今月は夏休みでぶらっとプチトリップ強化月間です。
お盆のこの時期、帰省する実家があるわけでない僕は暇を持て余しているわけです。旅行は先週行ったし、次女は妻の実家でお泊りしている。
家にいても暑いだけなので長女を連れていっちょ涼しいところに行くか、やっぱ山でショ!と思い立ち、比較的手っ取り早く行ける群馬県榛名山を目指して出発。
ただ、榛名山も何度も訪れているし、途中の伊香保温泉(石段で有名)だって混んでいるだろうから本来なら選択肢にないのだけれど、実は最近この伊香保温泉のそばにトンでもない施設ができたという情報を手に入れたのだ。
それがこちら
こちらは日本の佛光山系のHPですけど
とにかく、伊香保温泉のすぐそばに、「法水寺」というどでかいお寺ができたということなのです。そのスケールは通常我々が思い描く日本のお寺とは訳が違うらしい。これはもう行くっきゃないっしょ!
さてぐねぐねとした山道をコペンでヒーコラのぼり、水沢うどんの店が軒を連ねるあたりの渋滞にじりじりとし、水沢観音をスルーする。お寺はお寺でも、僕が目指すのは法水寺なのです!そうやってワクワクしながら車を走らせると・・・
そのお寺は忽然と姿を現した!
手前のなんかすごいのは鍾乳石だそうです。なんでも中国から直輸入だそう
お分かりですか、はるか向こうの彼方に見える屋根がそうなんですよ!そして駐車場もだだっ広い!ほとんど停まっている車なし。そりゃそうだ、伊香保観光、榛名観光にきた人がこのお寺の情報を持っているとは思えない。僕、情強!
木陰の下にも楽勝で停められる!
まず驚くのは、入口にあったものと同程度の巨大な鍾乳石があちらこちらに無造作にレイアウトされていることだ。どうやって運んだのこれ?
デザインしたの、ガウディですか?
公園じゃないんですよ。これメインで公園として整備したら結構人来るんじゃないのかな。
池にはそこそこ藻が張っています。夜ここに来たらちょっと怖いかも
ここ、群馬の山です。日本じゃないみたい
自然の驚異!どうしたらこんな形になるのだろう
こうやってふざけていたら仏罰が下り、撮影直後に鍾乳石が僕の上にまともに倒壊!記憶の片隅にあった「べっらべらべぇーべらべらべぇー」という石野卓球のソロアルバムの曲に出てくる変な声の真似がしばらく止まりません。
さて、正面にはいきなりこのような、肩まで垂れた福耳が強烈なインパクトを与える和尚像がいらっしゃって、笑顔で歓迎してくれる。
やはり日本のお寺とはノリが違う
欢迎! 欢迎!
恐らく有名な導師さまをモデルにしているのだろうけど、僕の浅薄な知識からは全く誰なのかも想像がつきません。やっぱり布袋様が順当なのだろう。
好好玩哦!
そこそこ標高が高いのでやや風も心地よいけれど、恐らく30度はある気温の中、伽藍を目指して階段を上りますよ。
あまりに遠くて建物が小さい・・・。僕、登れるのだろうか?
階段の途中、逐一小坊主の石像が置かれており、登る僕らの目を楽しませてくれる。
実はこの姿は仮で、本当は仏様じゃないの?
えっちらおっちら登って、ふと後ろを振り返ると見事な景色が広がる。
この時点でこうなんだから、もっと上に登ればさらに風光明媚に違いない!僕は珍しくやる気を出して登ってます。というか、やっぱりなんか面白いのですよ、この空間が。ここは異世界への入口か?
あせらない、あせらない。ひとやすみ、ひとやすみ
おまえ一休さんか!そのベッドに寝かしてくれよ!
明日へつづく
全然本殿へたどり着かないという