音楽と本

僕のカルチャーセレクトショップ

前橋の街を休日に散策

 この間こちらに行って「岡本太郎展」を観てきたという話。非常に良かった。

 すべての館内の表示文字が以下のレタリングで統一されていた


       展示を見終わったあと、最後にエレベーターを上がると見送ってくれる太郎

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さて岡本太郎展を見終わったので、ミュージアムショップで何かないかを物色。

       テンションが上がり、どれにしようかなと迷ってしまう

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 しかしですね、グッズはぬいぐるみが中心で結構いい値段がするのですよ。一番安いちっこいので二千円。大きいのは四千円。ここで買ったとして、多分すぐ飽きてしまうだろう。芸術よりもコスパを取った僕はこの「コップのフチの太陽の塔というガシャポンで妥協。

            コップのフチ子シリーズ。400円は結構強気

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  おとうさん、結局これだね。じゃやるよ            さて何が出るか

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       わかりづらいかもしれないけど、オーソドックスな引っかかりの奴出た

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 実際にこれをコップのフチに引っ掛けたとしても飲みづらいことこの上ない。まあ、コップのフチというニッチなアイディアがこのシリーズのキモですから、それを言っても仕方がない。このフィギュアを作ってる会社、昔モヤさまに出てたなあ。

 

 出口には群馬県民のソウルフードである焼きまんじゅうをモチーフとしたTシャツが売っていた。ノーマルタイプとあんこ入りタイプが存在します。あんこ入りは昔食べたけれど、結構旨い。

      実際のところ、そんなに頻繁には食べないとのこと(母親談)

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 さてせっかく来たので休日なのにほぼあまり人気のない前橋の街を散策してみます。

               すごいタイトル。よく付けたね

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 古い街だからか、結構路地がたくさんあって、興味深い。

          ウォーキングデッドの1シーンではありません

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 さてこの先にはなんと太郎の「太陽の鐘」の展示があるとのこと。どこだ。

                  あった!デカイ!

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 鐘の入口には例の顔が僕らを出迎えてくれた。

              地面の上に顔があったっていいじゃないか

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       バカみたいに長い鐘つき棒があって、その先にようやく鐘が登場

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           やめてー!鳴らさないでー!

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 大して面白いことができなくてすいません。陳謝いたします。面堂終太郎のように鐘を割ればよかったのかな。

 実際この鐘つき棒は動くわけではなく、作品の一部です。おそらく叩くには専用の槌がいると思われます。その際には必ず芸術は爆発だ!」と言いながら叩くのでしょう。

             こちら側から見ると、当に太郎の作品!

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 さて、珍しい形の歩行者信号の向こうには廃墟「キャバレーロンドンがあった。

          子供が一緒じゃなかったらもっと詳しく見たかも

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「愉快なロンドン、楽しいロンドン」

という歌を小学生の頃テレビで見た記憶がある。

 子供の頃は一体どんないかがわしい場所なのかと想像をたくましくしたが、実際はきっと大したことはないのでしょう。僕の今の年齢なら楽勝で入れるのに、その願いは叶わない。

            明日も前橋、愉快な前橋!

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田舎ノスタルジア一切なしの小説

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”岡本太郎と『今日の芸術』”を観に前橋アーツへゆく

 北関東における11月のイベントとか、博物館とか、美術館を色々調べていたら岡本太郎と『今日の芸術』」展を発見した。

       僕の住んでいるところから行ける距離ではかなり魅力的な展示

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こちらがHP


 早速アート好きの小5の娘と行ってまいりました。さて、着いたはいいが前橋の街並みはほぼゴーストタウン。「シャッター商店街」という言葉そのものを体現していた。

               路頭に迷ったとはこのことか

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 あれ、でも向こうに人がいる。そしてなぜだかレッドカーペットが敷いてあるぞ。どうやら休日である本日、地域活性化のための何かしらのイベントを行うらしい。じゃ岡本太郎展を見たあとに寄ってみるかい。

          ということでこちらのイベントは後ほどお伝えします

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 とはいえ、古い町並みなのでなかなか魅力的なロケーションではある。そのレトロ感のゆえに、映画やテレビの撮影ではよく使われるらしい。そんな街を闊歩しているとなんだか不可思議なスポットを発見。

                   ここ一体何屋?

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 看板を見たところ元は青果店だったようだけれど、上の部分だけはその佇まいを残し、タバコと自販機の置き場となっている状態が不思議な感じを醸し出している。そして、中央の野菜や果物が置かれていたと思しき台には・・・

     飲み終わった缶がポツン。ひょっとしてすでにアートの展示が始まっているのか?

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 あまりのとりあわせに失笑してしまい「いやーシュールだな」と思わず漏らすと娘が

「シュールってなに?」

と聞いてきたので、

「うん、もとはシュルレアリスムっていって、ダリとか、ブルトンとか、ロートレアモンとか・・・

 

 ・・・・

 

 ・・・・

 

 ・・・という芸術運動のことなんだよ」

「ふーん」

などと薄っぺらい能書きを、小5の娘相手に垂れていい気になっていると突然娘は

「おとうさん!この建物すごいよ!中がボロボロだよ!」

と言い出して僕のいんちき講釈そっちのけで空きテナントに興味津々。

              うわー、この建物どうなってんの?

