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僕のカルチャーセレクトショップ

大宮公園で「とりたちのらくえん」

 引き続き大宮公園小動物公園で平日の昼間を有効に過ごす僕。さてここにはこのような特別な場所があるのだ。

     ポップで優しい看板が頑丈な檻の入り口のいかめしい雰囲気をなんとか中和している

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        タイトルは「とりたちのらくえん」。絵がかわいい

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 入り口は二重構造になっており、とりたちがらくえんから逃げられないようにしてある。逆説的に考えると本当に楽園か?

             入り口に張ってある標語がいい味わい

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    入り口はこのように厳重に鎖で仕切られている。これなら逃げたくても逃げられない

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 ちなみにこの鎖はプラスチック製のヤツです。僕は一瞬鉄製の重たいヤツかと思って勢いよく押したら、すかっとなって拍子抜け。

 

     おお。いきなり鳩が僕を無視して生活しているではないか。

        埼玉のゆるキャラコバトン」のモデルとなったシラコバト

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 少し先へ進むと、鳥たちが当たり前のようにうろついている。

     こっちがホロホロチョウで          こっちはハワイガン

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 ハワイガンさん、こんちは。鳩サブレって鳩三郎って呼ばれてたことがあるの、知ってました?

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     そうなの!知らなかった!てか、おれたち鳩じゃないし。出身ハワイだし。

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 さすがらくえんだけあって、鳥たちは我が物顔。なんだ、鳥カフェとかに行かなくてもタダで鳥と共生できるではないか。

 インド孔雀をこんなに間近でみることもそうそうないでしょ。

         王者の風格。人が近寄ろうが微動だにせず、羽づくろい

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 この場に年配の母と娘のコンビがいたんだけれど、よせばいいのにこの鳥の顔にあろうことか手を出してつつかれそうになっていた。威嚇された年配の母親はビビッてた。孔雀王にちょっかい出しちゃダメでしょ。

                王と記念写真。いいのが撮れた

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          一方、妃は土エリアでえさを探すのに夢中。

             ちゃんと頭にクラウンを戴いている

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 さらにその先ではムギワラトキが己のテリトリーを主張し、ばたばたと威嚇の羽ばたきを繰り返しています。

                    こっちくんじゃねえ

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   まあまあ、いいじゃないですか。袖振り合うも多生の縁。どうかここはひとつおちかづきに

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 うーるせえ、と捨てセリフを残し、どっかいっちゃいました。残されたのは気まずい雰囲気に所在無い僕と、無心に水溜りの中のなんらかの餌をつつくフラミンゴたち。

              今一時半かあ、昼飯どうしようかな

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 らくえんをそこそこ堪能したので、駅へ向かうことにしました。途中、もう一軒昭和の香りをとどめている食堂を発見。

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 お腹が空いてはいるが、ここで孤独のグルメをする勇気はない。おや、なにやらスナックコーナーがありそうだからフライドポテトくらい食べようかな・・・。

 

            って、商品ゼロング!

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 こいつはどうしたものかと小首をかしげて唸っていると、視界には大量のガチャガチャマシーンが。

      あまり僕の住んでいるところで見かけないノスタルジックなタイプ

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 ちなみに一般的にはこれ「ガシャポン」でしょうが、僕が子どものころは「ガチャガチャ」と呼んでいた気がする。そうしてテイストはその頃とほぼ一緒なのがうれしい。もはや絶滅危惧種!その中でも特に僕の興味を引いたのがこちら。

               バリューマーチャンダイス

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「おもしろグッズ」という大雑把で抽象的なくくりがなんと魅力的なことでしょう。しかも「Vol.8」って!そんなにロングセラーシリーズなの?今、令和ですよ!

こんなのやるしかねえ!ひとりでやるしかねえ!

      しかも財布にやさしい100円。消費税度外視の強気の料金設定。原価いくらだ?!

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 最初百円入れたとき左に回したら、ウンともスンとも言わないので「うわまさかの吸収か!?」とひとり静かに且つダサくパニくりましたが、何のことはない右回しだった。さて何が出たか。

            中身が見えないタイプのカプセル。期待値が上がる

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 ワクワクしながらカプセルを開封!なんだこれは。

      ヴィクトリア王朝風のポートレイト?どういうこと?

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 最初意味が分からず「いったいどういうことだろう」と僕の知能の全てを集中。あ、ひょっとして、これ角度によって見え方が変わるシールか!

      一見上品そうな姉妹が             ゴアー!バンパイアに!

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 ちなみにこのシールの呼び名、知ってますか。

 レンチキュラーといいます。僕、昔このシールの名前を知りたくて色々検索し、「ホログラムシール」かと思っていたら違ったんですよ。そんで、やり方を変えて「二重に見えるシール」をワードにしたら「二重(ふたえ)まぶたにするシール」が延々と出てきて検索エンジンの限界を思い知らされたり。結局「角度 シール」で検索したら「レンチキュラー」という名称にたどり着いたわけ。

 その昔「ドラえもん」でジャイアンがこのシールをみんなに自慢げに見せていたら、空気を読まないのび太に「そんなのみんな知ってるよ!」と笑われ、激昂してた話があったな。

 

 その後、ようくこのガチャを見てみると、端っこのほうに「ホラーチェンジングシール」として紹介されていた。どこに貼れというのか。こういう商品もれっきとした商品企画会議を経て、中国とかに発注されているんだろうな。

                 ゴキブリはちょっとやだな

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 それにしてもこのガチャ「動く目玉」「なんちゃって鉛筆(ぐにぐに曲がる)」など魅力的な商品が目白押し。他にも生きていく上で、一ミリも役に立たない商品がこれでもか!と詰まっている。

        もう一回くらいやればよかったかな。昔のモヤさまみたい

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     ちなみにこのマシンの上のガチャにはこんな注意書きが。


      今の時代、こういうものに寛容である精神が大事なのではないだろうか

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 右隣にあったのはこれ。もう色あせているのに、チェンジの気配すらない。

              くもって猛獣か?

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 こういうのは、友達何人かでやって笑いあうのが一番楽しいよねきっと。もしくはこういうのを面白がれる彼女がいれば、その人と結婚しなさい

 

 最後に氷川神社で、中学受験をする娘のためにお守りを買って帰ります。

 この日は七五三で訪れる家族が見かけられました。立派な着物を着た三歳の女の子たちは皆可愛かった。うちの子、あんなにちゃんとやらなかったなあ。

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参道が立派。主に祭られているのはスサノオノミコト、イナダヒメノミコト、オオナムチ(=オオクニヌシ)でした。

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        一番街商店街は昼から飲める飲み屋で充実してますよ

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大宮公園シリーズ終了。外に出れば何かがあるね

kakuyomu.jp