音楽と本

僕のカルチャーセレクトショップ

哀愁ロックベストワン!アトミック・スィング 

 あんまりいろんなバンドを手当たり次第に聴くので、もうどういうきっかけで聴いたのか買ったのかわからないバンドがたくさんある。毎日の日課の深夜YOUTUBE音楽あさりをしていたらなんと懐かしいアトミックスイングが出てきた。好きだったなあ、このバンド。

 

 多分雑誌か何かでセカンドアルバムの「ボサノバ・スワップ・ミート」の記事を見たような記憶がある。ボサノバと言っているけれど一切関係がありません。

 しかし!イントロを一聴して「うわ、これ絶対いい曲じゃん!」って思う曲あるでしょ。それがこのボサノバ・スワップ・ミートなのだ!

 

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 多分僕は内容もよく知らぬままこのCDを買ったと思う。

 

Bossa Nova Swap Meet

Bossa Nova Swap Meet

 

 

 ジャケ買いということも言える。そうして一曲目から哀愁を帯びたロックが次から次へと展開し、ああ!このCD買ってよかった!と思うのだった。即座に1STも購入した。

 

A Car Crash in the Blue

A Car Crash in the Blue

 

 

  このファーストがまた素晴らしい。というか、こちらが大ヒットしたらしいです。一曲目のPanicburgh City、これも名曲。

 

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日本のファンサイトもありました。やっぱり好きな方はいるんですね。

アトミック・スウィング ディスコグラフィー

 

 とにかくほぼどの曲にもただよう物悲しさと懐かしい感じ。そうしてG/VOのニクラスの特徴的なヴォーカル。まあ、曲調が一本調子だとも言えるけれど・・・。ちなみにアルバムは3rDまで出して一旦解散。

 

フラッフ

フラッフ

 

  

 このフラッフはほとんど印象がないし、ファンのあいだでもそれほど評価が高くはないようだ。しかし、僕の知らないあいだに世界は動く。

2006年に彼らは再結成し、アルバムを出していたのだ。

 

Broken Habanas

Broken Habanas

 

 

いやー。どうしようかな。買っちゃおうかな。いやいや、でも他にも買うのがあるし、10年前のアルバムなのに安くなってない・・・。やっぱり1円で買えるCDを優先してしまう。大富豪になったら買うかな!1STは安く売っているので興味を持った方、お買い得ですよ!

 

あと、この一曲だけムチャクチャ良い!というバンドをご紹介。知っている人いるのかなー。

ゲギー・ターのフーエバーユーアー

 

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 どうです!?聴いた人。いい曲でしょう!ほんわかと暖かい気持ちになれるね。おそらくこのバンド、この曲だけがヒットした一発屋でしょう。

 ちらっと何かの番組で聴いたこの曲を僕は猛烈に聴きたくて色々探したんだけどなかなか見つからず、やっとのことで手に入れたらこの曲が入っていなくて微妙・・となったのも懐かしい。以下のアルバムにこの曲入ってるよ。安いよ。8円。

 

Sacred Cow

Sacred Cow

 

 

 

そんで結局ヘビーメタル。たまに自分で読み返すと結構良かったりして。

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僕は僕を食い尽くす (昔曲)

週一回、僕の大昔に作った曲を恥ずかしげもなくアップロードするコーナーです。もう4曲目。実際ほとんど再生されてはいませんが、何故か先週の『一握の砂』

 

otominarukami.hatenablog.com

 は「INDIE」というジャンルにアップしたからかよくわかりませんが再生69回だって。誰が聴いてくれたのだろう。ありがとうございます。

 

今日はバンドサウンドです。激しいイントロにワウギター。ベースラインとか凝っているんだけど、カセットテープのMTRなのでイマイチ音聴き取れない・・・。歌詞も結構雑に作ってもういいや、これで、という部分もありますがAメロのハーモニーのメロディは結構いいと思いますよお。

 

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              僕は僕を食い尽くす

          作詞・作曲・演奏・歌 なるかみ音海

 

