音楽と本

僕のカルチャーセレクトショップ

ブックオフ280円CDハンター/ボブ・マーリィ・!!!・ダットサンズなど

 今年のGWはそれなりに休みがあって、まあ暇を持て余したりするわけですよ、贅沢にも。ただ、時間はあってもお金はそんなにない。じゃ何すっか、暇つぶしに近所のブックオフでも行って久しぶりにCDでも掘り出すかと出かけました。

 

 業績悪化著しいと言われるブックオフ、たまに投げ売りで100円程度のものがあるんだけど、ほぼゴミみたいなものばかりなので意外な掘り出し物のある280円コーナーをメインに探しました。アマゾンで安いCDを買うとなると1円から出品されてはいるものの、結局は送料込で最低価格が351円となる。それを考えると値段だけで言えばブックオフの方がお得なんだけど試聴ができない分、リスクは高い。アマゾンならちょちょっとYOUTUBEで確かめられるし、レヴューも参考になるが、ブックオフの場合は己の長年の経験がモノを言うわけです。逆に、そのギャンブル性が面白いのですけどね。

 まあ、スマホがあればある程度の情報収集もその場でできるでしょうが、僕は平成30年現在にもかかわらずそれを持っていないので、ブックオフCDハントでは頼れるのは自分の勘と、ジャケット、そして日本版ならライナーノーツだけだ。

 

         で、調子に乗ってこれだけ買ったわけ。

               これだけ買っても3000円弱

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         まずはこちらのボブ・マーリィ4枚組セット。

                 これで280円!

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 4枚組という時点で「買い!」となったわけですが貧乏性が災いしたのか、どの盤も録音が古く、音質はイマイチ。曲も知らないのばっか。どういう編集なのだろう?大学生の時に近所のダイクマで500円くらいのボブのカセットテープを買って聴いていたっけ。

 久しぶりにボブだったけど・・・レゲエは嫌いではないけれども、やはりどれも同じように聴こえてしまい、2枚目を聴いた時点でストップ。残りいつ聴くかなー!聴かないかなー?

 驚いたことに、この曲が収録されていない!ONE LOVEも、I SHOT THE SHERIFFも入ってない! 

    www.youtube.com

 

 こちらはギャンブルで買ったRAFVENという大所帯のバンド。

             フジロック参加!と誇らしげに書いてある

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 帯とライナーである程度見当をつけ、購入にふみきる。一曲目、ドイツ民謡みたいなのが飛び出してうわ、やっちまった!と思ったものの、2曲目以降はアップテンポの民謡調無国籍ポップが飛び出したので一安心。ただ、基本その線でアルバムカラーが彩られているため、飽きる。280円ならいいか。

              まあたまにはこういうのもね

    www.youtube.com

 

 

 はい次。

 なんというか不思議なもので、今まで何千枚とCDを買って、音楽を聴いてきた自分の嗅覚には間違いがないという自信はあるのです。そしてその嗅覚が試されたのがこちらの2枚。

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 !!!(チックチックチック)と読むそうです。そもそもジャケットからしてこれは!と思ったワケですが、果たしてミニマル/ダンス/パンク/ディスコ/ラプチャーなどのキーワードから連想されたとおりの、いやそれ以上の内容で、やはり自分を信じてよかったと思えるバンドでしたよ。

              ベースラインがカッコイイぜ!

    www.youtube.com

     www.youtube.com

 特に左側の方のアルバムの中盤以降のミニマルな感じの曲が数曲続くあたりはかなり満足度の高い出来です。いわゆるディスコ・パンクと呼ばれる類の音楽でラプチャーLCDサウンドシステムをたまに聴いていた僕には大正解。

 

 

        次。名前だけは知っていたダットサンズ

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 もう名前からしていいに決まってる!ダットサンですよ!日本の車メーカーですよ!なんというかいわゆる70年代のグルーヴを持ったガレージロックだろうと思ったらまさにドンピシャ。しかし一方でモダンな味付けもされていて最後まで飽きずに聴くことができる。

