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ARIGATO!『ヘビーメタルと文芸少女』批評 ついでにKORNとコーネリアスの新PV

 ホントに僕のブログや小説に良くしてくれている鯱狗さんがまた、こういう記事をかいてくれた。ARIGATO!シナジー効果

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きっとそのおかげに違いない、PVがこのところ久しぶりに伸びていて、今現在で3263PV。ありがたいです。もっとメタルと文学と青春を愛する人に読まれたい。

 

 それにしてもなんと精緻に読み込んでくれたことか!書いた僕でさえ気づかないところに言及されてこちらが「なるほど」と思ってしまいました。

 作品って完結すると、自分が書いたものにもかかわらず、それが独立した世界を持ち始める。僕のような素人が書いたものでさえ、そう思えるのだ。不思議なものである。

 たとえばこの『ヘビーメタルと文芸少女』、恥ずかしながら最後のライヴのシーン、特に「ONE」を演奏するシーン、たまに読み返すとなんだかじいいんとしてしまうのだ。

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 ぜひ曲をききながら読んでいただきたいものです。僕は何度もメタリカのライブや曲を聴きながら各曲のシーンを書いた。

 

 確かに鯱狗さんが指摘しているように、ライヴシーンはある意味ファンタジー。僕が成し得なかったことを彼女たちに叶えてもらったともいえる。

 僕という人間の経験や感性をすべてぶちこんだ作品なので元ネタはたくさんあります。たとえば、バナナフィッシュというバンドが出てくるんだけど、当然人によってはこれがフィッシュボーンだということに気づくはずだ。いつ見ても彼らはスゲエ。レッチリと同時期に頑張っていたのに、今や細々活動、という感じが寂しい。

ちなみに僕の大好きな「モヤさま」を見てると、魚が出てくる場面では必ずフィッシュボーンがかかるし、操り人形がでてくるシーンではマスターオブパペッツが流れる。好きな人が音楽をつけているんだね。

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 僕には弟がいて、彼もこのブログや小説を読んでくれているのだが

「小説、フィッシュボーンが出てきたところまで読んだよ」

とか言われたし。そして僕、若い頃こういうバンドやっててトロンボーン吹いてた。知っている人は知っている。

 とにかくこういうふうに、読まれるたびに作品は生気を取り戻す。それが僕の力になり、次の作品を書こうという気にもなるのだ。なかなか大変だけれども。

 『ヘビーメタルと文芸少女』、メタリカアンダーグラウンドで名を広めたように、じわじわと好きな人に浸透してほしいな。

 

 さてさて、ついでにこちらも。YOUTUBE先生がどんどん僕に情報を与えてくれるよ。コーネリアスの新PV

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イイ!途中のギターソロ、久々にロックなコーネリアス!音の洪水なのに、溺れない。まるで高等数学のような音楽。どうやらこのアルバムは前作よりも抽象性が少なくなっているようですね。

それからKORNのニュービデオ

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フライング・ロータスのジャケットかと思った。ジョナサンの頭髪、だいぶ後退してるな。どうでもいいけど。

KORNもデビュー当時から聴いているけど、多くの人がそうであるように、中期、特に四人組になったあたりからあんまり聴いてません・・・。でもこの曲、久しぶりにやっぱKORNカッコいいじゃん!と思えた。新譜買ってなかったけど、買おうかしら。

やっぱどうしても僕はKORNといえばこの2曲をTVKの「ビデオ星人」という番組で知った時の衝撃がデカすぎて。あまりに有名なBLIND

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そしてSHOOTS AND LADDERS

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これをリアルタイムで聴いていたことは幸せだ。なにせ当時のオルタナティブロックは革命的なバンドが次々と出てきてものすごく刺激的だった。いわゆるニューメタルを中心とした動きだけど、枚挙にいとまがない。

当時、僕の周りではみんなこぞってKORNを聴いていた。僕もアディダスのジャージを着てたりしたっけ。

「男ならやっぱアデイダスでしょ!」

とか主張したりして。しかし、しばらくして彼ら急にPUMAに鞍替えしててビビった。

 そうそう、後輩が法事でお坊さんを車に乗せることになって、でもそんなことは関係なしにいつものように大音量で「TWIST」

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をかけて坊さんがびっくりしていたという話には笑ったものだ。突然大音量で

「ゆなくわくわくーうーわお!

とか言われりゃあねえ。

 

 

 それにしても、いまだに聴き続けている大大大好きなデフトーンズ、ナインインチネイルズ、スマパン、リンプビスキッズ、TOOL、プライムス、ミニストリーニルヴァーナを筆頭としたグランジロックバンドたち。このあたりのバンドはまたいずれじっくりと語りたいデス。

 

今はこちらに注力中。

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