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「壁にタコ、1時間投げつけ」のニュースに感じたコント性

先日こちらのニュースがネットをざわつかせましたね。

headlines.yahoo.co.jp

 いずれリンクも消えてしまうかもしれないので、軽く内容をご紹介します。

 

 ニュース映像を再生すると、女性アナウンサーが至極真面目な顔で

「今日未明、マンションの外壁に一時間にわたってタコが投げつけられ、警察が出動する騒ぎがありました」

 と語り始める。

 そしてタコの吸盤が映し出され夜中の二時頃にこれが起きたことを伝える。

 もうこの時点で面白いのだけれど、通報者の方が出てきて、

「このへんにタコが散りばめられていた」

 などと訴えている。着ているTシャツが気になるがまあいいか。

そしてテロップには

「生の状態」

「約一時間、壁にぶつけられていたか」

などと出てくるのだ。最後には

「ケガ人などの被害はなし」

と締めくくられる。

 

 何このニュース!何このニュース!?事件性ゼロ!

 僕はあんまり面白かったので立て続けに5回くらい職場でこのニュースを再生してはニヤニヤしていたら同僚に

「だいぶお気に入りだね」

と褒められた。

 

 これでも買いますか

 

 

 

 その昔、九十九一(つくもはじめ)という芸人の方がいて、この方はニュースキャスターコントを得意としていた。確か「いいとも」あたりに出演して結構受けていた。

 その内容はといえば、至極真面目な表情で間抜けなニュースを伝えるというスタイルだった。そして僕らはそのギャップで笑うというものだった。

「今日、銀行に強盗が押し入り、現金200円をわしづかみにして逃走しました」

みたいな感じだったと思う。

 タコのニュースはまさにこれに近い感覚でしょ。もうこのニュース見たとき、わざとコントを作っているのかと思ったよ。絶対このニュース作ったヤツも面白がっているよね。なんと平和なことか。いいことだ。

 

 そういえば、これに近い感じのニュースを僕は数年前新聞記事で見たことがある。確かこんな感じ。

 

 住職が車で店に突っ込む

 昨夜遅く〇〇寺の住職、某さんが運転する車が飲食店「     」に突っ込み、店を大破させました。けが人はありませんでした。

 

 この記事の何がすごかったって、「   」に入る店の屋号が冗談みたいな名前だったのだ。まあ住職が店に車を突っ込んだという時点でちょっと面白いのですが。じゃ、屋号を入れますね。

 

 

 

 

 住職が車で店に突っ込む

 昨夜遅く〇〇寺の住職、某さんが運転する車が飲食店「タコボーズ」に突っ込み、店を大破させました。けが人はありませんでした。

 

 住職が突っ込む店の名前が「タコボーズ」という奇跡のようなコラボレーションに僕は嬉しくなってしまい、その記事を切り抜いて財布に入れ、しばらくはニヤニヤしていた。バカ。

 

ヘンな記事

kakuyomu.jp