          夕立が過ぎたあとのアスファルト 

          水の匂いだけが鼻をつく

          水たまりに浮かぶ白い雲 

          子供たちの足が崩してゆく

 

          CHORUS

          ああ こんな時にすぐ 言うべき言葉 見つけることなく

          口を開けたまま 時は容赦なく 過ぎてゆくだけ

 

          いつの間にか僕は僕を食い尽くす

          きっとまた冬が来る前に

          いつの間にか僕は僕を食い尽くす

          きっとまた川を渡る前に

 

          寝覚めの悪さを噛みくだき

          使えないカードを破り捨てる

 

 

このお話も読んでくださいよー

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『となり町戦争』 本が好き!書評

 

 第17回小説すばる新人賞(間違いのご指摘ありました。訂正しておきます)を取り、様々なメディアで取り上げられ映画化もされたこの作品について今更なんですけど書いてみます。長くてすいません。

 

となり町戦争 (集英社文庫)

となり町戦争 (集英社文庫)

 

 

 舞阪町という地方都市に住む主人公の北原修路は、ある日町の広報に「となり町と戦争が始まる」という情報を目にする。半信半疑のまま日々を過ごしていた彼であったが次の広報には「戦死者12名」とひっそり記載されているのを知り妙な不安に駆られる。そして町から「偵察員」としての役職を与えられたという通知を受け取り、興味半分で役所へ向かうと香西という若い女性職員が応対し、戦争は実際に行われており、その業務の一端としての偵察員としてたまたま彼が選ばれたと説明される。北原は興味本位で偵察員を引き受けるが、日常はほとんどいつもどおりの生活のままである。戦争は目に見えない形で確実に行われているらしいのだが・・・。

 

 あっここで気がついた。これってそれこそ筒井康隆氏の小説『敵』のシチュエーションなのでは?確か『敵』でも主人公の老人儀助はパソコン通信を介して目に見えない敵が襲ってくるという情報だけを得るが、世間はそのことについて一切騒いではいない。目に見えないから自分とは無関係なもの、遠い世界の出来事として敵を想像するだけだ。「敵」が実は老いそのものであるとか、テーマ性の違いはあるにしろやはり何らかの影響ってあるんじゃないかなあ。筒井氏には他にも『通いの軍隊』とかあるしね。

 

 書面で通知が来るごとに各ページにその書式が掲載されているのだけれど全ての内容が事務的に処理されており、「戦争」すらもその中では町の業務として取り扱われる。面白いのはそういう書面の最後に「この紙は再生紙を利用しています」のような細かい記入がされているような部分だ。細かい配慮がギャグとして機能しているのに感心する。

 役所特有の杓子定規で物事を進め、感情を一切表さない職務に忠実な香西さんはまるで自分の意思がないようだ。組織の中で組織のために働く彼女の動機は明らかではない。ちなみに映画化された作品では香西さんは舞阪町を心から愛しているがゆえの行動という説明が一応される。

 だが小説の香西さんは全てを客観的に判断し行政の判断のまま動くという役割を最後まで演じる。この小説はそういう役所的な融通の利かなさをひとつのテーマとしているので、その象徴としての香西さんと捉えるべきなのだろう。

 ところが状況は北原と偽装結婚しとなり町へ潜入するというあたりで少々変わってくる。日々の生活を共にすることで、よそよそしさは多少あるものの、少しずつ二人は打ち解けていく。そしてある夜香西さんは北原の部屋で一晩を過ごす。しかしあくまで昼間はいつもの通りなのだが。

 ある日戦争についての住民説明会に出た北原はそこで戦争の根本的な部分をある若者が公開質問し、町の顔役に「始まったもんは仕方がないだろう」と軽く一蹴される場面に遭遇する。実はこの青年は香西さんの弟であった。

 

