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僕のカルチャーセレクトショップ

古代人になる 

                 ビヨンド!         

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         マンハッタン・ベイビー!  

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 ルチオ・フルチの名作ホラーのタイトルを絶叫しながら我々親子が降り立ったのは、天ざかる鄙にある群馬県前橋市の大室公園。

 本日なんでわざわざここまできたのかと言うと、こちらで古代人の格好をさせてくれたり、勾玉や土偶をを作らせてくれたりするという情報を入手したからである。

 僕はこの手のイベントが結構好きで、例えば埼玉の稲荷山古墳なんかではやっぱり古代人の格好をさせてくれたりもするんだけど、いかんせんそれが僕の休みではない土曜日だったりしてナカナカ行けない。

 しかし、ここは日曜日にイベントをやっていたので古墳見学も兼ねてやってまいりました。さーて、どこでやってるのかな・・・。広くてよくわからん。丘かと思ったら古墳だし。

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    おっ、今度はわかりやすい古墳だ!しかも埴輪が密集している!

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この公園にはいくつかの古墳があり、それが埴輪でデコレートされたりしている。いったい、誰がどこで作っているのだろうか。あれ?なんだこれ、足元を見ると・・・

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 なんとヘビイチゴだ!なつかしい。昔これ食ったなあ。よく大丈夫だったな。

 娘はクラスの友達がこれを食べていたところを目撃したそうだ。それにしてもあまりにこの公園は広すぎて(池まである)どこで古代人コスプレやっているのか皆目見当がつかない。しかたないのでホバリングをしたまま野原を走る娘。

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  あとでこの写真を見直したらメロイック・サインをしていた。娘おそるべし!

 そのうちに何やら建物を発見。

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 何かと思ったら竪穴式住居だった。よく作ったな。結構ボロボロ。   

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 中に入るとこんな感じ。

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「ええ!昔の人、地面に寝てたの・・・」

絶句する子供。たしかにそれは嫌だ。ふと上を見ると

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        めっちゃ穴があいてますけど、大丈夫ですか?     

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 明り取りなのだろうか。煙を逃がす穴なのか。雨降ったらびしょ濡れじゃん。古事記にはわりと詳しい僕だけど、このあたりの住宅事情には少々疎い僕です。そういえば、今まで何回かこういう竪穴式住居を復元したものに遭遇してきたけど、十数年前に行った栃木の湯西川にある「平家落人村」で見たヤツは強烈だった。そもそもその施設自体B級スポットマニアには有名なのだが、どうにもカビのにおいがひどくてしばらく気分が悪かったもの。

 さて、隣には高床式倉庫も再現されていた。   

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         浮くのに夢中で倉庫はよく写ってませんね。

           途中、ネコちゃんに会ったりして。

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     ようやくたどり着いたのは民家園。おお、服が飾られているぞ!     

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     マッハで衣装にかけよる僕。物色し、着るこども。わくわく。    

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     冠と杖という小道具も充実している。それっぽい。

     この出で立ち、娘を「イヨ」と呼びたい。     

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 本当はこういう貫頭衣(かんとうい)ではなく、裳や、甲冑(下のリンクでさきたま古墳群で着られる服が掲載されています)がいいんだけど、       

www.sakitama-muse.spec.ed.jp

    これはこれで味があって、いいかな。埴輪の前で写真も撮れます。     

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            そうしてその父親も負けじと登場!

              ますらをの雄叫びを聞け!

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         メタル・アップ・ユア・アス!

      ここに来る途中の車内BGMがメガデスだったので・・・つい。

           ホントはメタリカのキャッチだけどね。

      両手に杖を独り占め。頭の冠には勾玉が無数についており、重い。

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     こんなに調子に乗っている人はいなかった。はしゃぎすぎ。      

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           係のおじいさんに、記念に撮ってもらう。 

       

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 僕の服、なんだか幼稚園児の落書きみたいだな。でも良い経験ができた。目的達成!

 ここではスタンプラリーもやっていたのだけれど娘は

 「こんなに暑いのによくやるね」

 と冷ややかな目で見ていた。勾玉作りもやろうと思ったんだけど、すでに定員オーバー。無料だからみんな飛びついたのかな。ボクら親子、実はもう3回くらい勾玉は作っているので今回はパスです。ちなみに過去、こんなのを作った。       

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 左二つは娘作、右のトンガっているのは子供そっちのけで僕が尖らせました。

 さて、さんざん公園で遊んだので、そろそろ帰る時間となったぼくら。 

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 このあと猛スピードで宇宙へ飛んでいく、という体でこの写真を見てください。

 それでは、ごきげんよう

 

古代人に憧れて 

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