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 生半可な講釈は魅力がないということを悟らされました。さて、アーツ前橋に到着し大人600円(中学生以下はタダ)を払って入口に向かうと、太郎の等身大のパネルがある。

            そんなに背は高くはなかったのですね

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 そうして数多くの作品を観ることができた。残念ながら撮影は禁止だったので写真はありません。僕は『森の家族』という作品を一番気に入りました。あと以前から気になっていた『座ることを拒否する椅子』という作品の実物があって感動。座れなかったけど。田舎にいると、なかなか青山や川崎の太郎美術館には行く機会がないのでここで見られて良かった。

 この前橋アーツ、中にいる女性スタッフはみな黒のツーピースにカラフルなブラウスを着ていておしゃれだった。こういう細かいところに気配りがきいているのはいいよね。

 さて、太郎作品の撮影はできなかったけれど、こちらの巨大なオブジェは撮影が許可されていました。これ、全部新聞紙とかガムテープで作られていた。

          これどうやってここまで運んだのだろう

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            この作品はこちらの方が制作

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     さりげなく太郎の作品がモチーフとして散りばめられいてる

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 うわあ、すごいなあ、なんて思いながら丹念に見ていくと、おやどこかで見たような光景が。

              犬らしきものが飛び出してます

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 これを見た瞬間僕は遊星からの物体X!と思った。

 プライムで見られるのは福音

遊星からの物体X (字幕版)
 

 この映画は簡単に説明すると、宇宙からやって来た形の無い宇宙人が生物に寄生すると其の物にすり変わってしまうという内容。当時そのグロテスクかつ芸術的な特殊メイクにやられた僕は今でもたまにこの映画を観るのだけれど、そのクライマックスシーンで登場するモンスターからドロドロの犬が飛び出す場面があるのです。

 そうして、これどう見ても物体Xだろう、作家の人絶対にSF映画好きだよな(調べたら30代半ばの若い方で教員をしながら活動をしているそうです。すごい)と思いつつ、もう一枚娘に撮影を頼んだのです。

                 とにかくすごいね

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 すると娘が、

「あれ、お父さん、何か字が書いてあるよ。充・・・実の・・」

「え!どこどこ?あ、ほんとだ」

            「充実の上に」読めますか

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 僕はこれを見て作家のSF映画好きを確信した。なぜかというと、この「充実の上に」という言葉は永遠の名作『ブレードランナー』で未来のLAが出てくるのだが、その街にあるネオンサインの文字だからだ!僕はすぐに気づいたよ!

 半端なファンではないですから


 思わぬメッセージを解読した僕は、なんだか嬉しくなって宙に浮いてしまいました。

                    ぶわーん

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         「おとうさん、わたしも、わたしも!」

                    ぶわーん

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 なんだこの父娘

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セパルトゥラ、やっぱり「ARISE」と「BENEATH THE REMAINS」だった

 セパルトゥラが知名度を上げ始めたのは二十数年前の「ARISE」リリース前後だろう。彼らの名前を初めて見たのは多分「BURRN!」だと思う(当時はメタルの情報があまりなかったので)。とにかくブラジル出身のスラッシュメタルバンドが傑作を作った!みたいな触れ込みで紹介されていたのだ。

 その頃僕は大学生だったか、卒業後フラフラしていた頃だったか覚えていないけれど、とにかく新しい音楽を聴きたくて早速その「ARISE」を手に入れたのです。

 このジャケット、懐かしい

Arise (Expanded Edition)

Arise (Expanded Edition)

 

 最初はメタルお約束の不気味な効果音を経て、突然景気のいいリフが飛び出しスタスタと期待を裏切らない素晴らしいスラッシュメタルが始まった!

  2コーラス目の最初の歌詞が空耳アワーで「蟻、食べちゃダメ」と紹介されていて笑った

    

 当時は今ほど情報もなく、僕やその仲間たちはこぞって色々なB級スラッシュメタルを聴いていたが、結構ハズレのバンドも多かった。そんな中、彼らは大当たり!ブラジル出身という先入観を見事はねのけて世界が認めていったのだ。

 まあ、実はこのアルバムも聴かない曲がそこそこあるんだけれど、トータルで見れば非常に完成度の高い内容だと思う。ヨーロッパやアメリカのバンドとはどこか違うサウンド。やはりブラジルの血が彼らをしてこの作品を作らしめたとしか思えない。

 セパルトゥラを気に入った僕はすぐに映像作品を手に入れた。当時はVHS。

 ああ!これこれ!まだ買える(買わないけれど)   

 このビデオはすごかった。バンドの勢いが半端じゃないのだな。売れ始めた勢いと彼らのエネルギーがちょうどいい感じで沸き立っているのだ。

          一曲目のオリジナルインストからして無茶苦茶カッコいい!

