ご多分に漏れず「スメルズライク~」でニルヴァーナにハマった僕だけれど、他の楽曲を知るにつれて、さらに彼らの魅力に取り憑かれた。
1STアルバム「BREACH」に漂うアンダーグラウンド感は、抑えきれない衝動のはけ口を音楽に全てぶち込んだ、暗くハングリーな若者たちの精神をそのまま反映したものだ。妙に明るい「ネヴァーマインド」とは全く別のベクトルを向いた、この少々とっつきにくいアルバムの方が僕は好みだ。そういう人、結構いるんじゃないですか。
ジャケットからして暗い 。いつの間にかリマスター盤が出てる!買うか・・・
この頃はまだサイドギターがいたんだよね。ドラムもデイヴ・グロールではなく、チャド・チャニング(かわいそうに彼だけロックの殿堂入りができなかった)。音質も決して良いとは言えないけれど、ダークな雰囲気やクセのあるリフが満載されている傑作だ。
アルバムの冒頭を飾る名曲。
メタルチックなリフでひたすら押し続ける「SCHOOL」。
デイヴのドラミングが冴えまくっている
どっしりと響く低音がパワフルなネガティヴ・クリープ。
要所要所に挟まれる「きゅいーん」という音のセンスの良さ
彼らのオリジナルではないけれど(ショッキング・ブルーというバンドの曲)ほぼ彼らのオリジナルのように捉えられているLOVE BUZZ。映画「MAD LOVE」で挿入曲として使われていた。
最後の方とかチューニングがもう滅茶苦茶
それにしても、あまりにビッグになりすぎたバンドを取り巻く状況からのフラストレーションなのか、カートの初期の頃からかなり破滅的だったステージングが狂気さえも感じさせて後の悲劇を連想せずにはいられない
ドラムを破壊されたデイヴは早々に引っ込む。どういう心境だっただろうか。
ニルヴァーナ(=カート)のこのような自己破壊的行動を見るのは辛い。初めてドラムダイヴやライヴハウスをめちゃくちゃにしている写真を見たときの衝撃はものすごかったけれど、今見直してみるとなんだか痛々しい。
インセスティサイドの裏ジャケだったかな
ショウとしての楽器破壊はピートタウンゼントやリッチーブラックモアをはじめとしてNINなど多くのロックバンドがやっているけれど、ニルヴァーナの場合は度を越している。公式のDVDにはカートがライヴのセキュリティをギターで殴って流血させ、逆にカートが殴られ演奏が中断する場面まで収められている。
何度も観た
まだ続きますよ
僕の書いたこの小説では女子高生がドラムダイヴをします