 そしてその後北原は夜中に突然電話を受ける。「今すぐそこから逃げてください」と。香西さんのファイルを持って彼女からの携帯電話の指示に従って逃げる北原。突然訪れた真夜中の敵が見えない逃走劇は緊迫感を持って読み手を引っ張っていく。暗い暗渠を抜け、山を登りようやくのことでダンボール箱に収まり逃げる算段をつけた北原だったが、途中その箱を運ぶ車で明らかに死体と思われる荷物と一緒になる。やがて死体らしき荷物はある場所で下ろされる。北原は別の場所で解放され、無事舞阪町に戻ることができる。

 戦争の音や匂いを感じた北原は、後日香西さんからその逃走中に手助けしてくれた佐々木さんが銃殺されたことや車に乗せられた死体が香西さんの弟であったことを知らされる。それまではスパイ気分で逃げおおせた気分になっていた北原は打ちのめされる。

 

 この小説には「戦争」とはついているが一切戦闘場面は出てこない。昔の格調高いホラー映画のように、象徴的に戦争とその恐怖を描いている。

 そして北原と香西さんとの恋愛小説でもあるこの作品は「私となり町の町長の息子と結婚することになりました」で終わりを迎える。

 ハッピーエンドを期待したわけではないけれど、この部分はどうも唐突な気がする。それも業務の一貫ということなのだろうか。

 

 そうそう、何気ないシーンなのだけれど最後に夜の海岸で二人が歩く場面が有り、そこで香西さんが「月がきれいですね」というのである。このセリフといえば当然夏目漱石がI LOVE YOUの訳語として発言したというエピソードがあって有名である。愛の言葉を交わすことのない二人であるかわりに作者はそれを意識したのかもしれない。しかしあいにく北原はその意味をつかめてはいないのだが。

 

 

ここまでの内容を久しぶりに「本が好き!」に投稿してみました。なんか久しぶりでドキドキ。内容はほぼ同じです。

 

www.honzuki.jp

 

 読みやすさもあって一気に読了してしまった僕はアマゾンプライムで映画化作品を探してみたら、軽くあった。主演が江口洋介原田知世。僕のイメージからするとやや年かさが上なのでは?という印象。原作では2人共20代後半~30代前半だと思っていたんだけど。

 

www.kadokawa-pictures.jp

 

      www.youtube.com

 

 それでも原田知世の香西さんはしっくりきた。ストーリーはラストの改変(これが物議をかもしたらしいけれど)以外はほぼ原作通りなのだけれど、ちょっとおかしいな、と思ったのは原作には戦争を始める、もしくは継続する理由が明示されず、誰の意志で始まったかもわからない、そこにある種の不気味さが漂っていた。しかし映画内ではしきりと会議の場で町長が「支持率が上がる」という発言をし、興をそがれてしまう。これでは町長の胸先三寸ではないか。そのあたり、脚本家は見誤っていないか。

 

 

ヘビーメタル文学賞とかないすかねえ

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今さら三崎亜記『となり町戦争』を読んだ あとホビット

 先週の土曜日は小4の娘のピアノのアンサンブルコンテストだった。やや大きめの書店の最上階にあるホールで行われたんだけれど、僕はアッシー(死語)としての父親の役割を果たしたのち、娘の出番を待つため2時間もの空き時間ができた。妻にも「ここにいても仕方がないから本屋でもみてくればあ」と半ば厄介払いの形で子供達とママグループ、おじいちゃん・おばあちゃん、そして数少ない父親たちでごった返す狭い会場を出た。

 

 その書店は何故か新刊書店とは別に古本屋を丸々ひとフロアを展開していた。僕はほとんど人けのないその場所へと足を踏み入れると、なんだか古本屋に久々に来たなあという妙な感慨に襲われた。

 最近はアマゾンかブックオフでしか本を買わないので、オーソドックスな雰囲気の古本屋は久しぶりに心地がよかった。まずはハヤカワSF文庫を探してみる。僕は毎日浴槽で読書をする習慣があるのだが、そのゆったりした時間にはSFがちょうどいいのだ。しかし、「ハ行」の出版社にハヤカワはなく、申し訳程度に外国文学の場所に数冊程度置いてあるのみだ。ハインラインの大傑作『夏の扉』があったが読んだし、古臭いシリーズものしか置いてなかったのでハヤカワはパス。次に美術関係や古い文学全集などをゆっくりと眺めることにした。あぶなく「宇津保物語」や「万葉集注釈」などのヘビーな書物を買いそうになるが、気合も読む暇もナイでしょ、とブレーキをかける。