   

  とにかくVo・Gのマックスのパフォーマンステンションが高い!そもそも最初の「ARISE」なんてギター弾いてんの?ていうくらい雑な弾き方。多分これ、後で音付けたのではないか?

 このライヴからは「ARISE」の曲以外も結構やっているのだが、そちらの曲がとにかくカッコいいのですよ。特に後半の「TROOPS OF DOOM」がものすごく良かった。テンポチェンジの時に「ワン・ツー・スリー・フォー!」ではなく「ウノ・ドス・トレ・カトロ!」とスペイン語で言うのもカッコいい(これライブインバルセロナなので)。そして最後の「BENEATH THE REMAINS」でさらにヒートアップ!この曲はよく練られたスラッシュメタルソングだと思う。特にサビ部分の「ビニッスザリメイン!」と叫ぶと同時にすべての楽器が「ダダッダダダ!」とリズムを刻む所がこの曲の要!このアレンジはやはりこの時期のマックスの天才の現れだ。

 

 このビデオをほぼ毎日見ていた僕はすぐにアルバム「BENEATHE THE REMAINS」を買ったよ。

 リマスター出てるんだよねー

Beneath The Remains -Remaster-

Beneath The Remains -Remaster-

 

 音は「ARISE」よりも迫力がなかったが、曲はこちらの方がよりスラッシュ度が高くて僕は好きだった。当時、多分新宿アルタだと思うんだけど何故かこのジャケットをプリントしたキャップが売っていて、迷うことなく購買。あんまりかぶりすぎてボロボロになって泣く泣く捨てた。今売ってないのかな・・・ 

とりあえず楽天で検索したら、中古Tがこの値段で驚いた

90年代 ヘインズ Hanes SEPULTURA セパルトゥラ ARISE バンドTシャツ USA製 メンズL /war0001 【中古】 【180518】

価格:27,000円
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感想(0件)

ロックTのプレミア、話には聞いていたけれどすごいね。この手のTシャツたくさん持っていたのになあ、全部どこかにいったなあ。

 

 さて、セパルトゥラは「ARISE」をヒットさせた後、「カオスAD」、「ルーツ」というアルバムを出すのだが

CHAOS A.D. (EXPANDED EDITION) [2CD]

CHAOS A.D. (EXPANDED EDITION) [2CD]

 

 

ルーツ

ルーツ

 

  ブラジリアンなフレーバーを曲にまぶしてみたり、スローダウンしてモダンへヴィネス/ニューメタル方面へと舵を切って、僕は嫌いじゃないけれど、やはり「ARISE」あたりよりは愛着が持てないのだな・・・。

 

 その後方向性の違いだかどうか知らないけれど、バンドの司令塔のマックスが脱退し、「SOULFLY」を立ち上げ、よりニューメタル方面へと突き進む。

 まあしばらく何枚かは聴いたけれど、あんまり刺さらなかった

Primitive

Primitive

 

 

 それよりもマックスが時折気まぐれにやるサイドプロジェクトの方が良かった。

 このネイルボムなんかはハードコア寄りで結構当時僕の周りのメタル好きはよく聴いていた。

 こんなに昔のアルバムだったのか 

Point Blank

Point Blank

 

            今聴いてもやっぱりかっこいいよね

    

 ネイルボムを聴いて思い出して笑うのは、このアルバムの一曲目を、僕がいつも一緒にやっているバンドのヴォーカリスト(通称モモ)がコピーバンドで歌ったんですよ。

 その男、モモのイメージを持っていただくために一応貼っておきますね。

    歌っている男がモモ。レッチリのマイナーソングを僕の趣味でやった時のやつ   

   www.youtube.com

 そんで、そのライヴの打ち上げを新宿でやって、結構遅くまで飲んだのかな、いよいよ終電近くになって帰ろうということになった。

 ちなみにこのモモという男は酔うと無茶をするタイプの男で翌日一切記憶がないというタチの悪い良い方をする、愛すべき友人だ。そうして酔っ払ったモモと僕はそのほかの友人何人かと一緒に新宿三丁目あたりから地下街を通ってJR方面へ向かっていた。

 時間も時間なので人通りもほとんどなく、昼間の喧騒が嘘のような新宿地下通路でモモはひとり気分が良かったのか、突如「ででーでででーでででーででー!」とネイルボムの一曲目のリフをギターを弾く真似をしながら大声で歌いだした(彼は実際にはギターを弾けない)。僕らよりも二十メートルくらいをひとり歩いていたモモが大声でそのリフを歌いだしたので、ああ、いつものアレね、といった感じで笑いながら僕らは彼を暖かい眼差しで見守っていた。

 そうしてモモはしばらく一人、ででーでででーでと歌っていたがその彼の歩くすぐ先にはひとりのくたびれた感じのサラリーマンがいたのです。

 おい、ウソでしょ、ひょっとして、と思うと同時にモモはそのサラリーマンの横へふらふらと歩いていき、彼に触れるか触れないかくらいの距離、耳元大声で

ででーでででーででデーでデー!ででーでででーでー!

