人間の営みというのはその人数分だけ存在し、およそ僕の想像もつかないところで想像もつかないことが行われている。
ことはバンド一つとってもそう言えるわけで、この年になっても僕なんてまだまだだなと思うほど色々な活動をしている人たちがいる。知らなかったことがたくさんある。アンダーグウランドな世界に目を向けるともうクラクラと目眩がするくらいに百花繚乱だ。まあ、僕のこのブログ活動だってアンダーグラウンドだけど。
数知れぬバンドが数十年間、日々様々な活動している訳だけれど、そういう中でも特異な光を放つバンドはたくさんいる。
例えば『猛毒』。 こちらはある意味メジャー。３０年以上続いており、色々な方面から（電気グルーヴとか氣志團とか）リスペクトを受けているのでご存知の方も多いかもしれません。僕はそんなに詳しくないので偉そうなことは言えないけれど、とにかく個性的すぎる。
関連バンドのQPーCRAZYなんてもうムチャクチャ。パンク×WWEのような感じ。もはや演奏というよりはショッキング・ショーあるいは見世物だ。観客も命懸け。
こういうのをたどっていくと、どんどん深みにハマってとんでもないところにいってしまう。僕も昔は興味本位でメルツバウ・非常階段や暴力温泉芸者（現ヘアスタイリスティックス＝中原昌也）といったノイズミュージックやボアダムス、そして山塚EYEが昔やっていたものすごいプロジェクトなんかをほんのちょっと聴いていた（聴くというのだろうか）。山塚EYEのライブハウスをユンボでぶち壊したり爆発させようとしたりしたハナタラシ↓
もはやここまで来ると音楽というよりは自己破壊パフォーマンスだ。ノイズといえばベックの初来日に前座として突如登場し、観客の度肝を抜いたと言われるマゾンナ。
普段はどういう生活をしているのだろう。ベックといえば初期のインディーズアルバムの最後に「エクストラボーナズノイズ」といって１１分位の不快な音が収録されていたが、誰が喜んだのだろう？僕か！？
なんかすごいのばかり出ましたけど、メタルに寄せます。
THE冠
いいねえ。カッコいい！
次はレイザーラモンRGが出演のいかにもメタル好きの高校生の日常コントつきプロモおもしろすぎる。会話があー、こんな感じあった！というあるあるっぷり。カセットテープにダビングでハイポジテープでヒューイルイスの上に録音！↓
もっと知名度が上がればいいのにな。
そうして最近かなりお気にりのクセがすごいバンドがこちら『八十八ヶ所巡礼』
無条件に最高！三者三様の個性がスパーク！しかもそれぞれの技量のレベルが高いのでめまいがするほど完成度が高い。それでいて中毒性のあるチューンだ。歌詞の独特の世界観といい唯一無二。
ゆらゆら帝国とかも想起できるけどそれよりはよりテクニカルでプログレ的要素が強い。はたまた日本のプライマスか。ベース、ヴォーカルのマーガレット姐さんは男ですよ。
この曲途中のブレイクダウンでだ、だ、だ、だ、だ、だというリズムに合わせて包丁で野菜を三人できるところがあるんだけど、みんながメタルTシャツ着用。そのチョイスもセパルトゥラとかメガデスとかで笑う。
アルバムも5枚あります。それぞれが個性的で飽きさせない。
アートワークが一貫して同じイラストレーターなんだけど、これアクが強すぎないか。売ろうとしていないんじゃないか。PVもこのキャラがぐるぐる回るだけのとか、少し気持ち悪いのもある。
そうして未だ音源としては発表されていない最新曲『紫光』
ああ、いい曲だなあ！
久々に何回もリピートしたくなった曲に巡りあった。紫つながりで衣装はギターカツヤ氏のプリンス化！これヒップホップバージョンで発売されているんだけど、こちらのほうがより叙情性が強く、ぜひ車で大音量で聴きたい。
各所で言われているけどギターはザッパかスティーブ・ヴァイかというほどの（使い古された言い回しだけれど）変態ギタープレイ。よくもまあこんなフレージングを色々と思いつくもんだ。ちなみにギター講師もしているようです。本物！
いつかテレビの音楽番組に出て世間をあっと言わせてほしいなあ。
この小説じゃあっといわないか