          勢いが凄い!ゆらゆら帝国みたいな感じもあるし

   どの曲も印象的なリフでグイグイと引っ張っていく、勢いのある直球泥臭ロックンロール。ひょっとしたら今回買ったCDで一番の当たりかも。ヘビーローテ中。

 

 

 

 ガービッジは最近新譜の情報あったね、買ってないけど。

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僕はデビュー当時からセカンドアルバムまでは結構聴いてたけれど、リリースのスパンがあまりに長くなっていたのでこのアルバムが出ていたことすら知らなかった。

             ものすごキャッチーな曲です

     www.youtube.com

ドラムのブッチ・ビグはニルヴァーナの「ネヴァーマインド」のプロデューサーとして有名。当時すでにいぶし銀おじさんプレーヤーバンドの様相を呈していたけれど、サウンドは超一流。あの頃の新しさはもうないけれど、安定の一枚です。ちなみに一曲目は言わずと知れたニルヴァーナフー・ファイターズデイヴ・グロールが派手にドラムを叩いている。二曲目はなんだかスマパンの「1979」みたいで落ち着ける。

 

 たくさん買ったので明日に続きます

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宇宙・東京・駒込 5/東洋文庫ミュージアムでビブリオ&ミッドタウンでさよなら

いい加減続いたこのシリーズ、今日が最後です。

30年来の友人であり、僕とバンドを昔組んで(今も年に一度ライヴを開催)いたダイナマイトドラマーキース君が六義園にいたく感動し、ほろ酔い加減も手伝ってりくぎえん!りくぎえん!」と連呼しながら歩くのを微笑ましく見守る僕ら。

 

 六義園のすぐ前にはアンパンマンでお馴染みのフレーベル館があった。

     うちの娘も小さい頃一瞬好きで、コムスビマンの真似をたまにしてた

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アンパンマンを見たキース君は突如「やなせ!やなせ!」と連呼を開始。アンパンマン!」じゃないんだ。

 

 さて、ここから少し歩いたところに大きめのビルがあり、「MUSEUM」というこれまた大きな垂れ幕が下がっていた。

           ここは東洋文庫ミュージアムだそうです。

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 僕はそこそこ博物館には詳しいけれど、ここは知らなかった。人に連れてきてもらうとちょっとした驚きがあるので楽しい。いったいどのような博物館なのだろうか?

 

             1階は石のお金とかが展示されていた

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一階のちょっとした展示を見たあと、階段を上るとそこは思いもよらない場所だった。


           じゃーん!

                   ビブリオテカ!

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            バイオハザードとかに出てきそうな雰囲気

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とんでもなくカッコいい書庫が眼前に!なんだこの空間は。理想の書斎!映画のセットみたい!ここ、モリソン書庫というそうな。その数ざっと2万4千冊!

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 実際に本を手にとって見たかったけれど、さすがにそれは無理でした。博物学の本とか見たかった。とにかくここがメイン。

 

 さて順路に従って進むと様々な貴重な書物が展示されており非常に興味深い。江戸時代の『源氏物語』や『日本書紀』が展示されており、ちょっと僕興奮してました。

  こちらは「胡蝶」の巻。左下の女性は玉鬘だろうか。          日本書紀

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            その先にあった、異空間。

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  ちと分かりづらいですがこのような幻想的な通路が先まで続いておりました。

    キル・ビルの料亭の通路みたい。BGMはもちろん布袋バージョンの「仁義なき戦い

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    逐一眺めるとキリがないので後半はささっと流し見。というかこの時点で僕らの疲れもピーク

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 さて、一通り展示を見終わってみんなで階下のロビーで休んでいると、次回の展示「悪人かヒーローか」というチラシがあって、それを見たキース君

「なるかみくん、やっぱり悪人って言ったら松永弾正だよねえ」

と発言。僕はあまり詳しくないので、よくわからないと言うと彼は

「ちょっと受付の人に聞いてくるわ」

と言ってまたしても、受付のお姉さんに話しかけに立ち上がった。

 いや、学芸員でもない受付のおねえさんに聞いてもわからないでしょ・・・

と僕らが話していると案の定

「知らないって」

と頭を掻きながらキース君は戻ってきた。僕らは彼のそういうところが大好きだ。

 

さて、これで本日の行程は終了。あとは有楽町のガード下の飲み屋「八起」で飲むだけだ!足がいたいよ!

