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スマッシング・パンプキンズ/パイシーズ・イスカリオット(Pisces Iscariot) の思いで

 『サイアミーズ・ドリーム』のあとに出されたこのアウトテイク集『パイシーズ・イスカリオット』もよく聴いた。

 

Pisces Iscariot

Pisces Iscariot

 

 

 改めてこのCDのことを調べていたら、なんとリマスターでボックスセットが出ているじゃないか!ディスク4枚組の豪華セット。しかもアマゾンでほぼ新品の中古が3000円で売っている!買っちゃった!楽天は8000円とかしたのに、アマゾンすご。届いたら報告します。他のアルバムもボックスセット出ているけれど、まあ、これだけとりあえす・・・。最近、こういうリマスターが多くて。メタリカも旧作リマスターラッシュで特に『マスター・オブ・パペッツ』はYOUTUBEに上がっていたモノが明らかに音質が向上しているので買わなきゃ・・・。

 

      スマパン関係ないけど。ただでさえ画期的な音だったのに、さらに音質が向上している!

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 確か何かのレヴューで、このタイトル「パイシーズ・イスカリオット=魚座の裏切り」は魚座であるカート・コバーンコートニー・ラブをビリーから奪ったことに関しての何らかの関わりがあるのでは、と指摘していた。そして、ビリー自身も魚座である。何かしらの意味合いが込められていると思うのは当然だろう。

 まあ、そういうゴシップ的興味はさておいて、1曲目の『SOOTHE』が僕は大のお気に入りだ。

       なんと美しいアコースティックミュージックなのだろう。

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 この曲、ビリーの自宅のベッドの上で録音したそうだ。ジャケットのライナーにビリーが「よく聴くとバスの音が入っている」と言ってたので耳を済ませると、2:00過ぎのあたりでかすかに「ぶぁー」という音が確かに入ってる!なんか感動。

 僕はあんまりこの曲が気に入りすぎて、早速耳コピして弾き語り、更には似たような曲が作りたくなり、作りました。それが、以前公開したこちらの『一握の砂』という曲デス。元ネタ、これです。

          再生回数3って!ぜひ皆さん聴いてください。パクリがわかりますよ!

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       失礼しました。そうして、二曲目はいつものスマパン節。

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 例のハネる「スタントタン!スタントタン!」というリズムを使ったやつ。その他、珍しくサイドギターのイハがヴォーカルをとった彼の曲「ブルー・アウェイ」も心地よい。

 

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    僕の結婚式の時に入場に使った曲。きっと誰も知らなかっただろう。

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 全体的には『サイアミーズ』に比べると確かに地味なんだけど、中毒性が高いのだ。とにかくこのアルバム、定期的に聴きたくなります。早くボックスセット届け。

 さて、さらにこの時期このタイミングでビデオ作品が発売される。「ヴューフォリア」。

ジャケットの豚の頭を被って万歳しているのはプロデューサーであり、ガービッジのドラマーブッチ・ビグ。

ヴューフォリア [DVD]

ヴューフォリア [DVD]

 

  これはいい作品だった。ビデオの中にも同様のシーンが出てくる。それにしても、ビデオですよ、ビデオ。まだDVDが普及していなかったんだよね。

 

         実物。

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 となりのビデオは新宿エアーズで買ったブートレグ。この他「NO ALTERNATIVE」とかいうライヴ1曲のみが入ったオムニバスビデオも持ってるんだけど実家に置いたまま。

No Alternative

No Alternative

 

 

 

 このビデオ(ヴィーフォリアね)も何度も見たなあ。「DISARM」のロックヴァージョンとか、逆に「天使のロック」や「マヨネーズ」のアコースティックヴァージョンが収録されている。「GEEK USA」のライヴもハイテンションだった。

 面白いのは初来日したときの「SLUNK」を演奏したTV出演のやつだ。視界の三宅裕司氏の顔が気に入ったのか、何故か二度彼の顔が挿入される。そのたび笑ってしまう。

 

  イハが日本人と紹介されるのだが、なんか恥ずかしそう。質問に対するビリーの受け答えもテキトー。

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 なんだこれ。あと、何故か突然「THE FROGS」というバンドが登場し、3分ほどそのクレイジーなライヴ(ギターを投げて暴れたり、ステージ上で爆発が起きたりする)と、「ホモ、HOMO・・・」というサビの、ハイスクールでバスルームの友人にときめいたと歌うハゲおやじの独演が収録されている。

 

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 そして絶叫。仲がいいのかな?全くもって当時意味不明だった。今も意味不明。このバンド、他のレパートリー曲のタイトルが「GOD IS GAY」とかしょーもな。

 後にこのビデオ、DVDで発売されたのだが、それにはライヴのおまけが1時間くらいついていた。久しぶりに観るかな。

 そうしているうちに、スマパンは世界での人気が爆発し、満を持しての『メロコリーと終わりのない悲しみ』がリリースされる。発売日に走った!ビリーがスキンヘッドでびっくり!

続きはまた明日!

 

 ノーオルタナティヴ!

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