と絶叫!

 あのう、今これを書きながら僕部屋でひとりで笑ってます。

 多分僕のつたない表現力ではあのマッドさと面白さは伝わっていないと思うのですが、あの絵を思い出すと何度でも笑ってしまう。サラリーマンの人は、嫌そうに体を傾けて足早に去っていった。

 いい迷惑だよね、こんな狂った男に新宿の夜遅くででーで攻撃を喰らったんだから。

 

  いやこんなに長い記事になるとは思っていなかったのですが、表題に戻ると、最近マックスと弟のイゴール(ドラム担当)がこんなことやってたのです。

       どうして外人は年をとると太るのだろう。あとマックスの衣装がヒドイ

   www.youtube.com

 セパ時代のビデオを観たあとにこれを見ると、老いは否めないよなー。なんかギターのピッキングにも元気がない。それはともかく、この2枚に限定してライヴをやるということは、彼らもまた初期の傑作としてこの作品を捉えているのでしょう。

 

何歳になろうがメタル!

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第一回 洋楽一発屋集会

 世の中には「一発屋」という微妙に不名誉な呼称があって、多くの場合定期的に思い出されては(日本人の場合)テレビに「あの人は今」のような扱いで登場することがある。そして、たった一曲があまりにヒットしたためにそのあとが続かず、もしくは続いているのだけれど注目度が非常に低いアーティストがたくさん存在する。しかし彼らは僕にとって愛すべきアーティストでもあるのです。じゃ、聴いてください。

 

 僕がリアルタイムで経験した一発屋はまずこの人たちだろう。a-ha の「Take on  me」ですよ。オーソドックスな一発ソングですね。

                   いかにも80Sなバンド

     

 高校生くらいの時かな、とにかくこのPVのおかげで大爆発的に売れた。そしてあまりにも売れすぎたゆえにほかの曲が一切知られていないという彼ら。いや、知られているかもしれないけれど、ワールドワイドな視点や日本での認知度という観点で見ればまず一発屋でしょう。

 Aーha、僕は曲自体そんなにハマらなかったのだけれど、今見てもこのPVの完成度は高く何度見ても飽きないよね。

 大体、高校生の時まず洋楽のヨの字も知らないような同級生の男子が「これ、すごいいい曲だよね!」などというくらい浸透していたのだからそのヒット度合いたるや凄まじいものがあった。 

HUNTING HIGH & LOW

HUNTING HIGH & LOW

 

 

 

 

 次はビッグ・カントリー。

               この次の曲までは知ってる

   

 いやあ、いい曲ですねえ。ギターの音をその故郷スコットランドの伝統楽器バグパイプの音に似せて弾くというアイディアは素晴らしいが、この一曲で飽きてしまう・・・。他にも数枚アルバムを出しているし、本国では人気があるのかもしれないけれど、やはりこの一曲しか知らない。今ウィキで見たらヴォーカルの人自殺しちゃったんだ・・・。

 

 一発屋というには失礼かもしれないけれど、浸透度合いで言ったらやはりそうなのではないかというヨーロッパ。

   ルチオフルチのゾンビ映画をモチーフにした「セブン・ドアーズ・ホテル」もいい曲

    

 

 パパパーンパー!というあの一度聞いたら忘れらないシンセのフレーズが大ヒットの秘訣だろう。僕はこの曲以前のもう少し荒削りだった彼らが好きだったけど、そんなことお構いなしに大ブレイク。これで一生食っていけるんじゃない?

 以前も書いたけど、その昔東京ドームにでメタリカがカウントダウンライブをやったときのことだ。ヨーロッパもゲストで出ていたんだけどみんなほかの曲なんてほとんど知らなくて、でもこの曲が最後にかかった瞬間反応がダントツに良くなったのをよおく覚えている。

 

 僕が二十代前半、バンド活動のためドラッグストアでアルバイト生活をしていた頃、FM放送を常にラジカセで流していたその店舗で初めて聴いたインパクトが大きかったヴァレンシア。

           検索すると最初にヴァレンシアガがひっかかる

     

 当時、単純な構成のロックやメタルを中心に聴いていた僕の耳にはこのクイーンライク(というかクイーンの影響バリバリ)な複雑な展開の曲がものすごく新鮮で、アーティスト名を知るやいなやすぐにCDショップに走り、即購入。一時期ものすごく聴いていましたが、あっという間に飽きたという記憶アリ。でも今でもやっているらしい。

 

     The Romantics。

    

 なぜか、どいういうわけだかこの曲が異常にヒットしてしまった。確かにいい曲なんだけど、結局のところ僕は(というか世界のほとんどの人)ほかの曲を知りません。アルバムを買いかけたのだけれど結局やめた。買えばよかったかな。 

  そうしてこのPVを探したら、現在の彼らの映像が出てきてたまげた。

   

 

 太ってしまって別人。なおかつ演奏がヒドイ。コメント欄もボロクソ。でも彼らは今でもこの曲を演奏しているのだ。3年前だけど。やっぱりヒット曲があるのとないのでは雲泥の差だよね。

 

 アン・レノックスはおそらく向こうではものすごく評価の高いヴォーカリストで、人気もあるのだろうけれど、やっぱりユーリズミックスつったらこの曲になってしまう。

              ヒアカムズザレインという名曲もあります

    

 ああ、いい曲だなあ!この曲はマリリン・マンソンがオリジナルじゃないよ!