  あまりの疲労に山手線がっくり野郎となった僕。友人の万歩計アプリは二万歩を超えていた

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 半年ぶりに訪れた有楽町、知らない建物が沢山あった。東京の移り変わりのサイクルが早すぎる。あと、阪急のバレンシアガのディスプレイにあった服がすごかった。ビニールみたいなジャケットだった。写真撮ればよかった。

   百果園で百円パインを買えばよかった       こんなとこに東急プラザってあった?

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ところがあいにくと「八起」は休業中。もう一軒の焼き鳥がうまい「ねのひ」で飲む。

          全員の年齢を足すと200歳近い!なにそれ!

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 ここでまた友人たちはさんざ飲んでいた。まーよく飲むよね。

 それにしても、彼らといくら話しても話は尽きない。特にYMOの話になったときは際限なく話が進んで痛快この上なし!コズミックサーフィンは1STよりもライヴバージョンがいい、それもグリークシアターのやつ、とかマルティプライズの輸入盤にはスネークマンショーが入っていないからダメだとか、なんといっても中国女、いやいやシティズンオブサイエンス、あ、それバンドでやろうよ・・・・何度も言うが本当に彼らと知り合えて、今でもこうやって会えることは幸せだ。みんな、ありがとう。

 

 さあ、これでお開き・・・じゃないよ!

飲み始めたのが4時だったのでまだこの時点で6時半くらい。せっかくなので出来たばかりの日比谷ミッドタウンを目指すことにしました。

 

     向こうの黒々としたシルエットがミッドタウン。その前で今にも倒れそうな僕

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ちょうど連休でミッドタウン前は観劇ができるイベントが行われていたらしい。様々なオブジェで賑わうミッドタウン。

      友人たちはここでもコップに大盛りのジョニーウォーカーを購入し、それを片手に飲み歩き

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            みんな飲みすぎでしょ!あと、ミッドタウンでかすぎ

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 あ、そうだ!お土産買わなきゃ!       ジョニーさんたちと一緒に買いに行ってきマース!

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 しかしミッドタウン、あまりにだだっ広い商業施設であり、服飾店ばかり。しかも値段設定高め!ノースフェイスのショップなど多少興味を惹かれるものの、買っている場合ではない。

           連休最後の日ということもあり、割と人はまばら

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            しょうがない、別のところでお土産は買うよ

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   ガオー!ゴジラ登場。口から吐かれる光線で僕らは全員燃え尽き、一日が終わりました

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宇宙・東京・駒込  完

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宇宙・東京・駒込 4/しもふり銀座で六義園

 巣鴨をあとにし、隣の駒込駅を下車した我々仲良し中年4人組。

 僕らはどこへ連れて行かれるか知らないので、結構なワクワク感。

 目的地の道すがらに「旧丹羽家蔵特別展示」(うろ覚え)なるものがあって、寄る。

             おじさんがボランティアで色々と教えてくれた

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 土蔵ではなく、鉄筋コンクリートだという。とはいえ基本ただの蔵なので、写真を一枚撮って終了。あとは近所の人が撮影した桜の写真などを鑑賞。

 

     イヤァ!しばらく歩いて降り立ったのは「しもふり銀座」

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 この時点で足にかなりの負担がかかっており、死の行軍が続く。足いたいよ!

