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箱根父娘ふたり旅 彫刻の森へ 1

 箱根に行ってきたよ!初日は彫刻の森美術館。歴史は古くてもかなりオモローなスポット! 

                 

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             わたしはあとから登場するわよ

 

 お盆に仕事する代わりにこの時期休みを取れ、となったので、4年生の娘と二人で旅行を計画、実行したのです。僕は小6の時に来て以来、数十年ぶりの再訪。

 

 入口にある噴水からしてアートな雰囲気。入場するのに近未来的なエスカレーターに乗るので自然と期待が高まるのだ。

 

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       エントランスを通って早速庭園に入るとそこはまさに彫刻の森

 

f:id:otominarukami:20170802102705j:plain  岡本太郎の作品がそびえていた。

 

 

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   これ、見たことあるでしょ。僕のグーの位置が微妙な所にきている。

  

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 この人、大作家バルザックです。オーギュスト・ロダンの作品!でも当時は酷評の嵐だったとのこと。人間喜劇!ゴリオ爺さん

      

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              男と、女と、夕刊フジ

 

 この彫刻、年配の方なら懐かしい方もいるのでは?そう、30年以上も前によく夕方にやっていた夕刊フジのコーマシャルで写ってたでしょ!僕はなんとなくあのCMに対して子供心にアダルトな雰囲気を感じていたものだ。でも、娘はそんな僕の思いはお構いなし。

 

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             お父さん!結構飛んだでしょ!

            よーし、パパも負けてらんないぞ!

 

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                男と、女と、夕刊フジ

    

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          君たち、もうちょっとちゃんと鑑賞しろよー

 

 白い裸のおじさんにたしなめられたので、場所を移動します。おっ、なにやら銀色の球体が浮かんでいるぞ!

         

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          こういうの好き。作品タイトルは失念。  

 

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 このあと、突然銀色のボールから鋭い二本のナイフが飛び出し、人々を襲い始めたので彫刻の森はパニックに。

※コイツ突然何を言い出したんだ?と思った方は「ファンタズム/シルバーボール」でググってください。

 

          デススターもあった。第二の方。

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 このあとファルコン号とXウィングがやってきてデススターを破壊、イゥオークがエンドアで喝采。

※コイツ突然何を言い出したんだ?と思った方は「スター・ウォーズ ジェダイの帰還」をレンタルまたはご購入ください。

          

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         え、なになに、聞こえないんですケドー?

      馬鹿にしてんの?人の話をきちんと聞きなさい、隣のおじさんも。

     

   首を曲げている女の人がいた。僕と同様に肩こりに悩まされているとのことだ。

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         あー、もう肩こりやんなっちゃう。あら、なにかしら。  

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             サワガニでーす。突然失礼しました。

 

 近くに瀬があったのでそこから迷い込んだのだろう。サワガニなんて久しぶりに見たよ。これ、食えるんだよね?食わないけどさ。

 

 空中浮遊失敗と成功の対比。彫刻そっちのけで父娘はこんなことばっかやってる。

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           引っ張んないでー!引っ張んないでー!

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            で、結局浮くという。

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f:id:otominarukami:20170802111213j:plain なあ、あの父娘何しに来たんだ?

 

 

空中浮遊写真を撮りに来たんだろ。 f:id:otominarukami:20170802111310j:plain

 

 さて、へんなコスプレをした彫刻の前で飛んだあとは、その下にある何やらあぶくのように見えるオブジェへと向かう。

 

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              あぶくじゃなかった。

 

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 これ、僕が小学生の時にもあった気がする。中へ入れるのは子供オンリー。

              中はこんな感じです。

 

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  もはや異次元空間。イカルス星人が住んでいるのではないだろうか。 

 

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三次元から見る父と、四次元にいる娘。いつ二人は出会えるのだろうか。

 

 すぐに出会えました。下へ降りると池があり、そこにも放置系のオブジェが。 

 

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           池には大量の鯉が泳いでいる。

   

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   お前たち、鯉のエサを50円で買いやがれ。バカみたいに群がるわよ。

 口がカンブリア紀の生物のように不気味なイルカに乗った海の女神にアドバイスを受け、50円という大金を払い鯉のエサを購入、直ちにばらまくと、面白いように群がってくる。

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           くれー!クレー!エサくれー!