     この曲を選ぶセンスは素晴らしいが、原曲の方が数倍カッコいい(個人の感想です)

     www.youtube.com

 

とりあえず思いつくままに挙げました。他にもたくさんいるでしょうからまた。

 

 

そのうち第二回も思いついたらやります

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90年代を思い出すあのメタル/オルタナバンドたち 

 先日のスタティックXの記事からの派生で、色々とあの頃のバンドを思い出したので載せてみます。僕と同時代を生きたアラフィフのロックファンには懐かしいかも。

 

        まず当時やたらとMTVで流されまくっていた311。

            まあほとんど思い入れはないのですが

     

 日本人にとっては311という数字、あの日を思い起こさせる。だから検索してもこの能天気な曲はすぐには出てきません。

 当時、この曲がMTVやスペースシャワーでやたらとかかっていたのだけれど、ラガ感が入ったそのチャラい感じとかがなんとなく気に入らなくて飛ばして見たりもしていたんだけど、だんだん慣れてくるとこれもいいじゃん、となって結局アルバム購入。

 そうして今でもまだやっているのです。

311

311

 

 

 大学生当時、友人と色々なバンド情報を交換していたのだが、そこで知ったバンド、「orange 9 mm」。意味もなく「オレンジナインミリミータ」と口に出して言いたいカッコいいバンド名。

                  ヴォーカルが跳ねすぎ

    

 当時としては珍しい、黒人がシンガーとして成り立っていた。いかんせん、彼のルックスがイマイチなので売れなかったか。一応2Ndまでは持っているけれど、ほとんど内容は覚えていない。

 多分安く買える

Driver Not Included

Driver Not Included

 

 

HELMET。

バンド名が渋い。3rdアルバム、「ベティ」(後述)のジャケットがあまりに爽やかでネオアコ系と勘違いして購入した人が続出。人が悪いよ。

               異常に画質がいいのはなぜ

     www.youtube.com

 G/Voのペイジがジャズ畑出身でそのあたりを売りにしてそこそこの人気を誇っていた。僕も4枚目までは聴いていたけれども、どうにもやはり頭一つ抜き出るには何かが足りないのだ。もちろんヘヴィーでカッコいいのだけれど・・・上記の曲もなんとなくパンテラっぽいリフの作り方でオリジナル!という訳でもない。まあ当時としてはまだこのサウンドは新しかったけれど、今ではもうあまりに溢れている。

 これがくだんの「ベティ」

ベティ

ベティ

 

 

     cro magsを何で知ったか、もう記憶がない。

         こんな曲だったっけ?改めて聴くといいじゃないか

   www.youtube.com

 後輩が何かのつてでこのバンドのデモテープを手に入れて、それをもらって聴いていたような気がする。このバンドを覚えている理由はサウンドよりもそのアルバムのタイトル「AGE OF QUARREL」に由来する。

「QUARREL」(クォレル)

なんて単語、普通あまり知らないでしょ。意味は「けんか」

 

 ホントどうでもいい話、僕が高校生の頃、ボクシングをやっていたクラスメイトがいて、けれどその彼はどこかさえないヤツで、その言動も人を微妙にイラつかせるような内容だった。

 まあ別に相手にしなければいいんだけど、それがなんとなく気に入らなかったのかな、僕の友人のひとりがことあるごとにそのボクサーをしょっちゅう馬鹿にしていた(というよりいじめに近かった)。そしてある日、あんまり度が過ぎる嘲りの言葉にキレたボクサーは、ブチ切れて教室の後ろでパンチを連打!ラッシュラッシュラッシュ!いじめ友人ノックアウト!

 

 いや、高校生とはいえあのパンチのラッシュはすごかったね。教室騒然。そうしてその後ボクサーは謹慎処分、僕もなぜかノックアウト友人といつも行動していたため、校長室に呼ばれる羽目に。

 そうして当時僕はとある外国人女性に英語を教わっており、そのエピソードを彼女になんとか伝えたかったのだけれど、「ケンカ」というワードを知らなかった。そこで辞書を弾いたところ例の「QARELL」などという発音しづらい言葉を発見したのだ。

 そうしてレッスンに行き、したり顔で

 Today Im so tired. Because my friend has a qarell・・・

みたいなテキトーな英語を話したはずだ。でも彼女は一瞬キョトンとした顔で「パードン?」みたいになってる。仕方なく僕は恥ずかしながらまた「クォレル」などと下手な発音をし、結局それが通じたのだかどうだかもう定かではない。今思えば「FIGHT」で十分だったなあ、と思うわけ。

