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内村さまぁ〜ず 神回はどれだ!

 僕、さまぁ〜ずが大好き。そのことについてはこちらのモヤさまに関する記事でも書いた。

今も欠かさず観ております

otominarukami.hatenablog.com

 

 彼らは押しも押されぬスターだからほぼ毎日テレビで見ることができるけれど、その昔、ネット限定でしか見ることのできない「内村さまぁ〜ず」という番組があった。

  もちろん今も続いてます

 

 

 今ではアマゾンプライムで見放題のこの人気コンテンツ、僕はほぼ第一回目から、まだミランカというサイトで無料で配信されていた頃から見ていました。その後いくつかのメディアを渡り歩いたこのゆるい、しかしそれゆえ安心して見ていられるこの番組は今やDVD巻数でギネスに載るほどになっている(この記事を書いている2018年1月の時点で280#に達した)。

 ミランカの時代はなんとリアルタイムで書き込みができ、番組の感想をチャットできるというシステムがあった。出演の3人が番組内で書き込んで視聴者が驚くという場面もありました。

 

 さて、そんな「内村さまぁ〜ず」のヘビーウォッチャーである僕が神回と思う回を二つほどご紹介します。オススメしたい回は多いのですが、挙げていくとキリがないので。そして、あくまで僕の基準なので「それほどでもねえ」とか思わないでください。

 

 まずは初期のコンテンツでお勧めしたいのは2008年:#44の、バナナマンがゲストで登場した江戸東京博物館巡りツアー』

 プライム会員の方はどうぞ

  こちらのDVDに収録

内村さまぁ~ず Vol.14 [DVD]

内村さまぁ~ず Vol.14 [DVD]

 

 

 この回がなぜ好きかといえば、僕の大好きな江戸東京博物館×内村さまぁーずという夢のような取合せに加え、そこで彼らが遊びつくすという内容がくだらなく、またそれゆえに面白すぎるからだ。

 あの江戸時代へとタイムスリップしたような広大な博物館の中で、彼らがくじボックスを引いていろいろな遊びをする。その中身といえば鬼ごっことか、高鬼(タカオニ/番組内の表記に準ずる)などと他愛のないもの。この系統の企画としては先行していたTV朝日の「内村プロデュース」があるわけだけれど、まさにその流れを汲む企画なわけだ。

 

 大声を出さない、走らないという縛りの中、早歩きで鬼となった者が他のメンバーの後を追いかける様子は、まるでこちらもその場で一緒に参加しているような楽しさを感じることができる。

 その後の高鬼も彼等はまるで童心に帰ったようにはしゃいで、なんと小一時間も遊びたおすのだ。ルール上、一ミリでも高い場所にいればセーフということから、直径10センチほどの床に埋め込まれた丸い器具(なんの為の物かわわからない器具。そうとしか描写不能)に、点々と乗って逃げる彼らの様子が非常に愉快だ。終始忍び笑いをしながら延々と続く高鬼、僕も混ざりたい。

 最後は彼らの番組を知っている人にとってはお馴染みの、「だるまさんが転んだ」で終わるのだが、この回はやはり中盤の鬼ごっこと高鬼の展開が白眉です。ぜひご覧下さい。プライム入会が必要ですが・・・。 

 

 さてもう一つご紹介。

 やはり同じ2008年の#47、「中途半端が大嫌い!駄菓子食べ尽くしツアー!!」がおすすめ。ゲストは有野課長

コタツでのんびりと見たい

 

 そうそう、数年前、あんまりこの頃の内容が面白かったので、僕は前回と今回が収録されたDVDを買って何度も見た。そしてこの記事を書くために見直したのだけれど、やはりこの回は何度見ても楽しい。

たしかこの回です。まあレンタルもありますけど

内村さまぁ~ず Vol.15 [DVD]

内村さまぁ~ず Vol.15 [DVD]

 

  

 内容はとある駄菓子屋が舞台。

 この駄菓子屋の商品量は非常に豊富であるがゆえ、五十音順に商品名を食べつくそう!という企画。「あ」から初めて様々な駄菓子を食べ尽くすその様子が逐一面白い。

 

 ちょっと本筋とは離れるけれど、彼らの番組の面白さの一つに、演者はもちろんなんだけど、テロップのセンスがかなり貢献していると僕は思っている。

 現代のバラエティではタレントの発言をそのままテロップで流すのは当たり前になっているけれど、僕は昭和のおじさんなので、この文化がどうにも好きになれなかった。まあ、最近は慣れたけれど。

 

 ただ、モヤさまにしろ、とぅるるさまぁ〜ずにしろ、この内村さまぁ〜ずにしろ、おそらくは番組を作っているスタッフ(制作会社はケイマックス)が同じなので、テロップの出し方にも共通性があるわけですよ。その出し方というのがただセリフをなぞるだけではなく、少しひねった方面からのツッコミになっているから面白い。僕がそのテロップのツッコミのおもしろさに気づいたのは「内村プロデュース」の頃にさかのぼる。 

 

 例えばこんなのを覚えている。

 即興でコントをやるというシチュエーションで、頑固親父に扮した三村氏が娘に結婚を申し込みに来た相手に「うちはこういうダンスを踊るのがしきたりだ!」みたいなことを言って、ヘンな踊りをした時に『異文化』というテロップが出たのだ。僕はその言葉とシチュエーションの見事なマッチングに一人大笑いしていたのだけれど、こういう感じで時折感心するくらい面白いテロップが流れる時があるのだ。現在でもその伝統は彼らの番組に受け継がれている。

 

 閑話休題。駄菓子ツアーの回の話に戻ります。

 様々な駄菓子が次から次へと出てきて楽しい。中にはあー昔よく食べたなあ、というものもある。中途、食品に使われている「赤色102号」に注目し、笑わせてくれる。どうでもいいけど、あの着色料って、アジアのどっかの昆虫からとっているんじゃなかったっけ?

 五十音順で駄菓子を順番に食い尽くすという流れでさすがに途中で飽きてくる彼ら。そんな中で三村氏が「にんじん」をチョイスして目が死んだり、さらにはそれをせんべいに挟んで食べようとしてさらに目が死んだりして楽しめる。

 「ゆ」の時には「湯」を選ぶセンスはさすが。最後の最後でびろーんと長いグミを出す時点で神回!

 とにかく何度見てもこの回はじわじわ面白いのでぜひご覧下さい。

 

 おまけ。

 全体的に面白いというわけではないのだけれど、僕が好きなピンポイント面白ポイントは2007年#19のネプチューン名倉氏(これも今となっては珍しい)が登場した「必ず奇跡を起こしちゃう男たち」

  冒頭大竹氏が名倉氏に向かって「ラーゴリ?ラーゴリ?」とさりげなく繰り返すのが好き。あと、後半の小田急線沿線にあるボクシングジムで、窓の外を通る小田急電車に向かってヘトヘトの三村氏が急に「うわ、満員!」と言う、そのタイミングの良さに笑います。

 

芸能関係を書くのって僕にしては珍しいですかね。でも結構お笑いは見てます

kakuyomu.jp

ではまたいつか僕の思う神回をご紹介しマス。