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 生きることの何たるかを学んだ娘。

 今日はここまでです。まだまだエピソード満載です。

 

今も僅かにPVが増え、あと少しで4000。フォロワーもなぜか地味に増えてます。このブログでしつこく載せているからかな?

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G-SHOCKがとても好き

 昨日はアナログ時計の話で、今日はデジタルの方。というかG-SHOSCKだけだけど。

 今でも大人気を誇るG-SHOCKだけれど、かれこれ20年くらい前に大ブームになったことがあった。モデルによっては60万くらいのプレミアも付いたりして、少々狂っていたと思う。そんなさなか、僕は時計好きとしてそのブームに参加し、結構な額を散財した。

        

        まずはこういう本で色々と機種や相場を覚えた。

 

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 当時はカシオは毎月のように限定モデルを出しており、すぐに売り切れてしまった。特に人気だったのはフロッグマンというダイバーズウォッチだ。

 

 定価3万円程度がプレミアがついて15万円。この値段、ヒドくない?いくらなんでもボッタくりすぎでしょ。もともとフロッグマンはグレーの色なんだけど、このころメンインブラックシリーズと称して限定販売されたマットな黒のGが大人気だった。以前にもフロッグマンは限定で黒が出ていたのだが(ゴールドチタンフロッグマンという)そちらが数十万の高値だったのでこちらも高騰。

 

 当時は限定品を手に入れるために早朝に並ぶとか、色々みんなやっていたようだ。僕はそこまではしなかったけど。

 

 でもやっぱりブラックのフロッグマンが欲しい!

 そんな風に毎日雑誌やGコレクターのHPを見ては悶々としていた僕が、たまたまあるデパートでノーマルのフロッグマンを定価で発見。確か2万数千円だった。今だったら絶対買わないけれど、その頃はアタマがおかしくなっていたのだろう、即購入した。ただ、やっぱりグレーの色がどうも気に入らない。

 

 当時Gを色々とカスタムするのは流行っていて、中には自分でベゼル(時計の本体を包む部分)とバンドをウレタンで自作する強者もいた。

 さすがにそんな技術を持っていない僕はパーツを求めて秋葉原アメ横を何度も訪れた。それはそれで楽しかったなー。

 そうしてメンインブラックのベゼルとベルトを6千円で(たけえ)ついに入手!装着!カッコいい!買ってよかった。

 

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 どうです、この重量感、メカニック性。僕はこの機種がGーSHOCKの究極の完成形だと思っている。まあ言ってみればなんちゃってメンインブラックフロッグマンなんだけど、だれも気がつかないでしょ。僕は大いなる満足感に包まれた。

 

       そして、僕は現在、他にもこれだけGを所持している。

 

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 電池が切れているものも含めて8本あります。一番多く持っていた頃は15本くらいあったんだけど、弟にあげたり、友人にあげたり、売ったりして現在はこの本数。

 

 それでは、それほどマニアでもないけれども、そこそこのモデルを持つ僕がそれぞれのモデルについて語るよ!

 

 まずは白くてカッコいいUSPA全米パラシュート協会タイアップ限定ホワイトライズマン。

 

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 気に入って酷使したため、かなりベルトがボロくなっている。なんでパラシュート協会と限定コラボしたのかは謎だが、白い雲と青い空をイメージした珍しいモデル。

 このモデル、そこそこ人気があって、当時近所のショップだと5万円で売っていた。当時の雑誌でもそのくらいの相場。

 

 もちろんそんな金額では買えなかったが、ほとぼりが冷めた頃にハードオフで1万円くらいで売っていたのを即GET!

 どうでもいいけどGETせよ!なんて言い方、当時流行ってたなー。「GET ON」なんて雑誌もあったしね。

 このライズマン気圧とか色々わかるらしいけど、一切その機能を使う機会がありませんでした。

 

 次はDW6900という人気のモデル。このモデルをベースに幾多の限定品が発売された。特に人気だったのはステューシーという人気ストリートブランドとコラボしたモデルで黒に銀の文字盤がカッコよかった。

 

 当然僕は買えなかったので、じゃあ自分で作るしかないだろ!と安いノーマルのモデルを書い、スプレーとか塗料とかでセルフカスタム。どうです!似てるでしょ。

 

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 わかるかなー、文字盤の上に青でプロディジーのアリのマークが入ってるの。僕が一生懸命描いた会心の出来のアリです。僕以外の人間に誰も知られていないプロディジーモデルだ!

