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充実の高崎市歴史民俗資料館/地方博物館の面白さ発掘

 僕は美術館や博物館が結構好きで、色々行きました。つい数日前も国立科学博物館で『人体展』を見学してきた。

こちらは大混雑 

www.otominarukami.tokyo

 でもね、こういうメジャーにはない良さがある博物館も色々あるわけですよ。ちょっと検索してみただけでも自分の住んでいる地域にこんなにたくさん博物館ってあるのか!と思うこともしばしば。

 今年のGW、僕なんと9連休でお金はないけど暇はたくさんできた。おかげで色々本を読んだり、どうしようもないデッド映画を観たりと非常に有意義に過ごしております。

 そして今日は特に予定はなかったんだけど、「埼玉・群馬B級スポット」で検索してみたところいくつかの興味深い結果が出て、その中でも一番有望そうなこちらに来てみたわけですよ。

 その名も高崎市歴史民俗資料館』

今日のお供は中2の娘。娘たち、いつも父の変な趣味に付き合わされる。報酬はスタバのラテでした。

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 ネットで調べてみたところ、昭和の暮らしの展示が充実しているとのこと。しかもなんと入場料は無料!建物は群馬のど田舎の官舎を移築したそうです。思いのほか大きくて期待が持てそうだ!

 

 中に入るといきなりこんなに広い。まずは廊下を進んで左手にある「氷」の幟が誘う『だがし屋』という展示室に入ってみる。

 ガラスのケースには土器が展示されている。群馬・埼玉はどこでもこの手の出土品が飾られている印象。ちょっと掘るとすぐに古代の遺物が出てくるのだ!

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「だがし屋」の展示はかなり充実!しかし地方マイナー博物館の常で、客ゼロ!

            今はGWですよ!僕の判断は正しかった

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 では展示をご紹介します。

こぢんまりしていて、あまり系統立てて展示されているわけではないんだけど、モノは結構懐かしいものがそろっている

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      上右のゲームやラジコンをもう少し詳しく見てみよう。

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「パーフェクション」とか、40代後半以上の方にとっては懐かしすぎるでしょう。それから右のラジコンのラインナップ、すごすぎ。僕は6輪タイレルフォードのラジコンをどうしようもなく欲しくて、お年玉を貯めて買ったはいいが、すぐに壊れてしまったという寂しい思い出があります。

 「ニュー魚雷戦ゲーム」もやってみたいなあ。僕の世代だとむしろ映画「バトルシップ」の原作(エレキゲームが原作ってすごいよね)となったゲーム、「ニュー・レーダーサーチ」のほうが親しみがある。ああ、僕の持ってたレーダーサーチ、どこへ行ってしまったのだろうか。死ぬまでにもう一度やりたい。

 

 あとは、とにかく古いものなら何でもいいから展示しちゃえ!という感じが漂ってくるものが多い。

          一応「食べられません」という注意書きがある

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マーガリンの箱とかキャラメルの箱が雑に置いてありました。ビッグレーシングはやりたい

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 さて結構楽しめた「だがし屋」のとなりの展示は「昔の暮らし」です。

         突如出現する囲炉裏。でも火は燃やせません  f:id:otominarukami:20180504190137j:plain f:id:otominarukami:20180504190549j:plain

     この部屋、あまりに情報量が多くて逆にささっと鑑賞するのみ

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 昔のくらしのとなりの部屋は高崎市内にあったという名曲喫茶「あすなろ」の展示が中心。奇しくも特別展示がこの「あすなろ」でしたが、いまいち僕の世代ではなくピンとこな。

 ご覧のとおり、やたらとボンボン時計があちこちに飾られている。もうすこしこの部屋が喫茶店ぽく演出されていたら良かったのにな。

         なんか押し入れみたいなところに無理やり蓄音機とか

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オープンリールなんてもはや若い人にはなんだか解らないだろうな。あと蓄音機も。

            オープンリールデッキ、昔のコンピューター感がすごい

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 あとは雑多に使いようもなさそうな楽器がテキトーに展示されていた。

       大太鼓、バイオリン、尺八という楽器としての共通性を見出すのは困難な状況

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 廊下には少し前に公開されたキングコング 髑髏島の巨神」と自衛隊スペシャルコラボポスターが貼ってあった。これ見て入隊する人いるの?むちゃくちゃ絶望的な戦いを挑んでるんですけど・・・。

          特に上官がサミュエル・L・ジャクソンだった日には

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    さて一階の展示を心ゆくまで堪能したので2階に上ります。

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2階はまた明日!

kakuyomu.jp