先日子供を散髪に連れて行ったとき、待ち時間が暇なので近くのブックオフでCDあさりをしました。その結果。
全部280円!4枚買っても1120円!
久しく聴いていなかったパール・ジャム。
グランジ全盛だった頃、僕はニルヴァーナをはじめとするその手のバンドに熱狂し、その波にあったパール・ジャムももちろんよく聴いていた。『TEN』『VS』は特にお気に入りで、さらにはマット・ディロン主演の映画「シングルス」(1992)のサントラ収録曲「STATE OF LOVE AND TRUST」のためだけに、そのCDを買ったりもした。
これは名曲
ところが『VITALOGY』を期待して買った僕は、「なんか違う・・・」という感想を持ってしまった。
なんかこう、もっと激しい方面にいくのだろうか、と思っていたんだよね。そして、あまりこのアルバムを聞かないまま(スピン・ザ・サークルは好きだった)パール・ジャムから離れてしまった。バンドはチケットマスター問題もあって停滞していたようだけれど、僕の知らないところでコンスタントにアルバムを出し続け(しかもきちんとビルボードに一桁で登場!)現在も続いているようだ。
その久しぶりに聴いたアルバムは40分弱という収録時間の短さも相まって非常にコンパクトかつ、熱量に溢れた内容だった。
中ジャケットも凝っている
エディ・ヴェダーのあのビブラートのかかった甘い歌声は健在。いい買い物だった。
そういえばエディは当時ファッション・アイコン化しており(これはカート・コバーンも同様)、彼の来ていた古着の茶色のコーデュロイジャケットを模したジャケットをどこぞのブランドが出して、高額で販売していたというエピソードを聞いたことがある。当然、エディ自身はそのことに対して苦々しく思っていたようだ。
次はこちら。「ビヨンド・オール・レコグニション」
帯に「新進気鋭の最新兵器」と書いてある。Dubstep+デスコアという非常にわかりやすい説明なのでどちらも好きな僕は即購入。
思った通りのサウンド www.youtube.com
よく言えば新進気鋭だけれど、結局のところ足しただけ。そこに新たな音楽を切り開こうとかいう気概は感じられない。だから、飽きてしまう・・・。上手いし、曲も練られているんだけどね。セカンドアルバムが出ていてそちらは「さらに進化」しているそうです。この手のバンドはいかにジャンルをうまく消化して自分たちのオリジナリティを確立させるかが課題だよね、エンター・シカリみたいに。
こちらは完全にジャケ買いの『THE BONGOLIAN』
こちらも大体思った通りの中身。ビッグビートよりのレトロフューチャーサウンドといった趣。あまり期待していなかったので、思わぬ拾い物だった。
かのDEE=LITEを意識したPV
最後はピチカート・ファイヴ。『ボサノヴァ2001』というタイトルなので2001年の作品かと思いきや、1993年のアルバムだった!
- アーティスト: ピチカート・ファイヴ,野宮真貴,小西康陽,高浪敬太郎,小山田圭吾
- 出版社/メーカー: 日本コロムビア
- 発売日: 1993/06/01
- メディア: CD
- 購入: 1人 クリック: 3回
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これコーネリアスも参加しているのだな。内容は、当たり障りのないおしゃれポップス。今聴いても十分聴ける。そして発売された時期がバブルだったからか、中身が無駄に豪華。
やたらと厚紙でいろいろな写真が封入されている。使いどころナシ!
また買ったら報告しますね。
音楽小説ですよ