 これ、作るの結構大変だったんですよ。裏蓋を自己責任で外してモジュールを取り出し、文字盤だけをスプレーして再び装着する。当時いい年して(30前後)そんなことばっかやってたなー。電池をマメに変えて、未だ現役。ベゼルが少々加水分解し始めているのがちょっとへこむ。

 ちなみにベゼルの文字はノーマルモデルは本来赤なんだけど、それだとカッコ悪いので、クレヨンを塗りこんで白いアルファベットを浮き上がらせています。でもさっき拭いたらクレヨン落ちて赤の塗料が顔を出してるね。ダサいね。

 

 紹介しきれません。また今度やります。ちなみに現在旅行中です。

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腕時計は浪漫だ。オメガスピードマスター

 僕は30代前半に『時計』という天井知らずの趣味にハマり、いっときやたらと高級時計に詳しくなっていた時期があった。もう十数年前。

 

 もちろん詳しいだけで買える訳もなく、オーデマ・ピゲとか、パテック・フィリップとかティソとかの名前を無駄に覚えていただけなのだが、最終的にはオメガのスピードマスターを分割十回払いで購入してようやくその趣味にひと段落つけた。

 

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            僕の私物としては最も高い商品。

 

 マーク40コスモスというモデルで、厳密にはオーソドックスなスピードマスターとは違う。でも僕はこのトリプルカレンダーが気に入って、どうしても欲しくて欲しくて半年くらい雑誌を見ては憧憬の念をふくらませていた。

 

 これだって、一般的な高級時計に比べればそれほど高いわけじゃなく、当時の値段で13万8千円くらいだった。それでもやっぱり高いけどさ。

 

 独身だった僕は、ある程度可処分所得に余裕があったのでいろいろな店を回って探していたのだが、とあるチェーン系ディスカウントショップで見つけたこの値段が最安値だった。その後、何度もその店に行ってこのスピードマスターを見ては溜息をつき、ようやく購入する決心をしたのだ。

 ところが!あろうことかその日に限って売り切れ!愕然とする僕。せっかく宝物を手に入れられると思ったのにい!

 

  落ち込んで帰宅する僕。

 

 しかし、求めよ、さらば開かれん。

 

 何日かあとに、ふと思い立って同じ系列の店に行くと、あった!同じスピードマスターが同じ値段で。僕はかなりドキドキしながら現物を見せてもらい、そうして少し震える手でカードを差し出し、分割払いでとうとうオメガを手に入れた。

 

 一ヶ月くらいは僕は幸せに包まれていた。

 

 後でよくよく考えれば分割にしたこと金利がかさみ、合計16万超え。一括にすればよかったと悔やむ。とはいえ、これ以降僕の高級時計熱は急激に冷め、「ブライトリングもロレックスのシードゥエラーも欲しいなあ」なんて思いつつも結局高嶺の花で現在に至る。

 

 今この時計を買おうとしても絶対に無理なのであの当時買ってよかった。十数年間、ほぼ毎日使っているけれど、さすが宇宙へも行った時計の眷属、多少のズレはあるとは言え壊れない。

 いっときすぐにゼンマイが止まって時計が動かないという恐ろしい事態にもなったのだがいつの間にか直っていて安堵。だいたい、この時計をオーバーホールすると3万円位かかる。3万円あったらなんでも買える!