 だからこそ大学生になってこのアルバムタイトルに目が留まったのです。

 喧嘩の世代

Age of Quarrel

Age of Quarrel

 

 

  まあまだ他にも以下のようなバンドを思い浮かべたのですが、字数が増えたのでこのへんで終わりにします。続きはそのうちに。

powerman5000

therapy?

one minut silence

quicksand

prong

コールチェンバー

デビルズ・ドライヴァー

27-4SPYS

Etc・・・

 

なんとかそのうち10000PV行かないかな。行っても何があるわけじゃありませんけど

kakuyomu.jp

 

 

 

映画「ハードコア」 予想を超えたハードコアムービーだった!プライムビデオで観られる

 グーグルアドセンスに登録するために、この記事はどうかと思って封印していた(内容がバイオレントなものを扱っているので)のですが、いまやアドセンスに通ることはかなわない僕のブログ、復刻させるのです。

 

 最近いきなりアマゾンプライムビデオに追加されていた「ハードコア」

 改めて見たけれどやっぱすごい

ハードコア(字幕版)

ハードコア(字幕版)

 

 これを当時僕は映画館でみてそれなりの満足感を得たのだ。そしてその当時書いた記事です。読んだことのある人(そうそういないとは思いますが)飛ばしてください。

 

 僕の住んでいる近くの映画館でも先週から公開が始まった「ハードコア」。早速見たよ。女性観客はゼロ!おっさん率高し。

www.youtube.com

公式HPはこちら。

hardcore-eiga.com

半年くらい前に、このバンドのPVがずいぶん話題になっていた。結構いろんなサイトで紹介されていたと思う。僕が最初に見たのがこれだった。

www.youtube.com

とにかくFPSファーストパーソンシューター)のゲームがそのまま映像化されたようなものだ。よく考えたなあ。このバンド、バイティング・エルボーズのフロントマンがそのまま監督しているんだって。

次に同じアイディアでバージョンアップしたこのビデオ。

www.youtube.com

より映画っぽさが増している。例のよくはわからないが、水分を媒介としてテレポートをするという機械を巡る追っかけっこ。

 

 こういうインパクトのあるPVは、僕いつも思うんだけど、曲がほとんど頭に残らないんだよね。たとえばよく話題になるのはOKGOだろう。

www.youtube.com

www.youtube.com

ビデオが毎回凄すぎて曲をよく聴いていない。パフォーマーとミュージシャン、どっちが本業なの?

バイティング・エルボーも曲はいいと思うけど、やっぱりPVのインパクトが大きくて曲負けしているでしょ。それはそうと、このPVから出来た映画が「ハードコア」なのだ。

 

話はそれるが「ハードコア~」とつく単語はいろいろある。その中で僕が真っ先に思い浮かべるのは彼ら。

www.youtube.com

ニューヨーク・ハードコアの雄、SICK OF IT ALL!

泣き叫ぶようなルーの声はいつ聴いても痺れるぜ!唯一無二!  

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あれー、もう二三枚持っていた気もするけど、今うちにあるシックのCD。誰かに貸しっぱなしの気がしてきたぞ。とにかく昔はよく聴いてました。

 

          それで、映画「ハードコア」。

 

            ネタバレありますよ!

 

 いつものように事前情報を一切シャットアウトして劇場へ行く。朝から雨がぱらついて割と寒かったのに、隣の席のおじさんは半袖だった。僕なんかひざ掛け毛布を借りたのに、なぜ大丈夫なのだろう。観る前はジェイソンステイサムの『アドレナリン』的なものだと想像。とにかくバンドのPVがギャング系のものだったので、その延長のクライムムービーだと思っていたのだ。

 ところがいきなり主人公は水槽づけになっており、左手と左足が無い。そこへ美人科学者が登場して機械の腕と足をつけてくれる。なんだこれ?サイボーグ?してみるとこれはSFとして見ればいいのかな?彼女は主人公の妻だという。そして隣の部屋へ行ってみるといきないディストーションギターをかき鳴らす科学者らしき二人組。主人公の名前は「ヘンリー」で、どうやらヒドイ怪我をおって瀕死の重傷だったのが科学の力で蘇ったらしい。ただ、声はその後遺症で発声できない。まあ、一人称視点で見せるためにはセリフが邪魔になるからその理由付けだろう。あくまで主人公は鑑賞者である僕なのだ。知らない奴が喋ってはいけないのだ。それから目も潰れていたのだが、これも科学の力で再び視界を取り戻したらしい。ほとんどターミネーターなのだなと理解。

 そうしているうちに突然警報が鳴り響き、ドアが破られ、エイカンと名乗るいかにも悪そうなやつがやってきて色々と曰くありげなことを言う。しかもエイカンは突然フォースを使い出し、科学者の一人を宙に浮かせて殺してしまう。結局最後までこの超能力についての説明は無く、見ているこちらは「そういうものなんだ」と思うしかない。

