予約しておいたNINの新譜が届いた。
まあ、薄々感づいてはいたんだけど、これアルバム扱いデスか!?トレント様!
だって6曲しか入ってないんですけど!日本版を買って2376円ってたけえ!MP3ダウンロードなら1000円だけど、やっぱりCD世代なのでこちらを買ってしまうわけ。
全体的に地味な印象。「BROKEN」や「ダウンワードスパイラル」の衝撃は当然ない。アマゾンの煽りには初期のNINが戻ってきたみたいなこと書いてあったけど、そうか?むしろ枯れたトレントが「もう別に売れる必要もないけど曲ができるし、NINで出しておくか」みたいに感じられるんですけど。
ひょっとしてBROKENアルバムのように
99トラックまで入っていて実は10曲入りじゃないのか?などという淡い期待も持っていたんだけど、フツーに6曲で終了。
いや、もちろんクオリティは高い。でもNINの新譜とすればファンの期待値はもっと高いんじゃないかな・・・。特に先行PVのこの曲が良かったんで
ドラムンベースっぽいリズムにブニャブニャと電子音がまとわりつく
また何か新しいことをしているかも!と思いきや、基本いつものNINでした。
とはいえ、スルメ盤の予感はするので何度も聴くことになるだろうけど。
2曲目のアヘッドオブアワセルフなんかは、ツツタツ、ツツタツとなんだか安っぽいドラムの音が時折挿入されるドコタカタカトコというドラムの、これまた安直なフィルインがで味付けされている。わざとやっているのだろうか。やろうと思えばもっと豪華な音作りがいくらでもできるはずだもの。
それはそうと、この少ない曲数の理由は、前作の「ADD VIOLENCE」とさらにその前のミニアルバム「NOT THE ACTUAL EVENTS」とのミニアルバム三部作ということらしい・・・。
いや、そんなコンセプトいいから、アルバムで出してよ!まとまった作品で聴きたかったよ!やっぱり曲数が少ないと、聞く側からからすれば消化不良なのですよ。
しかも今回のアルバム6曲中2曲がインストで、しかもなんだか音響アンビエント的なサウンド。こういうのが好きなファンもいるのだろうけど、それは「GHOSTS」(アンビエント曲の3枚組超大作)で十分でしょ!
やはり僕が聴きたいのは、フラジャイルやYEAR ZEROの頃のあの突き刺さるようなNINサウンドなんだ!それはファンの身勝手というものかもしれないけれど、50を等に過ぎたトレントに求めるもの違うかもしれないけれど。
やっぱりこういうのが聴きたいんだよなー。もう20年くらいも前か・・・
今回のアルバムで聴ける変化とすれば、サックスの音が効果的に使われているということだろう。よく調べていないからわからないけれど、有名な奏者とのコラボでもしているのだろうか。
とはいえ今度こそ激烈ディストーションアルバムを出してほしいなー。
ムリヤリNINを会話に出してます