さて大学を卒業して、職につかずバンドでやっていこうなどと人生を舐めきって挫折した僕、しばらくは東京で車の必要のない生活をしていた僕も、二十代の終わりになっていよいよ進退極まって地元で就職することにした。うまいタイミングで現在の会社に入ることができて、もらった初任給を使って中古のトヨタセリカを買って乗り回してみたりもした。
さて、どうして僕はセリカを選んだのでしょうか。かなりどうでもいい話で(というかそういう話しかしてませんが)、僕が当時活動していたバンドは当時よくCOCOBATと対バンになったのです。
今も続いているってすごい。カッコいい!
ジャケットがパスヘッドと永井豪氏ってものすごい
確か今は無き代々木チョコレートシティのライヴだったか、ベースのTAKESHIT君が黒のセリカに乗って颯爽と登場したのだ。そしてそのセリカには見たこともないような黒いフロントマスクがかぶさっていた。彼は趣味がいいなあ。
その記憶があって僕は同じ黒のセリカを買ったのだった。バブルの頃に作られた車だったから装備がすごくてスピーカーは全部で10個もついていた。
これの黒だった
価格:2,592円 |
そうして当時後輩に
「先輩いいっすねえ、セリカ乗り回して」
などと言われたが別にモテたわけじゃない。結局は東京の友人のところに泊まって秋葉原とかでSWのフィギュアとかCDとかを買ってたわけだから。
しかしそのセリカも駐車場に停めておいたら、ドアの後ろの部分に当て逃げされた!しかもそのうちにエアコンがブッ壊れて夏は地獄に。どうしようかと思っていたところ、うちの父親の知り合いのおじさんがいたくこの車を気に入っていたので15万円くらいで売った。エアコン効かないのに。
いわゆるNBと呼ばれる世代
ZOOM ENGINEERING(ズームエンジニアリング) 1998年?2005年8月マツダNBロードスター用ナンバープレートステー
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こちらも中古車だけど7000キロくらいの走行だった。そしてエンジンをいじるわけではないけれど(僕にその趣味と技術力はない)、例のセリカのフロントマスクに憧れていた僕は海外のショップからロードスター専用のフロントマスクを取り寄せてちょっと違うスタイルを演出したりしていい気になっていた。
石跳ねとかを防止する目的 。このボンデージ感がスタイリッシュだった
Covercraftフロントエンドマスクブラ???2pcシステム、Fits 2006???08マツダMX - 5?Miata
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確か三万円くらいしたんだけど、これしばらく乗っていると水あかがついてマスク部分だけが綺麗なまま残ってしまう。まるで日焼けをしていない水着部分のようだった。
しかしこの車はよく故障して何回か修理に出した。そうして結婚して子供が生まれると同時に売り払い、その後しばらくは妻のマーチで我慢していた。
その後何年かしてようやく現在のコペンへとたどり着いたのでした。
そのコペンもいろいろあった
さてそんなに車に対して激しい興味があるわけではないけれど、スーパーカーの刷り込みがあった僕は何年か前に開催されたスーパーカー展示イベントにでかけたものだ。
地方で開催されたので、展示会場に場末の哀しみが漂っている。なんだこの垂れ幕。
ポルシェとディーノ
続きはまた明日!
思いのほか字数がいったので引っ張りますよ