 

          この商店街は巣鴨と違って生活密着型。休日なので人はまばら

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    途中喫煙スペースのある寿司屋らしき家屋の横で休憩。水槽に金魚、いい感じ

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独特のファッションセンスを持つキース君、突如吊るしのジーンズに食指を伸ばす。

    俺股上深い方がいーんだよなー      エネルギースーパーというすごいネーミング

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      さて、その先少し歩いてようやく到達したのは六義園

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 入園料300円を払って入園。新緑に気分もかなり安らぐ。この六義園江戸幕府側用人柳沢吉保が造営し、現在この形で残っているとのこと。

 パンフに載っていた「柳沢吉保」という名前にキース君は

「あ、柳沢吉保って水戸黄門の敵だよね!」

と嬉しそうに言い出し、チケットを買う際に、もぎりのお姉さんに

柳沢吉保水戸黄門の敵ですよね?」

と話しかけ苦笑いを返されたという。

 

緑の公園に突如現れる救命具。なんでだろう?おそらく、池に飛び込んだ輩がいたからだろうか。でもこんな鬱蒼とした沼に入る?それとも踏み外すのかね。

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               マイナスイオン(死語)が出まくり

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森を抜けるとそこには広々とした池と日本庭園が広がっており、しばらくそこで休憩。

 

       キース君は写真の親子に「カメラ撮りましょうか?」と早速話しかけてた

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          何かいると思ったら、結構大きいミドリガメがぷかぷか

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この池を振り仰いで後ろ側ろ見ると、やや小高い丘があって、そこにはたくさんの見物人がとおkろ狭しと立って全体を眺めていた。それを見たキース君

「ああ!人が山から生えているみたいだ!まるで沼正三の小説みたい!」

と大喜び。彼は家畜人ヤプーが大のお気にり。

ひとしきりサブカル談義に花を咲かせたあと、ミドリガメがうじゃうじゃといる池にかかる渡月橋を超えて茶屋へ向かう。

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いい加減足が疲れた僕は何度も

茶屋四郎次郎へ行きたい!」

というしょうもないシャレを連発。茶屋四郎次郎って誰だっけ?

そうしてようやく着きましたよ、茶屋四郎次郎に。甘いものが食べたくてあんみつを注文。600円!観光地価格!

 

        ここにはマシンのように注文を繰り返すおばあ様がいらっしゃいます

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                  でもまあ美味しかったですよ

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 キース君はインスタバ映えを狙って、わざわざ日なたでお餅を撮影。酔って落っことすんじゃないかとヒヤヒヤする。餅を食い終わったキース君、足りなかったのか

「悪い、うどん食べていいかね?」

と更に注文。食い過ぎ!後に「体内力うどん」と呼ばれていた。

                   当然この後日なたで撮影

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六義園、いいところでした。ちなみに下の写真は出口近く。

キース君、アジア人系の女性二人組に

「写真撮りましょうか」

と申し出て断られていた。

また、ここにも切符売り場があるんだけどキース君、おもむろに切符売り場のお兄さんにも話しかける。

キース君「あー、ボク昔こういうところでアルバイトしてたんですよ!」

バイト君「え、あ、そ、そうですか」

それ以外に返し用もない。彼は本当に面白い。

彼の袖を引っ張って僕らは六義園を後にした。

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僕らの旅はまだまだ続きます

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宇宙・東京・駒込 3 /大正大学のオクトパスくん

 巣鴨をひやかす仲良し中年4人組が次に向かったのは大正大学

 仏教系のこの大学には、このような立派な塔がそびえ立っていた。

              忽然と現れる

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 この塔、それはそれは立派なのだが、実はそれよりも更に目をひく物件がこちら。

 

                 一瞬、目を疑う

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 ほろ酔い加減の同行のキース君(タンクトップの人)はこれを見るなり、割とデカめの声で

「おーオクトパスくん!」

と印象そのまま、勝手に命名。

 

       本当の名前は知りません。まあオクトパスくんでいいよね

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さて、ダイナマイトドラマーのキース君は先ほど食堂で日本酒をそこそこ飲んだので、ちょっと面白いです。

「あのー、オクトパスくんはチュウチュウタコカイナだよねえ」

としきりに僕に問いかけてくる。

「いや、言ってること意味不明なんだけど」

二人「わはははははは、あはははははは」

このような友人を持った僕は幸せだ。

 

 その後、みんなで塔を登る(誰でも参観できる。ただし撮影不可)。

豪華な螺旋階段を上ると、一番上には観音様がいらっしゃった。みな神妙に拝んで

「いやーすばらしいね」

とありがたがることしきり。

 