 店にはちらほら年配の男性の姿が見られるだけどほとんど客はいない。「あっ、さくらいさんがここにあるの知らなかったなー」と独り言を強めの声でいうおじさんの傍らを通り抜けると100円特価コーナー発見。僕はこういうところから自分に向けてオーラを出している本を見つけるのは得意なのだ。そうして、見つけましたよ、この2冊。

 

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 「ホビット」は子供用。4年の娘が図書館から借りて読んでいたんだけど、長いのでどうしても返却期限前に読みきれず返す、ということを繰り返していたのでちょうど良かった。ただ、こちら改訂版のために多少表記が異なり旧版の良さが少し薄れている。例えば竜の「スマウグ」が「スモーグ」となっていたり、「りゅうの荒らし場」という素晴らしい訳語も「スモーグによる荒廃」と変わっており、少し残念。

 

 その一方で挿絵は充実している。これを持って上の階で出番を待っている娘に見せたら「あ!ホビット!」と大喜びしていた。ちなみ最近娘はシャーロック・ホームズ熱が再燃しホームズばかりを読んでいる。

 

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 ただ、少し低学年向けの内容なので物足りないようだ。夏休みにはDVDで一緒に「バスカヴィル家の犬」を見ようとしたのだけれど、色々あって最初の30分しか見られなかった。子供も色々と忙しいのだ。

 

 さて、もう一冊の『となり町戦争』。

 

となり町戦争 (集英社文庫)

となり町戦争 (集英社文庫)

 

 

三崎亜記氏の作品は以前、これまた格安で『鼓笛隊の襲来』を買い、

 

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 その筆力に舌を巻いた記憶がある。アマゾンの書評で「軽い文体」とか言っている人がいたか、そうか?かなりこの人はレトリックにも凝っているし、作劇の方法もうまいぞ。ただ、一方でこの短編集を読んだ印象は「筒井康隆が好きに違いない」だった。日常と非日常を混在させる手法は筒井氏の得意とするところだ。

 中学生で『アフリカの爆弾』を読み衝撃を受け、「ウィークエンドシャッフル」や「トラブル」といった作品が大好きで、高校の時に『筒井康隆全集』が出るたびに読みあさったツツイストたる僕としてはそう思うのだ。そして組織の中の不条理という点ではまさにカフカの描く世界に似ている。

 官僚機構の不条理という点でカフカを連想しつつも、その一方で僕は『となり町戦争』にかかわらず三崎作品に度々登場する舞台としての「役所」の詳細な描写からしてこの人公務員だったんだろうな、と思ってググったらやっぱりそうだった。

 

 しかし、実はそんなことよりももっと驚いたことは、僕、三崎亜記という作者名からずううっと女性作家だと思い込んでいたわけですよ。そのイメージで『鼓笛隊の襲来』を読み、今回の『となり町戦争』 を読んで「なるほどこのあたりは女性ならではの視点で書かれているのか」と勝手な解釈をしていたら、男性だった!それさっき知ってびっくりした。あるんだねえ、こういうこと。もちろん作品の価値には関係ないんだけど、やっぱり女性が書いた作品として読んでいたというのは印象に多少なりとも影響はあるのではないか。

 つづく。

 

 

この小説、未だにフォロワーがちらほら増えるんですけどPVはそんなに伸びていないのは何故?あれかね、一応フォローしてあとで読もう、って感じなのかしら。あーもっと読まれないかなあ!