 

 さて、こうしてメインの時計をご紹介しましたが、僕は実はそれ以前にもたくさん時計を所持していたのだ。CDと同じで他にもいくつかあったんだけど、どっかいっちゃったのもある。

  

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 これはアナログ。後で紹介しますがこの他にGーSHOCKを十数本所持していました。

 

          就職して初めて買ったタグホイヤー

 

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 スキューバダイビングが趣味の大学の同級生がタグホイヤーをしているのを見て憧れて購入。神田の中古ショップで2万円くらいで買った。オメガを買うまではこれをメインに使っていたんだけど、もう全然使ってない。いい時計なのにもったいないなあ。でも僕の左腕は一本しかないのです。

 

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 父親が銀行員時代に使っていたセイコー。子供の時、父が使っているのを見ていて父が勤めをやめると同時に譲り受けたんだけど、イマイチ使い勝手が悪く、ほとんど使ってない。

 

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 FOSSILが出したエイリアン時計!文字盤にエイリアンが刻んである。ただ、これも仕事でするには違和感あるし、カジュアルにもハマらなかった。よって電池切れのまま放置。ここで紹介した時計たち、このように僕の部屋のガラス棚に無造作にぶち込んでます。もうちょっと綺麗にディスプレイしたい・・・。       

  

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 明日はGーSHOCKの話します 

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80Sジャパメタまつり フラットバッカー 他

 わっしょい、わっしょい!

 三日目に突入したジャパメタまつりも今日が最終日。

 最後を飾るのはフラットバッカーですよ!

 最初音は出ませんが、0:28くらいで曲が始まります。すごいインパクトだよ!

      

www.youtube.com

 かれこれ30年近く前!

 僕が初めて聴いたフラットバッカーの曲がこれだ。このオリエンタルなリフに、圧倒的なMASAKIのヴォーカル、歌舞伎の隈取を思わせるメイク。彼らはジャパメタの突然変異だ。北海道という土地から生まれた彼らは、その当時のジャパメタの流れからは一線を画していたように思える。

 

 これほどのオリジナリティをもった日本のバンドもそうそういないだろう。すぐに買いましたよ、1STアルバム。

戦争

戦争

 

 30年ほどたった今もパワーを感じるすごいアルバム。

 このアルバムの一曲目の『ハードブロウ』。熱量が尋常ではない。

 

                                         いい加減にしなさいよー!

 

 という女言葉で絶叫するMASAKI。全身ヴォーカリストである。

ライヴもすごい熱気。MCで「俺たち北海道でイモ食ってんだ!」とか言ってたのに笑う。

 すぐに2NDも手に入れた。

 

餌     (紙ジャケット仕様)

餌 (紙ジャケット仕様)

 

 タイトルが「餌」って・・・。とにかく歌詞が独特だった。

   一曲目の「ゲリラギャング」もハイテンション。中盤の凶悪で暴力的な、ガイガリいってるベースソロにブッ飛んだ。  

 

 さて、当時僕は次のアルバムはどうなってしまうんだ!?と思っていたら突如彼らが渡米し、バンド名を「EZO」に変え、KISSのジーン・シモンズがプロデュースするというニュースが飛び込んでくる。このころのジャパメタ関係の雑誌はその話題で持ちきりだった。全米デビューなんてあまりにスケールがでかい話じゃないか。

 

   期待と不安が入り混じったニューアルバムからのファーストシングル。

     www.youtube.com

 フラットバッカーの持っていたヤケクソ気味のハードコア的要素はすっかり消え、洗練されたロックになっていた。ちょっと肩透かしはくらったものの、これはこれでいい曲だったので僕はさらに期待してニューアルバムを待った。そしてついに届く。

 

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 右は僕の持っているフラットバッカーの1ST。裏ジャケットはこう。

 

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 日本のバンドだからか、やたらと忍者っぽさや、歌舞伎要素を散りばめているようだ。曲調はもはやフラットバッカーの影はなく(最後のデザレーだけは違うけど)、アメリカンロックバリバリ。

 プロモーション戦略も、やはり日本的趣味を織り込んだものだったがどうもあまり受けなかったようで、その後セカンド「FIRE FIRE」を出して解散。非常に残念な終わり方だ。

 メンバーはその後ラウドネスとかアンセムとかそれぞれ渡り歩き、WIKIなどを見ると、その後も色々と活動しているようである。とにかく、今聴いてもカッコいい。

 いまどきこんなにヴォーカルの押しが強くてパワーのある日本人バンドっていないよね。

 

 さて、このあたりまでが僕がよく聴いていたジャパメタのバンド、その他にもたくさんいたので覚えている範囲でご紹介しておきます。

 

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 ダンサー。始まったのはいいが、その後続きはあったのだろうか。このジャケット、よく通販の広告に出てた。

