世の中には「一発屋」という微妙に不名誉な呼称があって、多くの場合定期的に思い出されては(日本人の場合)テレビに「あの人は今」のような扱いで登場することがある。そして、たった一曲があまりにヒットしたためにそのあとが続かず、もしくは続いているのだけれど注目度が非常に低いアーティストがたくさん存在する。しかし彼らは僕にとって愛すべきアーティストでもあるのです。じゃ、聴いてください。
僕がリアルタイムで経験した一発屋はまずこの人たちだろう。a-ha の「Take on me」ですよ。オーソドックスな一発ソングですね。
いかにも80Sなバンド
高校生くらいの時かな、とにかくこのPVのおかげで大爆発的に売れた。そしてあまりにも売れすぎたゆえにほかの曲が一切知られていないという彼ら。いや、知られているかもしれないけれど、ワールドワイドな視点や日本での認知度という観点で見ればまず一発屋でしょう。
Aーha、僕は曲自体そんなにハマらなかったのだけれど、今見てもこのPVの完成度は高く何度見ても飽きないよね。
大体、高校生の時まず洋楽のヨの字も知らないような同級生の男子が「これ、すごいいい曲だよね!」などというくらい浸透していたのだからそのヒット度合いたるや凄まじいものがあった。
次はビッグ・カントリー。
この次の曲までは知ってる
いやあ、いい曲ですねえ。ギターの音をその故郷スコットランドの伝統楽器バグパイプの音に似せて弾くというアイディアは素晴らしいが、この一曲で飽きてしまう・・・。他にも数枚アルバムを出しているし、本国では人気があるのかもしれないけれど、やはりこの一曲しか知らない。今ウィキで見たらヴォーカルの人自殺しちゃったんだ・・・。
一発屋というには失礼かもしれないけれど、浸透度合いで言ったらやはりそうなのではないかというヨーロッパ。
ルチオフルチのゾンビ映画をモチーフにした「セブン・ドアーズ・ホテル」もいい曲
パパパーンパー!というあの一度聞いたら忘れらないシンセのフレーズが大ヒットの秘訣だろう。僕はこの曲以前のもう少し荒削りだった彼らが好きだったけど、そんなことお構いなしに大ブレイク。これで一生食っていけるんじゃない?
以前も書いたけど、その昔東京ドームにでメタリカがカウントダウンライブをやったときのことだ。ヨーロッパもゲストで出ていたんだけどみんなほかの曲なんてほとんど知らなくて、でもこの曲が最後にかかった瞬間反応がダントツに良くなったのをよおく覚えている。
僕が二十代前半、バンド活動のためドラッグストアでアルバイト生活をしていた頃、FM放送を常にラジカセで流していたその店舗で初めて聴いたインパクトが大きかったヴァレンシア。
検索すると最初にヴァレンシアガがひっかかる
当時、単純な構成のロックやメタルを中心に聴いていた僕の耳にはこのクイーンライク(というかクイーンの影響バリバリ)な複雑な展開の曲がものすごく新鮮で、アーティスト名を知るやいなやすぐにCDショップに走り、即購入。一時期ものすごく聴いていましたが、あっという間に飽きたという記憶アリ。でも今でもやっているらしい。
The Romantics。
なぜか、どいういうわけだかこの曲が異常にヒットしてしまった。確かにいい曲なんだけど、結局のところ僕は(というか世界のほとんどの人)ほかの曲を知りません。アルバムを買いかけたのだけれど結局やめた。買えばよかったかな。
そうしてこのPVを探したら、現在の彼らの映像が出てきてたまげた。
太ってしまって別人。なおかつ演奏がヒドイ。コメント欄もボロクソ。でも彼らは今でもこの曲を演奏しているのだ。3年前だけど。やっぱりヒット曲があるのとないのでは雲泥の差だよね。
アン・レノックスはおそらく向こうではものすごく評価の高いヴォーカリストで、人気もあるのだろうけれど、やっぱりユーリズミックスつったらこの曲になってしまう。
ヒアカムズザレインという名曲もあります
ああ、いい曲だなあ!この曲はマリリン・マンソンがオリジナルじゃないよ!
この曲を選ぶセンスは素晴らしいが、原曲の方が数倍カッコいい(個人の感想です)
とりあえず思いつくままに挙げました。他にもたくさんいるでしょうからまた。
そのうち第二回も思いついたらやります