 色々あって脱出した主人公ヘンリーは絶体絶命のビンチに突如現れたジミー(シャールト・コプリー)に助けられる。コプリーって出てくる映画出てくる映画、こんな役ばっかだな。

 それはともかく一緒にジミーと逃げるのだがすぐにジミー射殺される。は?これでコプリーの出番おしまい?とにかくひたすら逃げるヘンリー。はやりのパルクールを主観映像で楽しめるのだが、途中、激しくブレる画面に少し酔う僕。結構こういうのは大丈夫だと思っていたんだけど、これだけ延々と主観映像を見せられるとやはり気分がおかしくなってくる。それを見越してか、おりおり、カメラの動きがない時間が設けられている。でもこれダメの人はきついんじゃないかな。

 次々と追っ手をかわし、ようやくバスに乗り込むとホームレスがいきなり話しかけてくる。なんとそのホームレスはさきほど死んだはずのジミー。どうなってる?しかもそのジミーも火炎放射器で燃やされるし。そうしてこのあたりからいよいよ本格的なハードコア展開となっていく。いや、ハードコアどころかグラインドコア並みの激しさだ。

  ロシアの街を舞台に、警官を殺したのを手始めにとにかく人を殺しまくり。いやもう、人が死にすぎ。ヘンリーはなんとか死ぬ前のジミーに指示された場所へ行くと、そこで中ボス的な男とバトル開始。そいつを追っかけて街中を駆け巡る。すごいと思ったのは鉄橋の上を二人して追いかけっこをするところ。危ないって!

 そうしてようやく捕まえた中ボスも目の前で頭が吹き飛ばされる。ひでえ。その体から何らかの機械を取り出し、ジミーに渡された携帯を頼りにあるクラブへ逃げ込むと今度は薬でラリったジミーが出てくる。そのジミーが気絶すると今度は科学者然としたラリーが同時に登場する。この時点でなんとなく、ジミーはクローンなのかな・・・と思い始める。

 とにかくストーリーはほとんどあってないようなものでひたすらPOVでアクションを見せられる。このあともカーチェイス、銃撃、挙げ句の果てには戦車とのバトル!まさにゲーム感覚。死屍累々。

 なんとかジミーの研究所に逃げ込み、案の定車椅子に乗った本物のジミーと対面。そこで次から次へとクローンジミーが登場し、ミュージカルとなる。なんだこれ。いわく、ジミーは元々エイカンの下でサイボーグソルジャーの研究を援助してもらっていたらしいのだが、上手くいかなかったのでエイカンに半身不随にされてしまったのだ。復讐を誓ったジミーはクローンと共に唯一エイカンに反抗したヘンリーの復活を待っていたのだ。

 そうそう、ハードコアというタイトルの割にはハードコアミュージックはほとんど流れないでもう少し軽めのロックが流れる。これは意識的なのか?エンドタイトルなんかスカが流れてたぞ。

 そのうちに研究所にもエイカンの私兵が押し寄せる。廃墟ビルを利用したバトルが壮絶に繰り広げられ、ジミーとヘンリーはついにエイカンのビルに押し入る。ここでも延々殴っては撃ち、蹴っては殺し、の繰り返し。とにかく殺人密度が濃すぎる。

 ふと昔こういう過剰な映画をどこかで見たことを思い出す・・・そうだ!これは、ロードオブザリングを撮る前のピーター・ジャクソンの大傑作「ブレイン・デッド」だ!

                

                ※グロテスク注意!

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僕は新宿の小さな映画館でこれを観た時と同じ感覚が蘇った。とにかく、やりすぎ。

ここまで過激ではないものの、ヘンリーは次から次へと登場する雑魚キャラと戦わされる。すぐそこにエイカンがいるというのに、近寄れない。

 しかし、無敵のヘンリー、ついにエイカンを倒すのか・・・と思いきや、彼のフォースの前になすすべなし。ついに、力尽き、倒れ込む。倒れ込んだ時に、初めてガラスに写るヘンリーの顔。誰だこれ?ひょっとしたら監督かな。

 しかもずっと妻だと思い助けようと思っていた女性はエイカンの妻で、要はヘンリーは騙されていたというわけだ。これで終わるのかなと思わせておいて、最後に消されていた記憶がフラッシュバックして子供の頃の記憶が蘇る。そうして父親のティム・ロス(!)が登場し、何が何でも立ち上がれと言われヘンリーは玉砕覚悟で復活、ついにエイカンの頭を横からスライスし、目的達成。くだんの女性も殺す。いったいここまで何人死んだのだろう。きっとどこかのモノ好きな人はカウントしているのだろうな。

 で、エンドロール。この手の映画はきっと終わったあと、おまけ映像があるかもしれないのでいつもなら僕はすぐ席を立つのだが今回は待機。すると、思ったとおり、エンドロールの曲が一瞬途切れ留守電のような声で「ヘンリー、もう一つ頼みがある」というセリフが流れる。おお、やっぱりなんかあったぜ!と思い最後で何かしら出るのかと思ったら、そのまま終劇!どういうことなのでしょう。

