進行が、僕が昔作った曲と全く同じだったのだ!

 残念ながらその曲はあまり昔に作ったのでMP3に変換できず、行方不明です。まあ、よくあるコードの組み合わせだから確率的にはそういうこともあるよね。ちなみに僕の作った曲のタイトルは「涅槃」でした。歌詞も

 

 死んだらどうなるー 僕らのたましいー

 釈迦のように 悟ってゆけるのー?

 

 みたいなバカ丸出しというか、でも釈迦を出すあたりに文系大学生のヘンなプライドがあったというか、とにかくダサかった。

 WEEZER、新譜買うかな。

 

 あと、もう一つ個人的エピソード。

 ここ数日、北朝鮮からミサイル飛んできそうじゃないですか。先日7時のJアラートが鳴ったとき、どのテレビのチャンネルを回しても(あのテレ東さえも!)赤い画面で「ミサイル飛翔中。建物の中に避難してください」という画面しか出ない!シン・ゴジラか!

 それにしても、着弾予想地域に僕の住んでいる地域もなんと含まれているではないか。ちょうど学校へ行こうとしていた次女を「こっちにおいで」と抱き寄せ、二人して画面を見ているしかできなかった。とにかく、ものすごい緊張感!

 結局ご存知のとおり、北海道を飛び越して行ったわけだけれど、あんなにドキドキしたこと最近なかった。海に着水したという報道のあとに、そのいきさつを知らない、風呂掃除から戻ってきた妻が僕の興奮した様子を見て「何ビビってんの?」みたいな感じになっていたけど、それは結果を知った人が言うセリフであって、あれをリアルタイムで見たらビビるよ!

 

 そうして、昨日の夜。

 その日は次女の運動会観覧で疲れていたので早めに就寝したんだけど、夜中突然「ウーウーウー」とサイレンの音が!すわまたミサイルか!と飛び起きた僕。しかし妻と子供は爆睡中。時計を見ると午前1時35分。こんな夜中に撃つのか?

 ドキドキしながらタブレットを開いてヤフーのページを見るが、何の情報もない。嘘でしょ。ウーウー鳴ったじゃん!次にNHKのサイトを開いてみるが平常通り。おかしいなーおかしいなーと思いつつ、テレビをつけると間抜けなアニメが放送されている。

 どういうことだ?

 Jアラートじゃなかったの?幻聴?でも確かに音が聞こえたし・・・しかしそれ以上確認する術はなく、仕方なく不安な気持ちを抱えながら僕は床に戻った。

 

 さて、今朝そのことを妻に聴いてみると「アラートなんて鳴ってないよ」とのことだ。僕、ガラケーなのでもちろんそんなものは鳴らない。じゃあ、あのサイレンなんだったの?すると以外にも妻がこう答えた。

 「ああ、なんかパトカーが誰か追っかけてたみたいだよ」

 ・・・してみると夜中どっかの誰かが一時停止違反でもやらかした訳だ。もう、大山鳴動してサイレンひと鳴り。まあ、とりあえず、今日は平和で良かった。

 

 あと、「ロケットマン」でふかわりょうは困っているとみた。

恋ロマンティック!!

恋ロマンティック!!

 

 

 

こちらの小説も、ヘビーメタルと文芸少女同様、どうぞ。

 

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