避暑地を目指し、その目的地として丸沼高原を選択した我々なるかみ父娘はその美しい丸沼の湖畔で存分に夏の高原の空気を堪能するのであります。
湖の色が徐々にグラデーションでもって変化している
人出はまあまああるのだけれど、騒ぐ人など皆無なので、かなり遠くの方からも鳥の声がよく聞こえ、日々の喧騒を忘れのんびりと過ごすにはうってつけの場所だ。
フライフィッシングをしている人が何人かいた
僕ら父娘は小島のような場所で岩に座り、しばし湖を眺め、あれこれと物思いにふけるのでありました。
平和に見えるこの写真だけど、僕も娘も生きるのに一生懸命
50年くらい生きてみて、まさか自分があんな問題やこんな問題を現実に抱えることになるなんて・・・としみじみ思ってます。みなさんだって日々精一杯でしょうけれど、多分、僕は人様よりは辛いことが多いほうだと思います。まあ明るく前向きに行くしかないな、と思いを新たにこの場を去ることにする。
空をふと見上げると、まあるい雲が「元気出せよ」とでもいうようにぽっかりと浮かんでいた。元気出すか。
この涼しい水辺で娘は嬉しそうに跳ね回る。なんだか普段以上に娘が愛おしく思えました
澄み切った空気に囲まれ、どこをとっても絵になるこの丸沼に今度来るのはいつだろう
さて、これから山道を回って日光方面に向かい、戦場ヶ原を通って中禅寺湖に寄っていろは坂を下って帰るかなと思い、車のエンジンをかけたところキュキュキュキュキュキュと一瞬かかりが悪い!うそでしょ!と思った次の瞬間にかかったんだけど、あれえ、エアコンつけっぱなしで山道登ったからバッテリーに負担がかかったのか?と不安になる。
この間車検通したばかりだから確かバッテリーは交換したんだけど、やはりこの暑さでつけっぱなしはまずかったか、と不安に襲われる。
幸い、この場所は非常に涼しいので窓を全開にしてエアコンを止めて更に山道を登る。しかしその最中にも僕の脳裏にはこんな場所でバッテリーがあがってしまう恐怖が張り付いている。もしこの後どこかで車を停めてその時かからなかったらえらいことになる!栃木の山奥とかでそれは絶対に避けたいことだ。
という訳で僕は有名な観光地である戦場ヶ原も竜頭の滝も中禅寺湖もスルー!まあ、連休の中日で混雑しており、駐車場探しも面倒だというのもありました。でもやはり一番はバッテリー上がりの恐怖でしたよ。
先ほどの丸沼に比べるとあまりに俗な中禅寺湖
さて、中禅寺湖湖畔はさすがに車が多く、微妙に渋滞。全く動かないこともあり、あまりに暇なので時折見かける廃墟・廃屋をカメラに収めることで閑居を紛らしました。フツーに湖畔にある店がいくつも玄関を閉ざしていた。諸行無常。
有名な観光地といえども、不況は忍び寄る
こちらの建物も大分経年劣化が進んでいる
結局有名な華厳の滝も見ない。まあ、今まで何度も見てるし、お金と時間がかかるだけなのでまたの機会にして激しいカーブがちょっと怖いいろは坂を通り一路群馬・埼玉方面へと向かいます。
さて、国道122号線を南下すると「足尾銅山観光」というトンデモなくブッ飛んでいる素晴らしいテーマパークがある。
B級スポット感がビンビン
今回は時間の都合で寄らなかったけれど、書く事に困った時に、以前下の娘と訪れたときの写真を使ってご紹介します。いつかね。
これが数年前に行ったときの様子。こんな感じでマネキン人形たちがうじゃうじゃといます
結局丸沼からノンストップで運転し続けいい加減体力の限界に近づいた僕は草木ダムのドライブイン(またか)で休憩。まあ、ここまで来ればもしバッテリーが上がっても、近くに親戚の家もあるし、ある程度街も近いのでなんとかなるでしょ、と踏んだわけです。このドライブイン、僕は昔から何度も寄っているが今だ現役続投中!
「旅の駅」などと書いてあるが「ドライブイン」でしょ!
ここにはこのような布袋様がいつもいるのです。初めて来た人ならば珍しそうにお腹を撫でて見たりするのだけれど、僕もう見飽きているのでほぼ無視。
ちなみにここから100mくらい離れた場所には「貧乏神」なる柱に縄をくくりつけた御神体があり、それをぶったたくという変なアトラクションがあります。この日もお金持ちそうな方がぶっ叩いていましたよ。
このドライブイン、中身は昔ながらのいい感じなのですが、やたらと写真を撮るのも変なのでご想像ください。あと、売店で売っているフライドポテトは異常にまずいです。
そうそう、何故かこんな場所で大道芸人がパフォーマンス!
この人の前のベンチに、たまたま4人お客さんが座ったところで(それもただ休憩していただけ)突如軽快な音楽が流れだし、ゴム長風船を使ったパフォーマンスがスタート!ロックされた4人は中座するのが憚られるような雰囲気で、ムリヤリ風船プードルとかをもらわされていた。
車のエンジンをドキドキしながらかけると難なくかかったので、そのままエアコンをかけつつ猛暑の余韻が残る我が家へと車を走らせました。帰宅するボクらを迎えるように立ちはだかる積乱雲が何かを語りかけているようだった。
次の日もプールに出かけ疲れた