 塔を降りると僕はその前で記念写真を撮っていたのだが、向こうの方でキース君がいきなりそこらへんにいた若者2人をつかまえて話しかけているではないか。

「あのー、ここの学生さんですか?」

「いや違います」

「じゃーどちらの方?」

「あ、あの、オープンキャンパスで見学に来たんです」

学生ドン引き。

そりゃいきなり酒の匂いをプンプンさせ、タンクトップという見るからに胡散臭そうなおじさんから話しかけられたら僕だってビビる。そもそも何を聞こうというのか。

 キース君は酔うと色々な人に話しかけるのが好きで、このあともいろんな人に声をかけることになる。彼はこのとき

「あー、あの学生、うちの息子と同い年だ!」

と妙に感心していた。僕らは今でも20代のつもりでいるのだ。

 

 東京は古い建物と新しい建物が混在している不思議な都市だ。特にこのあたりはそういう雰囲気が色濃く残っている。

              着地後、当然足を強打

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 僕以外は全員喫煙者なので、喫煙スペースを見つけるなりすぐに一服。

港区はさー、もう外じゃ吸えないんだよねー   喫煙スペースにあったポスター。13年間このまま!

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あと撮ったはいいが、それほど面白味もない写真を載せときます

  一応、撮っとく?ぐらいのレベル        これはリュックです。狩野アナ時代のモヤさまで登場

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駅前に向かう途中で、別の「ときわ食堂」が長蛇の列!そして度々テレビなどでも取り上げられたというベタなトリックアートを発見

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   うなぎを焼くいい匂いに釣られて、キース君はたまらず串焼きを購入。

         串焼き一本400円!でも10秒で完食!感想、「うまかった」

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うなぎを彼が買っている間、酔いもあってそろそろ疲れが溜まってきた僕は歩行者天国にちょうど置いてあった椅子でぐったり。

                 おなじみ、即身仏のポーズ

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しかしまだ午後一時!これから更にたくさん歩かねば。よっこらしょと立ち上がり、巣鴨駅へと向かう。

      巣鴨ゆるキャラ、すがもんのおしり。前へ回っても顔はありませんでした

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おそらく百万人が触ったであろうすがもんのお尻に直接顔を付けてしまったことに後悔しつつ、大きな商店街を巣鴨駅に向かって歩く僕ら。

写真ではわかりづらいのですが、ミストが上から出て涼しげ。そしてパブ&スナック「落恋惚」(

おちこぼれと読む)にはちょっと入ってみたいと思った

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まだまだ先は長いです

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宇宙・東京・駒込 2

さて平成30年5月6日、中年仲良し男4人組が巣鴨へとやってまいりました。

          まあ、いるにはいるけれど、お年寄りばかりという訳でもない

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 こういうお寺や神社を中心とした商店街っていいよね。帝釈天あたりの小奇麗な雰囲気とはまた違うんだけど、巣鴨はさすがの都内有数の観光地、それなりのオーラを感じます。まず目指すは、かの有名なとげ抜き地蔵!

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        非常にいい雰囲気の境内。手を洗い、ありがたい煙を浴びる我々一行

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  本尊をお参りしたあとの出口には色々なお店がある。休日感がすごい。

    左はドライフルーツの店。右はなぜかカバンを売っていた。カバンの売れる気配ゼロ

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こちらがとげ抜き地蔵さま。水をかけてご利益を願うのだが長蛇の列に割愛。

                右のお地蔵様たちは不人気騎手 

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 ちなみにこの日の最高気温29度!ところが友人の一人、仮にこれから彼を「キース君」(彼のドラミングはキースムーン張りの激しさ故)と呼ぶが、何故か長袖の黒ジャケット。さすがに暑かったのか、ジャケットを脱ぐがなんとその下も長袖セーターでみんな笑う。季節いつですか!?

 キース君は代謝が異常なので靴にはホカロン二枚重ねだそうです。なんと彼の血圧、上が80!大丈夫か?タバコを控えたほうがよいと各方面から言われ続けている

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 キース君の思い出はこちらに詳しいです。ゴルゴを朝まで読む男。興味のある方はぜひどうぞ

 

www.otominarukami.tokyo

 



 再び商店街を歩く我々。ここは赤パンツが特産品なのであちこちの店でそれを推している。売れんの?