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モヤさま大好き 京都・滋賀でバフー

 またモヤさまの話。

 昨日までのは初期、都内でゆるくやっていた頃の僕のお気に入りでしたが、今日は局地的かつ、僕が何回見ても笑うエピソード。あくまで僕のツボです。

 

 

 

 それは2012年12月9日放送の京都・滋賀スペシャルの回。

 琵琶湖水産センター的な場所へ行き、ソウギョという大きめの魚たちにエサをやるモヤさま一行。このシーンで有名なのはエサをあげようとして大江アナがソウギョのはねた水(ソウギョ汁)が顔面にかかってしまう場面だろう。 

 モヤさまでこういうパラダイス系のところに行く時はまずハズレがないよね。

 確か淡島水族館に行って、大江アナがナマコを両手に持って「こちらが通常のナマコ、そしてこちらがふにゃふにゃのナマコです」という件も僕は大好きだ。あとは東北でベニーランドという遊園地でお化け屋敷のシーンも好き。

 

 さてソウギョに戻ると、僕が最もモヤさまで笑ったシーンだ。

 この顔面ソウギョ汁騒動のあとに、生簀の側に立って油断していた大竹氏の後ろから三村氏が突然「バフー」と言いながら落とす真似をする場面だ。

 本当にこの場面は何度見ても笑う。10年間モヤさまを見続けているけれども、一番好きな場面かもしれない。そんな人いないだろうけど。

 

 さすがにこの場所に行くことはできないけれど、他にも僕は過去数年をかけて何箇所かモヤさまのロケ場所を巡った。まあ、本当に好きな人はもっと行っているんだろうけど。

 

 思い出すだけでも上野の駐車場に置かれていた落描きパンダ、科学技術館、東京タワー、そして熱海のお茶屋のおじさんにも会った。まったくテレビの通りの方だった。

 

       最近だと箱根の海賊船での3D写真かな。

 

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モヤさまシリーズ、一旦おしまい。 

 

今日は字数少ないので何故か再生回数のそこそこ多い僕のアコースティック曲でお別れです。

 

soundcloud.com

 

 写真は最近娘が町の埴輪制作教室で一日かけて作った埴輪。この制作教室の申込日、人数が限定されているのでわざわざ朝8:30分に窓口へ申し込みに行ったんだけど参加したのは娘だけだった!埴輪人気ねーなー。

 

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モヤさま大好き  大井町 とてちてバード隊/とんとん野郎

 さて昨日に引き続きモヤさまの好きな回。

 今回はちと古いけれど、2009年10月の大井町に行ったときのエピソード。

 

 駄菓子の問屋で「チャンスチャンスボックス」といいクジ引きのボックスを大人買いし、それを3人で順番に開けていく。

 次から次へと魅力的かつ役立たずなグッズが登場しワクワクする。そうして大江アナがまず最初に「とてちてバード隊」なるトリの形をしたおもちゃを引き当てる。

 「とてちてバード隊」、ネーミングセンス抜群。

 

 駄菓子のネーミングといえば僕は二十年ほど前、どういうきっかけかは忘れたけれど駄菓子屋で「こちらサッカー部!」という菓子を買った覚えがある。確かアルバイト先のみんなで駄菓子屋に寄っていろいろ買ったのだろう。

 その「こちらサッカー部」というお菓子、パッケージがこんな感じでした。

 

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      絵がテキトーでなんか違うんですけど、だいたいこんなん。

 

 とにかくまず、「こちら」ってどちらだ!そしてキャラがキャプテン翼のかなりのパチモン的な絵で脱力感がすごかった。

 僕はこの商品を見た時に、これでもきっと中小企業なりの商品開発会議、そこでの「社長、今度はサッカーのお菓子どうですか!タイトルはこちらサッカー部で」みたいなやりとりを想像してしまった。そしてイラストレーターにインチキなパッケージを発注し商品化され、僕の手元に届いた。ああ、流通の不思議。

 

 それにしても、この「こちらサッカー部」、どんなにネットを検索しても出てこない。サッカーチョコやスクラッチはでてくるんだけど。僕の記憶の捏造なのだろうか、こちらサッカー部。

 

 そんでモヤさまのクジなんだけど、次に大竹氏が戦隊ヒーローの頭部だけのおもちゃを引き当てる。そいつがゼンマイでブルブル震えて、意味不明。すかさず「こいつはとんとん野郎です」と命名。そうして次のターンでは三村氏もなんととんとん野郎を引き当てる。とんとん野郎2号。 