  

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 TILT。これはジャケ買いしたのではないだろうか。中身はメタルというより、ロックンロール系でイマイチハマらなかった。曲はまず一曲も覚えていない。

 左下のメンバー、素裸にサスペンダーというとんでもないファッションをカマしている。ライナーノーツが今見るとなんか悲しい。

 

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           色々派手なこと書いているけど。

 

 あとは、当時のジャパメタのコンピ「ヘビーメタルフォース」とか。Xとかも参加している。ていうか確かこれX目当てで買った。

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 目黒鹿鳴館というライブハウスが当時のジャパメタの聖地だった。今もあるはずだ。他に思いつくのはバウワウ、ブリザード、アーグポリス、ジュエル、サーベルタイガー、あっ、そうそうテラ・ローザがいたっけ。

 聴いてたのは典型的様式美のこの曲「湖底の幻影」だけだけど。前置きが長くて、始まるまで一分以上かかります。

 

   www.youtube.com

 名曲。まあ、ロニー・ジェイムス・ディオ時代のレインボーそのまんまなんですが。いまどき流行らないよね・・・。

 

 スラッシュメタル系だと、ジュラシック・ジェイドがいたなあ。なつかC!

     www.youtube.com

 まあ、これもスレイヤーなんですけど、ボーカルの女のひとの名前がですね、HIZUMI(ヒズミ)って言うんですよ。どうでもいいけど、最高の名前思いついたよね。演奏は少し不安定。最後、「サンキュー!」って言ってない?

 

 

 なんか今回で終わりにしようかなと思ってたら、思っていた以上にジャパメタバンドたくさん聴いてた僕。スラッシュ関係にいくと、アウトレイジだとかドゥームだとかシェルショックだとかガーリックボーイズとかカスバだとディメンシアだとかSOBだとかいくらでもいた・・・またそのうちジャパニーズスラッシュメタルも書いてみたいと思います。

 

          ジャパメタは僕の青春だ!

 

太字で書くほどのことはなかったね。

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 明日から旅行へ行きます!でも記事は更新します。

80Sジャパメタまつり リアクション/デッドエンド

       80Sジャパメタまつり、今日も開催中!

           今日はまずはリアクションだよ。

 

     www.youtube.com

 ドラムの梅ちゃんとギターのヤスは既にこの世の人ではない・・・。R.I.P. 

 

 当時このビデオを一日一回は見てたっけ。リアクションの魅力はそのキャッチーなリフが梅ちゃんのパワフルなツーバスドラムにのってハイパワーで突き進むところだ。そうしてベースのYUKIのよく動くベースライン。彼の作るフレーズはかなりセンスが良く、僕はほぼ全曲彼らの曲をコピーした。

 大学入学当時はYUKIに憧れすぎて髪を同じようにダイエースプレーで逆立て、安物のレインコートにマジックでストライプの線を書き込んでバンドやってた僕。写真撮っとけばよかったなあ、あんなにダサかっこよかったんだから。

 僕の弟も同じようにジャパメタにはまっていた。僕と同じようにベースを弾いていた彼はYUKIと同じモッキンバードベースを手に入れていた。正直、あのベースは弾きづらく、音も悪かったけど。

 初期の二枚は傑作です。

インセイン 発狂

インセイン 発狂

 

 

AGITATOR

AGITATOR

 

 

 本当にこの頃のジャパメタはいろいろなバンドがいて楽しかった。そしてそれぞれが個性的で、もうあんな時代来ないんじゃないかな?

 

      その中でも特に異端だった、デッド・エンド。 

元祖ヴィジュアル系の呼び声も高い彼らの代表曲。今聞くと若干の古さも感じさせられるけれど、いい曲です。いまだに活動しているのは尊敬に値する。

 VOのモリーのホラーチックな独特の世界観は日本のホワイトゾンビか!