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 上のマルジ・メンズ館を覗いてみると、多少興味をそそられる商品を発見。

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     プリントTシャツがこのように充実。しかも吸汗速乾素材!

「進撃の老人」は失笑してしまった。しかしこれをいつ着るのか。外人が土産に買って意味のわからないまま着るのだろうと勝手に推測

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モヤさまでも登場したシベリアロールの店を発見。買わなかったけど。

             さまぁ〜ずの写真がしっかりとかざってありました

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 さてここで昼食にします。地元界隈では人気の「ときわ食堂」へ入店。

            ちょい時間が早かったのですぐに座れた

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 まず早速酒を注文。瓶ビールと冷酒をいくつか。そしてつまみに魚、唐揚げ、たらこ等を注文。どれも美味しかった。ふと周りを見るとさすがに平均年齢高め!僕らでも若い方な気がした。隣のテーブルのおじさん、ひとりでビールを開けていたが、頬杖をついてうつらうつらしていた。平和を実感。

 そうこうしているうちに店は並びが入るほど混雑。さすが人気店。昼から結構な量を飲んだ我々はほろ酔いで店を出る。

 僕はそれほどでもないんだけど、同行の友人たちは本当に酒をよく飲む。これ以降、常に酒を片手にという感じなのだ。

         店を出たあと、すぐにコンビニで酒を補給。マジおっさん

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 都電荒川線の庚申塚駅方面へと歩く。この駅にはなんと甘味処が併設されている。都電の駅周辺って、本当に雰囲気がいいよね。

 駅の斜向かいには「猿田彦神社」があり、お参り。この日は結構な数の神社仏閣を巡った。猿田彦は「古事記」において天孫降臨の折、ニニギの尊を出迎えた神として有名です。後に天の岩戸で踊ったウズメと結婚という知識を僕は得意げに披露。

            キース君、相変わらず長袖セーター

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 この後気温がぐんぐん上昇。ついに耐え切れなくなったキース君、「暑い!」とセーターを脱ぐ。その下いきなりタンクトップで笑う。極端すぎ。

          まあ、酒の影響もあって体温が上がってます

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 続きます

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宇宙・東京・駒込 1

 年に2回、初夏のGWと秋のSWに友人たちと東京を散歩するという企画がある。東京在住の友人が綿密な計画を練ってくれるので、僕らはそのレールに乗って毎回充実した時間を過ごすことができるのだ。

 

去年はこちら。もう一年経った 


 さあ、書を捨て、街へ出よう!

朝九時に大塚駅前へ降り立ったスキニー中年。この界隈はむかしよく来たんだけど、すっかり様変わり。

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 この時点では僕と友人の2人のみ。後で2名合流するのだが、その前に軽く大塚の散歩スポットを探索することに。一日を有効に使うよ!

 まず目指したのは大塚駅前に古くからある「大塚バッティングセンター」。ひょうたん島というのはパッチー屋です。偶然にも今我が家では妻が「ひょっこりひょうたん島」をDVDで見ており、なんだろうこの不思議なシンクロ。

   その昔娘は「ひょっこりひょうたんじーま」を「おっこりおーたんぎー」と歌っていた

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 レトロな階段を上る。ほぼバッティング経験などない僕らは最も弱々しいビギナークラスをチョイス。それでも打てるのだろうか?でもあと生きられる年数を考えると、なんでもやっておくに越したことはない。ここは300円で20球打てます。

           バットを握るのなんて小学生以来か?

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  鹿爪らしくバットをチョイスするインチキ強打者           これに決めた!

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 さて数十年ぶりのバッターボックスはどうだ?球速は最も遅い80キロ。でも僕にとっては剛速球!

 

                カーン!カーン!カーンの逆襲!

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 僕の前にチャレンジした友人はなんと20球中2球のみヒット。それを見て僕なんかゼロだろうと思ったら、意外に当る。10発くらいは当てたろう。思わぬ才能を発揮!