 一緒に動かして爆笑。この一連の流れ、奇跡的な面白さ。よくもまあ、こんなのを引き当てるよね。そしてそれを面白くしてしまうさまぁ~ずはやっぱりすごい。彼らのすごさは、常に安定して面白いということだ。

  僕の家のハードディスク、「モヤさま」と「さまーず×2」と「さまぁーリゾート」で一杯。そんでもってアマゾンで「内村さまぁーず」を見、「トゥルルさまぁーず」をDVDで欠かさず見るのだ。実際一番笑えるのは「トゥルルさまぁーず」かもね。こちらでトゥルさま、視聴できます。ムチャクチャ面白い。


pc.video.dmkt-sp.jp

 

 

昨日モヤさまお休みだった。大体大食いか警察24時でお休みになるのがモヤさまあるある。まだつづきます。

 

書きかけの小説。

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モヤさま大好き 月島ゑちぜんや

  今やテレ東の看板番組であるモヤさま。

 10年前。僕は幸運にも正月に妻の実家でゴロゴロしていた時、この番組に出会った。折しも、B級スポットに行ってみたり、ピエール瀧の「屁で空中ウクライナ」を愛読していたりと、あえて人の好まないようなモノや場所が好きだった僕の好みにぴったり一致したのだった。しかも大好きなさまぁ~ずがやる番組!面白いに決まっているじゃないか。

 そもそもこの手の番組のルーツは「探偵ナイトスクープ」の桂小枝の「パラダイス」シリーズだろう。

 

 通常ならあまりに寂れていたり、所有者の個性が強すぎて異様な雰囲気を醸し出している場所をあえて面白がるというスタンス。それは丁度この頃かなりの勢いを持っていた「映画秘宝」の持っていたスピリットにも通じていた。

 

 まあ、それはともかくその第一回の放送はあまりに面白すぎた。

 

モヤモヤさまぁ~ず2 VOL.1 伝説のお正月SP”北特集編” [DVD]

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 それをここでくだくだしく言っても仕方がないので割愛しますが、とにかくこの番組を僕は心から堪能した。

 その後しばらくして、なんとレギュラー放送されていることに気がついた!僕は少しそれに気づくのに遅く、北品川の回あたりから毎週録画を始めたが、以来すべての回を保存している。そうしてほぼ毎日のように見ているのだ。僕、モヤさまヘビーウォッチャー。

 だからDVDを買い集めたりはしないんだけど、それでも見逃した回や、とれ高フィギュアなどをこまめに集めた結果、グッズはこんな感じ。

 

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 そんなに多くなくて微妙。でも数年前に代々木で開催されたテレ東まつりにわざわざ出向いてとれ高サイコロを転がしたり、千円自販機をやったりもしました。

 そんなモヤさまフリークの僕が何度見ても笑う回、というかシーンをご紹介します。あくまで僕の尺度なので「そうでもねえ」とか思わないでね・・・。

 まずは2007年5月放送の月島の回で「ゑちぜんや」という駄菓子屋で彼らが延々ガシャポンをやり続けとうとう盗聴器を出すくだり。

  ゲームセンターCXあたりでも取り上げそうな古き良き商店。

 

 

 ただ、当然すぐにあたりは出てくるはずもなく、永遠に「ケロロ軍曹」のぬいぐるみが出続けるというケロロ地獄。

  最後の方はろくに中身も見ないで「はいケロロ」と言ってハンドルを回し続ける大竹氏のテンポの良さ。初期のモヤさまの醍醐味を味わえるシーンだ。

 

 僕はあまりにこの回が好きだったので実際に月島へ行ってガシャポンをやろうと意気込んだのだが、肝心の「ゑちぜんや」は閉店しており落ち込む。この前のシーンで出てくるクリーニング屋さんでもTシャツは売っておらず、ただの月島観光になってしまったのだった。

 

 つづく

 

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