 でもこっちのほうが全然早いけどね。このバンドのベーシスト、クレイジー・クール・ジョー(すごい名前)も個性的だった。まずそのベースサウンドが独特だった。およそベースらしい太さはなく、ペラペラした音なのに、それでいて鋭角的な響きを持っていたのだ。

 僕はこの音に憧れて、とあるライヴハウスに出演した時に、イコライザーでクールジョーのようにペラペラのベースサンドを出し、「おお!クールジョーのサウンドカッコいい!」と一人悦に入っていた。

 しかしリハの時、PAの人に「そんなベースの音はないなあ」と一蹴され、すごすごとオーソドックスな音に戻したという悲しい思い出がある。

 

ジャケはダサイが捨て曲なしの名盤

DEAD LINE

DEAD LINE

 

 

 何度も言うけれど、この頃のジャパメタバンドはどれも個性的で、特にベーシストがそれぞれに独特の雰囲気やサウンドを追求していた。

 いい思い出なのは、僕が20代前半、一生懸命売れないバンドで活動していた頃、たまたま対バンしていたバンドのドラマーがなんとデッドエンドのMINATOだったことだ。むちゃくちゃ上手かったなあ。

 

 このデッドエンドは既に当時から沢山のフォロワーを産み出し、デッドエンドワナビーロッキンFのレコード通販ページを賑わせていた。そしてそれに乗せられて僕はそのデッドエンドもどきを買った。まずこの人たち、パラノイア

 

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 ジャケットからしてパクリ感が漂っている。デッドエンドに比べるとやはり小粒だ。

 すでにどんな曲かも覚えていない。

 ちなみにアルバムタイトル曲は「COME FROM BEHIND」という。サビで「カムフロームビハーイン」と何度も連呼する。これについては少々の思い出がある。

 それは何かというと、当時僕はスプラッタ映画にはまっており、その筋では有名なルチオ・フルチというイタリアの映画監督のグチャドロホラーの作品「BEYOND」という映画を見て感心しきりだったのだ。で、弟とこの曲の至極単調なサビ部分をその映画に引っ掛けて「カムフロームビヨーンド」と歌っては笑うというあまりにマニアックなギャグを飛ばしていた。

 

 ふと思い立ってこのパラノイアをググったらなんと僕が読者になっている玄様のブログにヒットして笑った。パラノイア、聴いてましたよ!ネットってせまいな。僕がこのバンドに対して持った感想とほぼ一緒。

 

gemrock.hatenablog.com

 

 あと、もう1バンドご紹介。ほとんど何の資料もないと思われる「CRYーMAX」というバンドのEP。とにかくインディーズ臭がすごい。この人たちは今何をしているのだろう。

 

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 メンバーはやっぱり主にスパッツファッション。

 こちらもどんな曲だったか1ミリも覚えていない。当時わざわざ通販で買ったはいいが、なんだこれ?!という印象だったと思う。

 きっとこのバンド名、してやったりと思ってつけたんだろうなー。叫ぶ=CRYとMAXって。安直すぎる。

 そうそう、僕が大学生になって組んだメタルバンドの名前を決めようとしたとき、ギター担当が「CRYMAX」って良くない!?と目をキラキラさせて言ってきたが、「それもういるし」という会話を交わしたのを今思い出した。

 

 おっさんメタラー限定のジャパメタまつり、まだまだ続くよ!

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80Sジャパメタまつり ラウドネス・アンセム・サブラベルズなど

 僕は中学高校にかけて様々な洋楽を聴いて育った。基本的にはニューウェーヴ系のバンドを中心に聴いていた。

 
otominarukami.hatenablog.com

 

 高校に入学と同時に、デュラン・デュランジョン・テイラーに憧れていた僕はすぐにベースを買って、毎日のように練習した。自己流で頑張った結果、そこそこ弾けるようになり、当時好きだったキュアーのコピーバンドを結成、甚だしくクオリティの低いライヴを展開したりしていた。

 

 その頃は他にも色々とバンドをやっている友人たちがいた。特に隣のクラスのI君はギターが上手と評判で、「ラウドネス」というバンドのコピーをやっていると評判だった。僕は一緒にキュアーバンドをやっていた友人とそのI君のライヴを見に行き、度肝を抜かれた。

 とにかく、うまいのだ。今思い出しても彼らはうまかったと思う。その時にやっていた曲が以下の数曲。これを一気に彼らは演奏していたのだ。

 ちょっと量はありますが、どの曲も名曲ぞろい。ラウドミュージックに耐性がある方なら十分聴けると思います。

 

    www.youtube.com

 途中のギターソロの印象的フレーズにビビった。次の曲がこれ。まさかの「SPEED」!