 

         しかしその直後、猛烈な疲労感に襲われる。

             まだ一日は始まったばかりですよ

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   なんーて言ってるそばからソッコー元気ー!

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 この後、後ろの反射神経ゲームを100回やって、最終的にはマシンを大破させました。しかし勢いのついたおじさんはその隣にあった馬を見つけるや、爆走開始!

                  走れ!イブキマイカグラ

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 すべてのG1を制覇し上機嫌でバッティングセンターを後にしました。今度は大塚の散歩スポットを案内してもらう。

           ここが散歩スポットです。さて、何があるの?

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          正解:狸とカエルの石像でした。

これ、一応「散歩の達人」で取り上げられたらしいが、ここを目指して来たのは僕らだけなのでは?

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 これで大塚の全てを理解したので、2人の友人が待つ巣鴨へと移動。

           巣鴨駅もでかい。思いのほか駅前の道路も広い

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 待ち合わせの11:00にはまだ時間があったのでそこらへんをうろつくことに。

   この顔出し看板をやった人、僕が最初なのでは?あと巣鴨西友の裏はまるで船のようだ

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        駅の裏通りにイイ感じのゲーセンを発見。

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 中へ入ると薄暗く、タバコの臭いが漂ってくる。こういう雰囲気久しぶり。レトロゲームがあればやろうかとも思ったが、筐体自体は新しく、プログラムだけが古いというなんだか騙された感じ。店内をひと巡りしてすぐに出てきました。

 

 さていよいよ2人が加わり、おっさん4人の東京散策が本格始動。この組み合わせの集団は珍しいよね。でも僕らにしてみれば気持ちは20代のまま、肉体だけ衰えてしまった、という感じ。では早速おばあちゃんの原宿巣鴨に突入。

 

続きは明日。

 

歩き疲れて足ガクガク

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タイタンのゲーム・プレーヤー/フィリップ・K・ディック 

 SFに限ることではないだろうけれど、作品というのは当然その作者によって十人十色だ。ある程度その作家の作品を読んでいけばそれなりの傾向はつかめる。

 ディックの作品は多くの場合アイデンティティの問題が登場する。「ブレードランナー」の原作としてあまりにも有名な『アンドロイドは電気羊の夢を見るか』では自分が人間かアンドロイドか疑う捜査官が登場し、『ユービック』では瀕死の社長をなんとか助けようとしていたチームが実は瀕死状態であり、かの有名な映画『トータル・リコール』では疑似体験か真実かの区別が曖昧だし、『スキャナー・ダークリー』では・・・

ってこんないろいろ書いてますが、すいません、すべてのディック作品を僕は読んだ訳ではないので偉そうな口きくのやめよっと。

 

 とはいえ、この『タイタンのゲーム・プレーヤー』でもやはり現実と幻覚の境界がぼやけていく場面はしっかりと登場し、ああ、ディックだなあと思えるのです。 

タイタンのゲーム・プレーヤー (創元SF文庫)

タイタンのゲーム・プレーヤー (創元SF文庫)

 

  

 SFの常なのだが、まずしばらくはこの小説の世界観を理解するため、当たり前のように出てくる用語や場面設定を我慢して読まなければならない。まあ、僕はそういうものが次第に明らかになっていくのがSFの醍醐味だと思っているので、苦になりませんが。

 

 近未来、地球規模の戦争後の世界。中国が人間の繁殖能力を抑制する兵器を使ったため、地球の人口は一向に増えなかった。その代わり、医療技術の進歩によって人間は年齢が高くなっても肉体的には若さを保つことができた。

 全世界の土地はバインドマン(地縛者)と呼ばれる特権階級の人間たちによって統治されており、バインドマンたちはその土地の権利書を「ゲーム」によって奪い、奪われていた。