 

ハードコアでなく、メタルですけど

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STATIC X の新譜発売で思い出すあのころのバンドたち

   STATIC-Xがニューアルバム出すという告知を発見した。

    

 たしかフロントマンのウェイン・スタティックは故人でもう活動していないのかと思っていたら、未発表曲とかヴォーカルだけの差し替えとかで出すようだ。 

 僕は彼らがデビューしたとき、お、ちょっと毛色が違う奴らが出てきたなと思って1stアルバムの「ウィスコンシン・デス・トリップ」を購入したのだ。切れ味鋭いディストーションギター音の使い方や、アレンジが面白くて、スタティックXのバンド名そのものを体現しているウェインのルックス「髪がものすごい勢いで逆立っている」も印象的だった。また、日本人ギタリストがといるということでそれなりに当時話題だったはずだ。ただ、その後そんなに彼らにハマらなかった僕はその後の活動を知らなかったのですが、そこそこアルバムは出ていたのだな。

  久々に聴いてみるか。様々に変化するウェインのヴォーカルスタイルも面白い

ウィスコンシン・デス・トリップ(リミックス・エディション)

ウィスコンシン・デス・トリップ(リミックス・エディション)

 

 

 いいバンドだけど、ロックの流れを変えるほどの影響力はなかった。

 考えてみればたくさんのバンドが存在し、そのバンドたちが潮流を作り、その頂点に立つ数人だけが認められる。どんなバンドだってビッグになりたいとは思うだろうけれども、なかなか頭一つ抜き出るといのは難しいことだ。それは、どんな世界でも言えることだろうけど。

 

 で、僕は20年以上前にそういうメタル/オルタナ系バンドを色々と聴いていたのですよ。結局のところはいつの間にか活動を停止してしまったり、消えてしまったりというバンドが大半なんだけど、今でも頑張っている人たちも多い。そういうバンドを思いつくまま挙げるという回です、今日は。

 

       では最初、バイオハザード(biohazard)。

              ゲームとは無関係

    

 ドラムのバスドラと手数の多いスネアが繰り出す変速リズムが特徴的で、ギターサウンドもかなりパワフルだった。今でもやっているようですが僕は3rdアルバムだっけな、マータ・レオンくらいで聴かなくなった。やはり1STのインパクトは越えられなかった。

Urban Discipline

Urban Discipline

 

 

 インダストリアル寄りということで言えば、マシン・ヘッドがいる。パンテラとNINをあわせたようなサウンドで良かったのだけれど、何かが足りない(個人の感想です)。時期によって音楽性は違う。

    ここに出てくる老人(OLD MAN)を見ると、何やらやるせない気分にいつもなる

    

 

この曲もキャッチーで、ルックスもなにやらおしゃれなのだけれども、何かが足りない(個人の感想です)

    

とはいえ、今でもしっかりアルバムは出しているので根強い人気があるのでしょう。

マシーン・ヘッド『カタルシス』【日本限定仕様CD+2015年ライヴDVD+ライヴCD[2014-2016ブラッドストーン&ダイヤモンズツアー](日本語解説書封入/歌詞対訳付/日本語字幕付)】

マシーン・ヘッド『カタルシス』【日本限定仕様CD+2015年ライヴDVD+ライヴCD[2014-2016ブラッドストーン&ダイヤモンズツアー](日本語解説書封入/歌詞対訳付/日本語字幕付)】

  • アーティスト: マシーン・ヘッド,ロブ・フリン,デイヴ・マクレイン,フィル・デンメル,ジャレッド・マクエイカーン
  • 出版社/メーカー: ワードレコーズ
  • 発売日: 2018/01/24
  • メディア: CD
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「WHO’S KING」一曲しか有名じゃないかもしれないけれど、DOG EAT DOG。サックスが入っているのでそのあたりがほかのミクスチャーバンドとの差別化を果たしていた。長身のベーシストがアリアのロングスケールベースを使っているのだけが印象に残って、ほかのメンバーとかほぼ覚えていないのです。

       別にそんなに好きではなかったんだけど、なんとなくアルバムは買った

      

でもひょっとしたら売っちゃったかも。ロニー・ジェームス・ディオをゲストに呼んだりと少し話題に 

All Boro Kings

All Boro Kings

 

 

実はぼく、このDOG EAT DOGのバンド名が今さっきまで思い出せなくてあれー、なんだったっけなーと死にかけた灰色の脳細胞をフルに働かせた結果

「あ!そうだ!COP SHOOT COPだ!」

と同じような語の並びだけれど全然違うバンドを思いだし、YOUTEBEで見たら全然違うバンドだったという事態に陥りました。まあ、これも昔聴いていたけどさ。

 ああ、このジャケット懐かしいな 

リリース

リリース

 

 

          あまり万人受けするサウンドではないです

   www.youtube.com

 

載せてたらキリがないのでまたそのうち

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