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 このリフも天才的だ。しかも後半のベースソロ、僕よりあとにベースを始めた隣のクラスのD君が完璧に弾きこなしていて、僕は「やられた!」と打ちのめされた。 

    

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 この曲はラウドネスのレパートリーの中でもかなりの難度を誇る曲。しかし、ギターのI君は難なく弾きこなし、D君がユニゾンでこのリフを弾いているのを見たとき、またしても僕は「やられた!」と思った。サビのベースのフィルインがまた目立ってカッコよかった。

 最後にこの曲「LOUDNESS」でシメ。

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  とにかく彼らはダントツだった。僕のやっていたキュアーバンドがとてつもなくショボく思えて、帰りの足取りは重かった。

 

 それ以来僕はラウドネスが気になり、同時に日本のヘビーメタルバンドにも興味を持つようになったのだ。それが大体80年代の終わり頃。

 

 当時はキャリアの長いラウドネスとは別に、アンセム、リアクション、サブラベルズというバンドがジャパメタ三羽烏(だっけ?)と呼ばれ、他にもデッド・エンドやフラットバッカーといった活きのいいバンドが群雄割拠していた時代だった。今はネットがあるが、その当時の情報源といえば主に「ロッキンF」という音楽雑誌だった。

 ロッキンFはジャパメタ御用達であったので洋楽メタル志向の「BURRRN!」あたりからは結構毛嫌いされていたようだ。まあ、どちらも読んでいたんだけど、この頃は僕はどちらかといえばロッキンF派だった。

 

 一番好きだったのはやっぱりアンセムかな。特に2NDアルバムの『タイトロープ』は名作でかなり聴きこんだっけ。

TIGHTROPE

TIGHTROPE

 

 一曲目の『VICTIM IN YOUR EYES』がいきなりガツンとくるのだ。

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 『ナイトアフターナイト』や『ブラック・アイド・タフ』なども良かったけど、特に好きだったのはB面一曲目の『ドライヴィング・ワイヤー』だった。当時はこれをパワー・メタルとか言っていたっけ。

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 どこたかどこたか!今聴いても十分に速い。マッド大内のツーバスが鳴りっぱなし。客観的に考えると、坂本エイゾーのVOはやっぱり少し苦しいな。

 途中のブレイクダウンがアイアンメイデンみたいだと当時仲間内でギャグになっていた。

 まあ、他にもリアクションなんかを書くとキリがないので今回はこの辺で。

 

 この辺のバンドの音源は主にCDで持っていたんだけど、弟と共有だったので今手元にありません。でも、レコードが何枚か残ってる。

      

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 うわ、懐かしい!という方もいるんじゃないですか。順次細かく見ていきます。まずはダサジャケ選手権を開けばかなり上位に食い込むんじゃないか、アンセムのこちら。

 

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 こんなん持ってたんだなあ。もはやどんな曲だったか覚えていない。それにしても、よくこのジャケットで出したな。とにかくダサい。メンバーはどう思ったんだろう。意外にベースのナオトあたりが「おお、これいいね!」なんて言ってたりして。

 以前にも紹介した「RAZOR」のジャケットに通じるものがある。人はみな、ターミネーターなのだろうか。

Evil Invaders

Evil Invaders

 

       ちなみにこのレコード、カラーです。無駄にカッコいい。

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        次に埼玉メタル界の至宝、サブラベルズ。

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 これは確かセカンドアルバムで、メジャーから出たんじゃかなったっけ?特定の電話番号にかけると、このアルバムの曲を聴けるというキャンペーンをやっていて、何回かかけて聴いた気がする。特に二曲目の「ブラック・アイアン・ホース」は名曲。

 

      

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 ヴォーカルのキイチの裏声唱法が独特だ。確かサブラのバンドスコアにヴォーカルの音程が「採譜不可能」と書かれていて弟と笑った記憶アリ。

 ちなみに、このアルバムのジャケット、中央部を拡大してみると・・・

 

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一億人ぐらいいると思われる会場に降り立つ五人の姿!ねえ、これサブラ?サブラなの?あまりにスケールの大きい彼らの野望(もしくは理想)に驚愕&失笑。

 メタル系のジャケットは大仰なものが多いが、ここまで夢を押し広げたバンドはサブラベルズだけだろう。中ジャケも結構な迫力。

 

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 色んな写真をコラージュするのは定番。アーティスト写真もこれぞ80Sジャパメタスタイル!