 「ゲーム」はこの小説独特のゲームだ。ひと組の男女(夫婦)が数組集まってチームを構成し、ライバルのチームや新参者のバインドマンと夜毎ゲームに興じているのだった。ちなみにこの「ゲーム」はタイタン人という不定形の生物(地球人は彼らをヴァグと呼ぶ)が考案したゲームであり、地球人は彼らの緩やかな支配下にあるのだ。数字カードを引いて(その数字はプレーヤーしか知らない)コマを進め、そのコマが止まった場所には様々な条件が書かれている。例えば「土地の開発に成功!7万ドルを手にしました」といった具合だ。ただプレーヤーは引いた数についてハッタリをかまして勝手に条件の良いコマへすすめることもできる。それを「ブラフ」といい、それを相手チームに見破られれば不利になるが、うまくブラフできればゲームを有利に進めることができるという「人生ゲーム+ダウト」のようなルールである。

 

 何故タイタン人が支配しているのか、という背景がいまいちわからない上に(一応人類とタイタン人の間で戦争があったようだ。人類の負け)、様々な人物が交錯するので??と思う場面もいくつかあったのだが、そのあたりは雰囲気として読み飛ばす。

 

 主人公であるピート・ガーデンはある夜、ゲームで負けてしまい一番大事にしていった地所であるバークレーを手放してしまう。しかもそのバークレーの権利は売りに出され、最も力と運(ラック)のあるバインドマン、ジェローム・ラックマンの手に渡ってしまう。ラックマンはその名のとおり、強力な「ラック」の持ち主だった。この小説世界でのラックはすなわち子供を持つことである。

 ゲーム・プレイヤーたちは子孫を増やすために、ある程度の期間夫婦となり、子供ができなければ離婚し、次のパートナーと結婚するということを繰り返していた。

 ラックマンは十数人の子供を作り、それゆえ強力な運が付いているとみなされている。そのラックマンがピートの地所の権利を手に入れ、そのツテでピートたちのグループ「きれいな青狐」のゲームに参加する。そして早速ラックマンは勝利し、権利書を手に入れるのだが、その後死体で発見される!

 ラックマンの死の嫌疑がピートたちにかかるが、なんとピートを含むメンバーの6人が全員記憶を失っていた。

 ヴァグ、ゲームといった設定に加え、物語世界にはプレコグ(預言者)テレパスといったサイ能力、いわゆる超能力者が登場しさらに謎を深める。

 

 もうなんだかいろいろとっちらかった記事で申し訳ありませんが、物語もかなりとっちらかっており、さらに混沌としてくるのです。ヴァグ(タイタン人)はもともとは不定形であるけれども人間の姿に変わることもできるし、加えてサイ能力を持つ者もいる。そうしてヴァグの中でも様々な階級が存在し、人間を滅ぼそうと画策する集団もいるのだ。

 そんな中、ある日新しくピートの妻となったキャロルが妊娠する。この時代、その事実は大ニュースであり、ピートは有頂天になる。しかし彼は薬をキメ、酒をしこたま飲んでどんちゃん騒ぎをやらかした挙句、人間だかヴァグだかわからない相手に接触し、そのご自分の土地の住人であるパトリシアという女性とその夫に拉致されてしまう。彼らはヴァグの中でも急進派で、繁殖能力の高い人間を抹殺しようとしていた。ラックマンはその犠牲となっていたのだ。

 そしてパトリシアの娘のメアリアンはサイコキネシスで、途方もない力を秘めていた。拉致されたピートは、自分がヴァグなのか人間なのかと錯乱したメアリアンが彼女の母パトリシアを含むメンバーを虐殺するのを目の当たりにする。

 

 もうこのあたりで多少、物語が破綻している気配はあるのだけれど(結局パトリシアをはじめとする集団はなんだったのかとか)そういうもんを抜きにして読み進めると、最終的にピートたちはタイタンのゲーム・プレーヤーと呼ばれるヴァグたちとゲームで戦うことになる。この戦いの行く末が意外な展開で実に面白い。そうしてラストはなんだろう、よくあるB級映画のラストみたいだ。つまり、すべての問題が解決したと思ったら実は・・・的な感じ。

 

 今まで僕が書いたSF小説記事の中でも一番収拾がつかないモノになってしまいました。『タイタンのゲーム・プレーヤー』はディックの作品の中でも割と評価が低い作品ですが、それでもディック、十分読み応えはありますよ!

 

ディックの足元にも及びません

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