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僕のカルチャーセレクトショップ

腕時計は浪漫だ。オメガスピードマスター

 僕は30代前半に『時計』という天井知らずの趣味にハマり、いっときやたらと高級時計に詳しくなっていた時期があった。もう十数年前。

 

 もちろん詳しいだけで買える訳もなく、オーデマ・ピゲとか、パテック・フィリップとかティソとかの名前を無駄に覚えていただけなのだが、最終的にはオメガのスピードマスターを分割十回払いで購入してようやくその趣味にひと段落つけた。

 

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            僕の私物としては最も高い商品。

 

 マーク40コスモスというモデルで、厳密にはオーソドックスなスピードマスターとは違う。でも僕はこのトリプルカレンダーが気に入って、どうしても欲しくて欲しくて半年くらい雑誌を見ては憧憬の念をふくらませていた。

 

 これだって、一般的な高級時計に比べればそれほど高いわけじゃなく、当時の値段で13万8千円くらいだった。それでもやっぱり高いけどさ。

 

 独身だった僕は、ある程度可処分所得に余裕があったのでいろいろな店を回って探していたのだが、とあるチェーン系ディスカウントショップで見つけたこの値段が最安値だった。その後、何度もその店に行ってこのスピードマスターを見ては溜息をつき、ようやく購入する決心をしたのだ。

 ところが!あろうことかその日に限って売り切れ!愕然とする僕。せっかく宝物を手に入れられると思ったのにい!

 

  落ち込んで帰宅する僕。

 

 しかし、求めよ、さらば開かれん。

 

 何日かあとに、ふと思い立って同じ系列の店に行くと、あった!同じスピードマスターが同じ値段で。僕はかなりドキドキしながら現物を見せてもらい、そうして少し震える手でカードを差し出し、分割払いでとうとうオメガを手に入れた。

 

 一ヶ月くらいは僕は幸せに包まれていた。

 

 後でよくよく考えれば分割にしたこと金利がかさみ、合計16万超え。一括にすればよかったと悔やむ。とはいえ、これ以降僕の高級時計熱は急激に冷め、「ブライトリングもロレックスのシードゥエラーも欲しいなあ」なんて思いつつも結局高嶺の花で現在に至る。

 

 今この時計を買おうとしても絶対に無理なのであの当時買ってよかった。十数年間、ほぼ毎日使っているけれど、さすが宇宙へも行った時計の眷属、多少のズレはあるとは言え壊れない。

 いっときすぐにゼンマイが止まって時計が動かないという恐ろしい事態にもなったのだがいつの間にか直っていて安堵。だいたい、この時計をオーバーホールすると3万円位かかる。3万円あったらなんでも買える!

 

 さて、こうしてメインの時計をご紹介しましたが、僕は実はそれ以前にもたくさん時計を所持していたのだ。CDと同じで他にもいくつかあったんだけど、どっかいっちゃったのもある。

  

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 これはアナログ。後で紹介しますがこの他にGーSHOCKを十数本所持していました。

 

          就職して初めて買ったタグホイヤー

 

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 スキューバダイビングが趣味の大学の同級生がタグホイヤーをしているのを見て憧れて購入。神田の中古ショップで2万円くらいで買った。オメガを買うまではこれをメインに使っていたんだけど、もう全然使ってない。いい時計なのにもったいないなあ。でも僕の左腕は一本しかないのです。

 

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 父親が銀行員時代に使っていたセイコー。子供の時、父が使っているのを見ていて父が勤めをやめると同時に譲り受けたんだけど、イマイチ使い勝手が悪く、ほとんど使ってない。

 

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 FOSSILが出したエイリアン時計!文字盤にエイリアンが刻んである。ただ、これも仕事でするには違和感あるし、カジュアルにもハマらなかった。よって電池切れのまま放置。ここで紹介した時計たち、このように僕の部屋のガラス棚に無造作にぶち込んでます。もうちょっと綺麗にディスプレイしたい・・・。       

  

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 明日はGーSHOCKの話します 

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