   

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 なぜ彼らは皆こぞってスパッツを履いていたのだろう。そしてどこで手に入れたのだろう。僕は当時かなり疑問に思っていたのだが、その疑問は未だ解けない。

 ヴォーカルのキイチはベースの名手だった。

 まだまだ続きはありますよ。

 

メタルを聴き続けた僕のひとつの到達点。

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ビョーク×スカンク・アナンシー

 

 今日の読売新聞のテレビ欄の広告をみてたまげた。なんだこのラインナップ。今何年だ?三十年前にタイムスリップしたのか?

 

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 写真に写っているメンバーがことごとくおっさんか、おじいちゃん。ヒューイ・ルイスなんかヒドイ。それにしてもMR.BIGって日本の人気根強いんだなあ。武道館だもんね。シャイボーイやるかな。やるだろうね。

 ナイト・レンジャーは少し見てみたい。でも知ってる曲1sTと2ndだけ・・・。

 

 音楽ファンの高齢化が著しい。僕だって肩こりでピップエレキバンをしているような年だ。エレキバンをするなんて、年寄りのすることだと昔は思っていたけれど、ついに僕にもその時がやってきたのだ!

 音楽ファンの高齢化といえば、この広告のウラ面にはこれが。ラウドパーク17。

  

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ラウドパーク、スレイヤー来るのか!スゲー行きたいのだけれど土曜日でアウト・・・。娘とスレイヤー見たかった。ブルへリアとかオーバーキルを一緒に観られる機会なんて、もうないだろうに。

 

 それにしても、若いバンドが殆どいないという事実。二日目のヘッドライナーがマイケルシェンカーって、50代以上限定なのではないか?演者も、観客もみんな年寄り。

密かにアンセムアウトレイジ、そしてラウドネスといったジャパメタバンドも混じっているが、頑張ってんなー。ジャパメタについては、そのうちに大特集します。

 

 

 はい!ビョークの話の続き。

 カーカスのバッキングにも驚いたが、こちらのスカンク・アナンシーのミックスも興奮した。

 

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 スカンクアナンシーはイギリスのオルタナバンドで一度解散したものの、現在も活動している。ちなみに現在の活動は僕はよく知らないのだが、彼らの初期曲の「SELLING JISUS」はすごいインパクトがあった。

 僕は初めてこのビデオをBEAT UKで一瞬だけ見たのだが、すぐにこのバンドのCDを買うことを決意した。

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 ヴォーカルの女性シンガーSKINが顔に十字架を塗りたくり、首をぐりぐりしながらえらい形相で歌う。その顔を一時停止してあまりの迫力に友達と大笑いしたっけ。

 

 その後もSKINはトラックの前に張り付けられて歌ってみたり、映画「ストレンジ・デイズ」でライブ参加したりしていた。

 SKINはその後PRODIGYのマキシムのソロアルバムでも歌ってたけど、

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  なんかこえーよ。正直僕はあんまりこの曲は好みじゃなかった。

 

 まあ、それはいいとして、ビョークはこのバンドともコラボしていたのだ。当時のヒット曲「ARMY OF ME」を一緒にやっているんだけど、後半のビョークの絶叫っぷりが喉も張り裂けそうな勢いで、初めて聴いたときは鳥肌が立つくらい感動した。

 

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ライヴ映像もある。この頃のビョークは美しいなー。一方でSKINの声は強すぎ。

       

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               なんてカッコイイんだ!

 

 カーカスとスカンクアナンシーのミックス2曲は別に編集してお気に入りアルバムとして僕はよく聴いていた。

 そして、少しあとに出た『bachelorette』のミックスにアレック・エンパイアが登場!

  

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  ただ、このデジタルハードコアミックスは僕にはイマイチだった。

  はい!ビョークの眼力のお話はこれでおしまいです。ありがとうございました。

   

 

 

この子がなんとかならないかなあ。

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